ミトコンドリア病とは
ミトコンドリアとは生きている人間の全ての細胞内に存在し、
細胞内の生命活動に必要なエネルギーを供給する役割を
はたしている大切な器官です。このミトコンドリアの機能の
低下や異常が起きて様々な臓器に障害が出現してしまった
状態をミトコンドリア病と言います。
特にたくさんのエネルギーを必要とする心臓や脳は異常な
ミトコンドリアが出現しやすい為に、障害を受けやすい事から
ミトコンドリア脳筋症とも言われています。
ミトコンドリア病の種類
*病名としては以下の7つを目にする事が多いのですが、
発見された当初とは概念が変化してきたものも多く、
今後も変化が予想されます。
ミトコンドリア病の症状
(患者さんごとに出てくる症状はバラバラです)
中枢神経 けいれん・麻痺・脳卒中・知的障害・頭痛・精神症状・不随意運動・脊髄症 骨格筋 筋力低下・易疲労性・筋症 心 臓 不整脈・心筋症 眼 視力障害・眼筋麻痺・網膜異常 耳 難聴 肝臓 肝障害 腎臓 腎機能障害 膵臓 糖尿病・消化不良 血液 貧血・出血傾向 腸管 下痢・便秘 皮膚 発汗過多・多毛 内分泌腺 成長障害・低カルシウム血症