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98.10


1998年9月


1998/09/30(水)
寒くなった。そろそろ裸足ではつらい。TVが特番だらけでつまらない。「バラ珍」は好きだけど(島田紳介の司会はうまい)、「目撃ドキュン」は嫌い、なん だか安っぽいから。ドラマはほとんど見なくなった。バラエティが多い。固定チャンネルは相変わらず日テレ。新番組の「奇跡の人」で、山崎まさよしが主演ま でやるのには、びっくりした。映画「月とキャベツ」で主演やったから演技は初めてじゃないとはいえ。「新橋MH」などで、日テレとの関係ができたからだろ か。

でも、「月とキャベツ」は途中寝た。いや、筋は読めたのでいいのだ。最後になって、あれは、「One more time, One more chance」の壮大なプロモーションビデオだと認識した。あの曲は、去年耳にした全ての(数少ない)歌のなかで、No.2。だから、曲が効果的に使われ てる(というより、主役?)ところは良いのだ。もともとは、ビックカメラの有線から流れていたその曲の題名がわかんなくて、家に帰ってから有線に問い合わ せましたもんね。「A−1で夜の7:30ごろで、男の人一人でゆったりしてて長いやつ」。これでお姉さんはわかってくれたのだった。

最近気に入ってるのは、マフィンを買ってきて、バターぬってハムやチーズをはさんで食べること。夏のマイ・ブームはアイスミルクだった。なんのこたない、 氷入りグラスに牛乳注いで、ガムシロップ入れて混ぜるだけ。でも、暑いときにはおいしかった。

山口雅也『マ ニアックス』読了。


1998/09/29(火)
恩田陸『六 番目の小夜子』(ぐんぐん読める)と西原理恵子・勝谷誠彦『鳥 頭紀行』(みもふたもない感じがたまらん)読了。

音楽を聴きながらほかのことができない。音楽は音楽だけで楽しみたい。むかしバイト先のCD屋で好きだった男の子に、「音楽だけ聴く?」という質問にそう いうふうに答えたら、おかしなやつだと言われた。彼自身もそうだったくせに。たとえば音楽を聴きながら本を読めたら、もっと時間が有効に使えそうなものだ けど、しょうがないよなあ。

興味のあることがひとつでも増えると嬉しい反面、そのことについて考えたり費やす時間が必要になるから、気ばかりがあせるようになる。けど、それは時間に 余裕があるからかも。「気が急く」時間があるということ。あせる時間さえなかったら?

今までで一番本を読んだと思うのは、ものすごく忙しかった時と深く悩んでいたとき。電車の中で吊革につかまって読んでいて、眠りこけて本を落としたことも あった。気持ちが忙しさから逃げたいという、「試験まえに掃除しちゃう」心理そのものだったような気もする。限られた時間だからこそ有効に使えるのか、集 中できるのか。

「二足のわらじ」は大変だけれど、そのほうがいいような気がする。どっちも一所懸命になれそうだ。

一番近かったレンタルビデオ屋さんが閉店になった。黒澤明も「エヴァ」もここで借りたんだった。今度なにかビデオを借りたくなったら隣駅まで行かなく ちゃ。

今ちょっと思ったけど、気合が必要な順番って、こうだな。映画(含:ビデオ)>音楽>本


1998/09/28(月)
電車で、信号待ちの停車。外を眺めていたら、今まで気付かなかったものに気付いた。「かんてらこ」と書かれた、小さな黄色い木箱。もひとつの側面に「カン テラ入」と書いてある。そうか。「カンテラ庫」か!(たぶんそうですよねえ) ひらがなで「かんてらこ」なんて、キュートだー。

村山由佳『夜 明けまで1マイル』読了。ものたりなさは残る。

昨日の続き。なんで工事現場の格好に惹かれるか、ちょっと考えてみた。父親はフツーの会社員だったし、身近に現場で働いている人もいなかったはず。近所に 年中工事してた場所があったわけでもない。どこかでカルチャーショックを受けたんだろうか。働いている人は誰でもカッコイイと思うけど、肉体労働している 人を特にカッコイイと思うのは、「働いてるぜ!」っていうのが見た目に即わかるからかなぁ。ケイタイ片手のビジネスマンだって見た目「働いてるぜ!」かも だけど、全然興味がわかない。いやあ。

そういえば、中学の時に、いまだかつて見たことないほどカッコイイ男の人を見たことがあった(今でもそれは覆せない気がする)。その人が植木職人だったん だ。それも、生粋の日本人ではなかったと思う。インド系でも、中東系でもなく、たぶん、アジア系だった記憶がある。

その印象が焼き付いていて、肉体労働している人はカッコイイという刷り込みが行われ、現在に至っているのかもしれない。でも、惹かれるのはおじさんが多い ね。

基本的に、若い人よりおじいさんのが好きだから。おじいさんコンプレックス。「のんびりした感じの隠居老人」 には、しびれる。りきりきしていちゃいけない。静かに枯れた感じが欲しい。だから、このごろ郵便局前にいる、やさしげなおじいさんに、胸がじーんとするの かもしれない。どういう経緯でその入り口の仕事をすることになったんだろうか、さびしくないかなー、おおー、みんな挨拶してよーと一人で馬鹿みたいに思 う。

笠智衆のあと、魅力的なおじいさん俳優がいないと思う。でも、いかりや長介の今後にはちょっと期待してる(キャベジンの車内広告の写真は良くないが)。


1998/09/27(日) (up後 追加&訂正しました)
2年ぶりくらいで会う友達。なにかをするより、話したい気分。でも、雨の日で散歩もままならないので、喫茶店めぐりになってしまった。「友達の定義と は?」っていう質問に、私なら、「何年会わなくても、会ったら話ができる人」と答えるかもしれない。

今年の秋初めての、長袖を着た。グレーがはやりだって? はやりのものを身に付けるのは、あまり好きじゃない。去年買ったグレーのもの、着にくい。人のグレーを見るのならいい。特にグレーを着た男の子には、なぜ か弱いような気がする。もちろん、見かけのみの話。前にも書いたけど、工事現場のおじさんにも弱い。おにいさんでもいいけど。見かけですよ、見かけ。

くらもちふさこの『海の天辺』(集英社の文庫版漫画)を買って帰る。好きだったんだ、すごく。昔、悩んでた時に読んだから印象に残ってる。

「ショーシャンクの空に」をTVでやるね。小気味良くて好きな話。キング自体は、『シャイニング』のこわさがわからなかった経験があるので、それ以外読ん でない。刑務所の話はあまり知らないけど、ベッケルの「穴」という映画は最後の最後の衝撃がすごかったなー。もう一度みてみたい映画。

忘れないうちに。フォションの「ミルクジャム」っておいしいですか。


1998/09/26(土)
2週間ぶりにスケート。私一人だったのでみっちり。別の先生についている小さい女の子が、その先生に怒られっぱなし。女の先生でおまけにキンキン声だか ら、響く響く。リンクにいたほかの人たちが「うわ〜」って顔で眺めてた、聞いてた。しっかし、あんな言われ方しても泣かないなんてエライなあ。レッスン 終って、私が習ってる先生のところに挨拶しに来た。うぅ、けなげ〜。

まだ実家にいる妹たちが食べたいと言っていたパステルのプリンが、まだ売っていたので買って届ける。2回食べてみて、結構おなかにたまるし濃い〜ので、今 回私はブランマンジェにしてみた。個人的にはこちらのほうが好き。

さて、昨日書いた「ちょっと」について。

授業で、あるとき「ちょっとわかりません」という返答に対して、先生は「わからないにちょっともたくさんもあるのか」というようなことを言った。確かに、 「ちょっと」を「わからない」にくっつけるのは、おかしいかもしれない、と思い、それ以来、わからないときは「わかりません」とすげなく言うことにした。 答える自分も気持ちはいい。

それでまた思い出したことがある。会社で電話を受けたら「○○のMだけど、〜〜おる?」という内線。不在だったので「本日は外出しておりまして」と予定を 続けようとしたら、そんなことはどうでも良くて、「今いるのかいないのか」を知りたいらしい。で、次回から即「おりません」と答えることにして、あとは相 手の出方を待ったら、どこに行ってるのか聞かれたり、何回かのそういう電話のあとは世間話(?)が出てきたりもした。

どういう答えが欲しいかは人によるけど、合わせるのも案外楽しい。


1998/09/25(金)
江國香織によれば、父親の江國滋は、彼女が小学一年生の夏休みに絵日記を見せに行ったら「日記は、きょうは、で始めてはいけない。きょうのことに決まって いるんだから」、そしておいうちをかけるように「ああ、それから、私は、で始めてもいけないよ。私のことに決まっているんだから」と言ったそうな(江國香 織 『泣 かない子供』参照)。これを読んで以来気をつけてはいるんだけど、どうだろう、無意識に使いそうにはなるな。

たとえば、本当は、今日の日記は「私は」で始めようとした。具体的に言うと、「私は怒ると黙る」と始めるつもりだった。

書いてみて、「日記の書き方」を思い出したというわけ。

さて、怒ると黙る、について。ちょっと頭にきたことがあったから、いつものように喋らなくなった。もう黙ったらおしまいです。機嫌なおるかどうかは、本人 もわかりません。なんだかスーッと気持ちが引くんだよね。で、頭の中が空白になる。喋ろうと思っても、そういうエネルギーが出ないというか。逆に怒りのエ ネルギーが頭を麻痺させてるのかもしれないけど。とにかく、不思議なほど意固地に喋らない。無理してるわけじゃなく、喋れなくなる。ある人によれば、「黙 り始めたら注意」だと思うらしい。黙るのが一番こわい、と。黙っていられるより、文句でもなんでも言ってくれたほうが気が楽だ、と。

私もそう思います。

ちなみに、たとえば初対面の人と向かい合って黙っていたり、大人数の中で人の話を聞いていたりするのは、怒っているときではありません。ごくごく親しい人 としか喧嘩はしない気がする。でも、それがまた言いたかないけど理不尽な怒りかたなんだ、われながら。わがままだと思う、ほんと。

「ちょっと頭にきた」の「ちょっと」という言葉が気になったので、これについては明日。


1998/09/24(木)
忙しかった。そちらから見れば一対一でも、私からだと一対多なんだよ〜。お願いします。

きのうはあれからヘレン・マクロイ『ひ とりで歩く女』を読んでいて、やっぱり寝るのが遅くなった。

27日に村山由佳のサイン会があるようだ。友達との先約があるから行けないな。それより、気付いたのが遅かったし、サイン会をやる三省堂まで本を買いに行 く時間もないしどっちにしろだめだ。


1998/09/23(水)
北村薫『謎 のギャラリー 特別室』を読んでいたらずるずると夜が更けてしまい、結局、寝たのは午前4時頃。そのわりには、すーっと目がさめた。 その一度目が覚めた時間が9時くらい。ああ、5時間か、と思う。だいたい睡眠時間が5時間なので、身体が覚えているのかと。昔、どこかの雑誌で、人間の睡 眠時間は5時間で充分、それ以上眠りたい人は、結局睡眠が好きなのだ、っていう記事があり、私はそれだ、と思った。5時間なんて短すぎると。睡眠はたっぷ りとってた。休みの日に昼寝しても夜ちゃんと寝られた。でも最近、どこかで多くとってしまうと、しわ寄せがくるようになった。ある日たっぷり寝てしまう と、次に寝るときに眠れない。悩みごとがあっても寝られたし、逆にイヤなことがあると寝て忘れた。睡眠には自信があったのに、くやしい。

小学生の頃は、8時就寝でねー。「あんたは寝ないとだめな子だから」とか言われて無理矢理眠らされた。だから、その時代に流行っていたTVの話題に、とん と弱い。もっと大きくなって試験勉強してても、「早く寝なさい」だよ。

さて、午後は妹夫婦が来ている実家へ行き、姪と遊んだりしてのほほんと過ごした。子供は2ヶ月会わないだけでずいぶん変わる。チュッと頬にキスしてくれた あと照れる、という新しい芸を覚えてた。


1998/09/22(火)
やけどした。やっぱりすぐに冷やさないと痛くなる。少し前にアイロンの熱湯でやけどしたときも、右手だった。手の甲の親指のつけ根部分で、数日経ったら皮 膚の色が変わってきた。ほんとうに、「焼けた」という黒で、一生このままなのかーとあせった。そのうち、その黒い皮膚がむけてきて、再生した。もう跡もな い。あのときは、人間の再生能力(?)というものに、素直に感動した。

ずいぶん前の話。今日のように風の強い日に外を歩いていて、半分視界がおかしくなったので、あー、コンタクトをなくしてしまったと思ったけど、すぐにあき らめた。コンタクトが見当たらなくなると、頭の中にはすぐ「x万円」と浮かんでくる。しょうがないので、新しく作りにいって、生活してた。ところが、目の 奥がときどきゴロゴロッとする。目を傷つけたかなあと思ったんだけどそのうち治るだろうとほっておいた。一ヶ月ほど経ったある日、急に視界が曇った。なん だなんだと思ってコンタクトを外したら、2枚出てきた。つまり、なくしたと思っていたコンタクトレンズは、目の奥〜の方にひそんでいたというわけ。これを 話すと友達はウケると同時に恐怖する。私は、まあそんなこともあるのかー、とちょっとおもしろがってたけど、あぶなかったのかな? ただ、どんなに目の奥にいっても、裏側にいくことはない、ってきいてる。どこかにひっかかってたのかしらん。一ヶ月も?

カレル・チャペックという紅茶店(吉祥寺)から紅茶が届く。おいしいんだ、これが。黒スグリ+アプリコットとか、ブルーベリー+ストロベリーとか。直接行 くと電車賃が割合かかるので発送をお願いしてる。


1998/09/21(月)
本屋に寄って帰る。読んでみたいのが結構あった。ミステリではない気分。読みたい本があるのはうれしいことだけど、一度に2冊も3冊も読めるわけないので (読みかけの同時進行はあるけど、その時目にしているのはやっぱり1冊)、逆に気持ちが急くことがある。ただ、読んでいる間に別の本が気になるというの は、その読んでいる本が大したことない場合もあるんだよね。

電車の中で吊革につかまって立っていたところ、目の前に座っていた男の子の読んでいる本が気になった。見返しが赤で、月報(これってとてもそそられるアイ テムじゃないですか?)がちらっと見える。見える文字は、「世」&カタカナ一文字。本文に段は組んでない。国書刊行会の世界探偵小説全集かなあーと思い、 気になったので、見返しの赤いやつを探してみたら、『赤 い右手』がそうだった。月報の印象も似ていた気がする。確かめるすべはないけど、きっと『赤い右手』だ、と思うことにした。

こんなふうにして、電車の中で他の人が読んでいる本が気になってさがしたことが何回かある。すごく面白そうに思えたんで、必死になって題名チェックして ねー。リー・タロック『イン・アンド・アウト』と、ダグラス・クープランド『シャンプー・プラネット』がそうだったんだけど、どっちも結局合わなくてやめ てます。つまみぐいがおいしいのと一緒です、たぶん。

結局、今日買ったのは、1冊だけ。藤澤房俊『『ク オーレ』の時代』(ちくま学芸文庫)。『クオレ』 は、クサイと言われようと好きなので、ちょっと気になって。京極夏彦の『宴の始末』も買ったけれど、当分読まないと思う。平積みのところに、コピーの「お わび」が立ててある。彼自身が書いたであろう、彼自身のイラストが謝ってる。

井上明久『佐 保神の別れ』、途中居眠りしながらなんとか読了。ふー。


1998/09/20(日)
留守の間は、宮島、広島などへ行ってきました。宮島へ行ったときは、干潮が近かったので水がひいており、水底である地面は、ワカメでいっぱい。まるで敷き 詰めたように。厳島神社の「赤」の色が美しかった。広島では、中学の修学旅行以来の原爆資料館見学。じつは、「印象的だった」 という記憶がほとんどない。真面目に見学してなかったんだろうか。今回、閉館間際にもかかわらず、なるべくゆっくり見学し、読むようにしてみた。説明文が わかりやすく、とてもいい資料館なんだなあと感じた。資料館の文章は、じつはあまり読まない(ほんとの理由は、注意力散漫で頭に入ってこない)んだけど、 するっと頭に入ってきた。

帰りは、サンライズ出雲(瀬戸)に乗って帰ってきた。夜の10:28岡山発−翌朝7:12東京着。岡山で、出雲車両と瀬戸車両の連結 があり、ちょっと人が集まる。若き鉄ちゃんの姿も。どうして連結に、そんなに興味があるんですか。寝台のタイプにいくつかあって、「ざこ寝」タイプをやめ て、個室タイプにしてみた。戸を開けるとあまりのコンパクトさにビックリ! だけど、ちゃんと機能的にできているので、感心もする。ハンガーは取れないようになってる。カギは、暗証番号を入力して開けるようになっている。浴衣(ブ ルーのストライプで、襟つき。なかなかかわいい)が備え付けてある。シャワールームが2つ(かな)あり、シャワー券(カード)を買って、利用できるように なってる。お湯は6分のみの利用だけど(なんか外国みたいだ!)私は2分で充分でした。

こういう夜行電車に乗る前には、ついついお菓子やらジュースやらも買ってしまうんだけど、落ち着いてみると、もうおなかいっぱいだったりする。ヨーグルト ゼリーをなんとか食べきる。翌朝じゃもっと食べられなさそうだし、持って歩くのもなんだし。 「セラ」 (雛形あきこのCMしている飲み物) は、なかなかおいしいので、「サプリ」にかわってこのごろのお気に入り。 「ナチュラルズ」 がマズイと言う人がいるので、手を出したいのだけど勇気がでません。飲み物はたかだか100円くらいのものなのに、結構慎重に選んでしまう。いま、自分が なにを飲みたいのか、それを飲んでいる自分を想像してみて、いちばんしっくりするやつを選んだりして。なんて、イメージトレーニングみたいだけど。

7時すぎに東京駅に着き、そのまま池袋へ移動。マックで軽く食べ、映画をみようかなあと思う。映画をみるなら朝一の回と決めているんだけど、最近起きられ ないので、映画自体をみてない。これはいいチャンスだと思って決める。 コンビニで情報を仕入れる。ついでに、雑誌「Olive」を買ってしまった! ただ単に良さそうだったから。何年ぶりだろ。同じマガジンハウスでも、「an・an」は買わないけど、「BRUTUS」は結構よく買う。記事も面白いし、 広告もカッコイイし、小さいコラムがオシャレで、いい情報が多いし。

で、結局なにをみたかというと「シティ・オブ・エンジェル」。ヴィム・ベンダースが試写会終わって泣いてしまって顔を上げられなかった、なんてきいちゃ あ、俄然興味がわくじゃあないですか。 でもねえ、内容は、うーん、うーん。メグ・ライアンの出る映画は、なぜか私にとってはハズレになってしまう。むぅー。この映画みたあとだと、「シティ・オ ブ・エンジェル」みたんだー、というのが恥ずかしい。

本屋に寄る。 ヘレン・マクロイ 『ひ とりで歩く女』、エリザベス・フェラーズ 『猿 来たりなば』 (ともに創元推理文庫) を買う。二作家とも、旧作を最近読んだばかり(マクロイ『読 後焼却のこと』 、フェラーズ 『私 が見たと蝿は言う』 )なので、雰囲気が頭に残ったまま新しいものが読めるのもうれしい。 菊池寛 「形」の入った新潮文庫も、やっぱり気になるので買う。「形」は、教科書に載ってたので知っているのだけど。

3日ぶりに自分のところのアクセス数を見てみたら、驚いてしまいました。留守にする前が70。100もいけばスゴイぞと思っていたので。ありがたいような こわいようなヘンな気分です。共通の掲示板に書き込むのと、また全然気持ちが違います。ここには私しか書き込みができないわけで、アクセスの数だけ自分の 書いた文字のどこかしらが読まれているんだ、と思うと、なんとも言えない「ダイレクトな感じ」を受けます。正直、ちょっとした恐怖感があります。慣れてな いからねー。


17(木)−19(土)
留守にします。20日にはまたちゃんと書きます。


1998/09/16(水)
手際の悪さがアダになって、時間があればパソコンに向かっている気がする。ああ、なんかちょっとここが気に入らない、もうちょっとなんとか、ここをこうし ちゃえーだので。文字ばっかりでごめんねえ、読んでいる人。でも、美術系にはまったく才能がないから、文字以外には手を出しません。絵なんて描かせたら世 界一ヘダだと思うもんなあ。

台風で、ベランダの鉢が倒れる。どうせまた倒れるのでそのままにしておく。私は植物を枯らす天才だと思う。なんだかいつのまにかダメになる。ミントが繁殖 してこわくなって捨てたことはあったけど。植物が成長するのがよくわかるとこわい。切り花がダメになって捨てるときも実はこわい。生きてる! とか、死んでる! って感じをすごくうける。だから、あまり成長する感じのみられない、成長しきった木なんかがいいのかもしれない。いま、唯一元気なのは、サボテンです。水 もそうそうやってないのに、次から次に花が咲いてる。去年買った黄梅のミニ盆栽も、春に花を咲かせて力つきました。かまいすぎるとダメになって、冷たくす ると元気なんだよなー。皮肉。裏目。無常。育てものはもうやめた。たまごっちもかわいくなかったし、ピカチュウの万歩計もなくした。結局そだてものには縁 がないのかー。


1998/09/15(火)
ともだちの家へ行く。パステルのプリンをおみやげにする。自分が食べたかったってのもある。

『空中ジーンズ工場』 という本の話をきき、わくわくする。インターネット上で知り合った4人が、理想のジーンズを作っていく話。それが、インターネット上では現在進行形で続い ているという。場所はhttp://www.intersky.ne.jp/~rj/rrr/ です。


1998/09/14(月)
髪を切る。外出先から予約時間まであまりに時間があったので、本でも読んでようかと思ったら忘れてきた。しょうがないので本屋でなにかないかとさがす。で も、こういう時に限ってピンとくるのがない。家にある本が恋しい。菊池寛の「形」が読みたかったんだけど、新潮文庫の棚を見てもなかった。しょうがないの で、平石貴樹の『だれもがポオを愛していた』を買って読む。結局、本をさがして終わってしまったという感じ。

夜、TVを見ていたらピーターがいた。ピーターが友達だったら楽しそうだと、つねづね思ってる。


1998/09/13(日)
夕方、カメラをもって散歩にいく。S2bに、いつもの50ミリではなく、80ミリをつけてみた。残念ながら、フィルムは12枚どりしかない。川辺のコスモ スがきれいだったので、いろいろ撮っていたらすぐになくなってしまった。明日買って、花が散る前に撮りたい。本は一冊も読めず。HTML、あちゃこちゃの ファイルを開けたり閉じたりしてばかりいる気がする。つかれた。


1998/09/12(土)
デパートで、ワインフェアをやっていたので、ふらふら眺める。飲むのはたいてい辛口なんだけど、きょうは甘口白に目がいく。マスカットを使った、甘い色の おいしそうなのがあったので。試飲をお願いすると「これは、とても甘いので、いろいろ飲んでから最後に飲んだほうがいいんですよ」と言われる。が、注いで くれたので飲んでみる。ブランデーが添加されているとのことで、相当甘い。次に、少し控えめなやつを飲ませてくれたけど、これも甘い。香りはいくぶんスッ キリしている。これじゃあたくさんは飲めないなあ、と思っていたら、おすすめです、と言って、同じくマスカットのスパークリングを出してくれた。おいし くってジュースのようだ。これにしよう。決めた。この前に、じつは、お昼に日本酒をちょびっといただいていた(ランチについていたんだよ)。お酒には強い のでなんてことありません。いい日だな。

講談社文庫で、江戸川乱歩賞全集が開始。 中島河太郎 『探偵小説辞典』 だけ買う。あと3冊が、仁木悦子『猫は知っていた』&多岐川恭『濡れた心』、新章文子『危険な関係』&陳舜臣 『枯草の根』、戸川昌子『大いなる幻影』&佐賀 潜『華やかな死体』というカップリング。片方だけ欲しい(読みたい)ので、 \1200出すのがちょっとつらい。次回配本は来年の3月なので、少しずつなら買えるかも。

講談社文庫は、少し前に「大衆文学館」というシリーズで、仁木悦子、戸川昌子、多岐川恭、陳舜臣のそれらを出していた。ところが、あれよあれよというまに 店頭から見なくなってしまった。都筑道夫の『猫の舌に釘をうて/三重露出』なんていうカップリングもあったのに。

なんらかの形で出し直してくれるならいいか。


1998/09/11(金)− 12(土)
雛形もできたし、気が向いたので、公開してみることにした。試験運転。作家&作品別リスト作成がキツイ。これでへこたれている毎日。リンクつくるのが面倒 くさい。このところこれにばかり気を取られて、本をあまり読んでいない。気が急いてしまう。


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98.10