Nissan Figaro |
<Pの小屋> |
デザインの統一されたフィガロのオーディオ 壊れていてそのままでは使いにくいので いろいろいじってみた試行錯誤の様子をどうぞ |
クルマを買ってきた状態で、CDが聴けないことはわかっていました。まずCDを飲み込んでくれません。ああ、こりゃダメだと。あとは丸いツマミのボタンにひび割れがある程度で、イルミネーションはきれいだなと。カセットに関してはまったくチェックとかしていませんでした。さすがにもうカセットテープは持っていませんでしたね。 | |
プレリュード>ビートで使っていたナビがあったので、それを付ける気満々で純正のは外しちゃうからいいやと、ろくすっぽ見ていませんでした。 持ってこようとしたのはオーディオ一体のナビ。テレビアンテナはめんどうなので省略するとして、この専用オーディオスペースに普通の2DINオーディオが取り付けられるのか、とりあえず純正のを外してみます。 |
|
上で釣っているステーにビスが4本、背面壁にやはりステーを介してビス2本合計6本で固定されています。画像のオーディオ裏のステーは運搬の都合上、上下逆さまに付けています。コネクタは日産の旧々タイプでリアスピーカーコネクタは無し、あとはラジオのアンテナだけです。 2DINモノを付けるにあたり、カロッツェリアの2DINオーディオ取付キットをヤフオクで落としてきてみた。もちろん中古で、取付ステーが謎の切断してあったりのシロモノでしたが釣る部分にあてがうと、ステーを受けるステー(w)取付穴にボルトがねじ込めました。そのステーだけ付けたのが右の状態です。 あとはケースにナビを固定、車速やらリバースやら配線を引っぱってきて、ビーコンとGPSアンテナコードを持ってきて接続するだけです。他に必要になったモノはラジオアンテナの分配コード(VICS用です)と日産車用オーディオ変換コネクタ。変換コネクタはエーモン製かイエローハットのPBブランドのが手に入りやすいように思います。いちばん最近の日産車用アンテナがカプラーになった20ピンのやつでも、その前の10ピン+6ピンでもなく、さらに古い大きめな10ピン+6ピンのを使います。 |
|
ただ、オーディオ裏に余計なスペースが全くなく配線すら隠せなかったのでまる見えの状態で仮配線して動作を確認して喜んでいました。休日を使っていったんすべて外してオーディオ裏のスペースをひねり出そうと、ダッシュボード下のパネルを全部取っ払ってみました。センターコンソールを外すところからです。 コンソールボックス内の隠し蓋を外したところとコンソール側面のビスを取ってコンソールを撤去。ダッシュ下のボードはグローブボックス下とオーディオ部の左右に見えるビスを全部外せば取れます。 さらにその助手席足下左側、発煙筒のあるパネルの奥にECUユニットがいます。車速パルスはそこからとれました。 |
|
私の車はクリップが崩壊寸前で無理に引っぱると割れそうだったので隙間からカプラーを外してエレクトロタップで分岐させました。配線はご自分で調べていただきたいのでどの線とは書きませんが、画像ではそこはかとなく外側に引っぱってあります。 | |
以前、アゼスト(その前はソニー)のサイト内車種別取付情報で参照できたのですが、ブランドがクラリオンになってから車名一覧にはファイガロがあるもののリンク切れになっています。アルパインの方には車名すらいません。 | |
リバース信号はリバースランプからです。線を分岐させるのは簡単ですが配線は長くなりますね。サイドブレーキコードはふつうアースしてしまいますよね。 ボード裏に配線を全部しまえばいいなどと考えていたんですけど、その隙間は全くないと言ってもウソになりません。相当苦労して押し込んでさあ、起動!うごいたー!やったー。も、つかの間、何かの拍子に起動しなくなりました。CPU冷却ファンは動いているので電気は来ているようですが画面は真っ暗。カロッツェリアにはよくある症状ですね。音がしない車も悲しいので全部撤去して、余っていたカロッツェリアの2DINオーディオを付けておきましたよ。 |
|
さすがに古くてデザインもフィガロには似合わないと思って、やっぱり余っているソニーのに変えてみたものの音が気に入らずに元に戻したり・・・。裏側の配線はまる見えのままです。 | |
しばらくそのままでいましたが、やっぱりどうしてもデザインが気に入らない。フィガロの内装デザインに惚れて買ったのに、これじゃちょっとね。そこで、純正のを修理に出してみました。FMラジオとCDが聴ければまあ良しとします。 見積もりの状態で、まずCDはクラリオンからの部品供給が終わっているために修理不可。カセットの動作確認もお願いしましたが、動くけどモーターとヘッドは要交換、意表をつかれたのがAMラジオが鳴らないそうな。聴かないからいいけどね。交通情報には要るね。あと照明のバルブ切れがいくつかあるのと、外して保管中にツマミを無くしたのでその調達を含めて見積額24000円也。普通のオーディオが新品で買える値段です。CDが使えないんじゃねえ・・・。ヤフオクあたりで動きそうなのを捜すと3万円とかします。 で、結局純正のは照明とツマミ、ラジオだけ修理しておきました。18000円ほど。どうせCD動いてもCD−Rは読まないって言うし、i−podのトランスミッタ買ってきたからもうそれでいいじゃん!と。デザイン優先でね。 |
|
ちなみにこのオーディオはクラリオン製で品番がPN2028Uというらしいですよ。修理に出す人も多いらしいです。電装品屋さんのおっちゃんが「あー、これねー」って言ってた。 さて。直ってきたのを装着。 いいですね。照明もきれいだし、ラジオのチューニングの針の動きが面白くていいです。2スピーカーなのがちょっとがっかりですが、いまはフロントスピーカー重視の時代らしいのでいいでしょう。そのラジオのアンテナだって電動式のロッドタイプですが、上げ下げはスイッチでするのがまた笑います。そのトグルスイッチもフィガロに惚れた部分でもあります。 |
|
ところがです。 ラジオを聞いていて、ときどき勝手に電源が落ちるという症状がでます。でないときは出ないのですが、落ちるときは連続して落ちてしまいます。これを直したらまるごと交換みたいなものなのでは?w。CDの時間とかトラックを表示する窓の照明が点いていないと電源も落ちやすいようです。 仕方ありません。 オーディオは新調することにします。でも純正のは外さないでそのままにして、音は出さないオブジェにすることにしました。あつらうオーディオは1DINサイズのCDチューナー、どうせならUSB端子付きでこの際iPodも聴けるもので物色。2万円程度でいくらでもあります。しかし、どうしても照明の白いのがよくて、それで探すとかなり限定されてきます。で、結局ケンウッドのI−K70Vっていうやつです。 |
|
「V」のないのもあって、1万円ほど定価が安いのですがVはディスプレイの色が変えられます。それ以外の機能は全く一緒。ヤフオクで2万円ちょっとで落としてゲット。今は後継モデルのI−K77っていうのがでてます。そっちのほうがシンプルだしiPodも5世代めまで動作保証でいいんですが、当時は無かったんだから仕方ないw。リモコンも付属でいいかなと。これを純正の下に設置します。 純正は電源2系統とイルミネーションだけ接続で、他は使いません。そこでETCやナビ用の電源取り用コネクタも調達してきてお手軽にハーネスを分配します。画像右のはイエローハットの電源取り出しコネクタ。もちろん、旧々日産用のです。後に製造中止になっているとおぼしきエーモン製のをお店で見つけてそちらを使っていますが、これは車輌側コネクタと純正オーディオの間に付けるもので、常時電源・アクセサリ電源・イルミネーションの配線が分岐して配線を簡単に取り出せるようになっています。エーモンのは電源線がさらに分岐してあって2本取り出せるのでETC用に出しやすいからとあえてイエローハット製をぽいっとw。 |
|
そのコネクタをさらに加工します。オス側の方でスピーカー線を切断、キボシを付けてケンウッドのと接続できるようにします。分岐してきた配線をケンウッドのに接続、電源取りコネクタは普通に純正と車輌側カプラに噛ませます。これで純正はイルミネーションが点くだけのオブジェになります。ラジオチューニング時にランプの付くのがよくて、あえてラジオアンテナ線も分岐させて純正に接続させてあります。アースのためと、ケンウッドへのケーブル延長の意味もあります。 ケンウッドはセンターコンソールの先に両面テープ固定、オーディオ下の蹴込み部分に奥まらせて設置できれば目立たずに付けられるかなと。リモコンがあるから操作性も気にしないですし。 先にケンウッドを設置して、純正をそのあとから付けるのですが、コネクタのはみ出ている分が収まらずに装着できず、仕方ないので配線の出口穴を拡大させました。 |
|
奥行きがないのでコネクタを横に納めるように穴に押し込んで純正オーディオでフタをしてしまいます。ケンウッドに行く配線も純正の背後横からべろーんと出てきてしまいますが致し方ありません。思ったよりケンウッドが手前に来てしまっていて、しかも下の方にいて変なので、使えるかと思ってとってあったステーを使って上に持ち上げてみました。使わずに余っていたマツダ車用2DINのブラケットです。これを両面テープでコンソールにぺたり。マツダ特有の裏側へのボス取付ステーにボルトを通してフィガロの壁側には穴を開けて固定。上に伸びたステーの上の穴でオーディオを固定します。 | |
ちょっと手前に出っ張り気味ですが、もうこれでいいでしょうw。面倒くさくなりました。奥にも空間の余裕はありませんしね。壁紙ちっくなアイボリーのシートを貼って、むき出しのオーディオ鉄板部分をちょっとだけ隠してはみた。照明の色を合わせるのはちょっと難しいです。赤みを強くしてコントラストを落とすといい感じに純正と似てくるのですが、上から見るとイルミに赤や緑だけ見えるところがあってちょっと変です。ついでに、電源オンオフのとき色がぐりぐり変わるエフェクトも余計です。 使い勝手は、悪くもないですが良くもないです。リモコンはほとんど使いませんw。 音の調整がしづらく、私好みの音にいまだになっていません。低音が全く出ないんですよね・・・。 |
|
余談ですが、私の使っているiPod(nano 5世代モデル)をつないで使っていたところ、聴いていた状態からソースオフにしてエンジンを切ったのちに始動したところ、電源を入れてもiPodだけ動作しなくなりました。接続の認識はしているのですが操作ができず曲も再生しないでポーズ状態になってしまいます。選曲や検索もできるもののどうしても再生されません。試しにその状態でUSBメモリに入れたソースは再生できました。 iPodを家に持ち帰ってPCで初期化させたら直りましたよ。なんだったんでしょうね? |
|
|
|
本来、カーオーディオで音がどうこう言うのなら本体よりもスピーカーを純正品から取り替えるのが先なはずなんですけどね。予算が無くて新調はしないでいました。 フィガロの純正スピーカーは楕円タイプのS13シルビアあたりと同じかたちのものです。で、あまりに音が貧相なのでどんな状態なのかとドアトリムを外してスピーカーを見てみようと。 フィガロのトリムはずしはさほど難しくはありませんが、壊れやすくて傷つきやすいように思えます。ドアロックノブを回して外して、パワーウィンドースイッチ部を外して、手すりのメクラ蓋を開けて、そこを含めて見えるビスとクリップを外すと、ぼろん!と取れます。 ※あえて詳しく書きませんでしたが、これを参考に作業して部品の破損や怪我をされても当方はいっさい関知いたしませんのでご承知おきください。この説明だけでピンと来ない場合は真似しない方がいいと思います。 |
|
今のクルマを見慣れていると、さすがに懐かしいですね。ビニールが貼ってありますが、これは触らない方が賢明です。ブチルがべたべたで服が汚れるよ。洗車していたときにも気がつきましたが、トリムに水が入ってきています。やっぱり裏側はカビみたいな汚れが・・・。 スピーカーはなんということのない、紙みたいなのが腐ってちょこんと付いていました。エッジなどもう剥がれてなくなっています。あまりにひどいので、手持ちのと交換してしまうことにします。 |
|
腐れた純正スピーカーは容赦なく廃棄。よく音が出ていたな、と思うほどぼろんぼろんです。出てくるコネクタにそのまま接続できれば簡単でいいですね。無かったら切断してキボシ接続すればいいだけのことではあります。でも+−を調べるのが面倒ですね。逆でも音は出ますが^^ 手持ちのなかに「日産・三菱他用」という謎のコネクタがありました。おそらくプレリュードあたりのを交換したときの余り物だと思います。これが難なく接続できたので使用しましょう。ふたまたに分かれていて「日産・他用」「三菱用」ってラベルが貼ってありましたが、もちろん日産用にスピーカーを繋ぐとして、三菱用の方を見るとキボシが日産とは雄雌逆になっているだけです。そこでそっちはキボシを付け替えた上でツィーターを繋ぐことにしました。 のちにイエローハットでスピーカー変換コネクタを見つけて買ってきましたが、結局使いませんでした。コネクタは入りますがぱちん!と噛む部分が無くてやや不安な感じです。 |
|
スピーカーはプレリュード>ビートに使っていた16cmのと、ビートのウーハーに使っていた10cmのしか余っていません。フィガロの大きなスピーカー取付ブラケットを外すと大きな穴が「16cmのをつけてください」と言わんばかりですが、ここはあえて小さいものの個人的に大好きなJBLの10cmを無理矢理押し込みます。 JBLのPS52っていう10cm円形スピーカーです。中国製で、5” 2ウェイコアキシャルって書いてあります。随分前に、ビートの純正ウーハーのスピーカー交換用にヤフオクで買ってきたもので、一個しか使っていませんでした。単にJBLだからと選んだような記憶があります。これをブラケットにあてがい、タッピングビスで無理矢理ブラケットに貼り付けました。それでしばらく使っていましたが、ツィーターを追加するついでにタッピングビスもちょうどいいのをあつらいつつちゃんと4ヶ所固定させ、エーモンのデッドニングキット入門編を買ってきてスピーカーまわりの穴を塞ぎました。 |
|
作業してたら日が暮れて、寒くてどうでもよくなってビニールの上からデッドニング剤貼っていますから、きっと何の効果もないでしょう。 ツィーターも余っていたので貼ってみた。配線をボディに回すのが面倒なのでドア側に付けましたよ。 リアにも面白がってスピーカーを付けています。とは言ってもそんなスペースがありませんね、このクルマは。昔懐かしいトノボード置きのボックス型も置けません。ヤフオクでなんとなく見つけたのがなんと2000円だったので買ってみたよ。実に妖しい、ノーブランドのCT180なる中国製の、一般的にはツィーターみたいに増設するスピーカーのようです。ところが、クラリオンにも似たようなどころか、どうみても全く同じものが発売されています。これのOEMなのかな?よくわかりませんが、これをリアシートの後ろに置いてみた。 |
|
運転席では音が出ているのかどうかよくわかんないんですが、気分と言うことで。 これだけゴテゴテ付けて、さぞ音もよくなるかと思いきや、あんまり気に入った音が出ていません。ケンウッドの音場調整難しすぎです。もうすこし低音がハッキリして欲しいのですが、ツィーターのチャカチャカ音が耳に付く一方ですねえ。JBLってもう少しいい音出てたような気がするんですが。 |
第2ラウンド スピーカー再取り替え&1DINオーディオ移動 |
HOME |
戻る |