伊豆で温泉とお蕎麦

スーパービュー踊り子号グリーン車でゴージャスに!


2009年10月27日

週一日の休みに大宮からさくっと行って帰ってこられる温泉ということで
スーパビュー踊り子号に乗って行ってみようと、ほんの思いつきで実行に移しました。
面白かったよ。

疲れて、温泉に行きたいなあ。
そこから始まりました。日帰りが出来る、出来れば露天風呂温泉。クルマだと帰りの運転で疲れちゃったりして元も子もないので電車で行ってみることにして、それでも電車一本でサクッと行けて駅からあんまり歩かなくて済む場所で、ついでになんとなくお蕎麦が食べたいのです。
不思議なことに、温泉と蕎麦は両立しないのか、両方ある場所がなかなか見つかりません。
なんとなく、蕎麦には本わさびが欲しいな、と思ったところから、>わさびと言えば伊豆>伊豆の温泉にしよう>スーパービュー踊り子号、という流れになりました。
伊豆急線沿線で温泉施設を探すと、駅に近いところがあんまりありません。結局、行こうとした曜日に空いていて、駅からの送迎があるDHCの温泉に行くことにしました。
さあ、こんどは乗る列車を決めます。と、言ってもスーパービュー踊り子号はそんなに沢山走っていません。ちょうどいいのがなければ普通の踊り子号にするつもりでもいましたが、スーパービュー踊り子3号が新宿9:25発でちょうどいいですね。それで決定です。ちなみに、平日は新宿発ですが土日祝日は池袋発になり、さらに1号だと大宮発ですよ@@;。まあ、平日が休みな私ですからね、仕方ありません。
スーパービュー踊り子3号で新宿9:25発、伊豆高原11:34着、そこから赤沢温泉郷まで送迎バスで行ってふやけたら、あとは適当になにか食べて帰ってくることにします。
そう決めたのは前日の夜です。ついでにグリーン車に乗って行っちゃおうとも。
当日。九時半に新宿ですから、大宮を八時半にでも出れば余裕で間に合います。八時ちょい前に大宮駅に着いてみどりの窓口の券売機へ。グリーン車の空席を見ると・・・車輌真ん中へんに二つくらい埋まっている席があるものの、展望席を含めてがら空きです。迷わず1号車1番D席をおさえて、いそいそ改札へ。埼京線の通勤快速で新宿へ行きます。ラッシュピ−クの時間は過ぎていて、一番混まない前の方の車輌に乗ったとは言え、思っていたよりずっと車内は空いていました。高校に行くのに乗っていた7時台の通勤快速は、若くなければ毎日乗るのは嫌になる混雑ぶりでしたからね。駅に着いてもドアが開かなかったりしましたよ。
9時頃新宿には着きました。スーパービュー踊り子号は5番線からの発車です。いつの間にか特急線用ホームになっていました。平日の朝、がらんとしたホームにはちゃんと売店があってお弁当も売っています。成田エクスプレスもここから発着しますが、ホームの池袋寄りの方は工事中なのか、床がゴムシート張りでなんだかかっこよくないですね。
ぶらぶら歩いて南口コンコースの駅弁売り場で小振りなのをひとつ買い、ホームに戻って売店で飲み物を調達。時間に余裕があるつもりでいたんですが、5番線におはようライナー到着のアナウンスがあって251系がやって来ましたよ。どうやら、そのまま折り返しがスーパービュー踊り子3号になる様子です。
ドアの開く入線時刻は発車10分前位と言っていた気がします。退屈でぶらぶらしていると、おばさま達がお弁当片手にドアの方へ集まってきます。おなじくおはようライナーで来た185系とか見て遊んでいたら、いつの間にかドアが開いていました。SV踊り子号は2輌にひとつでしかドアが開きません。グリーン車は1号車2号車ですから、当然その間の入口になります。アテンダントのお姉さんがいるので切符を見せて乗ると、席の位置を案内してくれますよ。
席は一番前の席だということくらいは、切符わかった時点でわかっています。ハイデッキのグリーン車をずんずん前の方に進んで運転席直後の右側席の番号を確認、どかっと座りますよ。
251系のグリーン車は2+1列になっていて、そのぶんシートの幅に余裕を持たせてあるんだと思いますが、私にとっては隣に誰も来る心配が無くて好都合でもあります。
前方たった2列・6席だけが展望席です。前と後ろとでけっこうな段差があるので、後ろの席でもそこそこ前の景色を堪能することは出来そうです。
運転席との仕切はガラスだけなので当然まる見えです。夜はどうしているんでしょうねえ?。運転席の真上もガラスですが、フィルムが貼ってあるらしくちょっと曇ガラスみたいになっちゃってます。
展望席と普通の席との間に一階へ下りる螺旋階段があって仕切みたくなってます。乗ったときにはなにも案内はありませんでしたが、一階はロビーになっているようです。もちろんあとで行ってみるつもりです。
大宮で席を取ったときは私しかいなかった展望席ですが、男女の二人組が隣にやって来て座りましたよ。あら、ちょっと独り占めかと思ったんですが、おとなしくしていなくてはなりませんね。
発車時刻はすぐにやってきました。1号車は私と隣のカップル、普通の席におばさん二人組だけの様子です。9:25、新宿駅を発車。いやあ、高い位置から優雅に座って眺める新宿駅発車の風景というのも新鮮ですね。
発車して早々に、グリーンアテンダントさんが降車駅を聞いてきつつ飲み物とおしぼりを持ってきてくれますよ。いいんでしょうか@@;。慣れないと戸惑いますよ。隣の二人組は伊東までのようです。
大井あたりまでは妙にゆっくり走っていましたが、神奈川にはいると特急らしいスピードになってきましたよ。やっぱり、前の見える電車っていいですね。10時前に横浜に到着しますが、運転席との壁にある電光表示案内は「新宿」のままですよ・・・。壊れちゃってるんでしょうか。横浜からは正真正銘の東海道線です。湘南電車っぽい風景もいいものです。富士山も見えちゃいますよ。
隣の二人組がいなければなにも遠慮は要らないのですが、とりあえずおとなしくしていたもののお弁当を食べる場所がこのあと思いつきません。なので、いまいきます。新宿駅で買った「復刻鳥めし」なる駅弁です。並んだ駅弁でどれにしようか迷ったら鳥めしにしておくのが信条です。ちょっとぬるくなってきたビールも開けちゃって、電車の進行方向を眺めながらお弁当タイムです。ちょっとだけ落ち着きませんね。
おちついてくると、なんとなく車内を観察してみたくなってきます。つまり、やや退屈w。小田原駅を通過したときに伊豆箱根鉄道の電車が見えました。ああいうローカル私鉄に乗るのもたのしいなあ、来たいなあとか思いつつ席を離れてみる。席にいても、乗務員室のなかには、いかにも後付けした機械が見受けられますし、頭上のエアコン吹き出し口もなぜかガムテープで塞いだ跡があったりで、新しくはない電車なんだと実感します。
さっきからちょっと気になっていた一階に下りてみます。出発のときの放送で、グリーン席専用のなにかだと言っていたような気がします。展望席からだと一般座席との境にある螺旋階段で、ドア寄りからだと普通に階段で行けます。なにやらちょっとしたカウンターがあって、お菓子やら置いてあるのが見えるので、ああ、ちょっとしたラウンジカーかな?とのこのこ入っていき、アイスコーヒーもらっちゃったよ。飲み物はサービスです。グリーン車ってすごいですねえw。小銭入れ出そうとしてしまいました。
考えようによっては山手線と同じなのですが、その椅子がソファになってるだけでこんなにも落ち着かないものかとw。一階席でも窓の外はよく見えて、ちょうど海がきれいでした。テレビがあるものの、故障中でなにも映っていませんでしたよ。ブラウン管のですねぇ。
ドア横にもカウンターがあります。パンフレットと、SVOグッズの案内だけがありました。
がらーんとした車内をうろうろして遊んでみますが、平日とはいえこんなんで大丈夫なのかな?とも思ってもみてしまいます。しかしすれ違う上りのスーパービュー踊り子はけっこうな密度でお客さんが乗ってます。グリーン車もいっぱい。どうなってるんでしょう??
単線の、なかなか険しい海と山の間を行く伊豆急線を進んで、ちょっとひらけると伊豆高原駅です。面白かったスーパービュー踊り子号のグリーン車もここで降りなくちゃ行けません。東急8000系改の電車や、リゾート21の中間車のいる車庫が見えてくると伊豆高原駅到着です。時刻は11:34。
車庫と工場が駅に隣接した駅です。小さい頃に家族旅行で来ているはずなんですが、全く記憶がありません。その後行った河津や下田は覚えて居るんですが、電車がいっぱいいたはずのここだけ記憶がない。あの頃は100系や1000系だらけで、あんまり綺麗な電車という印象は無かったのですが、冬休みに親戚でわいわい来た印象でいい方に伊豆急を見ています。でも、今じゃ東急の電車に100系の色付けた4扉の通勤電車です。こんなところでもラッシュはあるのでしょうが、ドア4枚もいらないんじゃない??。
それでも、やっぱり5〜10両編成だった電車を3両編成にしているので、無理矢理改造したあとが見えてちょっと楽しいですよ。セミクロスシートにしてあったり、トイレ付けたりね。
ホームを含めて駅構内はやけに広々しています。駅舎は一段上にあります。
留置線には、リゾート21改の黒船電車がいます。夏場は見てるだけでも暑苦しい真っ黒な塗装は、ありそうでなかった電車です。奥には、あれはロイヤルボックスですかねぇ?中間車が切り離されて置いてあります。そして中程にクモハ100がいますよ。入替用に残っているとのことです。
ちょっとで上りの普通列車が来るようで、どうやらリゾート車らしいのでそれを見てから改札を出ます。
来たのはアルファリゾートでした。派手ですねえ。どうしてこんな色にしちゃったんでしょうか。しかし、これが普通列車だと言うんだから豪勢ですよ。帰りにでも乗れるかな。ホーム脇にジュディ・オング資料館なる広告看板を発見。行ってみたい気もしますが、今回はそんな時間ありませんので、またこんど。
ぽつんとホームに残ったのは私だけのだだっ広いホームは、日差しが強くて暖かいのを通り越して暑いです。改札を出て赤沢温泉行きのバスまではまだ時間もあるのでぶらぶらしていると、駅舎の二階になにやらあるのを発見。行ってみる。
伊豆急の小さな資料館ONETWONINEという、そのままな資料館でした。歴代の伊豆急の車両達の写真や部品が展示してあって、見学無料です。ONETWONINE=129は、「いずきゅう」だそうです。東急系らしいですねえ。(なかの様子はこちらにあります
ところで、目的地の温泉へは送迎バスがあるので、それにあわせるつもりでのんびりしています。これを書いている今(H23年)は、1時間に2本走っているようですが、行ったこのときは毎時1本で、スーパービュー踊り子で着いたときにちょうど出ていくのが見えたので、1時間調整して遊んでいるつもりでした。ところが実は、スーパービュー踊り子号の到着時間にもバスがあることを知ったのは、のほほんと乗り場を探して見つけて、目の前で青いバスが走り去ったのを見たときでした・・・。そういえば、サイトで見た時刻表にもそう書いてあったような。。。。
仕方ないので駅に戻って、展望台とかあったので伊豆大島とか眺めて時間をつぶします。駅に隣接する車庫もよく見えて、クモハ100の姿も見えました。
伊豆高原に着いてから1時間も経ってます。つぎの送迎バスが現れて、5〜6人が乗り込んで12:30頃出発。日産シビリアンショートのマイクロバスで、運ちゃんがご丁寧にマニュアルどおりの案内をしながら、いくつか赤沢温泉郷の施設を経由して行きます。わたしが行ったときは、2〜3か所経由して日帰り温泉が終点でしたが、今はルートが違うみたいですね。道路は空いているので15分ほどで日帰り温泉に到着。駅で乗った全員がここで降りましたよ。もちろん、無料です。
で、ここはDHC赤沢温泉郷というところの、日帰り温泉施設です。「0120・333の906〜♪」の、DHCです。伊豆近辺で日帰り入浴のできるところを探していて、駅から程近い・又は送迎がある、月曜日に開いている、の条件で決めたところ。大きい施設ですが、いくつか探してやっとたどり着きました。
やはり車で来るのが普通な場所ですが、日帰りでスーパービュー踊り子号との組み合わせにするとここか河津温泉しかないように思います。
思うより人の多いロビーを通って受付へ。入館料は、ちょっと驚く1200円。まあ、仕方ない。
海岸沿いの高台に建っているので、眺めは抜群です。大浴場は露天でもあって、その眺めのまま温泉でふやけていられます。いろんな種類のお風呂もあるし、平日でそこそこ空いていたので、ゆっくりできたよ。
浴場はもちろん、脱衣所とかも尋常じゃなく広めできれい。タオル、ソープ&シャンプー系、ドライヤーまでは完備なのは考えられますが、なにやらちょっとした化粧水とか綿棒とかアメニティ類が充実しちゃってて、ちょっと素敵かもしれません。ただ、浴場や脱衣所を、清掃見回りのおばちゃんが普通に歩いているのはギョッとします。タオルとか分厚くて高そうなのを使わせてくれるのですが、やっぱり持って帰っちゃうたちの悪い人もいるらしく、このままでは提供できなくなるからやめてください、みたいな張り紙がありました。
売店や、お食事のできるところももちろんあるのですが、やけにそこは人がいっぱいで、座るところすらありません。汗が全くひく気配ないので、売店でDHC海洋深層水なる水を買って、バスの時間が近そうなので出ます。
お風呂は広くて、眺めがよくて、素敵な温泉でした。また来てもいいと思った。
乗り場にまだ送迎バスは来てなくて、待っている人が数名いた。水飲みながら待ってると、途端に体が冷え始めるから不思議です。この水、結構高かった気がしますが、ちょっと美味しいと思った。ただ、単品では普通に売ってなくてDHCで24本入りからでしか買えませんね。ここに来れば、1本で買えますが高かったですw。170円だったかな。
送迎バスで伊豆高原駅に戻りますが、風呂上がりのバスは眠いですよね。ある意味幸せな時間です。
伊豆高原駅に戻ったのが14時頃。このあとどうするかは決めていませんが、お蕎麦でも食べたいとは思っていました。なんで伊豆で蕎麦か?。伊豆と言えば山葵が思い浮かびますが、蕎麦に付くワサビってあんまり本ワサビだったことがないのに不思議に思い、伊豆に来れば本ワサビで食べられるんじゃないかと思ったのが、実はこの伊豆に来る発端でした。探すと、河津のあたりに自分で擂るワサビの付くお蕎麦屋さんがありました。温泉も近いのですが、月曜日(火曜日だったかな?)は温泉が休みであきらめた。で、伊豆高原周辺だと、どういうワケか駅からとんでもなく離れたところにしか見あたらないのです。伊豆高原の駅舎内にもお店はありますが、パッとしません。なにより、そば屋が閉まってるww。
このまま引き返せば、夕方には帰れます。電車の時刻表を見ていると、上り普通列車が30分後くらいに来ます。そして反対の下りは、踊り子号がすぐやってきます。ちょっとだけ考えて、せっかくだから下田に行ってしまえ!と、伊豆急下田までの自由席特急券と切符を買ってホームに走りました。特急券は400円でしたが、切符が1150円にはびっくりした。
伊豆高原駅14:09発の踊り子115号に乗ります。
自由席の特急券なので、空いていてくれることを望んでいましたが、拍子抜けするくらいガラガラです。車両のまんなか変を陣取る、社員旅行っぽいおじさんの一団がやけににぎやかで、その近くの外人さん数名も楽しそうに話しているのが聞こえる。横の席をみると、カーテンやリクライニングが使われたままなので、もう降りてしまったのでしょうね。
185系はそんなに乗ったことがありません。転換クロスシートの、ほとんど急行みたいな電車というイメージがやっぱり消えませんけど、さすがに今は普通のリクライニングシートが付いています。
伊豆熱川、伊豆稲取、河津とこまめに停まると、お客さんはどんどん降りていき、下田手前ではほとんど私だけになってました。トンネルだらけで車窓も楽しくはなく、うとうとしかけた14:47、伊豆急下田に到着です。
行き止まり線の伊豆急下田駅、子供の頃に親戚と旅行で来たのをよく覚えています。もちろん、伊豆急は100系だらけでした。157系あまぎではなく、新幹線と伊豆急で来たっけ。
線路の突き当たりホームに、100系の車輪が展示してあるのですが、飾りばかり目立って車輪はまったく目立ちませんw。向こうのホームに、さっき伊豆高原で見たアルファリゾートがいます。ちょっと中を覗いてみた。海側を向いた席が楽しそうですね。トンネルが多いだけに、照明もちょっと飾りっ気がありますか。
改札を出ると、ホテルや旅館の案内の人がいっぱい待っていて、ちょっとびっくり。うわー、泊まりて〜。調べたことはありませんが、伊豆はひとりで泊まれる旅館とかあるのだろうか?。オフシーズンだけとかでも、おひとりさまに部屋をあけて欲しいと思って、すでにかなり経ちます。ネットでの予約が当たり前になってから、やっと独り泊もできるところが増えてきましたよね。
で、下田まで来てしまったので、「下田 蕎麦屋」あたりでググるとすぐ出てきたお蕎麦屋さんがあるので、行ってみる。
「いし塚」っていうお店です。お店ではサイト等を持っていないようですが、お店ナビ系でいっぱい出てきます。それなりに有名な様子ですね。駅から歩いて10分足らずだったでしょうか、すぐ着きます。
平日で、お昼時を外した変な時間ですが、お客さんはちらほらいます。お座敷の席に座ると、風呂上がりでふやけた体に、畳敷きがものすごい安楽感をもたらしてしまいます。お腹はあまり空いていないし、帰りの電車でなにか食べてみようとも思っているので、おろしそばを頼んでみた。聞いていたとおり、「大盛りもできますけどどうしますか?」って聞かれた。あえて、並盛にする。
おろし蕎麦大好きなので思わず頼んじゃいましたが、よく考えたらワサビと蕎麦を食べに来たんでしたよね。大根おろしの辛みだけで、山葵さんの出番ありませんでした。その山葵ば、擂った本山葵っぽかったですよ。
お昼とかは並んじゃうくらいのお店らしく、おいしくいただいてきました。このためだけに下田まで来てもいいのかもしれない。
駅からここまで、見回しても銀行やATMが見あたらなかったので、このお店で聞いてみたら、ご丁寧にお店の名刺裏地図に書き足して教えてくれた。二重にすばらしい。また来ようっと。
銀行へは、引き落とし口座に現金を入れたいだけなのです。ネットでできたとしても時間が遅いので、現金を直接その口座に入れるしかない。聞くと、駅の向こうのスーパーにATMがあったとのことで、いい天気の下田の街をぶらぶら歩きながら、駅をいったん通過してそのスーパーへ。東急ストアの駐車場にスルガ銀行のATMがありましたが、提携ができてなくて入れたい口座に預け入れができない。結局、ゆうちょ銀行からならできるようなので郵便局を探すも、これまたちょっと歩く。仕方ありません、行かなくては。
下田の街など歩いたことはありませんし、下調べも全くしていないので、携帯のナビタイムで位置を探して歩く。この頃、当時の携帯の機能に限界を感じ始めました。やっとの思いで郵便局で預け入れを済ませて、ふと気がつくと3時半です。帰りはスーパービュー踊り子10号になりますが、下田発は16:05です。30分切ってます。早足で、ひと気の少ない商店街を抜け、へんな人魚像が欄干にいる橋を横目に東急ストアを通過、10分ほどで伊豆急下田駅に戻ってきた。また汗かいたw。
駅の、降りた口とは違う側に来ましたが、なんのことはなく入口と出口は完全に改札が分かれているだけでした。旅館の案内の人々は相変わらず特急が着くたびに大忙しっぽいです。向こうの方に小山が二つ連なって、ロープウェイも通っているみたいです。寝姿山と言うんだそうで、女の人の寝姿っぽいからそういうんだとか。ビルがあってよく見えませんね。
みどりの窓口で切符を買いますが、ヤケでまたグリーン車です。乗車券だけが行きより延びて、特急券とグリーン券は同額です。改札に入って、お弁当ないかと思って見回すもすでに品切れ。焼き鯖寿司と缶ビールを買って、ドアの開いている251系に乗ります。
ちゃんとは見ていませんが、行きに乗ったのとは別の編成のようです。こんどは2号車3番A席。あの展望席はシートの向きが変えられないようなので、それでいいのです。席に行ってみると進行方向右側=海側の1列席。いいですね、来るときとは反対側で、海を眺めながらビール呑んでいられます。
2号車には私以外に4名のみ。席につくと早々にアテンダントさんがやってきて、飲み物をくれます。荷物置いたり、持ち込んだもの広げたりしてるうちに、16:05スーパービュー踊り子10号伊豆急下田駅を発車。
帰りは池袋行きです。土日祝日だと大宮まで行くんですけどね。
下田駅で相当な西日でした。走り出したら日はみるみる落ちていって、あっという間に日没です。トンネルも多いし、ビールあけて眠くもなってきます。せっかくグリーン車乗ったのに、寝ちゃうのももったいないか?否!グリーン車は快眠できてこその車両なのです。新幹線だって、あの普通車の狭っ苦しいうえに騒がしい空間に2時間も3時間もいられるかよ!と思ったときのためのグリーン車です。泣き叫ぶガキはまずいませんし、おばはん達も空気を読んでるのかわりと静かです。缶ビールをあける音がたまにして、お弁当を食べる人が出発直後にいたり、パソコンのキーを叩く音が聞こえたりするのも最初だけで、じつに静かな空間で、枕の張り出したシートバックのおかげで、かなり快眠できますよ。スーパービュー踊り子号はさらに人が少なくて、一人席なのがちょっと違和感ありますが、かなりの快眠推奨シートです。
ところが、なぜかトイレに行きたくなる回数が尋常じゃなくなってきます。温泉で買った水と、今飲んだ缶ビール、お蕎麦屋さんのお茶と蕎麦つゆくらいしか水分は口にしていないのですが、とにかく座ると途端にトイレに行きたくなる。しかも我慢ができません。壊れちゃったのかと思いました。
あの水ですかねー?。硬水ですし。体に合わなかったのかな。この症状、1週間近く続きました。トイレに立つのも面倒なので、寝てやりすぎごすことにして無理矢理寝る。起きたら伊東で、リゾート21がいた。
外は真っ暗で、たまに起きてもすぐに目をつむってしまいます。
気がついたら横浜を過ぎていて、やけに見慣れた風景です。横須賀線に挟まれてゆっくり走って新宿駅に到着。降りる支度をしていると、遅れている到着列車の発車を待つとか言っています。何かと思えば、上りの特急きぬがわ。入れ替わりで、スーパービュー踊り子発車。
ほんの少し遅れたようですが、気にならない程度で7時過ぎ池袋駅に到着。平日はホームに余裕など無いと思うので、さっさと大宮あたりまで持って行っちゃうのが、逆に利口だと思うのですが行ってくれません。余談ですが、大宮まで行くときは赤羽あたりから北斗星と併走します。
伊豆って近いように思えますが、下田から実に3時間です。3000円プラスしてグリーン車に乗る価値はある時間だとは思いますよ。
池袋からの帰り、遅れている列車の案内が適当すぎて腹が立ったんですが、なにがどうだったのかは忘れました。湘南新宿ラインが遅れていて、それが来る前に、さっきのきぬがわ485系回送が来たんだっけな?。で、結局そのあとのに乗ってさいたま新都心で追い抜いたのを見たんだっけな。
大宮駅20時前着、20時ちょうど帰宅。下田で買ったお寿司は、帰ってから食べました。

思った目的はすべて果たせた旅でした。面白かった。
伊豆急下田駅は駅弁がそれなりに面白いはずなんですが、行ったときはなにも残ってなかった。伊豆高原で仕入れてしまえばよかったですね。
踊り子号と言えば、修善寺行きもあります。天城越えして下田まで結ぶバスもあるはずで、それでぐるっと回ってくるのも面白いと思います。西武101系に乗って来て、バスで下田、蕎麦食べてグリーン車で帰るっていうのもいいですね。温泉は修善寺にもありますし。
特急踊り子号は、その後減便されています。251系も185系もそう新しい車両ではありませんが、代替え車の話などは出ていませんね。いまや、「乗ってみたいな」と思える列車も少なくなってきました。手近で気軽な踊り子号あたりで、まだまだ遊べそうな気がします。
グリーン車で行っても片道1万円ですよ?。お手軽な贅沢だとおもいますよ〜。


かかったお金
大宮〜伊豆高原 乗車券 3160
SV踊り子号特急券 2070
〃 グリーン券 2750
赤沢温泉入浴料 1200
伊豆高原〜伊豆急下田 乗車券 1150
伊豆急線自由席特急券 400
伊豆急下田〜大宮 乗車券 4090
SV踊り子号特急券 2070
〃 グリーン券 2750
合計 19640円

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