トロッコ列車に乗りに行ってみよう

交通科学博物館にも行ってみたい


2009年6月9日


ちょっとした気まぐれの、思いつきでトロッコ列車乗りに行こうと(笑)。
普通に休日を使って、朝に新幹線に乗ればなんということはなく行って帰ってこられるのですが、なにせ週に休みは一日だけ。休むことも休日に織り込まないと死んでしまいます。ならば、早く現地について早々に切り上げれば夕方には帰ってこられます。
そこで夜行高速バスを思いつきました。このご時世ですから価格競争も激しい様子で、やっすいですねえ。ツアー扱いのよくわからない会社のや、大宮発の京都経由とかもあるのですが、21時過ぎ発で仕事が終わってから行って間に合うか微妙な時刻です。そこでいちばん遅い時間に首都圏発車で捜すと、JRバスのドリーム号が東京駅23:10発の京都駅6:41着というのがあります。それで行けば、トロッコ列車の始発(笑)に乗れて、そのまま帰ってきてもまだ全然午前中、ならば大阪へ行って交通科学博物館にも行ってみようじゃありませんか。おっけぃ、そうと決めたのは出発当日の夕方ですw。
仕事中ですから、ネット画面ばかり見ているわけにもいかず、決めたら即動いてしまわないと時間だけが過ぎていってしまいます。まずバスの座席をおさえてみる。ホームページでネット予約もできるようですが、会社のはセキュリティ上どうにも信用できないので予約センターに電話をかけてしまいます。受付時間が18時とかせいぜい19時までなので、電話番号だけメモっておいてかけられるときに携帯からかける!。今日の今日でしたが平日だからですかね?席はまだあって、お金を近くのコンビニで払ってチケットを発券して持ってこい!とのこと。電話では謎の番号を2つ言われるのでそれをメモっておきます。
さて。案の定9:20に大宮駅にいることなど不可能な時間に終業、家には帰らずにあらかじめクルマででも電車ででもそのまま出かけられるように準備だけはしてあったので、いそいそ帰り道のコンビニでチケットを受け取ります。サンクスで、コンサートのチケットとかを買う端末で画面とにらめっこです。よーく観察していれば、JRバスのチケット発券までたどり着きます。そこで言われた番号と、伝えた電話番号を入れると紙が出てくるので、それをレジにもっていってお金を払うと乗車券という名のチケットをくれます。ちなみに7000円でした。
東京駅に11時ということは、10時前に電車に乗っていれば余裕で間に合います。途中、松屋にでも寄ってご飯食べていこう〜なんて思っていたんですが・・・・。
コンビニを出てすぐの、国道に出る交差点の右折車線。手にしたチケットを見ていたので、やや前の車との間をあけて停まっていました。2mは優にありましたね。ふと、前にいた車のリバースランプが点きます。ゆっくりバックしてきて、「止まるのかな?」と思っていたんですが、あれ?あれ??と思って後ろの車との間隔を確認する間もなくズドン!。
冗談だろ?
小さなビートとステップワゴンですが、ビートはバンパーとボンネットに損傷、幸いヘッドライトは何ともない様子。相手のステップワゴンはバンパーがずっこけてます。すぐに降りてきた相手の方は自分の非を認めて警察への連絡も迅速だと思ったら、ご自身も警察官だそうでw。
パトカー呼んで現場検証ももちろんしますが、とにかくわたしは11時に東京駅に間に合うのかだけが心配ですw。
ご飯を食べる時間はありませんでしたが、10時前には大宮駅で電車に乗り、上野までグリーン車でゆったり、山手線で東京駅には22:45頃に着いていました。
工事中の八重洲口は高速バスの乗り場になっています。高校生の頃にやはり夜行バスで大阪に行ったことがありますが、そのときとさほど様子は変わりません。地上出口は、ずらっとバス停が並んでいます。京都駅行きドリーム号は2番乗り場。前のバスがちょうど発車していって、京都駅行きの到着を待つ人が列を作り始めていました。並んでも席は変わらないので、何か食べるところとかないかな?と、うろうろしてみるも、八重洲口は工事中でなにもないのですね・・・。改札の中に入るのもなんですしね。おとなしく待つことにします。
先に2番乗り場にいたバスが出て行くと京都行きに乗るらしい人たちが列を作り始めます。どうせ席は指定なんですから急いでも仕方ありませんよね。アナウンスがあってドリーム京都1号がやってきます。列に並んでコンビニで出力したチケットを出してバスに乗ります。席は2階の9C。階段を上がってすぐの進行方向右側単独席です。3列シートになってはいますが、左2列はだいぶ接近していて2+1列が正しい表現なんじゃないかと。
座ってみてまず思うのが「狭い」・・・。大きい荷物は乗る前にトランクへ置いてもらうのが賢明です。日帰り一眼カメラ入りの荷物ですら相当邪魔です。置くところなんてありません。足下です。シートピッチも半端じゃなく小さくて足を伸ばすなど全くの不可能。これはつらい旅になりますよ?w。
定刻でバスは発車します。当たり前ですが乗務員はワンマンで運転手さんが走りながら注意事項や到着時刻の案内をして、わたしには見慣れた日比谷通りから国道1号線に折れて皇居をみながら走ります。
一本前に出たバスはレディースドリームだったと思いますが、この環境では女性は専用のを選ぶのが賢明ですね。値段の安さ、時間帯、そして女性が専用便でとなると残るのは貧乏学生となりそうな印象ですが、まさにそのとおりですww。無礼者だらけですねーw。前の席の男は先に乗っていてシートバックをめいっぱい下げているのでわたしがは座りにくくて仕方がない。すでに発車前に柿の種とビールで良い気分らしいです。さらに、さっさと寝てくれればいいのに、ぎっこんばっこん動くから落ち着きませんよ。あー、うぜえw。はやく寝てしまうのに限りますが、ビールなんて買っておかなかったなー。
首都高速に入ったのは霞ヶ関だったかな?。案内どおり渋谷を通過した頃、車内の灯りが減光されました。起きていても腹が立つのでカーテン閉めて寝ることにしましたよ。足の収まりがどうにもよろしくなく、なかなか寝付けませんでしたね。
0:30頃、東名の足柄サービスエリアで休憩停車します。減速すると目が覚めるのは不思議ですよね。アナウンスの前に置きました。案内は大きめですし車内も明るくなって人の移動もあるので、嫌でも目が覚めると思います。のどが渇いたのでお茶を買いに一回外に出ましたが、戻って座って発車前に寝ちゃいました。あーせまいw。
明け方にもう一度どこかで停まりますが、乗務員さんの交代の為だけのようです。
次に目が覚めたときには高速は降りていて、一目で京都だとわかるところを走っていました。修学旅行で見た風景と同じですw。
京都駅到着の30分くらい前に案内の放送があります。出発の時はJRバス関東のひとでしたがJRバス関西の運転手さんに代わっています。案内がどこかぶっきらぼうに聞こえるのは気のせいでしょうか。
6:20、予定時刻より早く京都駅烏丸口に到着、チケットはここで回収されます。あー、せまかったw。できれば乗りたくないですね、もう・・・。料金5割り増しでもいいからもっと座席のゆったりしたのないのかな。一階席をグリーン車やファーストクラスみたいな席にしてくれればなー。
さて、京都駅は驚くほど人がいません。6時とはいえ、平日ですからもっと人がいてもいいんじゃないでしょうか。8時過ぎの電車に乗ればいいのですが、それまでなにしていようかと・・・。お寺巡りはもっと時間が欲しいですね。京都駅なら電車みていても退屈しないかな?。人気のない駅へとりあえずGO!。トイレに行きたいのですが、どうせならきれいな方がいいので入場券買って新幹線改札へ。
通勤時間帯のはずなんですが、どうにも人がいません。気味が悪いです。トイレを済ませて、せっかくなので新幹線乗り場に行ってみる。東京駅でみるのと電車は変わりません。あたりまえですねw。ホームの端にいた保線用車両の方が面白かったかもしれません。駅弁も期待できそうにないなー。
下を行く在来線の電車はステンレスの通勤形ばかりでこれまた興味が湧きませんねえ。昔はあんなに通勤電車が好きだったのにw。103系や201系語らせたら止まらないよ?。
ただ、ときどき117系が走ってくるのが見えます。間近でみておこうかねぃ。
期待しないで在来線改札を通って真っ先に見た電車で色めきだちます。

おおおおおおお!103系ぢゃないですかぁぁぁ!
奈良線ですか。ノーマークでしたからかなりびっくりしました。関東圏では絶滅して久しい103系、なんと初期型ですよ。戸袋窓が埋め込まれているとは言えグロベンも残って、音もそのままのまさに103系です。おおおお、京都まで来てよかったw。
次も103系が来たよ。こんどはユニット窓・低運転台のタイプ。221系もときどき来ましたが、103系もまだまだバリバリ現役ですね。
117系が見えたので移動しようとした頃には通勤の人々がだいぶ増えてきましたよ。
結局、全く飽きることなどなくホームを移動しまくって電車を眺めていられました。
ふと見上げるとホームの屋根が木造だったりして風情を感じます。近鉄の電車も見えたけど見に行けませんでしたね。
さて、嵯峨嵐山に向かう電車は山陰本線のはずですが、そう言えばさっきからそれらしい電車をみていませんね。捜すと外れの方に30番線で始まるホームがあって、そこが山陰本線:嵯峨野線乗り場になってました。時刻表を見ると、ぼちぼちのペースで電車は本数があります。何本かやってくる電車をみていたのですが221系しか来ないので、適当に乗って行くことにします。8:09発園部行き221系に乗ります。
ごく普通の住宅地を走って、8:30前に嵯峨嵐山駅に到着。降りたホームからトロッコ列車が見えますよ。しかし、トロッコ列車の始発は9:50発です。1時間以上もありますよ。京都駅で朝ごはんしてくればよかったですね、嵯峨嵐山駅前にはなにもありゃしませんよ。なので、トロッコ嵯峨駅のお隣にある19世紀ホールでぶらぶらします。
嵯峨嵐山駅を出るとすぐトロッコ嵯峨駅があり、その隣にV字型のSL動輪のオブジェとD51ナメクジが見えます。その奥が19世紀ホールですが、トロッコ駅の方からもつながっているので入れますよ。DE10の見える改札口の反対側に、変にリアルな人形の乗ったトロッコがあって、その横から19世紀ホールにはいるとお掃除している人もいますが入ってかまわないようなので勝手に見学します。
動輪オブジェ D5151
人車のレプリカ
ここがなんなのか、よくはわからないのですが嵯峨野観光鉄道の施設らしいです。屋内外の蒸気機関車が目につきますが、ピアノや作曲家の銅像とかもあります。
頭だけのデゴイチは、上野の国立科学博物館に保存予定だったのに、保管中に火災にあってこれだけが残っていたのだそうですよ。結局上野にはD51231が行ってますね。あんまりSLの輪切りって見ないから、それなりに物珍しく眺めてきたよ。
C5848 C5698
D51603 若鷹号
一回りしてもまだ時間は余っています。改札は9時半あたりからになる見たいですね。することもないので、駅のトロッコ列車の模型を眺めたり、表のデゴイチを眺めたり・・・。だんだんと人が集まってきますが、さすがに平均年齢は高くておばはんばっかりです。これがまたやかましいことw。
なんとなく出札口に人が並び始めたので私も並んでみます。切符は片道600円。往復で買っておきました。ついでにトロッコ列車のDVDなども買ってみた。いくらだか忘れましたが、DVDにしては安かったです。切符は運賃と座席の指定券に二枚でホチキス留めして渡されます。
改札を通ると、記念撮影する人でごった返しています。観光バスでのツアーもあるらしく、ここでバスを降りてトロッコ列車に乗って亀岡へ出て、保津川を船で下って戻ってくるようですね。
私はとりあえずトロッコ列車を眺めてみます。機関車はDE10 1104。客車は貨車改造の5両編成。機関車と反対側の車輌は運転席が付いてDE10を制御できるようになっているらしいです。どうみてもトラックの部品を使ったテールライトとか眺めていたら、JR嵯峨野線を115系が駆け抜けていきましたよ。後半は湘南色の未更新車です。
私の席は5号車5B。なにも言わずに切符は買ったのですが、そうするとこの5号車になるみたいですね。5号車だけが「ザ・リッチ」なるオープントロッコ車で、窓ガラスがないどころか壁面も格子、床もメッシュで素通しです@@;。雨の日はこの車輌には座れないので、座席指定券は当日しか販売しないそうです。
5B席は進行方向とは逆向きな上に川とは逆側。ま、いっか・・・。
走り出してすぐに放送でずっと案内やらなにやらしてくれています。すぐに車内を記念写真屋さんがやってきて、どうですか?ときます。いくらだっけな、千円くらいかな?。ポラロイドで撮ってくれて、あとで台紙にいれて持ってくるので気に入ったら買えばいい仕組みです。
列車の速度は遅いもののトンネルの中はさすがにすごい音です。鉄橋の上で停車したりして、まさに観光列車ぽくでいいんじゃないでしょうか。
トロッコ嵐山、トロッコ保津峡と駅はあって停車もしますが、乗降は特になかったように思います。
15分ほど乗ってJR嵯峨野線の線路が寄り添ってくるとトロッコ亀岡駅に到着。そしてなんと折り返しの時間が5分しかありませんww。基本はそのまま折り返し乗車なので、降りずにそのまま帰りの座席に移動して欲しい旨の案内が切符を買ったときにあります。現地で放送でもそう言います。
それでもけっこうな人数が降りていき、代わりに幼稚園児が隣の車輌に乗り込んできました。遠足かな?。さすがに窓のある車輌に乗ってました。
帰りの席は4A。川側で進行方向向きになりましたよ。トロッコもすぐに折り返して発車です。
トロッコ亀岡駅は本当になにもないところで、船下りするにもバスで15分、嵯峨野線の駅へも徒歩で10分ほどかかるそうな。
ドリフのバックで笑うおばはん達のような騒ぎはなくなり、落ち着いた下りの旅になるかと思ったんですが、トンネルに入るたびに幼稚園児達の大騒ぎでこれまたやかましいw。私は笑っていましたが、向かいのボックスに座る夫婦はトンネルなのか幼児なのか耳を塞いで渋い顔をしています。
ところで、この嵯峨野観光鉄道の線路は山陰本線の旧線です。ある意味廃線趣味の対象になるのでしょうか?w。さて、またトロッコ嵯峨に戻っても芸がないので、ひとつ手前のトロッコ嵐山駅で降りてみますよ。ちょうどJR嵯峨野線と合流するところですね。ここからトロッコ列車はJRの線路を逆送して嵯峨駅まで行くんですね。
ぱらぱらと他に降りる人もいます。そして幼稚園の一団もここで降りました。ここから嵯峨嵐山駅までお散歩していきます。なにやら竹林がいい風情らしいので、見てみたかったんです。道順はそこかしこに案内があるので、そうは迷わないで行けるでしょう。
なんだか埼玉とは違った風景でいいですねえ。竹など日本のどこにでもありそうですが、どこまで行っても竹林って、そう言えば見たことがないですね。
案外歩いた気もしたし、道を間違えもしたんですがトロッコ列車を降りて20分ほどの11時頃、トロッコ嵯峨駅まで戻ってきました。駅の裏側から駅舎に入ると、嵯峨野グリーンオアシスなる謎の一角が。さらに抜けると駅売店と軽食類のお店があります。くだらないキーホルダーなど買って改札口前を通ってJR乗り場へ。115系が停まっていて、私には珍しく映る更新されたタイプを眺めて、11:20発の電車に乗って11:41京都駅に戻ってきましたよ。
お昼時ですが、お腹も空いていますがとりあえず大阪に移動します。乗り替え中に湘南色の電車を発見!。113系ですか。湖西線ということは2700番台ですか?車番まで見てきませんでしたが、先頭のクハだけが湘南色、中間車は変わり果てた更新車です。クハも、全面窓はごっついおさえ金具で武装して自動連結器なんて付けちゃってますが、幌枠とか押し込みベンチレータとかが国鉄ちっくでいいですね。
簡単に大阪方面の電車に乗り替え、なんて言っていますが、どれにどこから乗っていいのかわからなさMAXですよ。ある程度の電車趣味を持っているはずですが、地理的にも最低限の地名や位置もわかっているはずですが、どれに乗っていいのかわからないww。どうなってるんだ、関西の電車はwww。アーバンネットワークとかいう前に、行きたい方面にさっと乗れるようにしやがれーww。
で、結局新快速の姫路行きに乗ったんだと思います。新快速といえばブルーラインの153系や117系だなどと言っていると、すっかり昭和人ですね。で、あれは223系ですか?それに乗って大阪へ。
新快速、速いですね〜。座りませんでしたが、快適ではありました。途中、トワイライトエクスプレスとすれ違ったよ。485系雷鳥とかも見えたし。
12:30頃大阪駅到着、こんどは弁天町ですね。大阪環状線のハズですが、これがまたどれに乗っていいのかワケわかりません。オレンジ色の電車じゃなかったっけ?もうね、お上りさん状態ですよww。どうやらUSJに行く電車は乗っても弁天町へはそのままでは行けないらしい。USJへ行く電車には大書きしてるからすぐわかる。結局乗ったのは和歌山方面に行く紀州路快速ってやつでした。
12:40、弁天町駅に到着。
ホームの窓から眼下に見えますよ、子供の頃よく図鑑で見た風景が。ついに来ました!交通科学博物館!!。本当は梅小路とセットで来たかったんですが、うっかり嵯峨野に行ってしまいました。もうちょっと時間があれば寄れるんですけどね。実際、嵯峨野線からも見えましたし。
改札をでて、目の前に交通科学博物館の入口があります。入館料は400円。Suicaは使えるかどうかわからなかったので普通に券を買いましたが、ICOCAは使えますよ。
いそいそ中に入りましょう。高架下だけあって天井は低く、照明も暗くてどことなく交通博物館を思いだします。まず目に入るのがリニアモーターカーです。
おしり よくみるとリベットだらけです
ML−500、子供の頃、リニアモーターカーと言えばこれでしたね。どこか遠い地で実験しているような印象でしたが、宮崎を車で通ったときに実験線廃線跡を眺めて、急に身近になったような気がします。国立の総研にも後継車がいますし、今の実験線は山梨で河口湖あたりに向かうときに一瞬見えますね。とは言っても、もうすぐ半世紀近くになるんじゃないですか?。第二新幹線開通まで生きていられるかな。
そして、0系新幹線です。実車が引退した直後だったのでじっくり眺めておこうと・・・
ライトが点いていないと死んだようですね・・・ グリーン車 ドアまわりの金縁がよく見えま
食堂車 手前に見えるのは221系シミュレータ・・・思ったんですけどね、壁際に張り付いていてよく見えませんw。仕方ないんですが、やっぱり惜しい。せっかく4輌もつながっているのにね。一部しか車内は入れず、電気も点いていないのでなんだか活気がないですが、トップナンバーばかりここに残っているのは奇跡のような気もしますから、いつまでもだいじにしておいて欲しいです。鉄道遺産、鉄道記念物認定は当然でしょう。
でも展示方法が惜しいな・・。
 
鉄道だけじゃなく、自動車や飛行機もあるよ。
大阪まで来て見ておきたかったもの、0系と151系の頭です。いましたよ、ど真ん中に。交通博物館(>鉄道博物館)にクハ167のアタマがありますね。あれは本当にあの部分だけを実物の部品を使ってつくっているのだそうですね。なんのために?いや、すごいことですが他にあんまり聞かないと思っていたんです。しかしここにもそんな感じのものがあるらしいじゃないですか。見ておきたいですね。
あんまりにリアル・・・どうやら167系と同じようにわざわざ作っちゃったもののようですね。前頭部だけとは言え新品未使用の超原型です。すごいわ。
しかしこれだけで終わらなかったのです。なんと101系がいます!寝耳に水でした。
二つめのドアあたりまであるやや長めのカットボディに、パンタグラフを構造がよくわかるように前側に持ってきて、側面の側板、屋根は車体骨格やドア、窓、通風機の構造が見えるように内外ともパネルが付いて無く、台車の部分の床板もくりぬいてモーターの動きが見えるようになっています。柵が付いているのでここだけ見るとベビーベッドみたいです。運転台もちゃんとあります。やはりこれも、こういうものとしてつくられたようですよ?
いやあ、来てよかったなあ。いいもの見ちゃったな〜。
車輌だけじゃなく、保安機器や線路関係の展示物もいっぱいあります。ぽん!と置いてあるけど、相当貴重なんじゃないかと思うものもたくさんあるよ。ただ、やっぱり手狭なところにみっしりならんでいるのがね。もったいないです。高架下ですから天井も低いですしね。
乗ってきたドリーム号の祖先
屋外の車輌も見なくては。屋根付きのプラットホームにもいっぱいいますよ。
やはり、貴重そうなものもぽつねんと置いてあったりしますよ。
キハ80は図鑑でしか見たことがなく、しかもすでに「くろしお」での末期でしたから、遠くを走っている変な特急というイメージしか持っていませんでした。昔はこれも大宮を通っていたんですよね。80系も実物は初めて見ます。
茶色い客車・・・ここまでくるとすでになんなのかさっぱりわからないのですが、ちょっと乗ってみたい気がしますよ。
ここにある車輌はほとんど車内に立ち入ることが出来ませんが、20系の食堂車ナシ20だけは本当に食堂になっていて、車内でお食事が出来ます。そう言えば今日はなにも食べていないので、入ってみたよ。
平日はお弁当の販売だけなんだそうで、私が入った時点ですでにお弁当は二つしか残っていませんでした。タコめしのは食べたことがあったので、もうひとつのすきやき御膳とか言うのにしたよ。ひもを引っ張ると温かくなるやつです。いすとテーブルはさすがにナシ20オリジナルのではないですが、食堂車ってこんな感じなんですね。交通博物館の食堂は屋内でしたが、いすとテーブルは食堂車のを使っていたような記憶があるんですが、夢でも見ていたんでしょうか?。食堂車でゆっくりご飯食べてみたいですねえ。北斗星は・・・正直言って面倒くさいなあ。
さて、帰りましょうか。14時前ですから、今から帰れば夕方に家に着くかな?
弁天町の駅に戻って、201系で大阪駅へ。せっかくですから、電車を眺めておきます。
真っ先に目に入ったのは大阪環状線の103系。関東で言うところのATC車がいました。クハだけが戸袋窓とグロベンのないスタイルでした。久しぶりに見たね〜。ステンレスのはいろんな顔があって、でも形式はどれも同じような・・・。西日本の電車はよくわかりません。
特急「北近畿」が来るというので、それを見て新大阪に向かうことにします。国鉄特急色の485系じゃない、183系です。200番台なのでしょうが、貫通扉が埋められてしまって変にすっきりしています。4両編成の反対側は元850番台でした。
適当にやってきた電車で新大阪へ14:20着。んー、これが今のところ最新形式ですか?321系かな。
別に特別休暇をもらっているわけでもないし、お土産は考えなくてもいいので気が楽です。通りがかりに見かけたドーナツがおいしそうだったので家に買って帰った。
さあて、新幹線でぴゅーんと帰りましょう。んー、来るときは狭っ苦しいバスでした。浮いたと思いこんでいる交通費を帰りに開放します。グリーン車に乗ってしまいましょう。大阪市内〜大宮の乗車券が9030円
、のぞみの東京までの特急券が5030円、そしてグリーン券が特急料金より高い5150円です!。だいたい5000円くらいだとは知っていたので、みどりの窓口の時刻表をめくって程よい時間の新大阪始発ののぞみを調べて窓口で切符を購入。新大阪14:47始発のぞみ236号の9号車7番A席です。東京までの2時間半のんびり出来るとわかったらお弁当と缶ビールを買い込んで23番線へGO!
10分以上前から入線していて、ドアも開いています。いいですね。Nじゃない700系なのは時刻表を見た時点でわかっていました。窓口でなにも言わずに切符を買いましたが窓際A席、海側でした。時間あたり2000円ですよw。どんな空間なんでしょうね。
定刻に新大阪を発車。わざとこういう風に切符を出しているのか、山側海側交互に座っている人がいるようになっています。かなり空いていると言えます。ビジネススタイルじゃないのは私くらいなもので、でもほとんどの人がお弁当と缶ビールを袋に入れて乗ってきています。パソコンを広げる人も多いですが実に静か。検札に来る前にまずおしぼりを配りに来ましたよ@@;。すぐさま検札もやってきて、あちこちで「ぷしゅ!」といい音がしているので私も^^。
買ったお弁当は多幸の宝箱っていう丸い入れ物のお弁当です。なかはタコだらけですよw。決め手になったのはタコさんウインナーです。こういうの大好きです。しかし不思議なもので、帰ってからこのお弁当をググってみても調製元がでてきません。んー、不思議です。ふたを開けたら、うらに大吉ってスタンプしてあった。笑った。
さすがグリーン車、シートピッチの広さは尋常じゃありません。足組めます。オットマン:フットレストの方がわかりやすいかな?、もよいよい。靴脱いじゃうよ?。新幹線と言えば3+2列シートでで窮屈な印象しかないですが、さすがグリーン!ひろ〜い。ヘッドレストの左右張り出しもこれまた快眠仕様でいいですね。
ときどきアテンダントの人がつかつか通り過ぎますが、お弁当の空き箱を見て回収していってくれましたよ。さすがグリーン車!つまらないことで感動してしまうのは庶民だからでしょうか。
あとはもう、快眠ですよ。実に静かで快適な空間。開放B寝台より快適かもしれません。
東京には17:23着です。品川を出たら降りる支度をします。車窓に見える品川機関区跡の取り壊し風景は寂しかったですね。20系のテールサイン「さくら」ともうひとつはなんだっけな?とテールライトが一対、壁に掛かっていた木造の建物もいつの間にかなくなっていました。
右手に見慣れた銀座や新橋が見えてきたら東京駅に到着です。
ちょうど500系のぞみがいました。これもこんどの春でなくなってしまいます。間近で見るのは初めてですよ。とんがってますねえw。せっかくなので発車を見送ってみた。
新幹線改札を通ったら、もう見慣れた日常です。京浜東北線のE233系に乗って上野で乗り換え、いつものように211系のサロ210/211を捜してそれで大宮まで帰りました。19時には帰宅。
 
夜行日帰りは疲れますね。この行程なら当日の朝出発でも終電までにはじゅうぶん帰ってこられます。トロッコ列車始発にも間に合いますし。ただただラッシュに会いたくないというだけでこうしてみました。しかし夜行バスの不快さには閉口しました。設備はともかく、乗客のマナーがね・・・。ちょうど新幹線の半額です。学生が多くなるのは仕方ないですがね。でも朝6時に現地着は便利です。もうすこし各方面でも使ってみてみようかとは思います。
帰ってから気がついたんですが、博物館で第二展示場に行っていません@@;DLを見てこなかったんですね・・・・。これは大失態でしたねー。
嵯峨嵐山まで来たのなら、もうちょっと嵯峨野線で先の並河駅に新幹線とDD51、亀岡駅周辺に蒸気機関車も置いてありますよ。京都市電のある学校もありますから、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。

かかったお金
大宮〜東京 540
グリーン券 750
ドリーム京都 東京駅〜京都駅烏丸口 7000
京都〜嵯峨嵐山 230
トロッコ嵯峨〜トロッコ亀岡:往復 1200
嵯峨嵐山〜弁天町 950
交通科学博物館入館料 400
弁天町〜新大阪 170
新大阪〜大宮 9030
のぞみ新大阪〜東京 5030
のぞみグリーン券 5150
宇都宮線グリーン券 750
合計31200円
〜リンク〜
嵯峨野観光鉄道
JR西日本
交通科学博物館
JR高速バス
JRバス関東
西日本JRバス
乗り換え案内
 
独り旅

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