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磁石

特性一覧

磁石の種類 希土類 フェライト アルニコ MA
マグネット
項目 単位 ネオジ サマリウム
コバルト
等方性 異方性
ドライ
異方性
ウェット
アルニコ
アルニコ
Haimag
残留磁束密度 kG 12.4 10.5 2.2 3.6 4.0 12.70 8.8 13.50 5.5
mT 1,240 1,050 220 360 400 1,270 880 1,350 550
保磁力 kOe 11.6 8.0 1.9 3.0 3.3 0.65 1.47 0.75 2.5
kA/m 923 636 151 238 262 51 117 59 199
最大エネルギー積  MGOe 37.0 24.0 1.0 3.0 3.8 5.3 5.2 7.3 5.5
kJ/m3 294.5 191.0 8.0 23.9 30.2 42.2 41.4 58.1 43.8
Brの温度特性 %/℃ -0.12 -0.04 -0.18 -0.18 -0.18 -0.02 -0.01 -0.02 -0.11
キュリー点 320 750 460 460 460 850 850 850 300
密度 g/cm3 7.4 8.3 4.8 4.8 4.9 7.3 7.3 7.3 5.1

 

形状一覧

  希土類 フェライト アルニコ MA
マグネット
形状 ネオジ サマリウム
コバルト
等方性 異方性
ドライ
異方性
ウェット
アルニコ
アルニコ
Haimag
丸型        
リング型    
バー型(丸タイプ)      
バー型(角タイプ)            
角型      
角型(穴付)            
径方向着磁タイプ              
セグメント型                
ビーズ型                
プレートキャッチ                
プレートキャッチ(ヨーク付)                
ボール型                

 

○磁石の種類

磁石
磁界を発生させる源となる物体のことを指す。一般に良く知られている特性として、鉄などを引き寄せる、地磁気に反応して方位を指し示すなどがある。
永久磁石
外部から磁界や電流の影響を受けることなく磁石としての特性を比較的長期に保持する物体のこと。反して鉄などは電流や磁界の影響下においてのみ磁石としての特性を示すため、一時磁石と呼ばれる。
マグネット
英語における磁石のこと。
希土類磁石
希土類元素を含有した化合物のなかで、磁石としての特性を持つもの。Nd2Fe14BやSmCo5、Sm2Co17などが知られる。最大エネルギー積が高く、従来からあったフェライト磁石や、アルニコ磁石に比べて、小さい寸法形状から大きな磁力を取り出すことが可能。
現在さまざまな分野での採用が進みつつある。
レア・アース
希土類元素の英訳。
アルニコ磁石
アルミニウム、ニッケル、鉄の他に、コバルト、銅、チタンなどを少量含む磁石。MK磁石としてはじめて実用化されたもの。
フェライト磁石
酸化鉄にバリウム、ストロンチウム、鉛などを添加した化合物。安価な材料を使用し、ほどほどの特性が出るため、現在でもコストの抑えたい場合の磁石応用分野で使用されている。
ネオジウム系磁石
Nd2Fe14Bで示される化合物。残留磁束密度が大きく、大きなエネルギーを取り出すことができるが、熱変化にはサマリウム系磁石ほど強くはない。
サマリウム系磁石
SmCo5、Sm2Co17などで示される化合物。保磁力が比較的強く、表面が腐食につよい、温度変化に対して安定であることなどが特長。
等方性磁石
どちらの向きにも着磁することのできる磁石。
異方性磁石
決められた向きにのみ着磁することのできる磁石、等方性磁石に比べて特性がよくなる。
電磁石
電流の作用を受け、磁石の性質を示すもの。コイルを巻き電流を流すことで実現することが多い。流す電流を制御することで発生する磁力を変えられることが特長。