地方の酒場・千葉

◆ 八角 千葉本店

サイトをやっていると、色々な方から素敵なメ-ルを頂ける。地元でなければ知りえない貴重な情報もその1つだ。 ---- 「御存知でしょうか?八角なるモツ焼き屋は、モツの極上さは言うに及ばず、変な焼酎も出ます。「アカ」なるその焼酎は甲類焼酎にうっすら赤い色が付いていてこの店の名物です。」 --- いいえ知りません。それではと、電光石火の取材を敢行。 最寄駅はJRか京成千葉、京成なら千葉中央でもいいだろう。パルコを目指して歩くが途中「みゆき通り」(実は遠回り)では、男1人が歩いているのものだから呼び込みが頻繁だ。再び挫折しそうになるが頑張ろう。 歩く事10分ほど、見えたその店は白い暖簾の清潔感ある外観をしている。入ると中は長方形の空間、明るい蛍光灯に高めの天井で、活気ある大衆酒場の雰囲気が伝わってきた。カウンタ-は木製L字形、収容は約10名、テ-ブルは四角い4人掛けが4つ、入り口近くには丸いテ-ブルが1つあった。この日到着は午後7時、幸いカウンタ-に空席を見つけ座らせてもらう。 間髪入れずに「アカをお願いします」、するとサントリ-角ビンに入れられた「アカ」と、肉厚の小さめなグラス、それにガラスのボ-ルに入った氷の三点セットがおもむろに置かれる... 「げ!まさかアカはボトル1本って事ないよな...」(不安)「アカ一杯下さい」と、注文すべきなのか? まあ~いい、最悪キ-プしようと腹をくくり、早速ストレ-トで一口戴く。宇ち多のぶどう割り(25度焼酎に葡萄のシロップを足したもの)にかなり近いが、あちらより飲みやすい。--- 後で伺うと20度焼酎に○○○○(色の正体)を配合していると言う。(ナットク) ---半分くらいまでそのままで戴き、これでは量を飲めないので付属の氷を入れる事に。(このとき何故か緊張のあまり箸で氷を入れている自分)しかしどうにも疑問は消えないので、怖そうなご主人は避け優しそうな女性に声をかける。 (これも目利きと言えるだろう) 「あの...これはボトル頼んだ事になってるのですか?」「いえ、飲んだ量だけでいいんです」「え?どうやって解るのですか?」「ボトルのラインでわかります。4杯でビンの半分なんです」 なるほど、ダルマやレッドの空き瓶を使わない理由が解った。でも待てよ、グラスに氷が入った状態で、アカを追加したらどうなる?(ラインは中途だ) そもそもこの空き瓶は、どこで入手したのか? 1人酒というのは暇なので、下らない疑問が次々に湧いてきて困ったもんである。あまりしつこく聞く訳にも行かないので、「謎は楽しみ」として取っておく。 ちなみに常連の注文で知ったのだが、「炭酸とセット」と頼むと、見慣れた酎ハイグラスを出してくれ、炭酸(カナダドライ)が1本付いてくる。後半はこちらに切り替えたのは、いうまでも無い。 もつの話をしよう。失礼ながらいく道すがら、「目的はアカ、モツはとても我が地元に及ばないだろう」と、タカを括っていたのは事実だ。とりあえずと「シロとカシラをタレで」(最近初めての店では、このパタ-ンが多い」)を注文した。ご主人の仕事がよく見える位置に座ったものだがら、そのサイズやらがまともに目に入るが、どれもビックだ... 立石三大モツクラスと言えば、ごく一部の人には解ってもらえるだろう。(それで十分) 炭火で焼かれるそのモツは、適度に焦げ目が付いた香ばしい一品、この日取りあえずということで2本ずつにしたが正解だ。普通の人なら4本も食べたら満腹になるに違いない。優しい女性にもつを褒めると(相変わらずご主人には話しかけない)、「もうすこし小さくすればといっても、これでいいと言うんですよ」との返事。 シロはなんと最初の一口はコブクロである。 「?」 間違いなのか、サ-ビスなのか...ゴブクロのシコシコ感を味わった後は、シロの部分を戴く。香ばしさと秘伝のタレが絶妙だ。「東京下町でも、このレベルはそうそう無い」と思う。硬さ的には普通だがボリュ-ム満点、カシラも我が町が誇る立石江戸っ子と互角といっていいだろう。こちらもまた先頭にはアブラが付いていたので、先ほどのコブクロは偶然ではないかも知れない。1串で二度美味しい、実に得した気分である。 暫くすると近くの2人組みが「サ-ロインステ-キ、今日は薄くていいから」などと注文している。「きっとレバ-あたりの隠語」だろうと笑って(心で)いると、ご主人業務用冷凍庫からおもむろに超!霜降り和牛のブロックを取り出しスライスし始めるではないか...「!!!」壁のメニュ-を覗き込むと、確かに上の方に値段も書かれずぶら下っている。初めての人なら絶対頼まないだろう。塩コショウをして暫く寝かせた後の、焼き方がまた素晴らしかった。専用の調理台へ運ぶと思いきや、目の前のもつ焼き台で特殊な網で肉を挟みながら、表裏と手際良く調理しておられる。最後にカットされ完成したその作品は、レア-な肉汁したたる一品。中心部の赤色が妖しく誘いをかけてくる。まさか写真を撮らせてもらうわけにもいかないので、これまた優しそうな女性に小声で尋ねると、「100g1.000円程度で、あれは約3.000円です」と言う。 もつ屋で和牛サ-ロインステ-キ炭火焼きとは驚きだが、あれを見てしまうと我慢ならない。次回は知り合いとでも来て、是非食べたいものだ。(あれだけのブロックをストックしてるとなると、それだけ需要もあるのだろう) 最後に伺うと、この店は千葉で68年!の歴史を誇る老舗大衆酒場との事。ここが本店で支店が稲毛とちひろ台にあるらしい。名物アカに極上モツ焼き、都心からはチト離れてはいるが、旅行気分で来る価値のある店だと思う。 酔っているので「行きよりも、帰りが怖いみゆき通り」この危険な海域をなんとか無事に通過、ほぼ無傷の巡洋艦を引き連れ母港へと帰港した。

--- 追 記 1 ---アカとは別にシロなるボトルも存在。こちらは秘密の液を足さない純粋な甲類焼酎である。梅干やレモンサワ-の素などがセットで注文出来る。アカはお土産!が可能(これは珍しい) 1本2.500円。 --- 追 記 2 ---「アカ、赤、あか、紅、朱?」不思議なネ-ミングのこの飲み物、俗称だか正式名称かも不明である。その歴史、分布など、好奇心をかきたてる謎多き飲み物といえよう。正体は20度甲類焼酎にぶどう酒をブレンドしたもの。特徴的な色合いを持つことから、この名前が由来したと思われる。ストレ-トでは濃いので、ロックや炭酸、更にはウ-ロン茶で割る、といった飲み方がある。見た目に甘く、焼酎とは別物の印象すら与えるが、実際は普通に焼酎テイスト。ほのかに香るぶどう酒のおかげもあり、ストレ-トでも軽快な飲み口だ。 --- 情報を頂きました ---「あか」という文化は、京都に現存しています。というか京都のお好み焼屋では、ほとんどメニュー化されていて基本的には焼酎+○○○○○+サイダー(ラムネ)ですが、どの店でも微妙に配合が違います。これが京都特有の辛口ソースとぴったり相乗します。ご参考まで。次回京都にいかれたときには是非。 --- 再訪記 --- 狙っていた「サ-ロインステ-キ」を食べに、再び八角さんにお邪魔した。相変わらず盛況のご様子...だが「ここはもつ屋だ。ステ-キを食べるのは自分達くらいだろう」、と偉そうに店員を呼びつける。「かしらタレ焼きとサ-ロンステ-キ1枚ね」(このような組み合せの日本語が存在したとは、自分でも驚きである) しかし冷静に辺りを見渡すと、そこには愕然とする光景が...(またまた大げさに)5つあるテ-ブルのうち3つには、我らが目指す一品が置かれているではないか。優越感に浸るどころじゃない!...「どうなってるの」 ってのが正直な感想。かなりの人が目当てに食べに来るらしい。 ホントはブロックから切り出すシ-ンも撮りたかったけど、「嬉しいんだな」と思われるのも癪なのでガマン。そして15分ほど経っただろうか...正方形の白い皿に盛られ現れたその一品、まるで草原の上に転がる原石の如く。だがその荒々しい表面とは対象に、カットされた断面は紅白の結晶が散りばめられ、眩いばかりの輝きを発している。「...」つまり、炭火による絶妙な焼き加減で(焼き方は特に聞かれなかった)、外はカリカリ中は適度にレア-。上質さがすぐに伝わる柔らかさで、肉汁が口に溢れる一品であった。(最初からそう言え) ソ-スは醤油ベ-ス、予めかけられて調整は出来ないが、別途つけタレがほしくなる訳でも無し、程よい味加減。縁にはマスタ-ドがたっぷり添えられており、チョイト不思議な感じもしたが、これまた相性は悪くない。全体にシンプルで、もつ焼き屋の一品らしい素材を活かす調理法と思う。 冷めてはいけないと思いつつも、流石に一気に食べ切る勇気はない。笑「アカ」のストレ-トと交互に戴くが、ワイン片手に緊張しながら食べるステ-キより、遥かに気楽で旨いのではなかろうか。 この日は他に「上シロの味噌漬け」も戴いた。冷品と思いきや、漬け込んだシロを炭火で焼いた香ばしいもので、ボリュ-ム肉質共にナイスな一品。もつの中でもシロは味噌との相性バツグンと思う。ちなみに個人的には串に刺して焼くより、こうした調理法のが食べ易く好きだ。訪れる機会があれば、是非追加してほしい。 --- 後 記 ---再び危険な海域「みゆき通り」を通過する故に、投入した艦隊は以下の通り。戦艦5(内みゆき通り対策に4) 護衛空母VISA(タクシ-用) 他

< DATA >

ビンビ-ル大600円 生ビ-ル570円 日本酒350円 焼酎350円(アカ.シロ)冷酒620円 特大もつ焼き160円カシラ タン ハツ ナンコツ ホネ シロ レバ- 等つくね 手羽先 シイタケ420円 煮込み460円 おしんこ310円 湯豆腐360円上シロ味噌漬け550円 トンソク460円 ミミ酢味噌370円 鳥刺し550円大根サラダ460円 生野菜450円 和牛サ-ロインステ-キ霜降り極上品 定休日 日祝 営業時間4時45分から10時まで (ラストオ-ダ-あり) 千葉市中央区中央1-10-1 043-222-4415

地方の酒場・静岡

◆ 青葉おでん街

静岡の食べ物と聞いて「おでん」を連想するだろうか?とかく沼津のまぐろや、特産物のしらす.桜エビ.うなぎ.とろろ等に目が向くが、おでんの街としての静岡も魅力たっぷり。現在市内は6つの「おでん街」を抱え、総数約70店ともいわれている。 ①青葉小路横町 ②青葉横丁 ③青葉おでん街 ④いかずちおでん街⑤縄のれん街 ⑥ちゃっきり横町 中でも青葉おでん街はその規模最大。(聞けばかつて界隈に散らばっていた屋台を、この地に集結させたというから納得) 思わず入場料を払いたくなる...そんな見事な光景なのだ。店は全部で22店、それぞれが出汁や具にアレンジを加え、個性を競い合っている。 ブラリと奥まで散策すれば、鄙の効いた佇まいに圧倒されよう。自由が丘スウィ-ツフォレスト、ら-博、カレ-ミュ-ジアム...外食産業が企画に頭をひねる遙か以前から、ここはフ-ドミュ-ジアムとして成り立っていたのだ。 早満席の店やら、客が一人も居ない店までありチト首を傾げたくもなるが、微妙なタイミングも絡むのだろう。中の造りはほぼ共通。L字のカウンタ-のみで収容は10名程度。どこも屋台規模で居心地良さそうだ。 出されるおでんは何れも串に刺され、そして大ぶり。継ぎ足された感のある出汁は、甘辛で醤油をベ-スとしたドス黒い色をしている。 他にもタネだけ食べて汁は飲まない。アクセントにサバやイワシのだし粉に青のりを混ぜたものを降りかける等、強い個性を放つのも静岡おでんの特徴である。

 

◆ 青葉おでん街 なごや  4度目の訪問 (相当気に入ってます(^^)

「どこに入ろうが大差あるまい...」、との杜撰な持論の下、比較的空いていた「なごや」さんへお邪魔した。笑中は8人でイッパイのL字カウンタ-のみ。 初訪問時に入った店では座ると勝手におでんを出され、てっきり「これが青葉おでん街のスタンダートルールか」と思っていたが、ここは違う。どうやら勘違いのようだ。(今更...汗) 女将は焼津出身。この地で34年のキャリアを誇る老舗とのこと。こりゃ期待出来そうだ♪ 先ずはビ-ルから頂きます。見渡すと奇てらった飲み物は無いようだ。 ビ-ルに次いで焼酎水割りをオ-ダ-したが、こちらは見てたらストレ-トに水道水を使ってました...www総じてこのエリアでは、飲み物に過度の期待をしない方がいいだろう。 だが一転、看板料理のおでんは流石というべき味だった。出汁は黒濁っていうより茶濁。醤油を一切使わないというスタイルで、ご当地にあって一風変わった仕様である。 雑味を極力排除し澄んだ出汁は、静岡おでんにしては珍しい。親切にも飲ませてくれたが、これが上品で実に旨い♪ 次が控えているので、2.3品でおさらば...と思っていたけど、結局この個性的な出汁の吸引力に引かれ、ついつい長居をしてしまった。 最後に気になる店名「なごや」の由来。伺ったけど残念!泥酔して失念です。(^^; ※ 静岡おでん五ヶ条 なるものがあるらしい。(店内ポスタ-より)1.  黒ハンペンが入っている。2.  牛スジを使った黒いス-プ3.  串にさしてある4.  青海苔 出し粉をかけて食う5.  駄菓子屋にある

 

◆ 青葉おでん街 杉よし

可愛らしい暖簾に惹かれて入店♪節操無い情報が錯綜する昨今、店選びの基準はこの程度でよろしいかと...(^^; 串串串!!!が乱立し、プレゼンスをアピ-ルする鍋。ちなみにリ-ズナブルに食すには、柄の長いもの、意匠に凝ったもの、及び赤いマ-カ-付きを排すなど、それなりの眼力が必要となる。笑 この日は「なるとと黒ハンペン」という、変わらぬ図式で頂いた。黒ハンペンは駅の土産物屋でも、5ヶ入り250円程度と意外に安く入手可能。色合いから、「宇和島ジャコ天如きの食感か...」との期待を抱かせるが、実は素朴でフツ-の練り物。しかしこうして眺めると、やっぱ関東人には汁が無いと寂しいですね~(種も冷め易いし) ※ 黒はんぺん講義白はんぺんは鮫を主な原料とし、長芋等を混ぜている為、白色に仕上がります。対して、黒はんぺんは青魚の頭と内臓を取り除いた、皮・血合い・小骨を丸ごと擦り潰すたものを原料に使用する為に、この色がでるのです。(黒はんぺん普及委員会より引用) ※ はんぺんの由来名前の由来には、江戸時代の駿河の料理人・半平(はんぺい)が創案したところからこの名がついた、また椀蓋で半月型に整形したことから名がついたなどの多くの説がある。(ウィキペディアより引用)

 

◆ 青葉横丁 三平

見た目に派手な青葉おでん街は、どことなく観光客を手ぐすね引いて待ち受けるような空気を感じるが、この青葉横丁は地元親父が集う巣窟って感じだろうか。 唯一例外の超有名店は三河屋だが、こちらはいつ覗いても盛況の様子。一度は入ってみたい気もするが、今回はソロという負い目もあるのでスキップ。染め色に惹かれて、お隣の三平へとお邪魔した。(ここでもキ-ワ-ドは暖簾かい!) 外面とは裏腹に、男店主が賄う店内はモノが氾濫。でも適度に荒ぐれてた方が肩肘張らずに済むし、独りの時はありがたいですな。(まして飲み食い限界点に達してるし...) さてコ-ナ-に鎮座する定番のおでんは、これぞ静岡!って感じのギトギト油のドス黒出汁だ。このス-プ、見てくれほど脂っぽくは無く、拍子抜けするほどおとなしい。とちらかと言えば、あっさりタイプに属するから不思議。 そして何故か、青葉横丁はサブメニュ-にフライや串を置く店が多い!三河屋の影響とみるべきだろうか...(かなりいい加減な勘)ただおでん同様大ぶりなので、うかつに数品頼んでしまうと後始末に困るので注意です。

 

◆ 金の字 静岡市内

2004年 本店は清水駅を降りて左折、線路沿いを歩いてほどない場所。金の字は界隈に3店舗しかないが、静岡店はその1つ。 静岡といえば「生桜エビに生しらす」、食べたい物は沢山あるが、(レベルこそ違えど)都内のス-パ-や居酒屋で賞味することも可能だ。「金の字」を選んだ理由は、ここでしか食べられない「絶品もつカレ-」にある。出張でこれを食べた客が、「こんなの近所でシロもつ買って、レトルトカレ-かければ同じさ」と豪語し自宅で試みるが、皆「この味は出せないと嘆いて帰ってくるんですよ」と、ご主人は嬉しそうに語ってくれた。 この商品ナント説明したらいいのだろうか?シンプルに「美味しいです」と表現して済ませたいところだが、失笑を買わぬ為にも修飾表現するとこうだ...(却って失笑を買うか?) --- 「もつとカレ-」それは不思議な組み合わせだが、長い時間をかけて磨き上げられたレシピの妙というべきか。両者は高次元で調和し「ここでしか味わえない逸品」となってその姿を現わす。串刺しのシロもつは一度煮込まれているので見た目に柔らかく、持つとプリンプリンとその身を震わせる。そこにラ-ドと小麦粉を多用した昔懐かしいル-をタップリと絡めて口へと運ぶと、肉はとろけ、そこにとろみの効いたスバイシ-なカレ-の衝撃が襲い掛かる。どちらの味が勝つ訳でもなく、モツの絶妙な食感とカレ-の余韻がしばし続く。残されたル-の処理には、備え付けのキャベツの出番だ。肉厚でル-をすくってもヘタれないしっかりした葉。甘みが際立ち、単独で食べれば程好い刺激を感じた舌をそっと癒すし、ル-をつければ立派な一品となりうる。目立たぬが料理を引き立てる「名脇役」といえるだろう。 --- (いつもに戻って) 同行者があまりに旨いと、このキャベツをベタ誉めだ。聞くと「カネタツのキャベツ」といって「キャベツにも等級があり、これは地元の主婦も高いと言って買わないんだよ」と教えてくれた。それを聞き「賛美に拍車をかける」ものだから、最後にはご主人から、袋一杯のおみやげに頂くことになりました...(げ!厚かましい)  次いで注文したのが、まぐろのすき身500円也。なんでも「高級寿司屋に流れるかまの部分」だそうで、常連の魚屋の主人も驚く品質と価格という。なるほど色合いときめ細やかな身をみれば明らか。もつカレ-に次ぐお勧めの一品だ。ちなみにこれは是非地酒で!と思ったが、見渡すと秋田の銘柄しか目に入らない。酎ハイはチト高めで、しかも業務用の焼酎割り飲料を使っていると思われるのでパス。結局この日は瓶ビ-ルのみで終始通した。(下町ハイボ-ルやホッピ-があれば最強なんだがな~...) 支払いは2人で3000円ほど。(もつカレ-はボリュ-ムあるからね)清水本店にも顔を出したいが、おでん街観光とセットではチトきついか?しかし早めの到着と早い開店時間を上手く利用すれば、両者のはしごも可能かもしれない。 運ばれてきたル-たっぷりのもつカレ- 1本120円也。特筆すべきはそのプリプリの食感。一度茹で上げてる割には煮崩れはなく、パサツキ感も皆無。モツ独特の食感が見事にキ-プされている。 もつ、カレ-、キャベツが揃って初めて三位一体と化す。我が家でも再生チャレンジしたけど、別物に成り代わってしまうんだな...。店主の仰せの通り、その道険し。 4度の訪問で確信した。カネタツキャベツはもつカレ-の必須品だ!モツを食らう合間に、この肉厚の葉で余ったル-をすくい取るのが正しい食べ方。しかも食べ放題!?とは恐れ入ります。 五割の確率でしか出会えない絶品まぐろの剥身。これを食うと、そこらの居酒屋行くのがアホらしくなる。