京成沿線・高砂

◆ 立ち飲み みこし

京成沿線の立ち飲み屋としてはパイオニア的存在。中は明るい蛍光灯の下、間口に沿うように長いカウンタ-が1つ。ざっと20人は入れるだろう。調理は若いご主人で、接客は奥さんかバイトの若い女性が担当している。大きな特徴が品揃えで、揚げ物メニュ-に豆腐や卵料理の数々が、日替わりボ-ドにビッシリと書かれている。よく見るとモツまで用意され、テッポウやレバ刺しまでとバラエティ-豊かな構成である。カウンタ-の上にも食材が並べられ、これらのほとんどが注文を受けてから調理され、熱々状態で供されるのだ。やっつけ仕事で誤魔化すこと無い真面目さがあり、結果オ-プン数年経った今でも、こうして繁盛店でいられるのだろう。酒の値段も手頃だし、揃える内容も都心の店には及ばないが十分と思う。自分は酎ハイオンリ-(焼酎25度に炭酸を注いだドライハイ)だが、拘りの地酒が数種類に各種サワ-を揃え、幅広いニ-ズにも対応可能となっている。立ち飲みといえば真っ先にこの店が頭に浮かび足を運んでいる。

< DATA >

ビンビ-ル450円 生ビ-ル350円 チュ-ハイ250円 レモンハイ250円ライムハイ250円 ウ-ロンハイ250円 Dハイ(ウィスキ-)300円 他メンチカツ150円 チヂミ200円 ネギ.トロポンズ300円 ししゃも250円さんまの開き250円 レバニラ炒め350円 キムチ.塩辛.奴150円肉豆腐250円 鳥唐揚げ300円 レバサシ300円 ガツ刺し300円豚生姜焼き350円 ポテトチ-ズ200円 たこ焼き300円フランクフルト200円 てっぽう(ホルモンしろ)タレ.ニンニク200円 他定休日 日曜日 営業時間 夕方~12時まで

 

◆ 立ち飲み ぶすパンダ 閉店

京成沿線は立ち飲み不毛地帯だが、高砂だけは例外のようだ。徒歩1分という立地に加え値段が安いのが魅力で、金が無い時は交通費をかけてでも、訪問するようにしている? 笑店は素朴な方言を話すおばちゃん一人で切り盛りする、収容6名程度の小さな規模。ビルの窪みにへばり付き、所狭しと並べられた料理の数々は感動モノで、この空間センスを持ってすれば、アメ横に行っても十分通用するに違いない。メニュ-はどれも、家庭料理の域を出ないが、独り者には却って新鮮に映るでしょう。経営母体は(大げさ)近所の肉屋なので、雑多にあるメニュ-の中でも揚げ物やチャ-シュ-、シュウマイなどは、店の自慢の品と言えるだろう。この日はハムカツを頼んだが、ショ-ケ-スから取り出しレンジで加熱するものだから、サクサク感はすっかり失せ、衣はベッタリ萎んだ状態だった。(ヘルシオ入れてくれないかな~)けどノ-ブロブレム。チリ紙でそっと油を吸い取って...うん、まあまあ旨いです。他に見るとたっぷりカレ-の入れられたトレイが置かれている。気になるので注文!どんなアレンジで出るのかな~と思い楽しみに待っていると、小鉢に分けてそのままポン。「...」→ストレ-トパンチ☆「スプ-ンで食べてね」了解!けどそのスプ-ンはグレ-プフル-ツ用のギザギサ付きで、食べ難いったらありゃしない。次回はフランスパンでも、そっとポケットに忍ばせておこう...ちなみに味の方は意外に旨く◎ パクパク食べてたら、隣の方もつられてオ-ダ-してました。笑3品目にと目を付けたケ-ス内のシャケカマは、脂が乗っていい感じ♪したたかに、肉付きベストなものを指差したつもりだったが、出てきたのは身が痩せ、2/3は骨の部分じゃないか...。ノンノン彼女は悪くない。ガラス板がもたらす屈折を考慮しなかった、自分に非がある!今後は気をつけよう。こうして財布を気にせず、あれやこれ選べる気楽さは「ぶすパン」ならでは!また遊びに来ようっと♪

< DATA >

生ビ-ル400円 日本酒 関東の銘酒 栃木県天鷹300円酎ハイ200円 レモンハイ250円 ウ-ロンハイ250円もつ煮込み200円 チャ-シュウ250円 ギョウザ200円 焼売200円ポテトサラダ100円 手作りベ-コン300円 タン.ハツの薫製300円やっこ100円 唐揚げ200円 おにぎり150円定休日 日曜日 営業時間 5時から11時30分 ホッピ-とカレ-ル-の相性は、意外にもバツグンです。

 

◆ とんこ 閉店

駅前の賑わいを避けるように、チト寂しげな住宅街へと足を向ける。ポツリポツリと店はあるものの、商店街と呼ぶには程遠い光景である。目的の「とんこ」は民家の1階。レトロな摺りガラスを囲む木枠の扉をあけると、中は大衆ム-ド溢れる空間。蛍光灯の明るい光の下、ネコが訪問客を歓迎してくれる。調理スペ-スの前にあるカウンタ-は収容は8名ほど、その後ろには4人掛けテ-ブルが2つだけの小さな店である。もつがメインで、他はおしんこトマトなど品数こそ限られるが、もつは炭火を使用し鮮度は抜群、しかも価格は1本80円と良心的。テ-ブル上に置かれたコチジャンを見ても、客に対するサ-ビス心が伝わってくるというものだ。早速もつを注文することにするが、素朴で人の良いご主人はどんな組合せにも応じてくれる。だが図に乗って「シロ1本となんこつ2本は塩で、かしら1本はタレ」などと、複雑な組合せで注文すると、その通りに出てくる保障はなく、実は会話成立率は極めて低い店、と予め言っておこう。焼き始めると煙がすごい。特にあぶらを焼かれると店内はもうもうだ。炭火の火力も一因だが根本原因は換気扇にあり、見るとカバ-は大変立派なのだが、肝心な換気扇は異常に小さい!たぶん家庭用だろう。普通なら風呂上りに一杯と行きたいところだが、ここは順序を逆にした方がいいと思う。お新香もお勧めである。この日の中身はナス.キュウリ.大根だったが、漬かり具合◎、あまりに旨いので大根のみのお代わりをする。こうした柔軟性バツグンの店なのだが、出て来たそれは全部繋がっている...切れてな-い!正統派居酒屋ファンなら激怒のシ-ンだがここは「とんこ」、食い千切ればいいだけだ。酎ハイは氷入りのドライで、炭酸はコクカの190mlを一本使うもの。カウンタ-にはラ-油にそっくりの液体が置かれており、好みで調整出来るようになっている。見る限りいかにも体に悪そうな派手な色をしているこの液体、合成的な味だが、密かにファンのメ-カ-である。大衆酒場巡りを下降志向と思ったら大間違い。こうした店こそ一日の疲れを癒す、最高の寛ぎ空間でなんだな。

< DATA >

*1 京屋産業 白梅 瓶ビ-ル大500円 酎ハイ260円 酒260円 ホッピ-300円 ウイスキ-ハイ250円 ハイサワ-300円 梅ハイ300円焼き物は1本80円均一で1本から注文可能、肉厚で良心的。タン.レバ.シロ.カシラ.ナンコツ など煮込み260円 生揚げ200円 しらすおろし250円 おしんこ200円薩摩揚げ350円 ししゃも350円 ガツ生400円 さんま焼き400円定休日 月曜日 営業時間 5時から11時 徒歩5分

 

◆ 高 砂 屋

線路脇に掲げられた、白地の立派な暖簾が目印だ。ここは地元で半世紀の歴史を誇る老舗の「大衆酒場」である。1階はL字カウンタ-、2階にはスナック形式の対面カウンタ-と座敷があり、収容は併せて40名という、規模の大きな店である。薄暗いライティングで、中に入ると一瞬目が眩むが、慣れてくれば、そこが和風情緒溢れる空間であることに気付くだろう。笑客層は圧倒的に男性が多いがその訳は明瞭、フロア-で接客を担当するのは、若くて可愛い♪女性ばかりなのだ。「酒場」という文字から連想する、殺伐とした光景はどこへやら、暖気を放つ彼女らの振る舞いによって、店はささやかなパラダイスと化している。座ると先ず手渡されるのが、本日のお勧めが書かれた厚紙である。そこには白子ポンズやホッキ生刺身など、魅惑のメニュ-が並んでいるが、詳細な値段は書かれてない。ちなみに一品は500円から1.000円で、中には女性を前に見栄を張り、2.3品頼む人も居るようだ。(笑)そうなると一般メニュ-は貧弱なのか?と勘ぐりたくなるが、壁を見れば330円というお値打ち品がずらり...アッパレ!いずれもシンプルで家庭料理の域を出ないが、意味不明の創作メニューで、倍額請求されるよりはマシというべきだろう。飲み物はどうだろうか...これまた心配無用。カナダドライの炭酸を使う元祖ハイが230円に酒が250円と、大衆酒場の名に恥じない、優しい価格で提供されている。この日は酎ハイ3杯とつまみを2品頂いたが、彼女達を見ていると、「飲み物もつまみの質もどうでもいいや」と思えてくるから不思議である。殴突き出しの330円だって、ええ妥当です。正統派とはいい難いが、この不思議なスタイルが気に入れば通ってしまうかも?

< DATA >

酎ハイ230円 酒250円 ジンライム300円 突き出し330円イカ.ツブ貝330円 塩から330円 串カツ330円アジフライ330円 焼きそば330円 シュウマイ330円 レバ野菜炒め330円ゲソ揚げ ウィンナ-炒め チ-ズ 生野菜 ニンニク焼き 煮込み 各330円その他、寄せ鍋730円 カレ-豆腐450円 すいとん730円いいちこボトルキ-プ 一升ビンで2500円!しかもキ-プは1年。定休日 日祝曜日 営業時間6時~深夜1時まで※ スパイシ-なカレ-鍋が旨い 酒よりもごはんが欲しい。  

 

◆ みちのく

最近モツ路線を突き進んでいるので、久々に刺身でも食おう!そう思ってぶらついてたが、ホッピ-ののぼりを見るや、手が勝手に扉を開けていた。(これも生活習慣病の一種といえるだろう...(^^))中は細長い空間で、カウンタ-とテ-ブルが1つ。収容10名ほどの小さな店で、定年後に商売を始めたという親父さんと、看板娘のお孫さん2人でやって居られる。混んでいたが、「どうぞ」という常連の暖かい言葉を真に受けて、補助席(なんであるねん)片手にカウンタ-へと割り込ませて頂いた。皆さん2人をサポ-トすべく、こうして席を作ったり片したりと何かと協力的である。メニュ-の方はモツをメインに単品が少々という取り揃え。この日は二軒目なので、軽く数品を選んでみた。クオリティ-を語る店でもなかろうと思ったが、生ガツは250円ながらに、しょうがとニンニク両方が副えられ量も十分、焼き物も1皿2本170円!と、ナイスな価格設定だ。気を良くしキュウリの一本漬けも頼んだが、こいつは制覇するのに手こずった。チト塩辛くキュウリがこんなに長いものとは思わなかった...だがおかげでホッピ-をガブ飲み出来たので、この選択は正しかったと見るべきだろう。飲み物は外ビン方式のホッピ-に加え、酎ハイ系と地酒が数種類。考えたら八海山で煮込みというのも、意外に絶妙な組み合わせかも知れない。(報告待ってます!)残念ながら意識がぶっ飛び、レポ-トはこれが精一杯...私の記憶が正しければ、ここは安くて良い店だ!確かめる為にもまた尋ねようと思う。笑

< DATA >

瓶ビ-ル大500円 中瓶380円 生中400円 チュウハイ350円レモンハイ350円 ウ-ロンハイ350円 ホッピ-黒.白各360円 中身150円酒300円 にごり酒400円 生酒550円 地酒八海山700円 久保田800円煮込み250円 モツ焼2本170円 カシラ.タン.シロ等ガツ生250円 トマト.キュウリ200円 白菜お新香200円 他定休日 日曜日 営業時間5時から9時まで 

 

◆ 魚料理処 遠州屋

外観を見て「ワンランク上の小料理屋なのかな~」と素通りしていたが、ある時入って「なんとまあ~家庭的で落ち着ける」と一気にファンになった店である。品数はそんなに多くはないが、量、価格、味、全てにおいてレベルが高い。看板に偽り無しのようで、魚貝類がメニュ-の主力となっている。例えばイカのかき揚げなどは300円 とは信じられないボリュ-ムで、これを自家製の暖かい天つゆで頂く。他にさざえの刺身、大トロ刺身など、ビックリする品質のものが、リーズナブルな価格と共にボードに 書かれてたりするので、通う楽しみがあるというものだ。酎ハイもドライで、頼む時に「氷少な目」「お湯で割って」など、ウルサイ要望にも答えてくれる。店内は5.6人座れるカウンタ-と、小さな座敷が一つ。「一人でも座敷で足伸ばして下さいね」などと気遣いしてくれる 優しいご夫婦の人柄もポイントであろう。

< DATA >

ビンビ-ル大550円 酎ハイ300円 ウ-ロンハイ330円梅ハイ450円 日本酒350円 花越路タラの粕漬け350円 湯豆腐300円 肉豆腐350円 コロッケ250円トンカツ400円 串カツ400円 アナゴの蒲焼き350円 イカかき揚げ300円ベ-コンエッグ300円 ジャガチ-ズ400円 ニンニク揚げ250円さざえの刺身500円 生ウニ500円 生たこ刺し500円 生ほたるイカ300円(刺身類豊富 但し時価+入荷次第)アスパラベ-コン350円 鮭バタ-焼き250円焼きうどん350円 サラミ300円不定休 営業時間5時~11時まで

 

京成沿線・小岩

◆ 三平本店(京成小岩)移転

白い暖簾に大きな「大衆酒場」の文字。外面に期待して入ったはいいが腰砕け...そんな経験も少なくないが、三平はその逆だ。「一軒家そのままが店」の中は奥行き深い造りで、壁に沿って調理スペ-スと収容15名ほどの長いカウンタ-が向かい合っている。反対側の僅かなくぼみは小上がりになっていて、そこには2人用のテ-ブルが3つほど。2階にも座敷があるようで、見た目より収容に余裕あると思われる。店員は家族?4~5人が配置され、その数からも活気ある店の雰囲気が伝わってくるといえよう。壁に掛けられた品書きの黒い板は、何気に店の歴史を語っているようで、価格は250円から500円台の目に優しいものばかりで占められている。(これだけ多いと、宝探しみたいで嬉しいね)良く見ると「ほたて刺身」と書かれた柵の下にはわざわざ「(2枚)」と、ボリュ-ムに期待持たせる上手い表示をしているし、一段上には「酒は百薬の長」なんて標語がデカデカと掲げられ、γ値に怯える人も、安心して注文出来るよう工夫がなされている...笑この日は先ず酎ハイを戴くが、キュ-トなグラスに琥珀色の液体が入るあの元祖ハイであった。炭酸は自家製との事だが力強い方と思う。つまみは素朴な定番お新香250円を頼むが、これが彩りも鮮やかな一品で、ナスやキュウリなど揃えられたサイズにも感動~(1をみて10を知る)。次に「最近定番の玉子系メニュ-」ということで「チ-ズオムレツ」を選択したが、コレ上にかかるは市販のケチャップでなく、自家製のトマトソ-スです!角切りのトマトが実にフレッシュでいい感じ♪付属のスプ-ンがまた心憎いではないか。「自家製メニュ-も多く、どれも手間暇かけてるな」こうして認識も新たに、徐々に三平ファンになった頃、追い討ちをかけるかの如く、若い女性3人組が入ってきた...(^^改めて見渡すと、ここの年齢層は親父酒場の雰囲気に反して異常に低い!ファミレス並みだが大きく異なる点は、あちらには彼女らが頼んでいる炭火もつ焼きが無い事だろう...「○○ちゃんはカシラはタレだよね?」客のあしらい方や、いきなり頼んだのが「もつ」とはこの方達は常連に違いない!「また来よう」(殴)実は軽く飲んで帰る予定が、この後金目鯛の煮付けに時期ハズレのヒレ酒など思考回路がマヒした追加注文が続き、気が付くとくぼみに陣取る小さなテ-ブルは華やかなつまみで溢れていた。旨い酎ハイに、バランス良いメニュ-構成、加えて今回のような出来事に会えば、好感度はアップというもの。ってな訳で、暫く小岩は三平へ!更新は期待しないで下さいねm(_ _)m。

< DATA >

瓶ビ-ル大600円 焼酎ハイボ-ル340円 梅ハイボ-ル340円 焼酎梅割り360円冷酒660円 ヒレ酒550円 鹿児島焼酎430円おしんこ250円 煮込み350円 枝豆400円 〆サバ400円 肉豆腐300円いわし刺身300円 ほや300円 ほっけ350円 手羽焼き350円 自家製コロッケ380円 まぐろの刺身800円 カワハギ700円 うに850円 つぶ貝650円 サラダ300円焼きナス300円 タコ玉380円 あさり酒蒸し380円 チ-ズオムレツ400円トロ馬刺750円 炭焼きもつ タン.かしら.シロ.レバ 各90円定休日 木曜日 営業時間 5時~2時まで

 

◆ 菊乃家(京成小岩)閉店

京成小岩駅前は放射状とも、なんとも言い難い複雑な区画整理がなされており、毎度位置関係が混乱する...(方向音痴じゃないし、何かがヘンなハズだ...と自分を庇う)そんなこんなで本来徒歩1分の所を、5分ほどかけて到着したこの店、路地裏に面しているのだが、ナカナカ立派な外観をしている。中も広々とした空間で、収容はカウンタ-が10名ほど、座敷には6卓ほどのテ-ブルがゆったりと並んでいる。店員はご夫婦のみ。考えたら随分ご無沙汰である...見渡すと黄色いメニュ-がずらりとぶら下っているのだが、あまりに雑然としていてどこにドリンクメニュ-があるのがわからない。取り合えずあるに決まっていると、「酎ハイ」を頼んでみた。カウンタ-越しに作っている様子を覗き見ると(イヤな客だ)、グラスに20度焼酎を注ぎ、次にニホンシトロンの炭酸を取り出している。ところがそのビンの中身、良く見ると透明では無く茶色!!ではないか。(レモンは見たことがあるが、茶色は初めて。近くで見せて貰いたいがそうもいかない...)カウンタ-に置かれたその謎の炭酸入り酎ハイ(氷はチト多め)を一口戴く。「ホイスに近い?イヤ杏だ?梅か、元祖でも無いし...」「この程度のレシピが見破れなくてどうする」と自分にハッパをかけるも、的確な表現が出来ないもどかしさ。取り合えず爽やかな風味のややドライな飲み物と、貧弱な表現をしておこう((((((^_^;) 。ちなみにJR小岩にも兄弟のやっている同じ屋号の店があるというので、この謎は次回にまで持ち越しである。(同じ炭酸とは限らないが...)つまみはもつ焼きがメインとみられ、焼きはガス、サイズはまあ普通と言った印象だが、1本80円といううれしい下町価格であった。ただ5本一皿がセットらしく、中途の数では受けてくれないようだ。その他ガツ刺し、豚足、コロッケ、マカロニサラダ、銀ムツ煮付けなど400円~500円クラスの馴染の居酒屋メニュ-が一通り揃っていた。

< DATA >

生ビ-ル500円 瓶ビ-ル大550円 酎ハイ320円 レモンハイ350円日本酒400円 ウイスキ-500円 ワイン500円ホルモン、やき鳥 5本で400円 レバ刺し400円 ガツ刺し400円みそおでん400円 里芋煮400円 まぐろぶつ500円 ワカサギ唐揚げ400円牛コロッケ400円 キンピラ400円 焼売400円定休日 月曜日 営業時間 5時~11時まで

 

◆ 味処 きまっし (能登七尾 郷土料理)移転

多少値の張る物もあるのだが、能登七尾から空輸、直送された魚がこの価格で食べられるなら、リ-ズナブルと思う。こうしたテ-マのハッキリした郷土料理の店は好きだ。伺うと七尾は女将の出身地というで、週に2回から3回は市場から送られるという。なので魚は旨い。カワハギは中サイズながら、女将自ら手がける包丁さばきが素晴らしく、ボリュ-ムに不満は感じられない。これをポンズに潜んでいる肝を溶きながら戴く。思えばこの一品の虜になり、通っているのかも知れない。他にもバイ貝刺身、しらえびなど、行く度に本物の北陸の味にも出会るのも魅力的である。チュウハイ系はどうにも普通で、大衆酒場と同等のクオリテイとはいい難いが、炭酸だけは浅草のアズマさんのものを1本使用している。でも魚には日本酒と、少し高めだがここでは毎回地酒を選ばせて貰っている。店はあまり見かけない造りで、カウンタ-は無く細長いテ-ブルが大小合わせて4つほど。一人だと合席になるので、その場合は多少窮屈かも知れない。そうそう、毎週末は娘さんも手伝いに入るので、この時は狙い目ですよ。笑--- 追 記 ----きまっし = あちらの方言で「おいで」「いらしゃい」との意らしい。

< DATA >

チューハイ350円 ウーロンハイ、麦茶ハイ、緑茶ハイ、生レモンハイ、430円梅ハイ450円 生グレープフルーツハイ500円地酒 能登のおやじ、秋田浪漫 特別純米750円 酔夢850円など...おしんこ300円 串揚げ450円 能登くじらたれ500円 揚げ出し豆腐400円甘海老650円 サンマ550円 バイ貝刺し650円(キモ付き) カワハギ1100円しらえび唐揚げ650円 茄子焼き400円 あおりイカ刺し680円 アジ刺し680円03-5694-0701定休日 木曜日 営業時間 5時から深夜1時位まで

 

◆ は む ら

駅から30秒ほどだろうか。雨でも傘が不要です!あまりに普通の構え故、何度もスル-してたけど、最近レベルが高いことに気が付いた。以前入った時の印象が良くなかったのは、食べたものがいけなかったんだろうか?中はカウンタ-が10席ほど、小上がりにはテ-ブルが2つ。ややモノが多く雑然としてる店内である...。この日は1人酒、カウンタ-に座わりフト隣を見ると子供が勉強してた!お~頑張って。笑調理はご主人と息子さん、接客は奥さんの担当。派手な柄のダボシャツにねじり鉢巻と、見た目にものすご-く違和感あるご主人だけど(笑)、なんのなんの意外に気配りもよく、奥さんが手一杯の時などは、飲み物のオ-ダ-を取り、席まで運んでくれるお方なのです。酎ハイは25度焼酎に炭酸はドリンクニッポン(小岩に多い)、そしてAハイボ-ル入り。氷入りなので薄く感じるが、3杯も飲むと結構いい気分になるので、印象よりも濃いのだろう。この日頼んだのはすじ鍋と生つくね。9月上旬だったが、すでに鍋があるってのは大変喜ばしい事である。(鍋は11月からとか言われるとガッカリしてしまう)頼むとガスコンロをセットして、具沢山の鍋が乗せられる。中は牛すじ、キャベツ、ニラ、コンニャク、ぜんまい、大根、豆腐と豪華!ベ-スはピリ辛醤油味で、もつ鍋に近い印象。火加減が自分で調整出来るので、食べるペ-スにも合わせられるのがいい。冷めた鍋にゃ、自然と箸が止まるというものだ。最後はおじやセットを頼んだが、これで650円なのでお勧めです♪他には前回訪問で気になった生つくねを頼んでみたが、これは初めての出会いであった。新鮮な鳥のささ身と、軟骨を叩いてだんご状にしたもので、ネットリとした食感。肉本来の甘み?か下準備に秘密があるのか?不思議な甘みが感じられた。早くに売り切れるらしいので、食べるなら到着してすぐに注文すべきだろう。もつ焼きは結構大ぶりで、4本も食べたら他が食べられそうに無い。特大メンチカツ、コロッケもこれまたすごかった。近くの方が注文したのを覗いたら、皿からはみ出さんばかりのサイズである。これは1人ではきついかも。見た目はあわのす、わくい亭クラスなので、いづれ誰かを誘ってチャレンジしよう。

< DATA >

瓶ビ-ル大600円 生小350円 おつかれ生200円 酎ハイ350円レモンハイ.ウ-ロンハイ400円 梅酒ハイ450円 日本酒350円串揚げ全て1本100円 ヒレ.鳥.うずら.ウィンナ- チ-ズ.椎茸.玉ネギ.アスパラ等もつ焼き タン.ハツ.カシラ.シロ.レバ.コブクロ鯨刺し650円 ネギトロユッケ風450円 生牡蠣600円 はまぐり酒蒸し500円生つくね400円 湯豆腐500円 すじ鍋650円 たらちり800円 鳥団子鍋800円あじ天麩羅500円 さば明太子焼き350円 鳥皮サラダ 煮込み200円 豆もやし200円 定休日 水曜日 営業時間6時から深夜2時まで

 

◆ 銚 子 屋

京成小岩を降りて歩くこと10分ほど。静かな住宅街に突然現れる赤提灯。違和感ある光景だが、それが銚子屋である。懐かしいデザインの引き戸を開けると、中は少しばかり傾いたカウンタ-があり、その後ろには小上がりが設置されている。視界に入るもの全てが昭和の香り。壁にぶら下がる木製の柵、デコラ張りのレトロなテ-ブル、8トラのカラオケセット、石油スト-ブ上に置かれたヤカンに、古ぼけたポスタ-など。唯一テレビから流れる音声だけが、今が平成である事を告げているようだ。営むのは老夫婦。なので料理は出来合いの物が並び、飲み物はビ-ルにありふれた銘柄の日本酒で...と思ったら大間違い!ここのチュ-ハイを飲み、そしてカレイの煮付けやめかじきの照焼きを食べてほしい。チュウハイは250円!価格も申ることながら、その中味も素晴らしいのだ。先ず中ジョッキ-にドリンクニッポンの業務用炭酸を一本ドバドバ、そこへ自家調合を施した焼酎を注ぎ、レモンスライスを浮かべて出されるもので、どこぞのチェ-ンのモノとは違い、3杯も飲めばしっかり酔える濃さである。料理も煮物から焼き物、フライと意外なほど品数が豊富で驚かされる。作り置きせずに都度調理するので、多少待たされるけど味は保障付。カレイの煮付けはしっかりした味付けで、照り艶の見栄えはもちろん、その身は肉厚でふっくらとした見事な一品です。失礼ながらこの外観からは、想像出来ないクオリティ-といっていいだろう。多少「わかめがしょっぱい」「買い物に出かけて店が留守」、なんていうご愛嬌な場面に出くわす方も居られるようですが、ここなら許せちゃいますね。そうそう驚くことがもう一つ。営業時間はなんと、朝の7時から夜の10時ということ。定休日も「年に2.3日は休むかな-」という程度というから、すごいです。「自宅で家賃が要らないから、やっていけるんだよね」とは、改めてナットクの言葉でした。東京の大衆文化を伝える貴重な店、いつまでも続いてほしい店であります。

< DATA >

ビンビ-ル大530円 小380円 酎ハイ250円 ウィスキ-ハイ260円 ウ-ロンハイ350円ホッピ-330円 日本酒300円 大530円まぐろぶつ400円 生野菜500円 野菜炒め400円 ホルモン焼き400円オムレツ500円 カレイ煮600円 かさご煮600円 エビフライ500円 エビ塩焼き500円さば塩焼き400円 さんま400円 しめさば400円 天ぷら盛り合わせ500円めざし400円 お新香300円 ぞう煮500円 など定休日 基本的に無し 営業時間 朝7時から夜10時まで