研究所
1.人間の心理について
(1)何故、ヒトは覗きたいのか?
@見てはいけないものを見る好奇心
A自分だけが知っているという優越感
(2)何故、ヒトは怒るのか?
@その行為、言動が、自分の価値観に反するため
→ 損失を蒙るため → 自己防衛反応(自分の正当化)
A自分の思い(隠しておきたいこと)を指摘(明かに)された
→ 損失を蒙るため(自尊心が傷つけられる)
→ 自己防衛反応
(3)何故、ヒトは恥ずかしいと感じるのか?
@「何故、ヒトは怒るのか?」に同じ。
(4)何故、ヒトは不正を行うのか?
@守るものができた、失いたくないから
(5)何故、テスト前に机の整頓をするのか?
人は、嫌なことを避けるため、普段は嫌だけど勉強よりはまし!という比較優先行動を選択する。
では勉強を促すには?
勉強よりも嫌なこと?
親や先生に怒られる!赤点?などを回避するために勉強するようになる。
2.性について
(1)何故、ヒトは恋愛をするのか?
@恋愛は、巣作りの誘い水である。
→ この楽しみが無ければ、結婚するヒトはいない。
A性行為の楽しさは、子孫繁栄の誘い水である。
→ この楽しみが無ければ、子どもを創るヒトはいない。
※ただし、何事も、限度を弁えることが肝要である。
(2)配偶者に求めるもの
@男性は、配偶者に母性を求める。
→ 男性は、根本的・必然的にマザコンである。
A女性は、配偶者に父性を求める。
→ 女性は、根本的・必然的にファザコンである。
(3)配偶者の選択基準
@男女とも、生後最初に見た異性を、将来
配偶者を選択する際の基準としている。
通常の場合、親になる。
※鳥類で見られる刷り込みとは異なり
出生直後ではなく、眼が見えるようになった後
最初に(長時間)観察できる異性である。
(4)性差別とは
@血を「穢れ」と考える社会は、男尊女卑の傾向がある。
A子どもを地域社会全体で育てる社会は、男女平等の傾向がある。
(5)性欲とは
@男の性欲は、支配願望の現れである。
3.討論するときの注意
(1)代替案の無い反論は、暴論である。
4.生きるための注意
(1)努力
@努力は報われる。
諦めなければ、内面的な目標は達成される。
しかし、その努力が評価されるとは限らない。
つまり、対外的な目標は努力だけでは達成できない。
(2)迷った時に
@悩まずに、考えるべし。
悩む暇があれば、行動すべし。
悩んでいる間に、時間だけが過ぎていく。
「千里の道も一歩から」
その一歩を踏み出すことが大切である。
A「意思ある所に道はある」
「思い立ったが吉日」
今では遅すぎる...、と諦めてはいけない。
始めることが大切である。
5.物の値段について
経済学では、価格は需要と供給の量が一致する点として自動的に決まるとされている。(市場原理)
しかし実際には「人為的に」需要と供給の量が調整され、個々人(特に有力者)の好みに応じて決められている。
消費者は、市場原理によって決められた価格を容認するのではなく、好ましい(妥当)と思える価格を容認するのである。
不足して(求められて)いたのに、価格上昇に伴い、その需要が急に減るのは不自然な現象である。
価格が上昇しても、供給量を増やせない(したくない)場合もある。(不完全市場)
つまり需要者、供給者ともに、特定の価格を想定(期待)しており、売買は、その価格で成立する。
6.確率?について
(1)硬貨の裏表(サイコロの出る目)は偶然か
サッカーなどで行われるコイントス、硬貨の表がでるか裏が出るか?
一般的には、偶然に左右されると思われている。
しかし、硬貨の投げ方、つまり硬貨の持ち方、投げる腕の力、角度、などが偶然(ランダム)なだけに過ぎない。
同様にサイコロの目の出方は偶然なのではない。
サイコロの持ち方、投げる角度、強さ、などが偶然に過ぎないのである。
曲芸師やマジシャンなどは、この偶然を支配し、規則化することができる人たちである。
つまり偶然を必然に変えることができる人たちなのである。
このような「偶然」は、何も「考慮されていない」ということにすぎない。
「偶然」の結果は、「考慮されていない」ために生じる「必然的結果」なのである。
・・・プロ雀師は、親の時「5」または「9」を出せる。
(2)予測は何故当たらないか?
経済予想などが当たらない理由は何か?
それは、予測値が公表されると、皆それを意識して行動するからである。
一方で、予測値を隠しておくと、後付?と思われてしまい
その予測値に対する信頼性が疑われるためである。
なお、予測値を隠しておくことは、「予測」本来の意味をなさない?!
7.「正しい」とは
「正しい」とは、真に「正しい」ことではない。
世の中の多数(過半数?)の人たちが「正しい」と思う(考える)ことに過ぎない。
これは「真実」にも当てはまる。
自分の考える「正しさ」「真実」が実際と異なる理由は、
自分が間違っているからではない。
世の中の人たちが「そう考えない」ためであり、
自分の考え方が、世の中の多数の人たちの考え方と異なるからである。
ただし、これは犯罪が許される理由にはならない!
8.無限について
(1)無限の感じ方
ボールの表面を歩いているアリにとって、球面は無限と感じるでしょう。
一方でボールを眺める人間にとって、球面は有限です。
・・・ちなみに球面からアリが落ちれば?新たな世界へ行く?
人間にも同じ事が起きるか?
3次元の世界から無限(本当は有限)空間への離脱が、理論上は生じるかもしれません。
(2)無限の概念
・・・・・・・・・_________________________・・・・・・・・・・
無限 有限 無限
※人間が感じられる部分には限界がある。
※「無限」とは、「存在しないもの」と言い換える説もある。
(3)宇宙のはじめ
無とはゼロ(0)である!と考える。
0+0=0
何らかのきっかけで、静まった水面に波紋が広がるように
波面が揺れるが、水面より上と下の変化量は同じ!
すなわち、
+1+(−1)=0
+5+(−5)=0
実際に、物質と反物質、電子と陽子の関係のように、
プラスとマイナスが相殺できるようになっている。
宇宙誕生後138億年が経過すれば、エントロピーは増大するので
元の状態には戻れない。
しかし人間はプラスの部分しか感じられない。
そのため、無から有が現れた!と思ってしまう。
(4)ゼノンのパラドックスの答え
どちらもゴールに着かない!から。
9.現象と存在
(1)現象とは
Do、物理学、経験、必然的に有限であり、制約を受ける。
(2)存在とは
Be、数学、観念(合理性)、無限が可能であり、制約を受けない。
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関連著作
1.「農村・農業開発における阻害要因としての性差別」
『酪農学園大学紀要』第21巻、1997年2月、pp.251-261.
2.「農業開発における社会システムに関する考察
−教育の果たす役割を考える−」
『酪農科学の進歩'97』酪農学園大学エクステンションセンター
1997年3月、pp.99-116.
お問い合わせは、下記へ。
takutono@msa.biglobe.ne.jp
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名 称 : 真理学研究所(法人未登録)
所在地 : 東京都日野市三沢
代 表 : 大野琢澄
設立日 : 平成17年11月25日
設立主旨: 現世の理(ことわり)を明らかにし、生きる上での指針を示す
2008年1月20日started
2025年5月11日update
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