◆ 壊れ本誌 1 ◆




   
「残された城」
 
殺生丸とりんちゃんが並んでいる図は何下に好きです。ミスマッチ具合がたまらん!
 
ところで、どうやら私は勘違いをしていたもよう。
殺生丸と犬夜叉が奈落の城に行き、りんちゃんの存在で犬一行との関係が代わり、ひょっとして琥珀も奈落から解放されるような怒濤の展開に行くかと思ってたんですが、このお話自体序章か、もしくは今後の伏線だったようです。ラストに登場した桔梗さん、誰もいない見捨てられた城跡で変化を感じています。
奈落…何をしてるんでしょう…単にボロボロにされて逃げた先で昇天して気配が消えたってオチなら、笑っちゃうんですけどね〜〜。(^^;;)
何はともあれ、まだ終盤ではなかったことにほっとしつつ、今回の兄!
 
殺生丸に気が付き挑もうとする琥珀に受けて立とうとする殺生丸。
そこに到着する犬夜叉とかごめ、琥珀をぶっ飛ばしてりんを保護。ほっとしたのもつかの間、しつこく殺生丸に向かっていく琥珀の鎖がまを叩き落とす犬夜叉。琥珀の首を締め上げる殺生丸。
しかし平然としている琥珀を見て、自分に殺されようとしていることに気が付く兄。
ぽいっと放り投げて逃げていくのも放置。(笑)
りんちゃんが気が付き嬉しそうな顔。うんうん、不安だったんだね、よかったね、りんちゃん。(^-^)
りんちゃんが無事でほっとしたのか、兄、今回はちゃんと弟たちと会話してる。
素っ気なく琥珀を殺さなかった理由を説明し、さっさとその場を立ち去る兄に、すたたっと後を追っていくりんちゃん。なんとなくボーゼンとした顔でその様子を見送る犬とかごめが可愛い、そりゃ、…びっくりするわのミスマッチの後ろ姿。なんとなくゴジラがベビーゴジラを連れて引き上げていく図を連想しちゃった。(^^;;)
 
琥珀を連れて奈落の元へ帰る神楽。…琥珀の死体から四魂の欠片回収を命じられていたらしいが、琥珀は生きている。なんとなく、琥珀の保護者チックな感慨を持つ神楽…なんとかならんもんかね、この二人。心配になるよ、本当。
珊瑚ちゃんは全てが終わったあとに到着で琥珀との対面はなかったが、…それより弥勒の旦那はどこ?
まったく登場してなかったのね…しくしく。
そして、上記の桔梗のシーンで次号に続く!
とりあえず兄の登場はひとまず終わったようなので、本誌感想もおわり…。
 
来週はアニメだ!
 
…サンデー本誌の別タイトルで大好きだったキャラが複数お亡くなり。ちょっとテンションが低い今週でした…。
 


 
「琥珀への暗示」
 
今回は一発扉絵から喜んでみましょう。「兄、美しすぎ!」
弟くんとの2ショット扉ですが、刀を構えたいつもの弟君の背後に兄のアップ!
ちょっと俯き加減の斜め向きの兄なのですが、いやん、何を考えてるの?っちゅーくらいに美人さんです。
さすがにこれ程の美人さんです、せっかくのデートに水を差された奈落の旦那の心の声なんぞ、
ちょっと代弁してみました。
 
「きーー、悔しいわ、せっかくふたりっきりで良いムードだったのに!なんてお邪魔虫で気の利かない場の雰囲気を読めない弟なの?でも良いわ、殺生丸さまったら、わしを追っかけてきてくださる気なのね(はあと)
あなたが追ってきてくれるんなら、憎まれたって幸せな気分よ。よーし、もっともっと本気で追っかけてきてくれるように、もっと怒らすような事してみちゃおう。うふふ(はあと)」
オネエ言葉なのは妄想フィルター通過時に変換されちゃったということで…。(^^;;)
 
ぼろぼろ奈落にとどめを刺そうとする犬夜叉。それに先んじて攻撃する殺生丸。
闘鬼神の一撃で身体をバラバラにされた奈落は得意の障気煙幕で城から逃亡。
「今日のところは退散しましょう」って事は後日日を改めてまたデートしましょう、というお誘い?
そんなもん、待ってられるかーと完璧密かに怒ってたらしい兄ちゃん「私から逃げられると思ってるのか?」と変化して追いかけようとすると、奈落のいじめっ子な声。
「小娘を迎えに行った方がよろしいのでは?」
行かないとまずいっすよ〜〜〜という脅し文句ですね、言われて驚いてるのは兄ちゃんより弟の方だったりするけど、兄ちゃん、姑息な奈落にむかつきながらも無言でりんちゃんの元へ。
そうかそうか、りんちゃんは自分が撤退するときの時間稼ぎか…。
最初っから自分がやられた場合、兄ちゃんの足止めにりんちゃんを使う気だったんだ〜〜。
この場合だと、珊瑚ちゃん達への嫌がらせにもなるね、琥珀を兄が成敗しちゃったらさ…。
まあ、それはともかく。
 
おい〜〜〜!弟を無視するなよ〜〜〜〜!
 
一応、歩み寄りの姿勢で訊ねてるじゃないかーーー、せめて質問にくらい答えてやれよ〜〜と思ってたら邪見発見。ぼこられて全てを犬夜叉に白状。
それにしてもこの完璧弟無視具合ってなんだろう、この場にいたのが、鋼牙でもかごめでも珊瑚でも全然変わらないんじゃないかってくらいに、綺麗な無視っぷりですね。(^^;;)
 
そして場面は変わり、りんを連れて逃げる琥珀。追っかけようとするが、雑魚妖怪に邪魔されて追っかけられない面々。到着した犬夜叉がかごめを背負ってとにかく追う、琥珀を追う。
間違いなく殺生丸は琥珀を殺す、と踏んだ犬夜叉、先に琥珀の元へと急ぐ、急ぐ。
でも兄ちゃんの方が速かった…。
 
りんちゃん、転んで気絶。琥珀の構える鎖がま。そしてその背後に立つ兄ちゃん…。
緊迫の次号に続く〜〜〜〜!
(でも兄ちゃんとりんちゃんの危機は去ったと思われる…むざむざりんちゃんがやられるまで黙ってるはずないからね)
 
ここでちょっと注目のヒトコマ。
兄ちゃんが奈落の城からりんちゃんの所へと向かうために浮き上がるシーン。
あのもこもこが増えております!足下を覆うように何本も、もこもこが…。
あんなもん肩にしょってたら動きにくいと思ってたんですが、どうやら兄の妖気で出来てる様子。
増えるも減るも育つも縮むも、きっと思いのままなんだ、ふむふむ。
そしてその時の兄ちゃんの左腕の袖。
奈落の触手に絡まれたときも思ったけど、なんか肘くらいまはでありそうな雰囲気の袖のなびき具合です。
確か二の腕の半ばくらいでなくなってたと思ってたけど、…ひょっとして切り口からじょじょに再生してたりして?
 
個人的に一番注目したのは、この時の兄ちゃんの首。(笑)
髪がふわっと舞い上がって横向いた首が見えてるんですけど、…細い…。
元々高橋先生の絵は男性も中性的な童顔ですが、兄ちゃんの場合はとくに女性に近い感じで描いてらっしゃるような気がします。カラーの時に兄ちゃんの唇に色が入ってたり、指が細かったり、睫毛が長かったりね。(^-^)
 


 
「結界を斬る」
 
あああ、犬夜叉、せめてもうちょっとだけ後に来て〜〜〜〜〜!!!
 
…ファン心理ってのは我が儘ですな。この間までははよ来い!などと喚いていたくせに、いざ到着すると、もう少しだけ奈落に幸せな夢を見させておいてあげたかったわ…とか、少しぐらい、兄、苦しんでみてくれよ…とか思ったり…。(^^;;)
 
結界を斬って城に突入した犬夜叉。迎撃するよう言いつかるが犬夜叉の力を見て、戦う真似だけで引いてしまう神楽。止める者は誰もいませんね、さっそく兄ちゃんと奈落の険悪デートの現場に乱入する弟。
邪魔者を感じて、楽しく遊んでいたデートを切り上げざるを得なくなりキレる奈落。
 
あんた、大皿料理とかバイキング料理には向かないタイプだね!
 
他人に取られる前に喰っちゃえ、とばかりに好きな物をかっこんで、後で消化不良を起こすタイプでしょ!
兄ちゃんを強引に「いただきます」しちゃったものの、風の傷であえなくご破算。
兄ちゃん、お肉を盾に傷一つ付いてないばかりか、焦った顔一つ見せないじゃないか…さすがに動じないお方だ、つれないお人よのう…ふっ…。
デートを邪魔されて「誤算だった」と悔しがってるのは奈落1人、可哀想にやっぱり片思いだったんだね。
兄ちゃん、ちっとも惜しそうな顔してない…。
来週の奈落の逆襲はあるんだろうか、しつこく兄ちゃんを狙うか、まずは邪魔者排除と犬を狙うか、どっちにしても二人っきりのデートには水差されちゃったから思いっきり楽しむというわけには行かないだろうけど、せめて最後の意地で兄ちゃんの白い額に汗の一つも浮かばせてやってくれ…それだけは期待してるよ、奈落の旦那!
 
あ、そう言えばりんちゃんサイド、今回は登場なし。奈落の旦那、人質の有効利用の仕方、ちゃんと考えてるのかなぁ…。やっぱり離れたところにいるんじゃ、いざというとき、盾には使えないよね。
それにしても、せっかく兄ちゃんに絡みついたんだから、着物の一部分くらい破ってくれれば嬉しかったのに…と見当違いの期待を抱きながら、来週に続く。
 
 


 
 
「奈落の目的」
 
やっぱりそうきましたか、奈落の旦那!兄おびき出し作戦の真の目的は。
 
「お前の身体が欲しい」でしたか!
 
お目が高いぜ、奈落。数ある妖怪の中から、自分の身体を完成させるための最後(?)のパーツに兄を選ぶとは!確かに兄以上に強くて美しい妖怪なんて、いるわけないし。
納得してるわけにはいかんーー!
びちびちの破片が兄の足首に〜〜〜!!いやだ、びちびちに飲み込まれる兄なんて!
まさかこのまま取り込まれるなんて事はないと思うが、せめて「拘束され、動けなくなって苦しい顔をする兄」で妄想して楽しくなる程度で止めてください〜〜!本当に取り込まれるのはいやだ。いくら奈落の旦那がいい男でもいやだ!
弟!はよ行って、兄を助けんかい!(涙)
 
そして、奈落の城に直行する犬夜叉とは別れた他の面々。またもや琥珀と珊瑚ちゃんとの因縁の対決。
それはさておき〜〜。
りんちゃん、誘拐されて人質にされて、しかも妖怪に取り囲まれているというのに、じっくり

「戦利品の瓜をご賞味中」
…よく喉を通るね…腹が減っては戦は出来ぬ。りんちゃん、流石のたくましさ。だてに一人で生きてきたわけじゃない。でも、やっぱり家族を殺されたことはトラウマになって残ってるのね、今も夢に見るなんて、可哀想に…。
辛さを抱えても笑顔で頑張るりんちゃん、偉い…もう瓜10個でも20個でも好きなだけかっぱらってせめて腹一杯に食べてくれ!
琥珀君も辛いことから逃げてるだけじゃ駄目だよ、ここは一発りんちゃん連れて逃げて殺生丸に恩を売って、本当に生き返って人生やり直してくれ。君は家族や仲間だけじゃなく、罪のない村人にも手をかけちゃったけど、
この世界、それこそ家族を殺されて泣いている人はたくさんいる筈。
自分の罪を償おうと思ったら、いくらでも償う道はあるはずだ。…頑張ってくれ、琥珀君。
 
弥勒の旦那は今回も走ってるだけ。(--;)見せ場、欲しいな〜〜。
殺生丸様のお身体の行方を心配しつつ、来週へ続く。
 


 
 
「さらわれた りん」
 
待ちに待った新章突入、丸ごと1話兄満載!
おおう、またなんかちょっと顔が大人っぽくなったような!
 
「人間の小娘一匹」…小娘一匹…「自分の事は自分でせい」って突き放してるように見えてちゃんと邪見をつけてやったり、食料が調達しやすいように多分人里近くをうろうろしてたりと、小娘一匹のために兄ちゃん、それなりに気配りしている模様。人間と仲良くしたり、子供の相手をしたことなんてなさそうな兄ちゃんだから人間の子供の生態にはいろいろと戸惑うことも多いだろうけど、投げ出さずに面倒見てる姿が男やもめみたいで泣ける(笑)…実際に面倒見てるのは邪見だけど。
言ってることは冷たいけれど、やっぱりりんちゃんのためには動くのね。
でもさらわれて素直に探しに行くんじゃなくて、さきに奈落ぶっ飛ばしに行くってあたりが兄らしくてよろしい。(笑)
 
 
そして、りんちゃん、やっぱり君は最高の娘っ子だ!
逞しくて、肝っ玉が据わってて、それでいて小生意気なところのないまさに自然体な野生児(?)
瓜を放さない根性におばちゃん、思わず涙がほろりだよ。
何下に琥珀×りん?年頃も丁度いいし、何より一度死んで生き返った物同士だし、いいお友達になれるかも。
兄、子供二人連れで旅する羽目になるんだろうか?
それもいいかも知れない、少なくとも邪見の苦労は少しは減るだろう。
そして犬一行とりんちゃんのご対面も近いかも知れない。
 
 
そして、兄ーーーーー!!!
久々の指ばきりですね、相変わらず美しい手…とうっとりしたところで、奈落と本格的にやり合うんでしょうか。
奈落は本体でご登場、確かに傀儡じゃ罠とか用意していても発動する前にやられてしまうだろうけど。
奈落、何を企んでる?
殺生兄さんをわざわざ結界の中に招き入れて、「おびき寄せたぜ、にやり。計算通り」とか思ってるようだけど、
兄を招き入れた本当の目的はなんだ?
やっぱりまた回りくどい手を使って犬を苛めさせること?
それとも他に目的があるんかい?
どっちにしたって、簡単に引っかけられる兄じゃないと思うけど、奈落ほど精神構造あくどくない分、ひょっとしたヤバイ事になっちゃうかも知れない。
兄ってば冷静だけどすることは「とりあえず、やってみよう、試してみよう」という結構弟と同じタイプ。
罠も踏んでから抜ければいい、って感覚かも知れない。(涙)
うう、気になるけれどこの続きはまた一週間先にお預けなのね。
この興奮もまた一週間先延ばしか。
来週の水曜も、またコンビニに猫缶買うついでのような顔をして、朝もはよから本誌買いに行かなきゃいけないのね…。
落ち着こう、落ち着こうと思っても、気がつくと財布握りしめてるんだからどうにもならんわ。(笑)
来週も朝から買いに行きます、サンデー本誌!
 
がんばれ、兄!(来週に続く)