◆ 壊れ本誌 2 ◆


 


「272話 聖域の消滅」

兄上、ちょっとだけ登場。
桔梗の慈悲に抱かれ、白心上人、ようやく成仏が叶います。安らかにお休み下さい、合掌。そして上人が消えると同時に聖域の結界も完全に消滅。
山の中に閉じこめられていた妖怪達があふれ出してくる様子を、厳しい表情で高みから見る兄上。最近は登場するたびに美形度アップしている気がする兄上でございます。その足下のりんと邪見のビックリ顔がまた可愛らしゅうございました。(笑)

そして蛇骨の欠片を奪って逃走中の煉骨。蛮骨を見つけ、さりげに雑談交わしながら不意打ちでやっちゃおうかと考えますが……。
瞬殺ですか!

考える煉骨よりも考えない蛮骨の手の方が早かったです、いきなりの抜き手で欠片2個ゲット。呆然とする煉骨に、簪を手にした蛮骨、「お前欠片欲しさに蛇骨を殺しただろう?」と……やっぱり蛇骨にとどめを刺したのか悪かったのか?最後の一個も奪われ、煉骨、骨に還ります。

はからずも蛇骨さん、蛮骨大兄貴に敵を討って貰った形になっちゃいましたが、やっぱり欠片を渡すか着服するかの差でしょうか。蛇骨さんも睡骨の欠片取ったけどちゃんと兄貴に渡したからね。とにかく蛇骨さんは完全に終わったようです、あらためまして合掌。唯一敵を取ってもらった蛇骨さん、変態だけど裏表のないところがやっぱり可愛がられてたんだね。穿った見方をすれば、銀骨の欠片を取った煉骨を見逃してたのは、自分の手を汚さずに仲間の欠片を集めさせようという蛮骨の策略だったと考えられないこともないけど、煉骨に手を掛けたのはやっぱり仲間を裏切ったからなのだと思っておこう。
でもやっぱりなんだか外道風味な蛮骨さんでございました。
そして七人隊全員分の欠片+かごめから奪った欠片と計10個…じゃなくて9個でした。3つ欠片持ってたのはアニメの方で原作は2個だった(^^;;。って事で欠片9個を持った蛮骨。いよいよ犬夜叉と最終決戦か?てな所で来週に続く!

結界が無くなったところで殺生丸もいよいよ出陣ですな。出番が増えるのが楽しみです。それから上人さんの最後の表情がおだやかで良かった。上人が奈落を守っていたのは、人々を怨んでいたからではなく、唯一奈落だけだ自分の人間的な弱さを受け入れてくれたからなんだと思う。常に人々にとっての輝かしい灯明であり続けた上人さん。ふと気が付くと、「聖人」である部分だけが大きくなり過ぎ、自分の中の人間的な部分は誰にも顧みられなくなっていた。その当たり前に人間が持つ弱さに気が付いたとき縋れる明かりはどこにも見えず、たった1人行き場を無くして嘆いていた上人にとってはたとえ汚れていたとしても奈落だけが灯明に感じられたのでしょう。
たとえば人々が上人の死後も縋り付いたように。村人達が生前の桔梗の縋ったように。そして桔梗がたった1人だけ、犬夜叉だけが自分の普通の女の部分を判ってくれると思ったように。……相手の実像から目をそらし、期待と希望に彩られた自分に都合のいい幻想に縋っていただけかもしれないけど。

 


「263話 睡骨の記憶」

なんといいますか、祭りの後の寂しさみたいな物を感じます。
睡骨さん善人に戻って永眠、合掌。骨に戻る姿は人魚シリーズの「舎利姫」にあった反魂の術で生き返った子供が骨に戻るシーンを思い起こさせます。
兄ちゃんは今回も声を出しておりません。一旦退場なのに最後まで無言のまんまかい!

桔梗の矢で汚れた欠片が浄化され元に戻った睡骨。ついでに自分がすでに死んだ身である事、そして生前もさんざんに人を殺した事を思い出します。血が嫌いで穏やかな医者睡骨にとって、自分が暴力を振るっていたこと自体辛い記憶でしょう。これ以上罪を重ねる前にと、自ら死を望みます。辛そうだけれど、睡骨の欠片を取ろうと手を伸ばす桔梗。その直前、横合いから伸びてきた蛇骨刀が睡骨の首から欠片を取り去ります。蛇骨兄ちゃん、まだ近くにいたのか。そのまま欠片を持って聖域へと逃走。今度こそ退場です。

何はともあれ、桔梗が直接手を下さなくてもすんだので良かったのかな?これで。睡骨さん、安らかに眠ってください、実は眉無し隈取り顔の方が好きでした。
そして全てが終わったところで、りんちゃんようやく桔梗にお礼を言います。りんちゃんも睡骨の最期を見とってました、あの状況のすぐ後で泣でもなく静かに、黙って桔梗と睡骨の遣り取りを見守っていたりんちゃんって強いなぁ…。
なんか桔梗との間に会話が成立しそうだったんですが、そこで殺生丸様帰り支度。慌てて後を追いかけるりんちゃん。そして桔梗も退場、残念ながら場所が場所だけに保護者の会話までいく余裕がなかったようです、大人二人にとって聖域の際は結界がきつすぎ?でも桔梗とりんは顔を覚え合ったようなので、次の邂逅もあるかも知れません。大人同士の会話はその時まで持ち越し、ってとこでしょうか。
それから殺生丸は桔梗が死人で、犬夜叉を封印した巫女であるという事に気が付いたようです。桔梗は殺生丸が犬夜叉の縁者だって事に気が付いたんでしょうか?なんだか桔梗の方は殺生丸が目に入ってなかったような雰囲気。
それにしても殺生丸は今回別に何をするでもなかったです、りんちゃんが桔梗にお礼を言い終わるのを待ってたんでしょうか?けっこう躾には気を遣ってるようです、というか、助けてくれた相手にはそれなりにお礼をしなくちゃ、というモットーでもあるんでしょうか。義理を忘れない大妖怪殺生丸様。さすがに育ちのいいお方(?)です。

そして久しぶりに弥勒と珊瑚もちょっと登場。地味に山登りしてます。「離れてみて犬夜叉のありがたみが判った」なんて殊勝なことを弥勒が言っておりましたが、次のページでは「鼻が利く」とか、「ほっとくと一晩中走り回ってる」とか、便利グッズ扱いしてます。いい性格だ、二人とも。(笑)弥勒が前で珊瑚が後ろと絶妙の距離感をたもって山を登るお二人。いつでもどこでもセクハラ野郎、色ボケが過ぎて罠にかかるアニメ弥勒に見せてやりたい。山登りする二人は神無の鏡で琥珀がチェック中。どうやらこれ以上二人が進んできた場合、迎え撃つのは琥珀の役目…?になるのかな?

そしてケガをした鋼牙を運んでやった犬夜叉達。川の横の洞穴に匿った鋼牙が気が付いたところで離れようとする犬夜叉。そこに煉骨の強襲。向かい岸の岩場の上に立つ煉骨、岩でせき止められた川、広がる炎。焦った顔の犬君、そして来週に続く…ってとこですが、煉骨さん焦ってるのか、初登場時には切れ者の雰囲気だったのに今週はなんだか悪知恵が働く小者っぽい…?犬君は顔に汗印が付いてたけど、風の傷で炎ごと対岸も吹き飛ばしてしまえばそれで終わるのでは?なんて考えてしまったり。
蛇骨睡骨対人質を取られた殺生丸というくせ者同士の攻防戦のあとだと、なんとなく小者対決な空気。次の桔梗、殺生丸の登場を待ちましょうっと。

 


「262話 黒い光」

先週に引き続き殺生丸様主役の回。無言記録も更新中、なんか喋れ(笑)

殺生丸が結界の影響を受けていることを確信し、嘲るような蛇骨。普段の脳天気っぽいふざけた表情が消えていて逆に色っぽく見えます。対する殺生丸様は相変わらず無言のまま、襲ってくる蛇骨刀を剣で絡め、蛇骨ごと自分の背後に投げ出します。この動きでやっぱり結界がきついんだとさらに確信する蛇骨。結界から遠い場所に戦場を移そう、という意図を読みとります。
むー、結界で辛いにも関わらず冷静に状況を有利に持っていこうとする殺生丸に、それの意味を違わず読みとる蛇骨。この辺戦巧者というか、経験値の高さが窺われますなぁ、力押し専門の犬君相手じゃこの手の駆け引きってのはあまり見られない。
りんを人質にしている睡骨に「山から離れるな」と指示をしてから、人質の正しい利用法を試みる蛇骨。あれですね。
「へたな動きをすると人質の命がないぞ」って台詞です。いつ言ってくれるかと待っていました、兄上様には聞かないんですけど。(笑)

はい、へたな動きじゃなくて上手い動きをやって下さいましたよ、兄上様!

迫り来る蛇骨刀に自ら飛び込んでいきます。そして前方の蛇骨を見据えたまま後ろ手に放たれる闘鬼神。引き戻される蛇骨刀に右腕から飛び散る殺生丸の血。そのまま刀をかいくぐった殺生丸の腕は蛇骨の胴を差し貫き、闘鬼神はりんを抱えた睡骨の胸を貫く!

凄いわ、殺生丸様!

一連の動きがよどみなく行われています。蛇骨、睡骨とも一瞬何がおきたんだか判らないような顔をしてます。そりゃそうだ、人質とって圧倒的有利だと思ってたら二人同時に攻撃を受けてるんだから。
胸に剣を受けて崩れる睡骨から逃げるりん。でも、これで終わりじゃなかったのね。
逃げるりんを押さえつけたのは睡骨さん。医者睡骨を完全に抑えるためにも子供を殺す必要を感じているようです。そして殺生丸に胸を貫かれた蛇骨は「俺達はこれくらいじゃ死なない」と告げます。睡骨たちの方に向き直る殺生丸、でも今度こそ勝ち誇るように「もう遅い」叫ぶ睡骨、目を瞑るりんに向かって振り下ろされる睡骨のかぎ爪! ひー、絶体絶命!と思われた瞬間に睡骨の喉を貫く破魔矢…。

馬に乗った桔梗到着です。

村に戻り睡骨の凶状を知った桔梗は、その後を追ってきたんですね。桔梗の姿を見て蛇骨は逃げます。破魔矢が怖いらしい。(笑)
結界の影響でふらつきながら、倒れた睡骨の傍らに膝をつく桔梗。その桔梗の名を呼ぶ睡骨は医者の睡骨…?破魔矢で貫かれて欠片が浄化されたのか?ってところで再来週に続く。

今週の蛇骨さん、個人的には悪党の色気があって普段より好きかも。殺生丸様は相変わらず凄いなあ…犬君、殺生丸が他の敵と戦っているところを見学できたらすごく勉強になりそう。後ろにも目があるのかしら、この人。睡骨の胸を剣を投げて貫いてたけど、りんが胸に抱きかかえられてることを考えれば、ものすごい命中精度だ…。そしてりんちゃんもこの状況で、戦いから目を逸らしもせず泣きわめきもしない。凄い胆力だ、感動。

殺生丸と桔梗初顔合わせだし、桔梗と睡骨、そして睡骨とりんの因縁もまだ終わらなそうだし、一時桔梗と殺生丸達が行動を共にすることもあるかも知れません。
だとしたらものすごいゴージャスな組み合わせだ…そして何より…殺生丸様の周りにいるのはみんな生き返り経験者になりそう?これも天生牙を持つ者の定めか。
今週は合併号につき来週の本誌はお休み。まだまだ兄上主役は続くのか?期待して待っております!

……そういえば殺生丸の右腕は蛇骨の血と自分の血で真っ赤です。犬君は兄の血の匂いに気が付くんでしょうか?そして七人隊との再戦はあるのか?りんちゃん人質作戦は殺生丸を動かすことには有効だけど、動きを止める効果は無しってのがはっきりりしましたし。逆に殺生丸の方は胴を攻撃しても駄目なら、首から上の急所を狙うってのが判ったでしょうし。よりいっそうの策略使わないと兄上は止められないね。

 


「261話 睡骨の村」

祝!主役乗っ取りの回!(笑)

今回犬一行はヒトコマも登場しておりません。扉も殺生丸とりんのツーショット。柱の登場人物紹介もトップで殺生丸が載っております。緊張感が途切れることなく続いております追跡劇。

善人睡骨に連れられて白霊山梺の村に来たりん。睡骨が育てていた子供達は喜びますが、村の大人達は七人隊に襲われた原因である睡骨を責め、そして出ていってくれるように頼みます。それに対する睡骨の返事は、残酷な攻撃でした。

中身羅刹のまんまじゃないか!

というか、演技派でしょうか睡骨さん。逃げようとするりんちゃんは、予想を立てて村に来ていた蛇骨に掴まってしまいます。りんちゃんちっちゃいから、片手でぶらんと持たれてます。蛇骨さんも睡骨さんの顔を見て善人に戻ったと思っていたらしく不思議そう。睡骨さんの話を聞くと、どうも完全に善人を取り込んじゃったみたいですね。善人面で相手を信用させてずばーっと攻撃、という裏技も今度から使えそうです。役者やのう…。

でも、医者睡骨を慕っていた子供達を手に掛けようとした瞬間、躊躇いを覚える睡骨。僅かに残った善人気質に望みを掛けようというところで最猛勝が「殺生丸が追ってきている」という報告を蛇骨にします。ということは。

七人隊はみんな虫語マスターですか?

ではなくて。当然ですが殺生丸様、りんを探してるんですよね。竜はどこへ行ったのか自前で飛ぶ殺生丸のモコモコにしがみつくのが精一杯の邪見。結界が強くなったのを察し、殺生丸は一度邪見をおろして再び飛び去ります。どうも置き去りにされたのは村の外れらしいです、例の梺の村?
はしょってきましたが実は桔梗も睡骨達が村に近付く気配を感じてます。ひょっとしたら邪見と桔梗がでっくわす、という事もあるかも。

そしてりんをつれて山へと逃げる蛇骨と睡骨。蛇骨兄さん着物斬られてるので、腰の辺りで結び、上半身は鎧だけという露出の高いお姿。
白霊山の結界は最初に殺生丸が訪れたときより強くなってますので、「ここまで追ってくるのはきついか?」なんて事を言ってますが、さすがは殺生丸様です。

先回りしてました!

蛇骨も驚いてますが読者もびっくりですよ、先回り!結界平気なのか?兄上様!
バトル開始です。蛇骨の蛇骨刀を軽やかにはじき飛ばす兄上。なのですが……剣を握る手に走る傷、流れる血。叫ぶりん。
効いてないわけではありません、結界。殺生丸の動きが鈍い事に気がつく蛇骨。殺生丸はどうするのか?というところで来週へ続く!

ひー、怒濤の展開、高まる緊迫感!ここまで緊張感持続するとは思ってませんでした。りんちゃんは人質状態で大変です。殺生丸は聖なる結界の中で不利な状況のバトル。無言で「ザワッ」としてましたので、殺生丸にはまだなにか隠し球がある、と信じたい…。ただ本格的に結界の中に入ってるのか影響を受ける地域にいるだけなのかよく分かりませんが、結界内なら弥勒と珊瑚と合流、という事もあり得るかも知れません。それとも梺に残された邪見が桔梗に会い、桔梗と殺生丸一行の出会いとかも?
ひいき目もありますが、殺生丸一行中心の方が先行きが読めない分だけドキドキして面白い感じがします。
それにしても今回殺生丸様、一言も声出してませんね。心の中で「亡霊の臭いを感じる」みたいなことは考えているのですが。
無言のヒーロー殺生丸様!来週の活躍も期待しております!

 


「260話 顔」

煉骨と銀骨の生存確認。煉骨は銀ちゃんの欠片を自分に埋めこんで、ケガ全快。蛮ちゃんに造反して鋼牙の欠片を狙うようです。ファイトだ、煉骨!

そして、崖っぷちの対決。殺生丸vs蛇骨、邪見vs睡骨。
変幻自在の蛇骨刀をひらりとかわす兄上様。橋の上では「りんに何かあったら殺生丸様に殺される〜」の邪見が久々に人頭杖使用、吹き出す炎に焼け落ちかける吊り橋。橋の袂に戻ろうとするりんと邪見。その時、かろうじて橋にぶら下がっていた睡骨の動きで壊れる橋。その時殺生丸は――。

なんと、蛇骨に背中を向けちゃった!

戦いの最中に敵に背中を向けるなんて、首取ってくれと言うもんじゃないのか、兄上様!前に犬夜叉に「敵に背中を向けるとは」なんて事言ってたじゃないか。当然蛇骨もこいつはチャーンスとばかりに攻撃。背中を向けた殺生丸の全身を押し包むように絡む蛇骨刀。

だが、しかーし!

さすがというかなんというか、これだけ格が違うと、背中向けようがまったく問題ございませんでした。

後ろ向きのまま蛇骨刀を弾き返す兄上。返された刀はなんと狙い違わず蛇骨本人を直撃!…とまではいかなく残念というか幸いというか、皮一枚分足りなかったらしくて前髪と着物の袷部分の一部を斬っただけでした。蛇骨さん、びっくりして腰抜かしております。「触らぬ兄に祟りなし」しっかり学んで10M以内には近付かないようにいたしましょう、蛇骨さん。

川に落ちたりん達を追ってひらりと舞い降りる兄上様。死んだふりの邪見はいてもりんがいない。土下座の邪見をしらんふりでりん捜索に向かいます。
そしてりんはといえば、睡骨さんに助けられておりました。医者睡骨さん、髪の毛おろしてるほうがいい男です。最初は怖がりながらも「悪い人じゃなさそう」と考えるりん。連れが探しに来るまで一緒にお出で、という優しい医者睡骨さんと行動を共にし始めたところで、来週に続く!

色々と見所満載。りんが殺生丸にとって重要な存在である、というのは敵味方共通の認識ですし、殺生丸もそれを隠す気はないようです。りんちゃんも「探しに来てくれる」事を疑っていません。普段ベタベタしてはいなくてもきっちりとした信頼が出来上がっている様は犬一行以上な気がします。戦国一のチームワークって実は殺生丸一行にふさわしい言葉なのかも。(笑)
りんちゃんは誘拐されたり、敵に連れ歩かれたりと、ヒロイン一直線。子供なのに肝っ玉が据わっています。これも殺生丸への信頼が為せる技?
来週も楽しみです。

そういや、煉骨造反、凶骨霧骨銀骨お亡くなり、睡骨善人化で現在の七人隊の面子は蛮骨と蛇骨だけなんですね。数がものすごく減っちゃった…。

 


「259話 爆発」

きゃああああ!銀ちゃんが〜〜〜〜!(涙)
という叫びはとりあえず置いておきまして。

殺生丸様、ピーンチ!…かも知れない回でございます!ひえええええ!

鋼牙vs煉骨、銀骨。煉骨の四魂の欠片を狙うも首を外し、肩と鎧を抉る鋼牙。煉骨の火吹き攻撃に火だるまになりつつもはぎ取った鎧を銀骨の砲身に。自爆する銀骨、そしてその爆発に巻き込まれる鋼牙。ああ、銀ちゃん、今度こそお亡くなりです。しくしく。

そして場面は変わり、山の中を歩きながら計画を練っている蛇骨と睡骨。どうやら睡骨さん、お医者さん睡骨の意識を抑えるのが大変らしい…。戦闘中に変化するなよ〜〜と蛇骨に注意されつつ、渓谷の吊り橋の前に立つ殺生丸一行の元へ。

「来る」です、殺生丸様。当然気が付いております、出会い頭の蛇骨刀を簡単にはたき落とし、バトル開始です。おや、睡骨は?
蛇骨兄さんはやっぱり殺生丸兄上には興味なさそうです。殺生丸様の剣をかろうじてかわしたものの、一対一で殺生丸に勝てるわけはないのですが……すぐ側でちょろちょろしている邪見とりん。危ないやんけ、と思ってましたら、やっぱり危ない。「さっさと殺されてしまえ」なんて戯言ほざく邪見に攻撃する蛇骨。当たりはしなかったんですけどね、邪見とりん、ターゲットロックオン!ってところで二人を逃がす殺生丸。りんと邪見は橋の上。そこで睡骨さんが橋の向こうから登場。立ち止まる邪見とりん、それに一瞬気を取られる殺生丸。「隙あり」と振り下ろされる蛇骨刀。

い〜〜〜や〜〜〜〜!!ってところで、場面転換。銀骨が爆発した場所に先行してきた犬とかごめ到着、泣きじゃくる鋼牙の子分達……ってところで次号に続く。

いーーやーーー、なんてところで切れてるの!
煉骨は?どうなったの?爆発に巻き込まれたんだろうか、やられている姿は描かれてないので、煉骨は無事で鋼牙の四魂の欠片を回収して戻った…と信じたい!
そして殺生丸達はどうなるんだろう、蛇骨刀で斬られたくらいじゃ死なないと思うけど、りん達は?医師睡骨が表に出たがってるという伏線があるので、睡骨はりんの悲鳴かなんかで元に戻りそうになるとかなんかなってくれないだろうか。
蛇骨があっさりやられるのはいやだけど、それ以上に殺生丸が人間に傷つけられるのも嫌ーーー!(でも頬をちょっと切られて血が流れるのは御耽美でステキ、それよりも袴が切り裂かれて太股露出、流血付きだったりしたらもっとステキ、なんて事は思わず妄想してしまいましたが…)

あああ、来週が凄い気になる!
でも殺生丸は、やっぱりりんちゃんの身の安全は考えてたんですね…睡骨登場の時、りんちゃんたちの方を振り向いた顔が驚いてるというか焦ってるようにも見えます。まさか他人事で殺生丸がこんな表情をするようになるとは……普段が普段なので感動ものです…。ああ、誰も傷つかないで終わって〜〜〜!(涙)

 


「253話 撤退」

風の傷を防いだ蛮骨。撤退前にかごめを亡き者にしようとする煉骨。1人でもワイヤー発射は出来た銀骨。矢を放つかごめ。
等々今週も緊迫の展開(?)の犬一行対七人隊ですが!

やっぱり注目は白霊山、というか兄上様!

美しくも凛々しい最近の兄上様!嬉しいけれど登場初期の可愛い女性顔も懐かしいわ、と1人ため息を付いているお嬢さん方!
今週は可愛いです!(大文字で騒ぐことか?)

何より一番気に入ったのは、P42の一番下のカット!横顔ですが長い睫に綺麗に弧を描いた眉!
顰め眉じゃないのよ!
か、かわいい!"o(>▽<*)o"o(*>▽<)o"

と、兄上様の愛らしさにひとしきり騒いでみましたが、今週の見所はそれだけじゃありません〜〜〜。
撤退する七人隊を止めようとする犬一行の前に、邪魔するかのように地割れが広がります。
「よっぽど早く戻って欲しいらしいな」と呟く蛮骨。
白霊山では琥珀がりんを逃がします。妖怪達は琥珀を襲わないというので、やっぱりあれは奈落の手の者達?
無事に結界を抜け、殺生丸に問われて言いづらそうに中に琥珀と、そして妖怪がいたことを話すりん。それを聞いた殺生丸。山を見上げ、「からくりが読めてきた」と。
どうやら桔梗、犬一行に先駆けて殺生丸が核心に近付いてきたようです。奈落が七人隊を急いで呼び戻したのは、やっぱりこのため?
そして、七人隊撤退のあと犬一行の前には地割れから現れた狒狒を被った奈落の姿が。
本体じゃないと思うので、傀儡か映像か…って所で来週に続く!
でもやっぱり気になるのは犬達じゃなくて兄上様!

兄上様は聖域に入る手段を見つけられるのか!撤退した七人隊は白霊山の麓にかけつけるのか!(だと思うけど、欠片が浄化されて真人間になっちゃうんじゃ…?たんに居心地悪いだけ?)その場合、兄上対七人隊になるのか!
それとも何らかの事情で兄と犬一行合流になるのか!
うううう、ドキドキわくわくしてきた!
来週まで猿になって待ちます!うっきーーーーー!

ところで!りんが結界の中に入ったと知ったとき、殺生丸、山に向けて一歩踏み出し邪見に止められてるのですが。
りんが戻ってきたのに気が付いての行動ですが、やっぱり心配してたんでしょうか。それとも、琥珀の臭いもかぎつけたからでしょうか。
りんの勝手な行動に関してはとくに何もコメント無しの兄上。でも琥珀のことを聞く前にちょっとした沈黙があったりして。 無表情に色々と葛藤がありそうです、兄上様。




「252話 聖域の境目」

犬達と七人隊ついに激突!
蛮骨vs犬夜叉
睡骨vs弥勒
煉骨vs鋼牙
蛇骨vs珊瑚の組み合わせ。銀ちゃんは煉骨さんが離れたので放置状態。
色々色々思惑が入り乱れ、なかなかに見応えありそうなのですが、今回のメイン舞台はここじゃありません。

今、時代は白霊山!

聖山の麓に、殺生丸様ご一行ご到着〜〜〜〜!!

琥珀の臭いを追ってやってきました兄上様!さすがに聖なる結界の中には入れないのですが、ピンシャンしてます!邪見や双頭竜はぐたーーーと伸びてるのに、兄上様はまったく変わらぬ涼しいお顔をしています!例え実際は「気分悪〜〜だるい〜〜〜」であったとしても、顔には出さないのでしょう!
さすがは、殺生丸様!
うんうん、綺麗な人はうっかり気分悪そうな顔を見せたら大変!看病したがりな危ない人たちにナンパされて連れ去られてしまうから……ってのはちょいと違いますが。

1人探索に歩く殺生丸。留守番のりんと邪見。その時りんは結界を抜け山の中へと入っていく琥珀を発見。止める邪見を無視して山の中へ。
邪見は結界にちょっと触れただけで浄化されそうになり、追っては行かれず、そして山の洞窟のなかでついにりんと琥珀、ご対面!
でも焦る琥珀。洞窟のそこの闇の中で蠢く怪しの者達からりんを逃がそうとしてます。
ちょっと待て?確かこの山の結界は変な物を入れないようになってるはずなのに、なぜに中には見るからに妖怪っぽいのがいるのじゃ?
結界を境に、何か裏表がありそうな白霊山。ひょっとしてまさか奈落……中にいたりして…ドキドキ。

そして犬達の方には最猛勝が七人隊に引き上げの合図を送ってきます。
一体何がどうなってるんだ。山の方で何かあったのか?兄上様は今回は2コマだけの登場だけど、なにかやったのか?決着をつけようとする蛮骨に犬の風の傷が炸裂するけどこれで勝負がついたんか?ってな所で来週に続く!

いやーーー、なんか来週が待ち遠しい!琥珀が過去を受け入れるキーになるのはやっぱり、りんなのでしょうか。琥珀のように気弱で辛いことから逃げちゃうタイプに、今、必要なのはただひたすらに守ってくれる強い姉じゃなく、りんのようにか弱く、それでいて過去から逃げない強い心を持った人間なのかも知れませんなぁ…。

そういや、新エンディング曲はBoAで間違いないようですね。
オープニングは……まだ変わらないのですね。




「240話 奈落を追う者」

「おまえこそなんだ?」

兄上様、第一声がこれですか。さすがです、相手の正体なんて関係ないその無関心ぶりがあっぱれです!霧骨おっちゃん、名前も聞いてもらえず、正体も知ってもらえず、当然毒の攻撃もまったく無効化されて真っ二つ。当然と言えば当然だけど、ぶちゃいくさんの末路は哀れじゃのう…。
霧骨懇親の一撃、多分一発逆転を狙っての強力毒の直撃も兄上様にまったく効きません。涼しいお顔のままの兄上様の背後では毒を浴びて泡となって消える小屋の一部。着物の端一つ崩れない兄上様は、霧骨じゃないけどまさしく驚きの光景です。でも当たり前と言ったら当たり前、ご本人が強力な毒を操る殺生丸様ですもの。そしてこれで着物も普通じゃない事が証明されましたしね〜〜犬君の衣はちょっと焦げかけてたのにまったく替わらぬ兄上様のお召し物は、何らかの妖力があることが判明です。鎧が復元してるのも納得です。

そして犬君到着。咄嗟に殺生丸に「何をした!」と食ってかかるも、かごめの「助けられた」という言葉に驚く犬君。助けたという意識のない兄上様、淡々と理由を説明。でもさ〜〜毒の気配は分かってたって事は最初からかごめ達が敵に襲われてることも判ってたわけですよね。その状態の所にあえて来たんだから、やっぱり助ける気がちびっとはあったのではないかと期待してみたりして…いや兄上様のことだから単純に「近くに犬夜叉の仲間がいる」「毒の気配もある」「まあ、良いか。様子を見るのも面倒だし邪魔が居たら片付ければいいか」てな流れだったのかも知れない…いずれにしろ、細かいことを気にしない大雑把な兄上様でよかったですね、かごめさん達。

そしてその様子を見ていた蛇骨さん……兄上様は好みではなかったようです。残念。
でも兄上様の強さは感じ取ったらしく、その場を撤退。一時悪の本部のお寺へ。そこにいたのは蛇骨達の兄様分の煉骨さん。お坊さんです、顔の模様は多いです!何下に七人隊ナンバー2の雰囲気です。ここで七人隊復活の過程が説明され、「大兄貴」なるトップの存在が語られます。
七人隊は犬一行と鋼牙君を始末するように言われていたようです。奈落の後を追ってくる者として。
兄上様の存在はまったく知らされておらず、少し考えどころです。考えついでに煉骨坊さんは蛇骨兄さんのお守りもしなくてはいけません。蛇骨兄さんは算数が苦手だったのですね、7ひく2は5です、4じゃないですよ蛇骨さん。
そしてもう1人煉骨さんの使いっ走りのような銀骨さん。どう見ても改造人間……(^^;;
霧骨の毒で動けない犬一行の元へ向かいます。犬夜叉1人で対決しなきゃいけません、なんとなくこの辺で鋼牙君が登場するかも知れませんね。

そして殺生丸の帰りを離れた場所で待つりんと邪見。りんは琥珀を発見、思わず邪見に内緒にしてしまいます。そして思うは「殺生丸様は琥珀にあったら殺すのかな…」
この時のりんちゃん、なんだかすごく大人っぽい顔してます。親兄弟を殺され村人に奴隷同様に扱われて育ったりんちゃん。殴られても泣くこともしません。ひょっとしてこの子が無邪気な子供の顔をするのは、庇護者である殺生丸の前でだけなのかも知れない……とか思いました。

ちょっと気になるのは兄上様に関する奈落の思惑。
自分を追ってこない、と思ってたのでしょうか?それともあえて七人隊には黙ってたのでしょうか。
この連中ごときにはどうもできないと最初から判っていたから?それとも始末するなんてとんでもない、自分が復活した暁には生きたまま取り込もうと思っていたから?
いずれにしろ、七人隊にとって兄上様は完全な予定外。どう動くのか楽しみです。

殺生丸一行と琥珀との関わりを気にしつつ、次号へ続く。


 

「239話 霧骨」
 
やばいキャラ霧骨。かごめ、貞操の危機!!
いえ、真面目にやばいキャラですね、霧骨。毒で動けなくなったかごめを小屋に連れ込んで××なんて事を考えてます。冗談じゃありません!
 
犬夜叉にだってまだ押し倒されたことないのに!(怒)
……いや、そうじゃなくて…。
 
それ以上に痛々しく感じたのがかごめが火箸で反撃するシーン。どう見ても人外の妖怪相手ならともかく、一応人間の姿形をしている霧骨に火箸を突き立てるかごめ。いくら四魂の欠片を取り出すという理由にしても、この子迄が人を傷つけなければならない状況に追い込まれるのは、可哀想な気がしました……アニメ放映時にはぜひともがさつ声で罵倒してやってください!
許すまじ、霧骨の野郎〜〜〜〜〜!!!!
なんとか助けようとする弥勒と珊瑚も毒の煙に巻かれて身動きがとれず、ヒロインやばい!という展開になったところで、兄上様登場!霧骨を成敗してかごめを助けます。
 
何か嫌そうな顔してたのは、身動きがとれない女を手に掛けようという霧骨の浅ましい行為への嫌悪ゆえでしょうか?さすがは高潔な妖怪です、うっとり…(思い込み200パーセント)
でも残念ながら今回はここまで!なんで兄上がここにいるのか、なんでかごめを助けたのか理由がまったく不明。兄上様、なんておいしいところを持ってくの!(感涙)
 
七宝の知らせを受けた犬夜叉も現場にむかってるし、柱の予告によると七人隊の残りの襲撃もありそう。という事は、殺生丸が犬夜叉一行と共闘するシーンなんてのが見られるかも知れません!楽しみに来週に続く〜〜〜〜。
 
 
……あ……やおい女としては「殺生丸は弥勒を助けに来た!」と解釈して妄想するべきだったのかも……弥勒×殺生丸推奨のくせに修行が足らない…(--;)出直して参りますわ…。
 
 
 


 
「238話毒の煙」
 
不意打ちで兄ちゃん登場です!
11月半ばはアニメにも登場、コミックス23巻も発売、またまた兄様祭りの予感?(笑)
 
兄上様、あれからやはり奈落を追いかけていたようです。琥珀の匂いをかぎつけ現場近くに登場です!やったね!
森の中を歩くご一行、りんちゃんは双頭竜に乗ったままです。りんちゃんに「殺生丸様は何を探してるの?」と問われ、奈落に決まってると応える邪見。りんちゃん誘拐の一件で怒ってるんだ、と言われて「りんのため?」と瞳うるうるさせるりんちゃん、可愛い。
でも残念ながらコケにされたことに怒ってる、というのが正解でした。べらべらそう言う邪見に兄様怒りの一発。でも蹴ったんだか殴ったんだか石ぶつけたのかは不明(笑)
無表情で怒っていた殺生丸様。今回は顔見せだけですがこれからどう絡んでくるのか、とっても楽しみです!
 
そして本編。七人隊の毒使い霧骨登場。邪魔がはいって一旦仕切直しの蛇骨対犬夜叉。
よかった蛇骨兄さんまだ元気!
ケガをした珊瑚とかごめ、そして護衛として弥勒を残して1人蛇骨を探す犬夜叉。
犬夜叉が自分を追ってると聞いて嬉しそうな蛇骨。霧骨さんとなかよく獲物を分け合う相談をしております。なんとなく会話の仕方がお茶目。
そして水を汲みに村にむかったかごめはそこで霧骨が放った毒の煙に巻かれます。
助けに来る珊瑚と弥勒。毒が妖怪には効かないと判り犬夜叉を探しに行く七宝。
キャラが入り乱れる怒濤の次号に続きます!
 
兄上様!次号も登場してくださーーーーい!!!
   
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