「コンニャクなら、三峰神社で食べられますよ」
なんと、失意のまま訪れた公営案内所に付属した土産物屋のおばちゃんから、救いの手が差し伸べられた。
よ〜し、とりあえずココで、名物の山菜そばを食し、エネルギーを補給して三峰神社へ急ぐぞ〜!
・・・・・・・・・
30分後、我々は車中の人であった。
山道を、一路、三峰へ。
「ところで、あそこのそば、まずかったんやけど・・・言ってもいいもんかと・・・」
ようやく本音を切るふなっ。
ああ、もう言ってもいいんだ。俺達みぃんな、そう思ってたんだからな。
でも、イイ人だったから、思ってはいても口にするのが憚られていただけだったのだ。
ああ、ふなっよ、言ってもいいんだ。いいんだとも。
「三峰神社って、その、おばちゃんの勧めたコンニャクだからなぁ」
そこで不吉な言葉を発するブルース。
そう、確かに不安だが・・・




さて、神社。
ところでここ、神社と言うからにはナニか祀っているハズだが、それって何?

発見。「鎧魂」とな?
どうやら倭健尊らしい。ここはヤマトタケルを祀っているのか?
別ンとこではゴッドハンド・マス大山の碑も発見。(食べまくりのトップ写真)
共通点は“武神”。神だよ!
個人的に武神神社と呼ぶことに決定。
・・・後日、三峰神社の主神がイザナギ、イザナミであることが判明。

さて、そんなこんなでいよいよいくつも出ているお店から、コンニャク喰うところをチョイスしないとね。
おっどろくなよ、てめえら!秩父コンニャクはコシが違うぜ!!
ガブリ。
「ほー、これがおまえらが言っていた秩父コンニャクの味だな?」
「違うッッッ!!こんなの、秩父コンニャクじゃねえ!!」
「こんなの、東京のスーパーでも買えるよ・・・・・・」
哀れ、悪い予感は的中するものなのか?それは肉弾頭とブルースが求めて止まない秩父コンニャクとは似て非なるものであった。
否ッ!似てすらいないッ!似ているものかッ!
だが、もうタイムオーバーだ。今年のコンニャクは諦めて、俺達はいのしし亭へとむかうのであった。

続く

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