これは2泊3日の2日目の夜の出来事である。
つまり、「台北ドラゴンシリーズ1“ザ・雲南”」、「台北ドラゴンシリーズ2“最強・最後の小龍包”」を繋ぐ、橋渡し的なストーリーだと思っていただきたい。
アイザック・アシモフの未来史モノに例えたら「ロボットと帝国」に相当する、と言えるだろう。

さて、1日目に午前3時寝でありながら、7時頃に起き出して公園に太極拳親父とかいないかと散歩に出た俺(肉弾頭)は、10時起きのほかの4人とは違い夕方には舟を漕ぎ出していた。
夕方6時。CDやら中国語コミックスやらを買い出しに行くという4人。
「まァ、30分くらいで戻るからよ。お前は少し休んでいろや」
いつになく優しいブルースであった。
これが間違いの元だった・・・・・・
チェーンロックをかけて惰眠をむさぼる俺。
目が覚めると6時45分。
「遅いな〜みんな」
退屈なので、その日買った香港武侠コミック「風雲」(映画にもなった超人気作)を熟読(つまり漢文をマンガの流れと字のフィーリングで適当に訳す)したり、テレビの武侠ドラマに見入ったり。
そして8時を回った。
つまり、こういうことだ!6時半頃、時間通りに戻ってきた奴らはチェーンロックに阻まれて入室できず、しかし内部の俺は熟睡していて声をかけても反応しない。
起こすのを諦めた奴らは、そのまま飯を喰いに行った・・・
そう思い込んでしまったのが、またまた間違いの元だった・・・・・・。この時のすの字、ブルース、タキオン、杉並の行動については、近日公開予定(4月15日現在)の杉並台北レポートにその場を譲りたい。
俺は「おばちゃんの水餃子を喰いに行く。30分くらいで戻る」と置手紙をして、フロントに鍵を預け、8時15分、篭城を解いて台北の街に単身討って出たのであった。


状況説明だけで、このページに喰いものの話題が出なかったことをお詫びします。
以下、次頁。



おばちゃんの水餃子とは?

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