肉弾頭の本名は加藤である。
そして、無類の加藤マニアでもあると言っておこう。
その俺の魂を震わせた加藤達の活躍を後世に語り継ごうと思う。
見よ!珠玉の加藤ランキング!

11位 
加藤保憲
(帝都物語)
 「我をあがめよ」で有名なあの映画の敵役。原作は実はそれほどしっかりと読んでいないし、映画も全部通して見ていない。
 ただ、映画2作目「帝都大戦」のテレビCMで、頭にワイヤーつけた男が憎しみを込めて「カトォォォォォ!!」と叫ぶシーンで鳥肌が立った。
お、俺が憎まれているようで、痺れるッ!

10位 
Mr.カトー
(グリーン・ホーネット)
 ブルース・リーのアメリカでの出世作。テレビシリーズで名探偵ホーネットをサポートする腕利きの助手役を好演!・・・したらしい。これがあまり受けたので、しばらく「アメリカ人に一番有名な日本人をアンケート取ると一位はブルース・リー」という怪現象が起こった。
 リー先生ってだけで本来は高順位のはずだが、俺は見たことないのでこれくらい。

9位 
加東秀吉
(クローズ)
 月刊チャンピオンに連載された不良ケンカ漫画の金字塔「クローズ」の脇役。
 主人公坊屋春道がシメる鈴蘭高校の後輩で、一度は鈴蘭制覇を目指すが新入生トップを決める「1年戦争」でゼットン(空手使い)に先んじられて以来、トップは狙っていない。
 クールで義理堅い、頼りになる男。

8位 
加藤鳴海
(からくりサーカス)
妖しげな人形遣いやら、不死身の自動人形やらと闘う週刊サンデー連載中のヒーロー。
 「俺はお節介だから」という理由だけで、子供を守って闘うのもカッコいいが、化け物のような破壊力を持った人形どもを中国拳法で叩き潰して行くのが超痛快。俺のツボ。
 後半に入って自身も「神秘の霊薬」で不死身になり、俺的には興を削がれたが、いつ「実は生きていた〜」とか言って少年の危機に駆けつけるのか?というのが目下の注目である。

7位 
アナベル・カトー
(ガンダム0083)
 「ソロモンの悪魔」こと、ジオンの元エース。
 義に生きる男。ガンダム世界の中では2番目に男らしい。
 ガトー?誰、それ?

6位 
加藤三郎
(宇宙戦艦ヤマト)
 ヤマトの艦載機コスモタイガー隊のリーダー。
 熱くなると戦闘班長の立場を忘れてコスモゼロで飛び出してしまう古代進を完璧にサポートする、冷静で頼りになる男。理想的なナンバー2。  白色彗星に突入し、傷つき矢尽きたコスモゼロで古代をヤマトに送り届けて息絶えるシーンは涙なしでは見られない。
 古代進の一番の相棒と言えば、島でも森でもなく、この加藤であると断言しよう!!

5位 
加藤多楽
(BANG!!!2)
 月刊チャンピオンに連載されていた「BANG!!!2」鈴木ダイ著の後半に出てきた敵役。
 銃刀法の規制のない日本を舞台に、マカロニウェスタンのような番長マンガだった「BANG!!!2」にイキナリ出てきた「弾の当たらない男」・・・おまけにメチャクチャ悪いヤツで、笑いながら人を撃ち殺していく特A級賞金首、通称「特級生」の一人。

4位 
加藤清正
(夢幻のごとく)
 本能寺で死ななかった信長が世界を相手にケンカする、仮想歴史男一匹番長マンガ「夢幻のごとく」に出てくる。
 本能寺以降の歴史は仮想歴史なので、加藤清正人生最大の汚点「朝鮮出兵」も当然なく、史実の清正の100倍くらいカッコいい。
 とくに圧巻は、イワン雷帝率いるロシア軍との立合いで、数百万の軍勢に真田幸村、三好晴海入道と3騎で飛び込み、それぞれが一騎討ちを挑むシーン。
 そんで、ロシア軍相手に「やあ、や〜あ!やあ、や〜あ!遠からんば音に聞け!近くば寄って目にもみよ!」と名乗りをぶち上げるんだゼ!!すげェ!すげェ!
隠れてみていた猿飛佐助も思わず「か、カッコいいじゃねェか・・・」俺もだ。俺も同感だよ。

3位 
加藤清澄
(グラップラー刃牙)
 現在は「バキ」とタイトルを変えて、週刊チャンピオンで連載中。東京ドーム地下闘技場で負けなしの総合格闘家である主人公、範馬刃牙の初期のライバル役であった。
 神心会空手の核弾頭とか、ヤクザの用心棒をしながらポン刀やチャカを相手に修業してたことからデンジャラスライオンとか呼ばれてたが、肝腎の主人公と絡む前に当のバキが急速度で強くなりすぎてしまったので、ライバルとしての地位を失う。
 次の最大地下トーナメント編で活躍するかと思いきや、乱入者に子供扱いされ刃牙に「アンタじゃ無理だ、俺が代わる」とまで言われる始末。
 「バキ」になってからも期待させといて、今、スッゴイことになってるし・・・
 でも、その空手哲学、雑草の如きしぶとさ、意外な愛嬌。見捨てられないです。どーしても。

2位 
加藤哲夫
(拳児)
 日本における八極拳人気を決定付けた拳法マンガ「拳児」に出てくる高校生ボクサー。色黒。
 ボクシング経験皆無の拳児が、何故かボクシングの学校対抗戦に出ることになる。
 空手家高山先生に授けられた“マナッサの殺し屋”ジャック・デンプシーのショベルフックを修得してリングに上がるが、間の悪いことに対戦相手はアメリカ留学から帰ったばかりのプロ級ハードパンチャー加藤哲夫であった。
 登場シーンの加藤コールは痛快である。なにやら俺の名が連呼されているようで非常に気持ちが良い。
 試合は、拳児の変則スタイルを「ユニークだ・・・」とアウトボクシングで手を出させずに1ラウンドは完封するが、2ラウンド開始直後の奇襲に沈められる。
 その後、拳児の勝利を称え、潔く負けを認めたので、拳児の先輩に「さすが、加藤は男らしいな」と言わさしめる。これまた、俺が男らしいと言われたようで非常にいい気持ちなのであった。
 ところで、この拳児ボクシング編、全体から見たらホンの一部で大した長さじゃないし、加藤の出番も更に少ない。期待して読まれたら困るぞ。

1位 
とび加藤
(SENGOKU)
 まず、この「SENGOKU」というマンガが大傑作なのである。
 山科けいすけの4コマ戦国大河ロマンなのだが、信長は性格破綻者、秀吉はおサル、謙信は戦バカ、松永弾生は腹黒裏切りマニアなど、かなりシュールな性格設定を施されているのだが、それが却って歴史大作よりよっぽど史実にちかいんじゃないか、と(俺とフニャモラーの間だけで)大評判。
 で、肝腎の「とび加藤」とは実在の腕利き忍者、加藤段三の2つ名ね。伊賀、甲賀、風魔などが集団の情報機関として売り込んでいた時期に、一匹狼で活動していたということなので、相当な実力者だったと思われる。最後にはその能力を恐れた雇い主の武田信玄に暗殺されたというから哀れである。
 「SENGOKU」のとび加藤はそれ以上に戦闘能力が高く、作品世界では果心居士以外には彼と互角に戦えるものがいないほどである。
 が、山科けいすけのマンガでは、常に能力の高い者ほどどーしょもなくアホで自分勝手である。
 能力を生かす野心もなく、食うことしか興味のないデブのヤなヤツで、使命もすぐド忘れするし、飽きたらやめちゃうし。それでいて、気が向くとどんなに堅固な城の奥にいてもあっさり首獲ってくる。
でも、そんなヤツが歴史を裏で動かしてたと思うと痛快きわまりない。

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