12月9日
ブルース、タキオンと秋葉原に行く。
DVDプレイヤーを買ったので、それのスピーカーを買うつもりで付き合ってもらったのだ。
ホームシアターのワンセットの安いやつで間に合わそうと思ったのだが、オーディオマニアの2人の「へ〜、こぉんなオモチャみてぇなスピーカーで映画の醍醐味が味わえると思ってるんだ?」という心のこもった説得で、結局AVアンプ買ってスピーカーも普通のやつ買ってって繋ぐことにした。
ヤバイよ、コレ。2年前タキオンがカタギからコアなオーディオマニアに変貌したキッカケと同じじゃん。
とりあえず今回はアンプと前のスピーカー2個だけ買った。おいおい揃えてゆくか・・・・・

今日の話の主題はそれじゃなくて、8日の晩飯である。
秋葉原から7時過ぎに飯屋を求めてまた彷徨をし、結局浅草まで歩いた俺らは、とんでもないものを発見した!!
え〜〜!!!浅草にも、あの幻の料理が!?
近日中にレポートをアップするので、乞うご期待。

11月1日
前回(10月9日)喰い損ねた脳みそを喰いに行く。
そして、喰えた。
濃いい生クリームを固形化したようなねっとりした歯応えと味わい。コリコリ感は全くなく、あくまで「ねっとり」
うまかったよ〜。
脊髄も同じような感じだけど、ねっとり感はさらに上。そして、クリームのように芳醇だが、全然クドくない香味。
機会があったら、気味悪がらずに一度喰ってみることをお薦めします。
帰りがけに聞いたら、脳みその方は表面だけ軽く湯がいてあるそうな。
ふ〜ん。なるほど。
10月9日
ホルモン道場に行く。今日こそ脳みそ喰ったるぞ!と決意もあらわにして。
説明をせねばなるまい。実は俺は魚類以外の脳みそを喰ったことがない。獣の脳みそはおいしいらしい。是非喰いたかったのだ。今まで。
さて、去年の夏頃、新宿で「ホルモン道場紅の牛」なる店の店頭で、「牛脳みそと脊髄の刺身」というのを発見。俺とブルースは大喜びで店に飛び込んだが、「あ、すいません。今、それ、やってないんです」
ドフッ
ということがあって、さらに思慕の念が募っていたところに、先月川崎駅前の仲見世通りに「ホルモン道場闇市倶楽部」なる看板を発見!店頭メニューに「牛脳みそと脊髄、豚キンタマ刺身盛り」を発見。単身乗り込んだが「あ、それ今月までやってません」
げふー
大人しく普通に焼肉食べて帰る。ってなことがあったのよ。
そして今日・・・
「三連休だったんで売りきれました」
やっぱり〜〜

しかし、豚タマのみあるというので気を取り直していただきます。
白子っぽいのを想像していたけど、多少赤みがかってて薄ピンク色。クセがなくとろみというかコクのある、弾力のあるが歯切れのいいさっぱりしたお味。ニンニク醤油かポン酢で召し上がって下さい。
いや、うまかったよ。獣の睾丸はウマイと聞いていたが、たしかにウマイ。
と、その時厨房からチーフらしき人が俺の名を呼ぶではないか。行き付けの将棋道場の常連さんであった。アラ。
普段と風貌の違う俺に声をかけるか迷っていたのだが、左手で箸を使うのを見て俺だと確信したそうな。そーだよなー。いつも左手で駒ビシビシ叩きつけてるからなー俺。
豚の肺の焼肉プップギ焼を勧められる。塩味と醤油ダレがうまいという。迷っていると半人前ずつ別の味付けで出してくれる。ありがとー!
どっちも捨て難いが、プップギならではの味は塩味のが堪能できるかな。塩味に一票。
次こそ脳みそを喰らうことを約束し、俺は店を出たのであった。

9月30日
また、川越に行く。親父とお袋がサイボクハムのベーコンに嵌ってしまったため、ブルースに送ってくれるように頼んだが、「俺が人の用事で1ミリでも動く男だと思っていたのか?」
納得だ。
じゃあ、通販で買うか・・・「バカだなあ。自分の目で選ばないでいい買い物ができるのかよ?」
またまた納得だ。冴えてやがるぜ、ブルース。
というワケで川越へ。
サイボクハムは今日も豚盛りだ。「豚の後足蹄からナイフが出てきて後ろ回し蹴りされたら、どーするよ、おい」などと、俺らの調子もいい。
これはつまり、「サイボーグ」という映画があって、ヴァン・ダムがそういうことをやっていた、とだけ憶えていてもらおうか。
養豚場直営のサイボクレストランで、俺はロースカツ、ブルースはヒレカツを頼む。
食品コンテスト金賞のコンソメスープも呑むが、コンソメに魂を傾けた時期はないので、どれだけウマイかはピンと来ない。
カツは、衣が味がありすぎる嫌いはあったが、肉はジューシーでグッド。今、書いててツバが出てきた。うは。喰いてえ。
ところで、その後ブルースが言ったことばが印象的なので、あえてここに記す。
「料理人は、いい食材を調達するところからが勝負なんだよな。毎日、最高の飼育を受けた豚が安定供給されてるんだから、もう8割は勝ちが確定してるよな」

夜はブルースお薦めのギリシャ料理店。「でも、ネットで検索したばっかで、まだ入ったことないんだよな」
・・・どこがお勧めだ!?
住宅街の真中に、その店が。
看板見るなり、俺は帰りたくなったね。その看板とは、
《タベルナ》
食べてぇーよっ!食べに来たんだよっっ!!
「いや、あれギリシャ語でレストランのことらしいぜ」
でも、普通使うかね?そーゆー言葉。
ギリシャっぽいものが喰いたいが、特にギリシャっぽいのを集めたコースがあるというのでそれを注文。
しかし、最もギリシャっぽい料理「ムサカ」(ナスとひき肉とチーズの重ね焼)は入っていないとのこと。じゃあ、頼むしかないでしょ〜と、2人で一皿を突つくことに。
すっげぇボリューム。
でっかいトマト丸ごと米つめて蒸し焼きにしたのとか、肉の削ぎ落し焼とか、とにかく全部でかい。 そして、素直なウマさ。
「南欧料理とトルコ料理の間みたいな感じだね」「そのまんまだな、地理的に」
うん、これはいいな。大満足。
またもやいい気持ちで川越をあとにする。
川越はやはり、いい。さすが川崎と字面が似てるだけある。

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