8月30日
ドーピング。
より高く、より速く、より遠く、という思想の下に百年の間、人間の限界に挑戦し超人への道を模索し続けたオリンピックの精神の体現とも言えるのが、ドーピング。
だからこそ、何度失格を喰らおうが、人は懲りずにドーピングを繰り返すのだ。

8月29日
山梨、長野は温泉が一杯。
山間地だから当然と言えば当然だけど、どこもここも「信玄の隠し湯」と名乗っているのが気になっている。
一体、いくつあるのか、信玄の隠し湯。
そんなにたくさんの隠し湯にあちこち浸かり続けて、武田信玄という武将は他に何かやる暇はあったのか?
例えば戦争とか・・・・
しかし、こう考えれば辻褄が合う。
実際に湯を隠し、入り浸っていたのは信玄の複数の影武者たちであったと。
本当に信玄が入っていたのは2,3ヶ所で、あとは影武者たちがてんでにお気に入りの湯に浸かっていたのだ、と。
早速、山梨観光協会に告知せねば。
「信玄影武者の隠し湯」と改名せい!!

調べてみたら、実際には戦傷を負った兵士の療養所として領内の温泉を確保していた、というのが実情らしいです。
戦のたびに出る大量の戦傷者を収容するために数箇所の温泉を必要とし、敵の奇襲を避けるために隠したそうで。
8月26日
生理的に受け付けられない夢と言うものがある。
俺の場合は肉体の破壊を思わせる夢。
歯が次々と抜けたり外れたり、というものが一番多い。
今日の夢は、額の皮膚の逆剥け。
剥がれかけた皮を剥いたら、剥き過ぎたらしく、ヒリヒリするので鏡に映して見ると、穴が開いている。
その奥に、脳水に浸かった脳みそがフルルン、と震えて見えていた、という夢。
慌てて抑えた掌に空洞の感触が残り、目覚めた後も暫く不快感が拭い去れなかった。
このような癇に障る人体破損の感覚は、筒井康隆の小説が原体験かも知れぬ。
また、数日前、生後7ヶ月の従兄弟の子供と会ったときに、額の上の頭骸骨の隙間のところに指を這わせた感触が残っていたのかも知れぬ。
いずれにしても、恐ろしい。
8月24日
日本のスポーツ報道は、選手の業績よりも話題性を優先させてしまう。
野村克也に、「長島がライヴァル」と日陰者のような印象与えてるけど、通算657本塁打の野村はホームランバッターとしての価値は444本塁打の長島の明確に1.5倍だ。
今回のオリンピックでも、柔道では3連覇した野村が2連覇した谷より扱い小さくてキレてた。
さて、今日の午後コンビニの店先で眼に入ったスポーツ新聞の一面トップ。
女子レスリングで金を取った伊調や吉田を押しのけて、銅だった浜口京子でした。
前述の流れから、これは如何、と義憤に駆られた俺。
どこの新聞だ。この、筋を違えているのは!?
東スポでした。
ならば、よし。
東スポはスポーツ紙ではなくプロレス紙なのでアニマル浜口絡みの記事としてアニマル京子メインにするのも、よし。

8月23日
今日の標語

悪い奴らは天使の顔して、
  心で爪を研いでいるものさ
俺もお前も名もない花を、
  踏みつけられない男になるのさ


              山川 啓介

ちなみに今日の引用は本当。いつもの嘘引用では無い。
ところで、鯖の一番うまい食い方はなにか?
以前、同じ鯖の刺身と酢締めを喰ったら締めた方が旨かったので驚いた、と書いたが、今日焼き鯖鮨を喰ったらやっぱりそこそこに旨かった。
味噌煮にしてもうまいし、竜田揚げでもいい味を出す。
俺はこの鯖と言う下卑た脂っぽい魚のことが大好きらしい。
それだけに、ハッキリしておきたいのだ。コイツをもっとも輝かせてやれる装いは何か?ってことを。
いまのところは、押し寿司と干物の塩焼きがベスト2だと思うが、他の鯖好きの諸君はいかがか?
8月21日
今週の標語

私は正義の守られた世界を欲する。
しかし正義の踏みにじられた世界こそが、
私を必要としているのだ。


       ジェラルド・ヴィッケンセン



8月19日
一本負けとKO負けは言い訳できない。
これはスポーツ界の常識。
それはそれとして、今回のオリンピック種目にはカバティとドッヂボールは入っていません。
まさかと思ったけど、信じてる人がいるみたいなので。
前から言ってるけど、ウソだから。俺の言葉。「えっ!?マジ??」と思ったことは、とりあえずネット検索で事実確認してみたほうがいいよ。
例えば今回は「アテネオリンピック カバティ」とか。
それはそうと、ドッヂボールは正式にオリンピック種目になるといいな、と本気で思います。
国家の威信をかけて命懸けでボールをぶっつけ合うところは是非見たいものです。
世界のトップアスリートが円盤投げとかしてるところが見たいです。
「で、でた〜!くにお選手のYEMBAM投げだ〜〜!!」
8月18日
ここのところ、1週間ペースで更新しているアメフト魂だが、第3クォーターはオリンピックが終るまで書かん。
書けん。
オリンピック見るのに忙しいとか言うわけではない。
むしろ、オリンピック全般に、それほど好きではない。
試合内容よりもメダルの数ばかり大騒ぎで、あまりスポーツの祭典と言うカンジではないから。
メダルの祭典。
ま、世界最高レベルの選手同士の真剣勝負なので、好きなスポーツは見ますけどね。
俺が今回注目しているのはカバティとドッヂボール2種目参加のハティ三郎。
カバティではシドニーで銀を取った言わずと知れた実力者だが、畑違いのドッヂボールでどんな活躍をするのかが見ものなのだ。
ハティはドッヂアジア予選では一度も弾を喰らわなかったのだが、しかし得点も0だった。
オリンピック本戦でどんな実力を見せてくれるか楽しみだ。
8月16日
便所で力むときは、声を出すと脳溢血になりにくい。

実際、便所で踏ん張って踏ん張りすぎて脳溢血でお亡くなりになるケースは意外と多い。
コレは所謂「怒張作用」というやつで、息を止めて慢心の力を込めると、心臓や血管に多大な負荷を及ぼすと言う・・・
ウェイトトレーニングの時など、必ず吐くか吸うかするように指導されるらしい。
そこで、声を出しながら力めば息止めるよりはまだまし。もちろん、腹式呼吸であることは必須だが。
問題は、外で聞かれたら恥ずかしいと言うことだけだが、そんなこと、命の危険が減ること考えたらどーってことないよね?
8月11日
第2クォーター、残り12分53秒65(厳密なジャッジを必要とする裏NFLでは、時間は1/100秒の単位で表示されるのだ!)まだ、ほとんど残っていた。
例え妻鹿が敵をすり抜けタッチダウンできたとしても、動ける選手の一人もいない状況では、裏NFLの攻撃は素通し、海原に攻撃権が移ってもプレイ開始できなければ裏NFLにターンオーバーされてしまう。第1クォーターで花井一人をいたぶった余裕を裏がかなぐり捨てれば、100点でも入れることは可能だろう・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
どれだけの時間が経っただろう?
かすかに開いた花井京太郎の目に飛び込んできた残り時間は、10秒66、
そして、スコアは・・・・・
0対0!!
第2クォーターのスコアは0と0、トータル6対24のままであった!!
カバティ   カバティ カバティ   カバティ
   カバティ カバティ    カバティ カバティ
 カバティ    カバティ カバティ    カバティ
そう、妻鹿は最後にはないに託されたボール。それを繋いでいたのだ!
12分53秒65を、11人の裏NFLに囲まれて、アンタッチャブルでニーダウンもタッチダウンもせずに走り続けていたのだ!
それがいかに人間の限界を超えたプレーか・・・・第2クォーター終了のブザーと共に、血反吐を吐いて彼はグラウンドに倒れ伏した。
その決死のプレーによってようやく気づいた海原イレヴンが駆け寄る。
「へへへ・・・すまねえ、鬼ごっこに夢中になって、得点するのを忘れてたぜ。第2クォーターも、0点だ」
なんという強がり。なまじっか得点するより、13分弱逃げ回ることがどれだけ大変か皆、わかっているというのに。
「妻鹿!お前がスコアボードに刻んだ0と0は、あわせてだ!お前のたたき出した無限大の勝利なんだ!!」

8月4日
川崎の食い物市場TAPA。
店先のウィンドウ内にぶら下がった連ソーセージのディスプレイに魅かれて入る。
しかし、メニューにソーセージが、ない!!
原価が張るのでソーセージメニューはやめたが、高い金出して作った模造ソーセージをお蔵入りさせるのは忍びなかったとのこと。
怒!

第2クォーターが始まった。海原の逆転劇の幕が開く!
と、思いきや・・・・・・な、なに〜〜〜!飛田鷹虎の命懸けジャンプが効かねー!?
そう簡単にロングパスの通じるはずがない裏NFLチームを相手に、ランニングバック飛田鷹虎の中央突破を印象付ける作戦を選択した花井であったが、しかし、飛田のジャンプの着地点には、毎回アメリカンモンスターマンの巨体が待っているかのように先回り。無防備な着地の瞬間にアメリカン殺人タックルの雨あられでインコンプリートが続いたのだ。
「やはり・・・アメリカ最高峰のフットボーラーは飛田の“あの弱点”に気づいていたか・・・」
頭を抱える獅子土。知って、知っていたのか、獅子土。何故教えてやらない??
そのチームの同様を見逃す裏NFLではない。
アメリカンモンスターマンの合図と同時に、サンドイッチ地獄が始まった。
サンドイッチクロスで次々潰される海原イレヴン。咄嗟に避けた妻鹿以外の全員がグラウンドに失神した。
かろうじて妻鹿にパスを送りながら、意識を失っていく花井京太郎の頭には、絶望しかなかった。
たとえ奇跡的に妻鹿がこの地獄をすり抜けてタッチダウンしたとしても、防御は一人ではできない。
海原のメンバーが死屍累々倒れたグラウンドで、裏NFLは何点でも入れ放題だろう・・・・・
点差が100点以上あっては逆転もできない!
危うし、海原イレヴン!危うし、妻鹿雄太!!

8月3日
職場で、コンタクトレンズの話になった。
そして、係の7人のうち、眼鏡もコンタクトもしていないのは俺だけだと判明。
俺だけ裸眼、ラガンだなぁ、と言っていたら、隣の席の普段駄洒落言わない先輩が、
「裸の ガン を持つ男、だね」、と言った。
笑うを通り越して思わず感心してしまった。
レスリー・ニールセンの「裸のガン を持つ男」を知らなければなんだか判らないシャレだが、俺はその時本当に見事だと思ったのだ。
今書いていて、別にどうと言うことはないな、と思い始めている。
駄洒落と言うのは、その場の流れで生きも死にもする生物だと言うことか。
なんというライヴ感!!

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