6月30日
水道橋駅前で肉汁そばを喰らう。
肉汁は、そのまま武蔵野うどん店で出してくれても全然問題無いような豚々したヤツ。
意外とそばにも合う。結構旨い、と思ったが食べ終わる頃にはなんかそのこってり肉汁を直接飲んでいるような気分に…
そばでは受け止めきれぬ。わりと太目のそばだったが。肉汁のコクを受け止めきれぬのだ。

弟の家に行くと、夕飯はお好み焼きであった。21日にも書いた「おべった」についての認識を聞くと、お好みともんじゃの中間の食べ物、との記憶とのこと。
また、弟の知り合いで横浜育ちもおべったを知っていたという。一部、横浜でもおべった文化圏に属しているのか。

それはそうと、来週秋田に行く。
急で強行軍なので、掲示板での声かけはしなかったが、どうやらまたブルースと俺の二人旅になりそうだ。
日本3大ホニャララのうち2つを完成させる旅。できればしょっつる鍋とかも。あと、クジラもいけるらしい。そういう名物にこだわらず、土地のものを普通に喰ってこられたらなおよし。

で、今回完成させる3大はうどんと焼きそば。
讃岐うどん、水沢うどん、富士宮焼きそば、太田焼きそばはすでに食べバカ、新食べバカで紹介しているので見ていただけるとありがたい。
6月21日
19日の徒然肉の内容に、すぎなみから掲示板へ反応があった。嬉しいなあ。掲示板ずっと放っぽらっぱなしだから、こういうの嬉しいよ。
しかし、「デブ」にだけ反応するなんて、杉並先生もお好きですな〜〜。

それはそうと、地元の常食発見。
いやなに、発見と言うより再発見。言ってしまえば「認識」に過ぎないのですが、
「おべった」は川崎ローカル?

具を入れないお好み焼きを「おべった」と言う。そういう一般名詞だと思っておった。
ちっちゃい頃、おばあちゃんに「キャベツがないからおべった焼いたよ」などと、溶いた小麦粉を焼いただけのおやつを喰わしてもらった。
近所の駄菓子屋でも、10円だか20円だかで店の奥の鉄板で溶いた粉を焼かせるサービスがあった。それもたしか「おべった」と呼ばれていた。
金に余裕のあるガキはベビスターラーメンを混ぜて焼いていたものだ。
しかし、ブルースにはこの「おベった」が通じない。この、言葉が通じない。バベルの塔を破壊した神の呪力が、ここまで我々の意志疎通を阻害するのか!?
調べたら、川崎ローカルでした。
それも、川崎区オンリー
さらに、川崎駅周辺オンリー…って、どこまでローカルよ!?

常食とは、食べているときには当たり前でそれがオリジナルだと気づかないもの。
首都圏出身の俺には体感できないものと思っていたが、
無意識の地元魂侮りがたし。
6月19日
ココ何度か話題にしてる近所のうどん店「小麦炉」に。

…いや、実際にこういう店名なの!!ブルースへのあてこすりとかじゃなくて、実在する店名。

ブルース以外には解らないフリで申し訳ないが、一応言っておく。

さて、「かけうどん(小)と冷たいうどんのセット」でぶっかけとかけ喰らったわけだが、前述のとおり、この店がオープンした頃からこの喰い方を試している俺、ちょっとした自負心とともに、「また新しいセットですね〜」
ココでね、…いやぁ、お客さんの食べ方を参考にさせてもらいましたよ…などと言われることも少しは期待しないでもなかったわけだけれども、
「ああ、こういう食べ方する方、多いんですよ」
なぬ!?
俺、だけではない…凡百のうどん好きが、この町内でこの喰い方を…
バカばかりだ、ウチの町内。

ところで最近、デブを見かけるたびに思う。
斯く言う俺もデブであるが、体重は95キロくらいあるが、そんなものとはレベルの違うデブが、アメリカのみならず日本にも多々いる。
胴回りが身長超えてそうな、少なくとも120は超えていないとああはなるまい。
で、あれには実は素質が必要なのかな、と最近思う。
10代から20前後まで、激しく喰っちゃ寝の生活をしていた俺でも、102キロが最高値だ。自らの意志で積極的に太るわけはないから、意図せず120超級になるにはそれなりの摂取カロリーを受け入れる“生来の資質”はなければなるまい、と思うわけよ。
そして、それ以上に脚。
そんなに脚力の弱いタイプではないと思うが、俺は100を超えると膝が痛む。
体重減らすと急に治ることからも、これは重さに対する能力限界が決まっているせいだと思うが、しかし、120超の荷重を支えて、何故彼らは二足歩行生物のままでいられるのか?
謎は深まるばかりである。
果たして人類の限界重は?
6月15日
今度は地震か。毎週何かあるな。冗談のネタにするのはシリアスすぎて笑えなねー。
日記で時事ネタ扱う人ってハートが鉛で出来ているのかしら?やっぱ駄目、時事ネタ駄目。
先週の秋葉歩行者地獄は、知り合いが現場のまん前に店を構えているので「身の回りのネタ」的なものではあるが…
ちなみにその知り合い、「ありゃあ、警官がおかしいな。あれだけやってる奴なら、見るなり射殺だろうが」…だと。
ま、まあまあ、現場の当事者の意見ですから。70歳だけど。強いけど。

何度か徒然でも言及している近所のうどん屋。新メニュー追加。セットメニュー。
「かけうどん(小)と冷たいうどんのセット−50円引」
うどん通が好む食べ方です、と注釈つき。
バカなメニュー。でも、俺がこの店で食べてるのはいつもこの喰い方。ぶっかけ好きなんだけど、この店のイリコ出汁も好きだから。
もしや、これ、俺の真似じゃあないだろうね?
俺の食べ方にヒントを得て作ったメニュー。
だとしたら、これはうどん通の食べ方ではないですよ。
「バカ」の食べまくり方です。
目を覚ませ〜〜!店の人〜〜!!
6月8日
歩行者天国が一転、歩行者じご…
自粛。不謹慎だから、ではなく、多分あまりにも多くの人がこの表現を使っているだろうから。
まあ、この手の表現は非情階段のときにでもまた。

死んだ人は失血死が多かったようだな。明らかに通りすがりの一般人が応急処置してる映像もあったが。
あれで助かった人間もいたのか?もっと大勢で応急処置していればまだ死なずにすんだ人はいたのか?
どちらにしても処置方法知っておかないと。
呼吸停止、心停止に対する応急処置はあちこちで講習も開かれ、よく知られているが、出血に関してはそれほど知られていないのか。
検索したらいくらでも出てくるので、これは覚えておくことにしよう。
とにかく、緊急の止血法としては、一も二も無く直接圧迫3分以上、みたいだ。傷口より心臓に近い方を縛る、は2の次の策なのね。
6月5日
前述のオダケンシリーズ、漸く単発の3冊読み終わり、これから完結編「劫火」4部作に取り掛かる。
ここまで読んでこのシリーズ、本当に痛快。
面白さや完成度は評者の好みによって左右されようが、痛快であることだけは間違いない。
そして、フィクションの存在価値をまず“痛快”に求めているのがこの俺だ。

朝食に秋刀魚の開きを食す。
昔は何をおいても生秋刀魚が一番旨い、と思っていた。
しかし、開きにしてちょっと…ホンのちょっと干物にしたくらいが実は一番旨いんじゃないの?と、最近は思うようになって来た。
鯵については大分前から、塩焼きよりも開きのほうが好きだったが。
鯖も刺身よりシメサバ、焼きよりも文化干しって感じするよなあ。

でも、開きよりも生秋刀魚の方が飽きないは飽きないんだよね。
6月2日
解消したはずの積読がまた。
昔読んで面白いと思っていた本がシリーズの内の一冊だったと知り、なんだかんだでとりあえず全部買ってきた。
文庫本にしてはどれも分厚い。俺、読むの遅いからなぁ。
でも、面白い。

講談社で西村健と言う人が出している通称『オダケン』シリーズ。
同じ設定の中で、全然違う主人公で3冊の本を出してて、俺が読んだ事あるのはそのうちの3人目、豪快探偵の話で、ほかの2つ、タフな酒場のマスターとリーサルウェポンなチンピラの話とは独立して読めるんだけど、
そののち、この3人がてんでん勝手に大暴れして最後に合流して巨悪と対決すると言う全4巻の長編痛快アクションも出ているので、結局全部買うことに。

この完結編「劫火」の1〜3巻の帯の文句がすごい。
「『ビンゴ』のオダケンが走る!」「『脱出』の銀次が逃げる!」「『突破』の一徹が喰らう!」

……喰らう?

古い徒然肉

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