4月25日
1キロの肉を半分ステーキにして、さて、残りの半分は?
またステーキにしてもいいんだけどね。
やったばかりだし、前回焼いた部分をきれいに切るために、もう一つの塊じゃないし、バランスも偏るし、ということで、ぶつ切りにして豆と煮た。
白インゲン豆と金時豆と一緒に、トマト煮にしてみた。
いわゆるビーフビーンズである。
……いわゆらないか?

3日ほど魔法瓶鍋で断続的に煮続けたので、肉が原形をとどめない、豆入りのビーフシチューとなってしまったが。
旨かったかって?
トマトと牛を単に煮込んだだけだ。焦がさない限りまずくなる要素が見あたらねエ。
4月23日
500グラムステーキを食す。

数日前、馬刺しを買いに肉屋に行ったら、オージービーフ肩ロース1キロ千円なり、の冷凍ブロックがあったので衝動買い。
冷蔵庫に入れといたら数日で自然に溶けたので、分厚くステーキ状にしていただく。
旨し。

あごが疲れたが、この分厚い歯応え。これが肉を喰っている、喰らっているという実感を与えてくれる。
柔らかい、舌の上でとろけるという霜降り肉だけが上等ではない。高級じゃなくても、このオージー肉ステーキは上等だ。
第一、「舌の上でとろける」だけで言えば、霜降り馬刺しの方が更に上である。
「霜降り馬刺し…あれはウマイよね。……日本中どこで食べても!」
(『駅前の歩き方』より)
4月22日
もう一つ、沼津で買っておいたのが、イルカ肉である。
しょうゆ味で焙って切り身になったものが販売されていた。
イルカというのは、早く話すならば要するに小さなクジラである。
だから、クジラだと思って食べた。そして、やはりクジラと区別がつかない。
心もち、脂がさっぱりしているかな?…ってくらいなんだけど、較べてる相手が本当にクジラかどうかさえ、自信がもてない。
市販されているクジラの何割かは、おそらく明確にイルカなのだから。
しかし、イルカと銘打って売るのは、クジラよりも憚られるらしいので。
イルカは禁猟の対象になってないのだから、もっと堂々と売ればいいと思うよ。
そういう意味で、少なくとも静岡県人は肝の据わった連中だ。
さすが徳川家康のお膝元ということか。
4月21日
沼津にて購入していた「脂あじ」を食す。
沼津港の市場で干物!干物!干物!と売っている中で、「特大あじの干物」を買おうと思っていた俺の足を止めたのが、この脂あじである。
つまり、大きさは特大あじと同じく30〜40センチなのだが、もうね、この、太陽に晒した開きの身の面が、言うまでもなく見るからに、でろ〜んと鈍く光った、本当にでろでろの、「脂」なんだわ。
そのあと数店見て回っても、それ以上に「ヒカリモノ」の魅力全開な干物がなかったので、最初に戻って買わせていただきましたよ。
一尾500円。4尾で1600円。
ドワオ!リーズナブル!!
もちろん4尾買わせていただきましたよ。
それを、食したわけ。
すっげえ、脂。
焼きたての皮を破ってブジュルブジュル染み出してくるこの破壊力。大味かと思いきや、実は引き締まった身。薄めでありながら、身の奥まで均等に染み込んだ塩加減。
サイコーです。
何杯でもおかわりができます。
干物って、本当にイイ!
4月19日
というわけで、沼津にていろいろと食す。
しかし、残念なことに、親分が負傷欠場。本当に残念。
そして、確かに魚は旨かった。昼飯にいわし定食を喰っただけで満足してしまうくらい、何もかもが旨かった。
てんぷら、干物、サシミ、味噌汁、それから追加の生シラス。
それだけで人は幸せになれる。
一食で沼津を後にし、桜海老を食い忘れたことに気づいたのは神奈川県に入ってから。
親分の怪我が治ったら、また来ようね。

帰りに厚木名物シロコロホルモンも喰らったので、後悔の無い旅となった。

4月17日
19日に伊豆に行く。
2人だけで何度か伊豆に行っている親分とブルースに「伊豆の干物喰ってないやつは負け」「伊豆の生しらす食べないってのは人生半分損してる」と言われ続けた、幻の地である。

それはそうと、人事異動で今月から勤務地になったところ、周囲にあんまり店がない。
といわけでおにぎりを持って行っている。
いろいろ変えてみたが、なんだかんだで具がシャケに落ち着いてきた。シャケのおにぎりはありがちだが、でも、やっぱり旨いな〜
俺は、シャケの皮を入れて握る。ちょっと匂うけど、旨いんだ、コレが。
みなさんは皮を入れますか?
4月15日
川越の太麺やきそばは、肉でとった出汁を使って、麺を蒸し焼きにする。
さっきやきそばを作ったときに、肉出汁を使ってみました。
挽肉からとった出汁で作ったやきそばはコクがあって旨い。
ついでに、出汁取った後の挽肉は、ソースで味付けしてカラカラに炒って、具にしました。
これも旨い。

もちろん、ソースはブ〜ルドッグソ〜〜ス。
広島人がオタフク、オタフク言い続けるなら、俺もブルドッグを言い続けよう。
牛さえ殺すブルドッグ。オタフクなどは真剣勝負ならば目ではない。
4月13日
んでまた、花見のときの話なんだが、
俺が人事異動で、休日が不定期になったと話したら、「よし、4月下旬の日曜日、みんなで伊豆に行こうぜ」
基本的に、みんな人が悪い。……「人が悪い」と「悪人」は微妙に違うので注意……

ところが、その不定期な休みが4月19日(日)に重なったので、そこに伊豆行き希望と掲示板に書き込みしたのが8日。
そんで本日13日、ブルースと親分19日でオッケーだって。
しかし親分、伝言預けたブルースに、「本当は26日がいいんだけどな!本当は26日が!」と言っていたそうで。
最近借りばっかり作ってるなあ。

と、いうわけで、杉並さんは19日の日曜日はいかがでしょうか?
伊豆。
4月12日
しじみ汁に調味料をいれずに食卓に出す。
テーブルには味噌と醤油と塩だ。
そうすれば、各人好きなシジミ汁が食えるという寸法だ。
この方式の一番の肝はお好み味ってところじゃなくて、いろいろ味付けを楽しむ前に出汁しか出てない汁を飲めるところだ。
貝自体に塩がついているので、必要最小限のぎりぎりの味くらいはついている。
意外と旨いのだ。
もちろんね、そのままじゃすぐ飽きちゃうので、途中から塩なり味噌なり入れて、あらためておいしく食えればなおいいと思う。

4月11日
5日にやった恒例のお花見は、4人参加だった。
俺、ブルース、親分、杉並。
2年ほど、花見は限定3人まで!的な状況だったので、4人でも十分な気がするよ。
それも、親分と杉並が前日まで連絡の取れない状態だったので、これはひょっとして2人だけか?過去最低の励行人数となってしまうのか?などと不安もあったりして。
ブルースの漬けた梅酒がおいしくてびっくり。
2年前から、梅酒を漬けたという話は聞いていたが。そのせいで部屋が狭くなるほどビンが転がっているとも聞いたが。
酒税法違反だろ?いいや、醸造じゃなくて漬け込んだだけだから密造にはあたらねえんだよ、なんて会話を繰り広げながら……気がついたら、ほとんど桜見てねえ!?
……これも例年通り。だいたい、花見で花見るのをメインにするやつどれくらいいるんだっつーの。

その後、飲みの話題の中で出た本でも買おうかということで、ジュンク堂に行ったら、予定にない本まで意味もなく買い込む俺たちがいた。
バカか?
ちなみに親分は無手。何も買っていない。
「毎日通ってるからな。急に買い漁る必要などない」
なるほど。不断のたゆまざる努力が平常心を生む……って、本読んでるだけだがな。

ちなみに、俺の買ったマンガは全滅だ。
奇を衒いすぎた。
俺とブルースに、愛蔵版マンガの棚で「これは名作だから、未読なら買え」と分厚いマンガを大量に課せられた杉並のその後が気になる。

4月2日
昨日から人事異動で結構大変な職場に。
まあ、いい。

また、昨日はエイプリルフールだが、嘘はついていない。敢えて徒然肉の更新も外しましたよ。
いつも嘘吐いてるから、今更ですものね。

しかし、ドラえもんは毎年必ずエイプリルフールネタをやっていたなあ。のび太がジャイアンたちに騙されて、悔しがる話。
歳はとらないくせに…年中行事だけ重ねて……
こういうのをバカの一つ覚えと謂うのだろうなあ。


四月バカと引っ掛けてみました。

そういえば、俺が「バカの一つ覚え」という云い回しを覚えたのはドラえもんで見てからだ。
ドラえもんは本当に勉強になるなあ。

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