9月29日
10年前、週刊少年チャンピオンに「刀真」というチャンバラマンガが5週だけ載った。
一言で言うと、邪道VS外道というか、変形刀を使って殺人を繰り返す奴らを主人公の少年が狩る、みたいな。
その後、増刊に続編読みきりが一回乗ってコミックスにする分量は揃っているのに。作者の石渡洋二はチャンピオンREDで国際謀略闇武術マンガ「フロンティア」で3巻までコミックス出しているというのに、
しかし、この「刀真」はコミックスならなかったのだった。

昨日国会図書館行ったので、昔のチャンピオン借り出して読んでみた。
やっぱり面白かったよ。
週刊少年チャンピオンは今までの通巻で、5,6冊欠があるが、それ以外は揃っているらしい。さすが国会図書館。
あそこだと、マンガ雑誌ってどれくらいまでマイナーなのが揃っているか少し気になった。
次回は「コミックバウンド」があるか検索してみよう。
9月27日
次回更新は群馬県で粉モノを喰いまくった記録。
2,3日中には上げられると思う。

そうそう、前回書いた「冒険者カミカゼ」を見た。青春映画っぽく作ろう作ろうとしたせいで少しばかり異様な物語になっているが、普通に見られる映画ではある。俺は普通じゃない映画を期待していたのだが。
やはり、以前見たときの記憶は複数の映画の記憶がごっちゃになっていたのだなと。

それと、ガンダムの映画を見てきた。これ、別にガンダムじゃなくていいのでは?というのは10年以上前から言われてきたことだが、今回はさらに進めて、コレ別にダブルオーじゃなくていいのでは?と思った。
遊星からの物体Xとか2001年宇宙の旅とか地球幼年期の終わりとか、SFしてるなあ、という感じで。
そういう意味では、ガンダムって元々「SF」じゃないんだなと再確認した。

9月12日
日暮里のペルシャ料理をアップ。
見てくれい。

それそうと、千葉真一と真田広之のアクション最高峰と言われる冒険者カミカゼがDVD化されているのを知って当たり前のように注文した。
これは15年まえに今は亡き「川崎国際劇場」で東映祭り(まんがまつりに非ず)で千葉映画を一挙放映したときに見たっきりだ。
子供のとき以来、というほどではないが、しかしこれはあれだ。あのシチュエイションだ。
昔見たら感動したのに、今は全然という。

ぶるるるる!そんなことはない!千葉ちゃんの輝きは薄れない!
というわけで、届いたら早速見ます。

9月4日
宇宙の七人見た。
仕事速い。アマゾン。ってか、古本屋の人。最近、注文から到着の速度上がってる気がするな。
ときどき気が遠くなるほど遅いけど。

さて、宇宙の七人。
俺が覚えているシーンは印象のままだった。
宇宙中から集められた七人のうち、地球人は「カウボーイ」だった。ハーモニカが好きで、戦闘で被弾した宇宙船が地表に激突するまでの30秒間、懐から取り出したハモニカを吹くのだ。
渋い、物悲しいシーンだ。
それ以外は、全体にちゃちい。1980年作成だからしょうがないが、スターウォーズブームに乗った、勢いだけで作ったスペースオペラ、それも、その大事な勢いの部分も大半は七人の侍(荒野の七人)からの借り物といった体たらく。
だが、細部のつくりのおどろおどろしさとか独特のキレたセンスとかが妙に懐かしいカンジでいいな、これ。
ちなみに、俺の心の名場面でカウボーイを演じているのはなんと、ジョージ・ペパード。Aチームの曲者たちを率いるハンニバルこと、ジョン・スミス大佐であった。
驚き!!
ジョージ・ペパードすげえ。体中からB級臭が漂うハンニバルまじすげえ。

9月1日
「宇宙の7人」ってDVDになってないのな!
アマゾンで中古VHS注文した。

なんでだろうな。あれだけの名作が……
嘘だよ、ウソ。解ってるって。ハイ、ハイ、ハイ……
おれだって、今回見たらがっかりするかもなぁって、80パーセントくらいの確率で2度と見なくなるんだろうなあって、解っているよ。

しかし、もともとがパロディ発想のクセに、「7人モノ映画」は面白いものが多い。
荒野の七人は当たり前としても、地獄の7人、黄金の7人、7人のおたく、バトル7……一度、7人ものDVDボックスとか出せば良いよね。
ふと気づいたんだけど、「ガンバの冒険」も7人ものだ。原作「冒険者たち」では15人だったが、これをアニメ化に当たり7人に再構成したところ、原作者も「7人の方がキャラクターがすっきりする!」と言ったとか。
7人というのは丁度いい数字なのかもしれない。

そうすると、惜しいのは南総里見八犬伝。
一人多いんだよ!!
「7人の犬士」にした方がきっとストーリーに締りが出て、もっと人気も上がったに違いない。
8人もいるせいでテンポが悪く、全体に古臭いカンジが出ちゃうんだよな。もう、100年は古い。
8月22日
高崎はパスタ消費量日本一だとか…
高崎でパスタを喰って来ました。
検索すると、市内でチェーン展開して、高崎市民なら誰でも知ってる「シャンゴ」で、そこの看板商品「シャンゴ風スパゲティ」を。

「バカ」なパスタだった。バカパスタ。びっくり。でも、俺向きで大喜び。

そのあと、地元の歴史博物館で粉文化の風土記(風土に「フード」とカナ振ってあるところがカッコイイ!!)展を見に行くと、

さっき俺が喰ったバカパスタが歴史的メニューとして展示されていた!!

恐るべし、群馬粉文化。
恐るべし、高崎パスタ道。
8月3日
みんな大好き、特攻野郎Aチームが復活しますな。
先ほど、予告ムービーを見ましたら、「あいつらはバカなことをやらせたら天才よ」というイカしすぎるセリフがありました。
ヤバイ、超ヤバイ。Aチーム超ヤバイ。
ミスターTの代わりのコング役はランペイジジャクソンとのこと。
特攻野郎が映画になって戻ってくるのなら、冒険野郎もやってもらいたいところ。


8月1日
川崎チネチッタのレイトショーで話題の映画「プレデターズ」を見に行く。
こういう場合、近所に複合映画館があるのは非常に助かる。
さて、プレデターである。シュワルツェネッガー主演の一作目は、世間の評価も高いし、俺も凄く好きだ。
ダニーグローバー主演の2作目は、世間的には一作目よりは低い評価らしいが、俺ははっきり一作目よりも面白いと思う。
にしても、どちらも名作であることは間違いない。だから「プレデター」というブランドが作られ、VSエイリアンに繋がっていくのだが……

「プレデターズ」は、久しぶりにちゃんとした「プレデター」だった。いい「プレデター」だ。

そして、監督はデスペラードのロバート・ロドリゲスだ。
妙なラテンの乗りの、ちょっとマカロニがかったハードボイルドというか乾いたキャラクターが「コレでもか」とバイオレンスなアクションをする映画だが、
今回もロドリゲス作品だった。
一作目はコマンドが、コマンドの分を持って宇宙人と戦う。2作目は刑事が刑事のプロ意識で宇宙人と渡り合うミスマッチ感が見事な味を出していた。VSエイリアンの一番解ってないのは、襲われる人間に立場がないところだ。
今回、プレデターが「ズ」というより、人間側が「ズ」だった。(プレデターの人数は2作目と大して変わらないし)
コマンド、特殊部隊、殺し屋、ヤクザまでもが他の惑星に連れてこられても、己の分を守りきった戦いを変えない。
正直、プレデターより人間のが怖い。
だけど、プレデターはしっかりプレデターの分を守ってはいるが。
そういう意味でとても面白い。
「プレデター」ファンからしても、ロドリゲスファンからしても、どちらも裏切られない名作だと思う。
とりあえずブルースは見ろよ。


7月19日
今更ながら「マッハ!弐」を見る。
CGを使いません!で有名なタイ発のアクション映画「マッハ!」のトニー・ジャーが監督主演した映画である。
「弐」と言っても続編ではない。全く違う話だ。「ああ、燃えよデブゴンやMrBooみたいに日本人が勝手につけた邦題か」と思いきや……「マッハ」の原題が「ong bak」「マッハ弐」の原題が「ong bak2」であった。
やべえ、タイ人、30年前の日本人と同じ感覚してる。
マッハが現代劇、弐が時代劇なので、関係がないのは明らか。
アクションが凄いのは明らかなんだけどね。もともとストーリーのことは考えないで観るものだし。
でも!
吃驚した。ネタバレだけどあえて書いちゃうと、バッドエンド。負けて終わる。
救いようのない状況で捕らえられて、「簡単に殺すな!行き地獄を味あわせてやれ!!」とか言われて終わる。

なんじゃこりゃ?の大怪作かと思いきや……
「ong bak3」は去年すでにタイで上映されていたのだった。
今度はちゃんと2の続編らしい。一安心。
しかし、2の製作中に制作費が足りなくなってトニージャーが雲隠れしたり、新しいスポンサーが、赤字の制作費の回収のために一作を2つに分けて上映させたりといろいろときな臭い様子。
さて、日本で参は見られるのでしょうか?

7月7日
以前、「加賀ののど黒百万石」と題して、金沢で食べた旨いもののことを書いたが、
その中で一番旨いと思ったのは表題にもしている「のどぐろ」であった。
この、塩焼きにしたのどぐろの旨さは筆舌に尽くしがたい。
魚の旨さもさることながら、絶妙の焼き加減が、そのパフォーマンスを最大まで上げている、と往時の肉弾頭は記しているものだ。

ところで、そののどぐろをご家庭で食す。
能登に住んでいる叔父が送ってきたのだ。
つまり、本場。ぶりっばりの、本場。
何尾もあったので、最初に刺身にした。
正直、こんなものか、と思った。脂が乗って柔らかいのだが、それが逆に「水っぽい」イメージを受けた。
やはり、プロが作らないと最高級魚のポテンシャルは生かしきれないのか?
違った。
翌日、塩焼きに。
金沢で食べたのと変わらないおいしさであった!!
家庭用の両面焼きロースターで適当に焼いただけ。
でも、とにかく旨かった。
焼けば解るが、「水っぽい」のではない。肉汁が詰まっているのだ。プロの腕関係ない。旨い魚は普通に焼けば旨いのだ。

つーわけで、のど黒最高。
もしも食す機会があれば、喰い方は塩焼き一択でお勧めする。

古い徒然肉

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