2002.02.18
山を滑る勉強会 | |
雪上編 |
日にち | :2002年02月11日(月) |
場 所 | :ジャングル・ジャングル |
前回の「山を滑る勉強会」机上編に続き、いわゆる「実技」が東根市にある”ジャングル・ジャングル”(スキー場)で、
8時45分に集合し9時から雪上編が行われました。
参加者は14名。講師は机上編と同じく、高村氏。
この日初めて板にシールを貼り、この日のためにビーコンとゾンデ棒まで奮発!(オケラ...(T.T))
机上編で頭では理解したので、今回は身体で理解し、ビーコン操作も修得したい。
(←)ゲレンデに出てスキーヤーはシールを貼り
ボーダーはスノーシューへと履き替える。
ゲレンデの隅からテクテク登る。(→)講師の高村氏から「地面が見えるまで掘って!」
と言われ、ひたすら掘り続ける。(T.T)
積雪量は3M弱。断層を見やすいように平に削り、
色スプレーをする。
指でズブズブ入っていく層や、カチカチに固くなった層など、
実に多様な層から見られた。
ルーペと雪質観察カードを用いて各層を調べ、どの層が弱層なのかがわかった。
(ルーペではよくわからなかったけど...(;^_^Aフキフキ)
続いてグループに別れハンドテスト。
直径40cm×70cm程の円柱を掘り出し両手で抱きかかえる。
(手首)−(腕)−(腰を入れて)の順番に上部から手前に引き、
雪の結合状態を調べ、どの位置に弱層があるかを見る。
弱層は力を入れずとも「だるま落とし」の如く、
綺麗に層ごと取れた。(おぉ〜w(@。@;)w)
集合して各グループの結果
(どのくらいの深さに弱層があり滑走可能か)発表した。
他のグループは近くの場所でテストしたのに結果が微妙に違っていたりした。
個人の力加減等、主観的に判断する要素が問題。
次にシャベルコンプレッションテスト。
30cm×30cm深さ70cm程の雪柱(山側は手をつけない)を掘り出しスノーソーで真っ直ぐにする。
山側にもスノーソーで斜面の積雪面と雪中に切れ目を入れる。シャベル内側を雪中上部に当てて片手でたたく。
ハンドテストのように、(手首)−(腕)−(腰を入れて)と徐々に力を入れていく。弱層があれば前面に亀裂が入る。
それにしてもスノーソー欲しくなっちゃいました...(>y<)
(→)断層を見るため3m弱掘った斜面を利用して
雪洞を掘る練習をする。
スノーソーで切れ目を入れブロック上に掘り出す。
(ブロックは積み上げ風除けに。)
しかし時間はお昼。空腹には勝てずお昼休みとなった。
62k氏と僕は黒伏山を眺めながらビールを飲んだ。
が、寒くてイマイチ。
スキットルに飲みかけのバーボンを持参してきたが、
こっちの方が美味く感じる。
(....∩(^^ ) からっぽ)
(←)午後からはビーコン捜索練習。
最初はみんなで捜索し、使い方を習う。
次に、2〜3人のグループに分かれて捜索。
15分以内に埋没者救出できれば生存確率が高いので、
掘り起こす時間も考えると5分以内に特定するのが目標だ。
購入したビーコン(トラッカー)は使いやすいし、
他のビーコンに比べ反応が早いようだった。
複数捜索は発信器の出す電波特性を理解し、
一人発見したら離れて再捜索すると良いようだ。
トラッカーの場合、SPモードがあり180°から75°に
受信角度を狭める事が出来る。
(→)最後にゾンディング。
複数のゾンデ捜索者が横1列に並び両足を肩幅程度に広げ、
足の爪先右・左と刺す。
一歩進んでまた右左と刺していく。
ゾンデ棒はまっすぐ刺し、送り込むように。
ゾンデ棒の先で感触をつかむため、
ツェルト、ザック、人を「つんつん」してみる。
人は、渡部氏の希望(?)で埋没体験に...。
(渡部氏をみんなで”つんつん”→)
埋没者に話掛けるには雪面から大きな声で。 渡部氏無事生還!
冷たく重たく苦しかったようです...。
時間の関係で埋没者の救出、搬送などができなかったのが残念。 ビーコン捜索は、ビーコンに慣れる事と、いかに早く見つけるかがポイント。日頃から練習しておく事が大事かもしれない。 実際に雪崩にあったらパニクらず落ち着いて対処出来るように、 日頃の練習と、今回のような勉強会で重要項目の再確認できたらと思う。 このページは”勉強会の様子”であって、勉強会の全てではありません。実際は細かいアドバイスやポイントがあります。 全てが初めての体験で、このような勉強会の場を作ってくれた「七横会」に感謝です(*^▽^*) |
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