2002.10.27

山を滑る勉強会
救急法part2
日にち :2002年9月8日(月) PM6:30〜
場 所 :山形市中央公民館

山形にある「七横会」というバックカントリーを愛する”粋”な会が主催となり、
”道具(スキー、スノーボード、テレマーク)は何であれ、山を滑るものとして何が必要であるかを考え、
必要な事柄をお互いに勉強しあおう”という目的で勉強会が行われています。

『「山にかぎらず私達が生きていく上では、生死の一刻を争うような状況に遭遇する可能性があります。
そこであなたが、医療従事者でなくとも初期救急ができ、命を救えたならなんとすばらしいことでしょう...。』

ということで、前回に続き、講師は
渡部 聡 氏(山形消防署・救命救急師)で、
今回は三角巾の作成法から、止血帯法、固定法。毛布保温法、一人搬送法。応急担架作成法。体位変換。
ヘルメット離脱法。などなどお話を聞き、試してみる事が出来た。

●止血帯法
出血点上腕部を想定し、三角巾を使い止血する。(止血帯上腕部) 効果確認は橈骨動脈
止血するには思ったより強く捻らなければならないようだ。

●固定法
 ◎副子(雑誌)固定・・・雑誌は省略
三角巾を広げて折りたたむ事から学ぶ。折り目を活かすと綺麗にたためる。
次に前腕骨骨折を想定した副子固定してみる。
 ◎毛布固定
頸椎・頸髄損傷時にニュートラルの位置を保ち固定できる。また、このまま引きずり出すことも可能。
のりちんの父親は首を動かせない状態なので、コレは使えそう。

●毛布保温法・一人搬送法
対角線上に寝かせて、みの虫状態にラッピング(笑)
搬送は頭部の毛布を掴んでズルズルと。

●応急担架作成法
 ◎竹竿と毛布
毛布の上に竹竿を置いて毛布の両辺をパタンと折るだけの簡単担架。
これでも人を乗せて運ぶには充分
 ◎竹竿と衣服
毛布がない場合、竹竿持ったまま衣服を脱いでそのまま竹竿に・・・。
画像では衣服1枚だが、実際は数枚重ねれば人一人位は何とかなるそうです。

※竹竿は、乗った時に適度にシナるので良い。
しかし、普通、毛布はあっても竹竿は無いような・・・。


●体位変換
 ◎ 腹臥位から仰臥位(2人法)
互いの腕が交差するのがポイント。
また負傷者が頸椎に損傷があると思われる場合は、ロールする時にもう一人が体と合わせて頭を押さえる。
 ◎仰臥位から回復体位
ロールしやすいように、あらかじめ負傷者の膝を曲げ、左手を口元に置く。
左肩は倒す方向に押すようにし、右腕は引くように回転させる。
このページの救急法については、あくまでも一部分の様子であって、講習会の全てではありません。

もしもの時に三角巾と毛布はいろいろ使える。三角巾は後日購入し、練習後エマージェンシーセット内に仲間入りした。

体位変換では、身体のどこを支点にしてどこを動かせばよいかがわかると、スムーズに動かせるのかがわかった。
介護なんかでも使えそう。

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