記事No | : 2258 |
タイトル | : Re^4: 内観療法 |
投稿日 | : 2013/09/12(Thu) 17:34:36 |
投稿者 | : 大悲山 |
HIROMIさん
初めまして・・・ではなく、ご無沙汰してます。
HENJINの掲示板のコメントは時々読ませてもらってました。
体調も良くなられたようで何よりです。
> 見知らぬ学生風の女の子二人組が楽しそうにお喋りしながら、
> 前を歩いているのに出くわしたと話し始めました。
> 彼女たちはやがて、お喋りに気を取られてつまづいたそうです。
> それを見ていた娘は、なぜか「ざまあみろ」と思ったそうです。
> そして、「自分の中にも、どす黒い感情が渦巻いていると気付いた」 と、淡々と話してくれました。
純文学作品の一節のようなエピソードですね。
凄く客観視に長けたお子さんなのだと思います。
それだけに、いろいろ見え過ぎて苦しんで居られるのかもしれません。
私だったら、どう言うでしょうね。
「それは知見が鋭い。なかなかセンスいいね」って褒めるかも^^;
天台宗の『観音玄義』という書には、仏にもどす黒い悪の心があり、それでいてその悪を知悉していて行為化することがない。
これを「修悪を断じて、性悪を断ぜず」というそうです。
人間の悪や愚を仏が突き放さないのは、仏にも悪があるからだ、と云われています。
観心というのも、心に生じては滅する様々な現象を客観視することから始めます。
だから、娘さんの感受性の強さや客観視に長けていることを私は素晴らしいと思うのですが、
それでもやっぱり辛い事には変わりはないので、少しでも気持が休まることを祈りたいです。
【 投稿者により修正されました。】