記事No | : 1635 |
タイトル | : Re: 大きな政府、小さな政府 |
投稿日 | : 2012/09/04(Tue) 16:09:34 |
投稿者 | : 桃青 |
私の結論を先に言えば、
小さな政府を目指しても、結果的には支出先が変わるだけで、
財布を小さくすることはできないだろうと予測されるので、
小さな政府というスローガンに騙されてはいけない。
と、いうことです。
自己責任とか自由競争の結果とか彼らは言いたがりますが、
そもそも全員がその出発点が同じで、資質も、環境も同じところで競い合うのなら、確かに結果は自己責任でしょうが、
出発点から何から、全部違うものが競い合うのですからね。
本当の意味での自由競争など、これまでにも行われなかったし、これからも無いでしょう。
無いものを前提として論議をするのは無意味ではないでしょうかー。
競い合いたいのなら、無秩序な奪い合いと占有にならないように、ルールを決めて競い合うしかないって、思うのですが、
自己責任という思想に取りつかれたひとに言わせると、それがとても不自由な社会に見え、そのうち自分がビルゲイツのように天才を駆使して、あるいは某大統領候補のようにカネをカネで動かして大金持ちになるつもりなのか、それでは、嫌だという。
自由競争などあり得ないのに、自由競争と自己責任しか教えないのはとっても危険なことじゃないのかなー。
存在しないものを前提とした社会システムで、大富豪になる夢を見るより、
平凡な出自の平凡な者が平凡に安心して暮らせる社会システムを考えるほうが、はるかに自分や自分の家族のためになるって思うのですけれどね。