記事No | : 2358 |
タイトル | : こんな寂しい停車場を |
投稿日 | : 2015/01/20(Tue) 11:58:19 |
投稿者 | : 桃青 |
宮沢賢治『青森挽歌』より
「あいつはこんなさびしい停車場を
たったひとりで通っていったらうか
どこへ行くともわからないその方向を
どの種類の世界へはひるともしれないそのみちを
たったひとりでさびしくあるいて行ったらうか」
最近、「ああ。母もこんな寂しいところに一人ぼっちでいたのではなかったのか。」
と、はじめてその年代、その年代の母の寂しさと孤独が解ったような気がしている。