記事No | : 1605 |
タイトル | : 維摩経・・・スカッと行こうよ! |
投稿日 | : 2012/08/06(Mon) 11:25:06 |
投稿者 | : 桃青 |
維摩経の維摩の沈黙は「不立文字」思想の基となったと言われるだけあって、維摩経不二の法門の解説はまるで公案のようです。
「生と滅、垢と浄、善と不善、罪と福、有漏(うろ)と無漏(むろ)、世間と出世間、我と無我、生死(しょうじ)と涅槃、煩悩と菩提などは、みな相反する概念であるが、それらはもともと二つに分かれたものではなく、一つのものであるという。」
うーん・・・。大丈夫かなあ。
よく居るじゃないですか?
「ワシは禅の奥義を理解している。」と、したり顔で説教するオッサンが。
「あー。。
一枚の紙には裏も表もある。裏と表があるから一枚の紙なんだわな。
世間には裏も表もある。裏の社会、表の社会があって社会なんだわな。
聖俗一如!!これぞ不二の法門!!」
もしもし、そこのオッサン。
維摩経が伝えたい「一つの本質」とは、「空」なのに、
なんだか陰陽道のように、あるいは男神女神抱き合って立つ道祖神のように「本質はひとつ」を理解してませんか?
もったいないなあ。せっかくの「空」が伝わって無い。
ですから、「それとなく。」ばかりでなく
スカッと真っ直ぐに「空」を伝えることも必要だよね!
スカッと真っ直ぐに「釈迦の本意」を伝えることも必要だよね!