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記事No : 1651
タイトル 数珠
投稿日: 2012/09/19(Wed) 05:59:17
投稿者しんのすけ

> 念珠を揉む、というあれですね。
> こちらでも、「念珠というものがどういうものか、良く考えれば、揉むことなど出来ないはずだ。」
> と、注意されます。

日蓮宗電子辞書には
数を記する珠の意で、誦数、誦珠、呪珠、珠数、念珠などと書き、「おもいのたま」と訓じている。一定数の珠を貫連して輪にしたもので、釈尊在世当時には用いられず、滅後の教団において、バラモン僧の風に倣って用いるようになったもののようである。そして、中国では、隋・唐時代頃から用いられ、はじめは密教僧が修法の際の念仏や陀羅尼の数を記憶する為に用いる実用的法具としての意味がつよかったが、のち次第にひろく普及し、仏教徒の象徴的持物となるに至ったものである。我国では、すでに、奈良時代から用いていたことが、正倉院の御物の中に、琥碧、水精、菩提子などの数珠が残されていることからもうかがわれる。数珠を所持する作法及び功徳については『金剛頂瑜伽念珠経』に「二手に珠を持し、心上にあてて静慮して念を離れ、心を本尊瑜伽の心一境に専注すれば、皆、理事の法を成就することを得。もし、頂髻に安き、或は身に掛け、或は頭上に安き、或は臂に安ければ、所説の言論は皆、念誦と成る。此の念誦を以て三業を浄む。頂髻に安くに由って無間を浄め、頸上に帯ぶるによって四重を浄む。手を臂の上に持すれば衆罪を除き、能く行人をして、速かに清浄ならしむ」と説いているほか、『木禦子経』、『陀羅尼集経』『数珠功徳経』などにも説かれている。(中略)
持つ時は、常には二環にして、左手首にかけ、合掌の際には、左手の拇指と示指の間にかけるを法とする。勧請、唱題、回向の時は、環の途中に綾をつくり両手の中指の中程より上にかけて合掌する。その際緒止の珠(数取のある方)が下位、拇珠の方が上位で、上位を右中指、下位を左中指にかける。法要執行中に、数珠を摺り鳴らすことは、密教の修法や山伏修験の作法に始まることで、本宗の法要では、常には用いない。《宮崎英修編著『新編日蓮宗信行要典』》


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