記事No | : 1769 |
タイトル | : 理解するということ |
投稿日 | : 2012/11/28(Wed) 11:01:48 |
投稿者 | : 桃青 |
相手の主張を理解するということと、
相手の主張に賛同するということとは、
まったく違う次元の話である。
<相手の主張>←理解の対象として理解しようとする。
↓
内容を理解した。
↓
主張に賛同できる。
主張に賛同できない。
学会の研究発表も、政党が打ち出す政策も、部下の遅刻の言い訳も、言っている内容を理解した上で、
「おっしゃる通り。」
「異議ありません。」
ともなるし
「ん?何か変だぞ。」
「明らかに嘘だぞ。」
ともなるだろう。
なのに、何故か「当方の言うことを理解したら、当方に賛同し、好意を持ってくれるはずだ。」
と、主張するひとが後を絶たない。
そういうひとは、必ず「当方の主張に賛成できないのは、相手が馬鹿なので、当方の主張を理解できないからだ。」
「最初から当方に悪意を持っているから、当方の言っていることが理解できないのだ。」
と、言いだす。