「さよなら、さくら」
平成17年
3月1日ダイヤ改正をもって、昭和34年7月以来45年弱に及ぶ歴史に幕を下ろすこととなった寝台特急「さくら」。
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唯一の首都行き直通列車が本県から消えることになりました。
廃止前、最後の日々の姿を納めた2枚。
こちらは平成17年1月、長崎駅で発車をまつ上り「さくら」の最後尾側。夕方4時50分発、終着東京駅には翌日昼前の11時33分着。
最盛期とは違って翌朝まで車内販売も食堂車もありませんので、ホームでのお弁当販売は必需品です。
(まあ、コンビニ等で買ってくる人の方が圧倒的に多いんですが)
廃止まで10日を切った2月21日から、長崎駅では入線後にちょっとした撮影会をやるようになりました。
「はやぶさ」との併結運転になってからは消えていた単独ヘッドマークが発車直前まで掲げられ、ファンや地元の方々の絶好の被写体となっています。…ということで、早速行ってきました。
最終日は行かなかった(21日時点で相当の賑わいだったので当日の状況はある程度想像がつきましたし…)のですが、このマークを掲げた晴れ姿の上り最終列車がファンや地元の方々の見送りを受けて走ったとのこと。
これでひとまず戦前以来の大名跡がお蔵入りとなったわけですが、新幹線博多開業で消えて17年後に蘇った「つばめ」のように、我々の前に再びその雄姿を見せてくれる日が来る事を願って…。
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