2001年 FM京都 α‐STATION α‐マンスリーカラーズ

 んん〜。なんでしょうね。明るくて、楽しい歌もいいですけど、凄く、例えばブルース・トラグラ(?)みたいな「ペァーッッ」なんつって始まるのも大好きですけど。あと、ほらなんだっけ「♪〜あわなにゅ〜どゅらっく、あななせ〜いで〜ぃで〜」とか懐かしい曲ありますよね。ああいうハッピーな歌とかも好きなんだけど、なんでしょうね。これは僕の中で引っかかるこの2曲、「スウィーテスト・タブー」とそしてレディオ・ヘッドの「クリープ」。これは逆の魅力ですかね。なんかこう、どよ〜んとして。なんか「落ちて行きたい」っていうか、例えば「愛に溺れてみたい」とかね。しかも「スウィーテスト・タブー」なんていうのはホントに危険な愛の香りがして、「あ〜ちょっとヤバイかな」って「禁断系かな」とかね。いろいろ考えながら「うわったまんねえな」って。「恋人と2人でこういうのなんか聴いちゃったらもうメロメロだろうね」みたいな。「なんか、いいね」って。それと、あと「クリープ」に関しては、もうホントになんて言うんだろうなあ。なんだろ、これ、あの〜〜〜〜入っちゃうんだよね。これはまた凄いチカラがあるなあ、という曲で。
 最近はね、まあどういう曲が好きかと言いますと、新しい曲はもちろん聴いてはいるんですけども、実はね、最近ね、車にはアレを入れてるんですよ。思いっきり昔の(笑)僕がまだ記憶にない頃の、でも何故か知ってるっていう名曲、あるじゃないですか。
 例えば「追憶の歌」とか「♪〜ら〜らら〜、ららららららら〜」とか「♪〜ららららららら〜らら〜、だだだ〜ンだだ〜」とか。たぶん僕の親父とかお袋たちが(笑)痺れるような曲なのかもしれないすけど。あとシナトラとかね、あと何でしょうね「♪〜しんぎ〜ん、いんざれぃ〜ん」みたいな、ああいうやつとか。そういう、僕が、なんていうんだろ、無意識で「あれ? 聴いたことあるけど、実はよく知らなかった」っていう曲なんかを聴いたりしますね。結構、聴いてみるとね「へえ〜」って「なかなか、やっぱり時代変っても、いいもんはいいね」ていう「いいじゃん」ていう「好きだな」っていうのがあって。なんだろうね。
 そういう意味でいうとホントに音楽って、自分が聴いててもハッピーだけど、やってて良かったなっていうのもどっかあって。やってて良かったなというのと同時にですね、これはいつか実現したいという曲があって。それはね、僕の「ライバル」っていうか「ちくしょーっ、この曲は素晴らしいな」っていう曲がひとつある。これは、全然凄くアッパーな凄く楽しい歌なんだけども、何故かですね、この音楽をスッゴクつまんない映画につけても(笑)スッゴイくだらない「なんじゃこの内容は」みたいな、そういうはっきり言って駄作の映画についてても、この音楽がかかるだけで涙が出てきちゃうっていう。反則技ですね。これはホント良くできた曲だと思います。
 え〜その曲を、ちょっと聴いてもらいましょう。ボーイズ・タウン・ギャングで「君の瞳に恋してる」。

君の瞳に恋してる」 ボーイズ・タウン・ギャング

 今夜はですね「織田裕二フェイバリット・ミュージック編」としてお送りしましたが。
 ん〜、まだまだね、ホントいい曲がたくさんあるんで、みなさん機会があったら是非。特に最近は邦楽の方もかなり、僕自身、凄く「洋楽よりもむしろいいかな」っていう曲もかなり多いんで。そういう意味で言うと今日本のアーティストのレベルが凄く上がってると思うんで、是非ね、どんどんどんどんCDショップに足を運んで頂いたり。それとか、あと、今、僕なんかもやってますけど、ホーム・ページからCDが買えるようになってたりとか、そういうこともやってますんで。
 そうですね、インフォメーションがあるんで、ちょっと言っておきますね、先に。え〜メモの用意はいいでしょうか。って言ってすぐにメモできるわけないかな。簡単だから覚えよう。
「織田裕二インフォメーション・ダイヤル」っていうのがあります。これは24時間いつでもオッケーで、パンクしません。何万回線同時にかかっても大丈夫というやつなんですが、言います。電話番号、0180ー993ー992番までお電話ください。こっから、僕の「yuji-oda」のサイトとかですね、いろんな情報、すべての情報が随時更新されて入っていくんで、何か困った時にはここへ来て、電話してくれれば、もう大丈夫です。そしてですね、αマンスリーカラーズではですね、お便りを募集しております。お便りの宛先を言います。感想とか、FAX、mail、なんでも構いません。とにかく、リクエスト曲とかもちょっと書いてくれたりすると嬉しいな。「来週はそれに答えようかな〜」なんて思っちゃったりもしたりして。え〜宛先言います。

(ここでお便りの宛て先とプレゼントのお知らせ)

 来週のですね、4回目。いよいよこれでもうラストなんですけれども。先ほどもちらっと言いましたが、是非、4回目はリスナーの皆さんからのお便り・FAX・mailを紹介しつつですね、これからの予定の話なんかもしないとな、なんて思っております。とにかく、お便りを中心にですね、進めていこうかな、なんて考えております。というわけで、今夜のお別れは、僕が今一番大事にしているこの曲でお別れです。「今、ここに君はいる」。また来週。

今、ここに君はいる

第1回 10月21日放送(3)