2001年 FM京都 α‐STATION α‐マンスリーカラーズ

 25歳ってことは、あ、会社員って書いてありますね。え〜なおひろくんも頑張ってというか。そうなのよ。「Moon」って、実は、曲はね、あれは「踊る」で使われてたのね。「Moon Light」っていうのでサントラには書いてあるんだけど、実はあれは「Moon」なんだよね。あの作ってるアレンジャー、実は一緒なんで。そうなんですよ(笑)。
だからねえ、僕も、イントロもそうだけどね、歌も好きなんで。歌も、今日はしっかり聴いていただこうかなと思っております。じゃここで、リクエストにお答えしましょう。枚方市のなおひろくんのリクエストで、織田裕二で「Moon」。

Moon

 というわけで、織田裕二で、なおひろくんのリクエストにお答えして、「Moon」を聴いてもらいやした(笑) もらいやしたじゃねーだろ。おいおいおい、なんなんだそれは、おまえ。なんか「もらいやした」だとそれ、江戸んなってねえか? ちょっと時代が違っちゃったかな。え〜、もらいやしたとは言わねーなあ。なんていうんだろ。リクエスト、ほんまありがと、おおきに(笑)。違う。ちゃう。もう、わけわからん(笑)
え〜まあ、次いったろっ(笑)。え〜さて、え〜どうもありがとっ。
 あの〜〜〜2001年、もう〜ほんっとにね。まあ21世紀始まったと思ったら、もう残すところ2ヶ月ぐらい、ということで。これからはですね、僕、予定はどういうことをやるかと言うと、まあ、今月、そして来月一杯までは、ライブ。コンサートツアー、ず〜っと東京終わるまで、北海道から九州まで廻ってるわけなんですけども。
 それが終わったらですね、次のアルバム、ほぼもうできてるんですが、それの見直しをちょっとやりたいなあっていうのもあります。
 21世紀迎える前、なんとなく不安を感じてたのかな、やっぱり僕は。それで「空のむこうまで」っていう曲を出してるし。「大丈夫だよ」ていう。「心配ない」って。でも「心配、やっぱり当たっちゃったかなあ。でも、大事なのはやっぱそこじゃないんじゃない?」っていうのがあったり。
で、そのあとで出して、今一番僕が大事にしてる、大切にしてる一番新しい曲に関してもね、「今、ここに君はいる」に関しても、とにかくなんか「もったいないなあ」っていう。人間てアホだから、同じことを、僕もそうだけど、何度も何度も同じようなミスを繰り返すよね。それは世代を越えて、また、ミスを何度も何度も繰り返す。ん〜、なんとかならないすかね。僕自身がね、じゃ、どういう風に生きたいかって言えば、ある陸上選手が言ってたんだけど。あの〜僕は100Mとかの選手とかってね「駆けっこが速くって、子供の頃から。それで才能がもう凄い90%ぐらいある、もう最初っから天才的だ。あいつは足速いっていうんで、それにテクニックがまあ10%ぐらい加算されて、ああやって世界チャンピオンとかになってるんじゃないかな」と考えてたんですね。ところが、実際、陸上の選手とかね、ああいう人たちに会って聞いてみると「ユウジ、違うよ」って言うんですよね。「僕ら才能なんてのは10%あるかないかだと思ってる。たぶんそんなもんだ。90%はテクニックだよ。」
 テクニックって簡単に言ってしまえば努力ですよね、いわゆる。頑張ってきたことですよね。それ聞いたときにね、ほんとに「ああ!」オレはジャンルは全然違うけど、なんか元気でたね。勇気湧いたって言うか。だってオレ、自分で歌手やったり俳優やったりなんて、ガキの頃これっぽっちも思っちゃいなかったからね。そんなオレが、こうやってもう14年近く、やってこれてるっていうのは、まあ皆さんがあってこそなんですけど、やっぱり自分で才能がそんなにたくさんあるとは思ってないんで。で、ない才能をじゃどうにかカバーしてなんとかしたいな、と。こうやったらみんな喜ぶんじゃないかとか、そういうことを考えてたっていうことだったのかな。「ウサギと亀」とか「アリとキリギリス」とかいろんな話がこう思い浮かんできてね。そういうの、次のアルバムに入ってたりしますけど。なんかね、そういうの感じたり。
 だから、ん〜ほんとに、なんていうんだろ、ジャンルを越えて、どの仕事してたって、何をやってたって、とにかく今一番頑張ってる、一所懸命やってる人っていうのは、凄く魅力的で。僕、凄く好きなんですよね。そういう人が。で、自分もそうありたいって思うし。まあ、才能がない男の(笑)ていうか、う〜ん、ないかどうかわかんないよ。ほんと、わかんない。あんのかもしれない。だけど、もしあったとしても、才能によっかかれるほどの自信家ではないから。ムチャクチャ頑張る、ていうか一所懸命やるしかない。で、うん、そういう意味で言うと、ほんとになんか、自分もそうだけど、今一所懸命頑張ってるっていう人を応援したいなっていう気持ちが、強く、今あります。
 で、もうまさに、そのままなんですけど、これリクエスト頂いているんですが、え〜倉敷。なんと倉敷。倉敷ってコンサートやるのに、なんか、大阪のコンサート見てくれたというスミコさん。そして他にもですね『京都に来はったんやねえ。嬉しいわあ〜』というのはですね、八幡市のチビさん。そしてですね、他にも、八尾市のリカちゃんからも。他にもたくさんの方からリクエスト頂いています。ありがとうございます。
僕の一番今思ってる、そして大事だな、今が大事なんだっていう、その気持ちをこめたこの歌を聴いてください。織田裕二で「今、ここに君はいる」。

今、ここに君はいる

 え〜織田裕二がお届けしてきました、10月のαマンスリーカラーズも、残り時間あとわずかです。ほんとに、また今年も京都に来れて、凄く僕は嬉しかったんですけども。今日はリクエスト全部答えたかったんだけど、ほかに答えられなかった人、残念ながら名前だけ読んじゃおかな。
え〜中京区のカズさん、そして、これ「Diggin' on You」にくれてるんだけども。エミちゃん、「スワン」にくれてるね、宇治市かな。え〜それからツヤコさんは大阪です。え〜「明日は解らぬぼくですから」にくれてたり。これはね「Over and Over Again」は松原市のヨウコちゃん。それから、これはカエさんかな。オトクダン? あ、ごめんごめん、乙訓郡か。なんかひらかなで書いてあると余計読み難くかったりするんで。それにしてもさあ、漢字とかさあ、日本人て凄いよね。オレ、いまさらながら思うけど。同じ「八幡(やわた)」とか書いてあっても「はちまん」て読んだり「やわた」だったり。もう、どっちかにせえーっみたいな。(笑)え〜〜もう、はっきりしてくれーみたいなね。でも、まあそんなこと言ってもしょうがないですけどね。
 え〜〜まあ、というわけで、他にもたくさんリクエスト頂いたんですが、ほんと、ありがとうございました。1ヶ月間付き合って頂いて、ほんとに、ありがとうございます。そしてですね、また織田裕二、え〜、今度もですね、またいつの日か、京都へ戻ってきたいと思ってます。そのときには、是非、あったかく迎えてくださったりなんかすると、織田、嬉しいわあ。(笑)気持ちわりぃ。気持ち悪い。京都弁てやっぱり女の子にしゃべって欲しいね。やっぱりね。「嬉しいわあ」て、これ女の子のしゃべり方だよね。そうだよね。ちょっと勉強しておきます。ちゅーか、教えてください。え〜、というわけで、ほんとにどうもありがとうございました。そして、来月なんですけども、αマンスリーカラーズはですね、うじきさん。うじきつよしさんが担当します。おお! あの伝説のバンド「子供バンド」が、今はですね、映画からバラエティまで、そうですね、僕も一緒にドラマなんかしちゃったことありますけどね、幅広く活躍されてます。そのうじきさんの音楽講座もお楽しみということで。え〜、ということでですね、10月の担当は僕、織田裕二がお送りしました。また、αステーションにも、是非、遊びに来たいと思っております。
 そして、いよいよお別れですが、このお別れはですね、大阪市のユミちゃんから、『織田さん、こんばんわ。今さっきコンサートから帰ってきたところです。』わお!『むっちゃ楽しかったです。』ありがとう。『もう身体の方は大丈夫なんですね。よかったです。それからありがとう。織田さんの元気、一杯分けてもらいました。』いや、こちらこそ。『明日からまた頑張ろう。頑張れそうです。リクエストの曲、ライブで改めて歌詞が胸に響きました。是非かけてね。アルバム楽しみに待ってます。』待っててやぁ〜。(笑)アルバム、出しますよ。え〜来年出したいと思います。え〜まあ、これは、え〜ユミちゃんからのね、じゃあリクエストに答えてお別れしたいなという風に思っております。ほんとに1ヶ月間どうもありがとうございました。また会える日まで。そしてまた必ず会いましょう。織田裕二でした。じゃリクエストにお答えして、織田裕二で「I'll Be Back To You」。

I'll Be Back To You」。

第1回 10月28日放送(3)