2003年 FM大阪 afternoon cafe
バックに「We can be Heroes」が流れ始める。
DJ :時刻は午後2時8分に、今、なりました。生放送でお送りしております。
今日は谷口キヨコさんに代わりまして谷口キヨKOJIがお送りしております「afternoon cafe」。
スペシャルゲストをお迎えしております。もう、スタジオの外がほんと賑やかになってきまして。
なぜならこの方がゲストとしてスタジオにいらっしゃるからです!
織田:どうもこんにちは、織田裕二です。
DJ :はい、こんにちは!
織田:お久しぶりです。
DJ :お久しぶりです!
織田:ホントっに久しぶりですよね。
DJ :ですよねー。
織田:ですね。
DJ :でも、今も話してたんですけど、全然お変わりないですね。
織田:いや、そんなことないっすよ。
DJ :そうですか?
織田:ま、変わんないって言うか、中身が変わってないのかも知んないすけどね。
DJ :いやまあまあまあ、そんなことないですよ。
織田:そうですか?
DJ :なんかホントに今日は、織田さんのそのにこやかな、爽やかな笑顔を見て、ホッとしておりますけども。
織田:ありがとうございます。
DJ :あの〜私がイキナリ和んじゃってもなんなんですけども、今日はいろんなお話をお伺いして行こうと思いますが。
織田:はい。了解です。
DJ :まずはやはり映画ですよね。
織田:そう。「T.R.Y.」。2年半ぶりになるんですけど。
DJ :2年半ぶり!
織田:あれ?って気がついたらその位経っちゃったんですけど。
ようやく「ホワイトアウト」から次の映画が、「T.R.Y.」が出来ました。
DJ :えっと、1月11日から。
織田:もうスグです。11日から公開になります。
DJ :公開になりますけど。「T.R.Y.」
織田:面白いですよ。
DJ :見せていただきました。
織田:ああっ、どうですか?
DJ :あのね、僕ね、男の人がものスゴイ喜ぶかなって。
織田:あ、そうですか?!
DJ :なぜかと言うと、織田さんのその役柄にズバーンッて、こう自分を入れれるんですよ。
織田:あ〜なるほど〜。
DJ :女性の方はやっぱり男性の主人公だと、なかなかその気持ちの部分で、
「あれ? あ、そ、そうしはんねやあ〜」みたいな見方もするかなと思うんですけど。
僕は男として、織田さんとかあるいはその周囲にたくさんいる方に、心情的にガッと入り込んじゃったんですよね。
織田:あ、俺ね、女の子が、結構嬉しいかと思ってた。
DJ :あ、そうなんや。
織田:いや、ていうか、日本映画で、例えばダンスのシーンとか。
まあ、僕が踊ってるわけじゃないけど、もったいないくらい贅沢な映画だけど。
ホントにカッコイイダンスをフワァ〜ってやってるところに、
僕は伊沢って男を演じてるんだけど、ただ僕はそこで待ち合わせしてるだけなんですけどね、
そこで、まあ、ちょっと、ン。。。ってあんまり言えないけど(笑)
そういうところのシーンって、なんかダンスシーンとかって、なんかシリアスに、
今までやってた日本映画ってあんまりない気がするから。
で凄く華麗だし綺麗だし、(DJ:かつディテイルにも)カッコイイ、洒落てるし。
だから、ああいうのが普通に出来た今回の映画っていうのは、あんま無い気がして。
それが、夢の中にいるみたいだった。撮ってる間も。
DJ :織田さん自身が?
織田:うん。実際生バンドいれて、なにしてとか。その〜なんか上海っていう、100年前の上海を舞台にしてるんですけど、
昼間の顔と夜の顔で、街が全然感じが変わって、ちょっと夜のネオンとか、こう点けると、
そこにあの〜屋外なんだけどブワ〜っとスモークを、もう街中かけちゃって、大変だったんだけど、
そうするとモノスゴイ幻想的でキレイなんですよね。
だから、ああいう映像って今まで僕見たことないし、なんか100年前なのか近未来なのかよくわからない。
で、国際的な街・上海だったから、白人、黒人、日本人ていうか東洋人問わずいろんな人が人種の坩堝みたいになっているから、
すごいなんか不思議な、かえって近未来みたいな感じがしてた。
DJ :あの、タイムトリップ、ほんとにこう、しちゃうような?
織田:トリップできますね。だから、正月早々、あのまだ正月ボケしてたいという方にももってこいだと。ええ。(笑)
DJ :あ、そうですか。
1月7日放送(1)