第7話 「タイムリミットは48時間」


営業、かけてきます。」
「柏木雪乃、公務執行妨害の容疑については送検を見送る。君を釈放する
。」






雪乃の疑いを晴らすための、青島の戦いが始まった。それは刑事課みんなの戦いでもあった。
物量作戦の本店に対し、所轄の「足を使う」捜査を教える和久。六本木の「モグラ」に会い、厚生省が岩瀬を追っていたことを知る。本店の尾行を和久の協力でまき、厚生省の大河内から情報を得る青島。同時に、和久が大河内に言った最後の言葉「正しいことをしたけりゃ、えらくなれ」を聞く。
しかし、大河内から得た情報のなかの岩瀬の女は、全員本店が引張った後だった。
そのことを雪乃に話した青島は、雪乃から別の女の名前を聞く。その女は貿易会社に勤めていた。
和久に相談し、「俺のやり方でやってきます。営業かけてきます」という青島。
翌日青島は営業マンを装い、その会社の受付を突破、社員を装い名札を手に入れ、その女にせまる。
宝飾店の営業を装い、カマをかける青島。引っかかった女は岩瀬の所へ。和久に連絡し、合流して踏み込む青島。
そのころ、すみれや真下、魚住たちの引き伸ばしの甲斐もなく48時間が過ぎようとしていた。
雪乃を連れて行こうとする一倉管理官。岩瀬を連れて青島と和久が戻ってきた。本店に渡す青島たち。「俺を売ったのか? おまえは何も関係ないだろうが」という岩瀬に雪乃は悲しげにいう。「そうよ。私はあなたのこと何も知らなかった」
それでも、「私が調べてみないと解らない」と連れて行こうとする一倉。しかし、室井は「いいじゃないか」と諭す。「岩瀬を逮捕できたんだ。グループも検挙できた。おまえの手柄だ。それで満足だろう」 「浪花節ばかり唸ってると出世にひびくぞ」と捨て台詞を吐いて去っていく一倉。
無事、雪乃の疑いは晴れ、ほっとする刑事課のみんなと室井であった。「ありがとう」という雪乃に、何か言おうとするが言葉が見つからず、帰っていく室井とその背中を見つめる青島。
雪乃がすみれと一緒に帰ったあと、始末書を書きながら青島は和久に尋ねる。大河内に言った言葉の意味。しかし、和久は「おまえも正しいことをしたいか。だったらえらくなれ。」と言うだけだった。




なんといっても、「営業マン青島」。受付は営業マンで突破し、社員に成りすまし、宝石店営業を装う。
臨機応変、変幻自在の青島を堪能したい。
真下の取り調べも必見。キャリアのはずの真下が試験を受けて警部昇進してるのは謎であるが、昇進を知ったときの魚住の様子が面白い。
すみれと室井の会話シーンも必見。なぜか素直にコンプレックスを口にしてしまう室井。室井に親近感を覚えるすみれ。すみれが去った後、思わず眉間に指をあてつつ皺を寄せる室井を見逃すな。
六本木のモグラの登場、そのカジノでディーラーをする黒人に注目。主題歌を織田と歌うマキシ・プリーストがゲスト出演している。
和久の名台詞「正しいことを〜」の登場もポイント。
細かいところでは、課長に署員が文句を言うシーンで、緒方警官が、「自分も(勝どき署の)吉田くんには負けたくないんです」と言うのも、聞き逃せない。この「吉田くん」とは、青島にお守りをくれた吉田のおばあちゃんの孫であるらしい。




いやあ、青島の営業マンぶりがなんともすばらしい。これが営業成績2年連続トップのテクニックかと感心しますね。
しかし、貿易会社受付の女性も侮れない。あてずっぽうに3人の名前を並べる青島に対して、「◎◎ならおりますが」ってのはどういうことだ?相手があてずっぽうに言ってるのを知って、手助けしてるとしか思えない。
よっぽど、そういう輩が多いのだろうか。
個人的には室井とすみれのシーンがお気に入り♪ 「なんだそうなの」「なんだとはなんだ」 なんだか、とっても人間らしい室井さんが見られて嬉しい。
一倉管理官の憎らしいのにカッコイイ姿も、かなり嬉しかったりする。憎らしいながらも、実は室井さんとは結構仲良さそうな感じがするんだな、これが。
この回も、「踊る」の中では、お気に入りの内のひとつです。

(第8話)

(ツボインデックス)

「やること荒っぽいけど、信念曲がっちゃいないから。」
「浪花節ばかり唸ってると出世にひびくぞ。」