上陸!(1999GW・四国&九州)その1(携帯版)
4/29 四国上陸!
四国2日目までは、豊田組四国遠征隊としての行動。
一同、意気揚揚と有明に集結して、ドヤドヤとフェリーに乗り込む。
フェリー側が気を使ってくれたのか、はたまた一般客から隔離されたのか、2等の1部屋に押し込められて事実上の貸し切りとなる。
出向を待たずして、早速カンパァイ!!
船は徳島港に。
林道を軽く一本こなして、一同キャンプ場へ。
そして次の朝から林道!バリバリ林道!気合が入る!
剣スーパー林道へ。
フラットダートを激走!
ところが・・・・
どこからともなく、「ホワイトデビル塁」が登場。
彼が現れるたびに必ず通行どめ!
迂回路に回るとそこにも塁!そして通行どめ!
ただ一言。
「悪魔の使いめ!!」
(きっと、塁も同じ事を思っているはず)
それはともかく、とにかく林道だらけの四国。
こんなにシアワセでいいのかしら?
四国よいとこ!何度もおいで!!などなどと楽しんでいるうちに・・・・・
月日は流れ、旅はつづく。
あばよ!四国。
トドメを刺すほどまではいけなかったけど、今回はこれくらいにしといたるっ!!
覚悟はしとけっ!!
豊田組四国遠征隊と別れを告げ、そして九州へ・・・・・
5/2 九州上陸!
四国・八幡浜から乗船し、いつまでも寄り沿う佐田岬半島を眺めながらの2時間の船旅。
夕暮れの臼杵へ。
走る事2時間で、阿蘇・防中キャンプ場。
そこには・・・
居るわ居るわ!おなじみの顔!
こちらには「いけいけ団・九州遠征隊」の一行が。
そしてやっぱりカンパイ!!
明日は朝早いし、軽くルービを呑んで寝ませうか・・・
という決意とはウラハラに、案の定!もらい酒までして2時就寝!!
オバカですぅ。
サワヤカな朝!日差しがまぶしい朝!内臓はタダレタ朝!。
九州を後に、いよいよ国境の島へ・・・・
5/4 対馬に上陸。
早朝、まだ夢の中のいけいけ団九州遠征隊と別れ、激雨の中を爆走!博多へ。
そして船旅。
激しく揺れる、富士急ハイランド並みの航海。
遅い午後、快晴の対馬に到着!。
かるくそこいらを走り回って、まずは対馬の雰囲気を軽く味わってから、寝床探し。
小奇麗なキャンプ場や朽ち果てたキャンプ場跡地などを幾つか回ってみるが、共通して言えるのは何処にも誰一人居ない。
結局、港に近い、海っぺりのキャンプ場に。
一人っきりのキャンプ場。
四国で見た満月は、すでに大きく欠けている。
満天の星空!!星座もサッパリわからない程・・・。
その気になれば、北斗七星なんか数10個だって作れちゃう星の数!!
食料を狙う、ツシマヤマネコ(ホントはフツーの野良猫)と格闘しながら夜はふける。
朝。
いよいよ行動開始!!
とにかくデカい!!果てしなくデカい島!!
縄文杉は無いけれど、砂漠・金山・おけさ・珊瑚礁など、一切無いけれど・・・
行けども行けども続く山並み、迫り来る青い海。
こんなに走れる島は無い!!
残念ながら、林道はほとんどが舗装。
真新しい舗装路が続く。
でも・・・・
山並みを走る林道は、まるで信州のビーナスライン!
それに見下ろす海が絡む分だけ、遥かに上回る展望!!!
そして国境展望台へ。
延々と走って、異国を眺められる場所など他にはあるまい!!
根室のノサップ?
ノンノンノン!北方領土は異国ではない!!
与那国島?
延々とは走れまい!!
宗谷岬からのサハリン?・・・・
硬い事言わないでちょうだい!!
夜に行けば、釜山の夜景が凄いらしい。
想像以上に近い韓国!!
壮大なユーラシア大陸のはじっこなのだ!!
まいったかサハリン!
キサマなんか島じゃねぇか。
こちらはネパールだって、バングラディッシュだって、ノルウエイだって地続きなのだぁぁぁ!!!
アサリメシを鉄火丼風に作りながら・・・
旅は続く。
国境の島。
まったく一人きりのキャンプ生活が続く。
海っぺりのキャンプ場。
思わぬ訪問者が、寝静まった深夜に車でやってきた。
ゾッキー?ヤンキー?風のマフラーの音!
男二人?の声。
サイトから一段下の駐車場に降り立ち、大声で会話を始める。
他愛もない世間話。
誰かのウワサなどなど。
地元のヤンキーニーチャン?ナマリはきついが、内容は解る。(以下、標準語に翻訳)
なんとなく、テントの中で会話を聞いていると・・・
「おいっ!なんであそこの電気がついてんだ?」
足音が・・・こっちに来るなよぉ!
「あれ~バイクが止まってるよぉ!」
来るなぁ!
「○○(人名)のと同じか?400ccじゃん!」
ど・どこが!!何をシッタカブリこいていやがる!でも来るなぁ!
「あっ!品川ナンバー!!東京だよぉ!!」
「テントもある!女の人が寝てるかも!覗いてみようぜ!!」
く・く・く・来るなぁ!!
来るなぁ!!
「バーカ!女の人がこんな所で寝てる訳無いじゃん!!」
足音が遠ざかる。
ホッ・・・
しかし、その後は声をひそめてボソボソと・・・・
寝ている人への配慮か?それとも何やら企みか?
やがて・・・
バタンバタンとドアの音。
そして車は去っていく。
ホッと一息!!
それはそれとして、旅は続く。
次は、温泉の島へ・・・・・
2へ
バイク旅へ
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