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戦闘メカ ザブングルリプレイ1

新型ウォーカーマシンを奪え! 前編


荒野にて

GM:では始めよう。
君達の船は荒野の真っ只中を進んでいる。周囲は見渡すかぎりの岩・岩・岩で、まさしくアメリカ西部の荒野といったところか。
所々にサボテンが咲いているほかは緑の見えない荒野の真っ只中、君達は100キロほどにあるオアシスを目指しているのだ。

フェイト:オアシスに何があるんだ?

GM:オアシスにあるトーンズシティで、一月振りにバザーが開かれてるんだよ。たまにすれ違う旅人もバザーを目指しているんだろうね。同じ方向に向かっているよ。

フェイト:バザーですよ、兄貴! 久しぶりにうまいもんが食えますね。

ブライアン:それは自分に対する嫌味でありますか? 自分の料理はその辺のシェフにも負けません!

マキシ:バザーをしている運び屋の名は?

GM:この辺を仕切っている運び屋はケルトン一家だね。中堅どころの運び屋で、いろいろと悪いうわさも多いよ。ブレーカーやロックマンに売った物を後で奪い返したりとか。

マキシ:規模はどうあれ、どこの運び屋もやってることだな。

GM:確かにね。けどうまい運び屋はなるたけ噂の出ないようにやるもんだ。そういう噂が広まると、さすがに客足に響くからね。さて諸君、いま何してるか申告しておくれ。

マキシ:艦橋で舵握ってる。

シェプスト:私も艦橋にいましょう。双眼鏡で周囲警戒しています。

フェイト:俺はダッカーにワックスかけている(笑)

マキシ:ウォーカーマシン(以下WM)にワックスがけするブレーカーってのは、あんまり見たくないな(笑)

フェイト:気にしちゃいけませんよ、兄貴(笑)

ロージ:俺は医務室でたいくつの虫と遊んでる(笑)

ブライアン:自分は調理場で昼食の準備であります。メニューは塩漬け肉と薄味のスープであります。

マキシ:あまり美味そうじゃないな。

フェイト:早くバザーに行きましょう。そんでもって美味いもんをたらふく食べましょうや(笑)

ブライアン:やはり自分の料理に不満があるようですね。まあいいでしょう。早くバザーに行くことは賛成であります。食料を仕入れないと、とうぶん塩漬け肉がつづくであります。

GM:塩漬け肉はいいからさ、みんな知性+知覚でロールして頂戴よ。あ、外を見ているひとはダイスに+2。外が見える場所にいるなら修正なし。船内にいる人は−2の修正ね。
目標値は6だ。

注)知覚技能はこのサークルのローカルルールです。本来のスペオペヒーローズにはありません。

マキシ:成功。

シェプスト:私も成功です。

フェイト:外にいて良かった。成功。

ロージ:たいくつの虫とラインダンス踊ってる(笑)

ブライアン:自分は鍋しか見てないであります。

GM:成功した人は、丘の向こうから黒煙が立ち昇っているのが見えた。耳を澄ますと爆音も聞こえるね。どうやら戦闘しているみたい。距離は約10キロといったところか。

マキシ:ブレーカー同士のいざこざかな。

フェイト:ちょっと行って見てきましょうか?

マキシ:へたに近寄ると飛び火がこっち来るからな。

フェイト:じゃ、やめます?

マキシ:おまえだけ行ってこい(笑) うそうそ(笑) 進路を変えて現場に近づくよ。フェイト、念のためスタンバイしとけ。

フェイト:了解、兄貴。操縦席に入ってエンジン始動。いつでも出れますぜ。

マキシ:船内に警報発令だ。副長、周囲警戒を厳にするのだ。

シェプスト:了解。煙の方向だけでなく、見える範囲全域に注意します。

GM:丘を超えるころには爆音も聞こえなくなってるよ。だいぶ近づくと煙の正体もわかるな。破壊されたホバートラックとWMの残骸が転がってるね。外を見ている3人は、もう一度知覚ロールして。目標は8。

マキシ:ありゃ、失敗。

シェプスト:成功です。

フェイト:シェプスト頭いいからな。こっちはバカ(知性1)だけど、回ったから成功してる(笑)

マキシ:俺と同じ知性しかないのに生意気な(笑)

GM:成功した人は、渓谷のあいだに消えていくWMの一団を発見したよ。どうやらあの一団の仕業のようだ。それと、一団の中に緑色した見なれないマシンを見たような気がした。

フェイト:! よく見る!

GM:(さすがに気づいたか)残念。岩影に隠れてもう見えない。

フェイト:よく見るーーーー。

GM:見えんというのに(笑) それよりも残骸のほうを見ろよ。人が倒れているぞ。

シェプスト:生存者ですか?

ロージ:生存者だと! 医務室から飛び出して、だだだーと艦橋に駆けあがる。「どこだー、ケガ人はどこだー(笑)」

GM:きっと、ものすごいスピードで来たんだな(笑)

フェイト:テレビのノリだと、窓から覗いてた人間を突き飛ばして身を乗り出すんだぜ。きっと(笑)

ロージ:じゃあそうしよう(笑)窓にいたのはシェプストか。シェプスト突き飛ばして窓から身体出す(笑)

シェプスト:わあ、なにするんだロージ(笑) 窓枠にしがみついて文句言う。

ロージ:聞いてない(笑) 「ケガ人――(笑)」

マキシ:ロージにケガ人まかせるのはとても不安だ(笑) フェイト、ひとっ走り行ってようす見てこい。ブライアン、おまえも行け。

フェイト:まかせとけ、兄貴。

ブライアン:了解であります。ギャロップタイプを出すであります。

シェプスト:念のため、私は砲台に行っておきます。

マキシ:ではフェイトとブライアンを先行させて、バッファローはゆっくり行く。

ロージ:なに言うんだマキシ。ケガ人がどうなってもいいのか? 急ぐのだ(笑)

マキシ:まともなこと言ってはずなんだけど、ロージが言うと、とたんに不安を感じるのはなぜだろうな(笑)

シェプスト:マキシの気のせいではありませんよ。私もそうです(笑)

フェイト:で、現場についたかな。ついたら早速物色……じゃなくて、ケガ人を見るけど。

GM:フェイトもロージと同類だな(笑)

フェイト:なんか傷つくな。

ロージ:そうだ、そうだ(笑)

マキシ:物色は後だ。まず怪我人のようすを確認しろ(笑)

GM:しょせんブレーカーなんてこんなもんだよな(笑) 倒れているのは20代はじめの青年だ。頭から血を流してるね。ただケガ自体は対したことなくて、脳震盪でも起こしたんだろう。焦点の定まらない目で宙をにらみ、うわ言をつぶやいている。
「やつや……すぐ取り返すつもりで……あんなに安く……ケルトンめ」
でもって気を失うよ。

マキシ:さっきのはケルトンの雇われブレーカーか。噂はほんとのようだな。とりあえず医務室にでも……運んでおけ。

ロージ:なぜそこで詰まる(笑) ふっふっふ。ケガ人カモン(笑)

フェイト:とてつもなく不安だが(笑)、医療技能持ってるのは奴だけだからな。ここは大博打するつもりでまかせよう(笑)

ロージ:言いたい事はあるが、良いや(笑) 怪しげな笑みを浮かべて受け取る。でもって医務室に閉じこもって中から鍵かける。がちゃ(笑)

マキシ:その音、まるで悪魔の囁きのように聞こえるのはなぜだ(笑)

シェプスト:マキシ、それは気のせいではありません(笑)

GM:現場にいるフェイトとブライアン、知覚ロール振ってくれ。目標値は6だ。

フェイト:さっきは回ったから良かったものの、知覚ないんだよな。勘じゃいけないか?

GM:勘だと目標値は7。

ブライアン:自分は知覚あるです。タフガイは知性も高いので成功であります。

フェイト:それってなんかふにおちんぞ(ころころ)おお、成功だ。


残骸を調べるフェイトとブライアン。
破壊されたトラックとWMから3人の遺体と雑記帖を見つけます。3人ともロックマンらしく、雑記帖にはバザーで仕入れる予定の採掘器具類やWMのエンジンなどがリストアップされています。
それぞれの欄には購入済のチェックがつけられていました。しかし残骸からそれらは発見されず、やはり襲撃者に奪われてしまったようです。
残骸からはろくにパーツも取れず、コンピュータコアをひとつ手に入れただけでした。バザーで売ればちょっとした金になるでしょう。
青年の名もわかりました。生き残った青年はフレッドという名のようです。
トラックから見つかった遺体は彼の父親。一同は遺体を丁重に葬ります。といっても土をかぶせただけですが、この世界ではじゅうぶん過ぎるほど丁重に葬っているのです


バザー


マキシ:さて、どうしたもんかな。

フェイト:カタキを打つというのはおかしいかも知れないけど、個人的にもひとアワくらいふかせてやりたい気分ですね。

マキシ:(おまえの個人的というのはべつの意味だろうに)医務室にいるフレッドの無事も確かめたいな。
医務室にいるはずなのに命の危険を感じるというのもなんだかな(笑)

ロージ:俺はいま忙しいんだから邪魔するでない(笑) ふっふっふ。この超音波発生装置(実はただの笛)を人体に組み込んだらどうなるかな(笑)

シェプスト:やはりようすを見に行ったほうが良いでしょう(笑)

ブライアン:では自分が行きましょう。病人食をつくって持っていきます。医務室の扉をとんとん叩きます。

ロージ:外界にわずらっている暇はないのだ。

マキシ:外界(笑)

ブライアン:開きませんね。「ロージ。ケガ人の食事を持ってきたであります」

ロージ:さーて、どこいじってやるかな(笑)

ブライアン:聞こえないのかもしれません。ここはちょっと強く、力に任せて扉を叩くであります(笑)
重量挙げで鍛えたこの筋肉、いまこそ生かすであります(笑)どがしっ! どがしっ!

GM:ブライアンの体力だと、扉壊れんかな(笑)

ブライアン:キャラクターはともかく、プレイヤーはそのつもりでやってます(笑)

ロージ:そのほうが面白いから、壊そうよ(笑)

GM:ではブライアンが扉を殴りつづけていると、扉が吹っ飛んだ(笑)

ロージ:おおお? これから良いところだというのに、いったいなんだというのだ(笑)

ブライアン:まったく気にせずなかに入ります(笑) 「ロージ。ケガ人の食事を持ってきたであります。ここに置くであります」 バキっ。おや、この笛の残骸はなんでありますか(笑)

ロージ:ああーっ、笛――じゃなくて超音波発生装置を壊したな(笑)

マキシ:あくまで装置と言い張るか(笑) ブライアンがそばにいればロージもうかつなことはできないだろ。これ以上ここにいても仕方ない。出発するか。

GM:出発するんだね。では道なき道の荒野を進み、日暮れ間近になって目的のオアシスに到着した。
水源をかねる大きな湖の北側にオアシスの街トーンズシティがある。街からすこし離れた場所に一隻のランドシップがたたずみ、前の広間でバザーが開かれてる。バザーには多くのブレーカーやロックマン達が集まり盛況だね。

フェイト:ランドシップの艦種は? パープルキャットか?

GM:アースサンダーだよ。ハートマークに突き刺さった1本のナイフというマーキングは、長女のシンシア・ケルトンの船だね。

マキシ:シンシア? ケルトン一家の頭は女なのか?

GM:ケルトン家は3人兄妹だよ。長男のライゼル・ケルトン。長女のシンシア・ケルトン。次男のジャック・ケルトン。頭目は長男のライゼルだけど、商才はあっても戦闘はからきし。実際に仕切っているのは実力からいってシンシアかな。
三男のジャックはいろいろ問題のある男でね。

マキシ:問題?

GM:酒ぐせ女ぐせ悪し。自分の実力を知らす、姉の威を借りて威張りちらしている半人前。なんとか一人前にしようとシンシアが面倒見てるんだけど……。

マキシ:俺はもう一人前だ。余計な世話やかないでくれ――か? 半人前の典型じゃないか。

GM:まあ、そういうこと。で、バサーについたけど、君達はどうする? 

マキシ・ロージ:酒場!

GM:ハモるなよ(笑) まだ宵の口だというのに、もう酒場に行くのか。

マキシ:なにを言う。まず酒場に行くのが情報収集の基本だぞ(笑)

ロージ:そうだ、そうだ(笑)

フェイト:兄貴は酒が飲みたいだけじゃないの?

ブライアン:ロージまで速答するとは思わなかったであります。フレッドはよいのでありますか?

ロージ:――うっ! 忘れてた(笑) こちら立てればあちらが立たず。あちら立てればこちらが立たず……どうしよう(笑)

マキシ:なに悩んでんだか(笑)

シェプスト:私は物資を仕入れに行きます。長旅でいろいろ不足品が出てるでしょうから。

ブライアン:自分も付き合いましょう。荷物持ちするです。

フェイト:俺はダッカー磨いてる(笑)


ロージは悩みぬいた結果、シェプストとブライアンが帰ってくるまで船で留守番することにしました。

(ロージ:はやく帰ってこいよ。そしたら酒場行くから。あ、ブライアン。笛買ってきて(笑))

フレッドのことがそこはかとなく心配ですが、メンバーはそれぞれ散っていきます。
必要品を買いにきたシェプストとブライアンは、バザーに集まった者達の異様な物々しさに驚きます。普通バザーではケンカや戦闘行為は禁止されています。バザーでケンカや戦闘行為をおこなった者は運び屋ににらまれ、売買を断られるだけでなく、ときには面子をつぶされたと命を狙われることもあるからです。
にもかかわらず、バザーに集まった者達はいちようにぴりぴりと殺気立っていました。常に周囲に気を配り物音に過敏に反応しています。


マキシ:例の噂か?

GM:そうだろうね。まあ、売った物を取り返すなんてどこの運び屋もやってるだろうけど、ケルトン一家はあまりに頻繁。おまけに堂々だからね。

シェプスト:そんな連中から買わなきゃいいのに。

GM:このあたりはケルトン一家の縄張りだからね。ほかの運び屋は入ってこないよ。

フェイト:ほかの運び屋に口実あたえているようなもんじゃん。ケルトン一家の力のほどは知らないけど、いざ戦争になったらこのあたりのブレーカー全部敵になるんじゃないか?

マキシ:ほどほどにやっていればいいものを。バカな連中だ。


バザーは武器弾薬やWM、パーツ類の売買が中心なため、街の商店に向かうシェプストとブライアン。食料品を中心に買いこんでいきます。


ロージ:遅い。なにしてるんだあの連中は!

シェプスト:いろいろ買いこんでいるんだから、しかたないだろう(笑)

ロージ:もはや待っていられん! 酒が俺を呼んでいるのだ(笑) 逃げられないよう、医務室に鍵かけて出かける(笑)

フェイト:そこまでするか(笑)

ロージ:念には念を入れておこう。ブライアンが持ってきたスープに睡眠薬入れとく(笑) あ、そうそう。このあいだ作ったナノマシンの実験もしておこう(笑) いっしょにスープに入れてと。

GM:まてこら。シビリアンにそんな技術も知識もないぞ。

ロージ:ふっふっふ。私の頭脳ははるか未来を見ているのだ(笑) ナノマシンといっても本物じゃないよ。直径3センチくらいのただの鉄の塊。可能な限り小さい機械を作っていたんだけど、いろいろな部品をハンマーで圧縮したもんだから完全なスクラップだ(笑)

フェイト:圧縮って……叩いて丸めただけじゃん(笑)

ロージ:本人はちゃんと作ったつもりなの(笑)

GM:夢見てんじゃねえよ(笑) そんな物がスープに入ってたらたまげるだろうな。

ロージ:たまに油差してるから、機械油も浮いてる(笑)

マキシ:ハラ壊すぞ。

ロージ:さて、細工はりゅうりゅう。仕上げをごろうじろってね(笑) 仕込みもすんだし、るんるん気分で酒場に出かけよう(笑)

シェプスト:われわれとは入れ違いかな?

GM:時間的に見て、ロージが出かけてすこしたって帰ってくる。フェイトがダッカー磨いてるけど、船内にロージの姿はない。

シェプスト:フェイト。ロージはどうしたんだ?

シェプスト:なにやらスキップしながら出かけたよ(笑) 酒場じゃねえの?

ブライアン:こらえきれなくなったでありますか(笑) えらく短気でありますな。

GM:では船にいる3人。知性と知覚でロールしてくれる? 目標値は暗いから8ね。フェイトは外にいるから7でいいよ。

フェイト:だから知覚は持ってないんだってば、失敗。

ブライアン:成功であります。

シェプスト:私も成功です。

フェイト:……なんか悔しいな。ヒーローポイント使って成功にする。

GM:(こいつ……根性だな)では3人とも見えたか。日がくれてあたりが闇に包まれている。アースサンダーの前の広場にはバザーの灯りがあるものの、その灯りも差し込まない闇からWMの一団が船に近づいている。暗闇でよく見えなかったが、そのなかに見なれないWMがあったね。

フェイト:!

マキシ:連中、帰ってきたか。

シェプスト:われわれより遅く帰ってきたということは、別のロックマンも襲ったのですね。

ブライアン:これだけ噂が広まっているというのに、大胆な連中でありますな。

マキシ:大胆というより、もはやあきれるぞ。目先のことしか考えてないんじゃないか? ブレーカ連中も団結してつぶしにかかるんじゃないかな。

シェプスト:売るほど恨みも買ってるでしょうし、ほかの運び屋が仕掛けてきたら間違いなく手を貸すでしょうね。

フェイト:俺ちょっとバザーに行って来る。留守番よろしくね。

マキシ:緑のWMと聞いて、いても立ってもいられなくなったか(笑) どうでもいいが面倒は起こすなよ。

フェイト:兄貴はここにいないんだから、聞こえない聞こえない(笑)


シンシア登場


GM:ではちょっと場面を酒場に変える。大勢のロックマンやブレーカーでにぎわう酒場。煙草の紫煙が立ちこめ、そこかしこで嬌声が上がっている。

マキシ:俺は人ごみから離れ、カウンターで一人で飲んでるよ。騒ぐのは性にあわない。噂話の類は耳立てて聞いておく。

GM:いろいろな噂が飛び交ってるよ。大部分はケルトンのことだけどね。噂話に耳を傾けていると扉の開く音がした。すると店の中がとたんに静かになったよ。

マキシ:振り向かずにグラスに写して見る。

GM:入ってきたのは二十になったばかりのような青年だね。取り巻きを四人ほど連れている。5人はわがもの顔で中に入り、中央のテーブルにつく。もとからいた客連中は入ってきた男達の顔を見たとたん露骨に顔をしかめたね。
取り巻きの話から推測して青年はジャックだね。5人はまわりのブレーカー達にかまわず、派手に酒宴をあげているよ。

マキシ:ロックマン達を襲って荷を奪い返した祝いか。馬鹿だな。周りのようすが見えないのかね。

シェプスト:周りが見えていたら、噂になるようなことはないでしょう。もっとうまくやってますよ。

フェイト:そりゃそうだ。

GM:そういったところでロージ、酒場についていいよ。

ロージ:ラッキー(笑) 喜びいさんで中にはいる。酒・酒ぇ(笑)

シェプスト:ロージって酒強いんですか?

ロージ:いや、はっきり言って弱い。だけど好きなの(笑) いつも悪酔いしてはみんなに迷惑かけてる(笑)

マキシ:しらふのときもそうでないときも迷惑な奴だ(笑)

GM:(軽く戦闘の予行演習でもしとこうかな)ではロージがスキップしながら店にはいったところ、肘がジャックの取り巻きの一人に当たった。そんで、その男は持っていたグラスを落としてしまったよ。

ロージ:気づかないふりしてカウンターに行く。ヘイ、マスター。酒ちょーだい(笑)

フェイト:完璧にけんか売ってるな(笑) こりゃ絡んでくるよ。

ブライアン:絡むだけならいいのでありますが……どう考えてもそれだけでは終わりそうにないですな。

ロージ:気にしない、気にしない(笑)

マキシ:本人が言うかね。俺はため息ついて酒を飲む(笑)

GM:助けに行かないのね(笑) ではグラスを落とした若いしがロージにいちゃもんつけるよ。「てめえ、どこ見てやがるんでぇ!」てな具合だ。ロージの胸倉つかんで持ち上げようか(笑)

ロージ:こっちは腕力に自信ないんだよね。体力1のマッドサイエンティストだし(笑)「いい若いもんが、ちょっとぶつかったぐらいで大げさに騒ぐんじゃねえよ!」(笑)

マキシ:おおーい。そんなこと言ったらただじゃすまんぞ(笑) 自分から進んでけんか売るかね。

ロージ:楽しみにしてた酒を邪魔されて怒ってるの(笑)「ここは酒場だぜ。酒の飲み方もしらない半人前のガキは帰って寝てな!」

フェイト:火に油だな(笑)

GM:おーお。そこまで言うならほかの連中も椅子から立ちあがるぞ。さすがに銃までは抜かないが、険悪な雰囲気だ。ほかの客達は乱闘を恐れてかある者は逃げ、ある者ははじに移動する。

マキシ:やれやれとため息をつく。まだ腰は上げない。

GM:やっぱ助けには行かないのね(笑)

マキシ:あそこまで言いきったのなら、責任のひとつも取ってもらおう(笑) 相手が銃を抜くまでは傍観してるよ。

ロージ:心配しなくても、一発殴られたらダウンするから、そのときは引っ張って行ってね(笑)

GM:よーし。殴られる覚悟があるなら殴ってやろう(笑) いちよう戦闘扱いにしとこうか。この状況だからイニシアチブはこっちがもらって、回避ロールだけしといてくれる?

ロージ:アクションポイントの中からどれだけ回避にダイスをまわすか決めるんだよね。回避っと(ころころ)

GM:で、そっちの回避値を目標にこちらが攻撃のダイスを振るわけだ。こっちは素手の攻撃だから、1ターンでの攻撃回数にかぎりはない。こちらのアクションポイント分使えるんだけど、まあダイス2個でいいか(ころころ)おや?

マキシ:その目では当たらないな(笑)

ロージ:どうしたどうした(笑) 腰がふらついてるぞ(笑)

GM:うるさい。ちょっと酔ってるだけだ(笑) つぎ、そっちの攻撃ね。

ロージ:じゃ、キックでもしようか(ころころ) おや、当たってる(笑)

GM:しょせんは体力1。無傷だな。しかし、ちょっとプライドが傷ついたぞ(笑) 今度こそ(ころころ) おお、当たってる。ダメージはこんだけ。

ロージ:なんだただの軽傷か。マスター、どうせなら殴られて気絶したいんだけど。

GM:別にいいよ。ではロージは殴られて壁にたたきつけられた。その衝撃で気を失ってしまう。崩れ落ちたロージのまわりに取り巻き連中が群がり、つま先で小突いたりしてるね。「へ、ざまあみやがれ」
ロージ、壁にたたきつけられたのと蹴られたのを合わせて中傷にしといてね。かわりにヒーローポイントを一点あげよう。

ロージ:わーい。怪我の功名(笑)

マキシ:そういうのは巧妙とは言わないと思うんだが(笑)


気を失ったロージをその場に残し、酒宴を再会しようとしたジャック達でしたが、続いて入ってきた女性によりかないませんでした。
その女性こそ誰あろうケルトン一家の長女シンシア・ケルトンその人です。


GM:すこし目の吊りあがった、きつめの美人てとこかな。腰には大型の拳銃を下げている。

フェイト:ムチを持たせれば完璧だな。

GM:持たん持たん(笑)


シンシアはジャックを見つけるとそばによります。ジャック達はシンシアを見てばつの悪そうな表情をします。
ジャックに詰め寄ったシンシアは、こともあろうに公衆の面前でジャックを殴り飛ばしました。


GM:「あたしの顔に泥を無理やがって!」取り巻きの四人も殴りたおしたよ。んでもって船に戻るよう言ってる。シンシアに命ぜられ、おつきの護衛がジャック達を引っ張ってくよ。
シンシアはカウンターに小さな金袋を置いて、
「迷惑をかけたね。これは店の修理代と、そこに倒れてる男の治療費だ。悪いが医者のところまで運んでやってくれないか」

マキシ:ジャックと違ってできた姉だな。だからこそぐれたともいえるが(笑)
「そいつのことなら気にしなくていい。なにせ自業自得だからな」と声をかけよう。

GM:かたわらから声をかけられ、シンシアがマキシのほうを見る。「あんたは? 見かけない顔だね」

マキシ:その男の船長さ。今日ついたばかりでね。といってグラスを掲げる。

GM:シンシアは値踏みするようにマキシを見るよ。「今日ついた? あんた、あのバッファローの船長かい」

マキシ:バザーって聞いたもんでね、よらせてもらったのさ。おかげでこうして美味い酒にもありつけた。

GM:なんとなく口説いてるみたいだな(笑) シンシアは隣のストゥールに腰掛けようか。
「マスター、あたしにも一杯。そしてこちらに同じものを差し上げて」

ロージ:むう。おきてればただ酒にありつけたものを(笑)

フェイト:まさしく自業自得(笑)

GM:マキシと世間話なんか始めるわけだな。まあ、マキシ(のプレイヤー)の性格から考えて、何気ない会話の中から相手のことを探ろうとするだろうから、まわりからはただ世間話しているようにしか見えない。しかし、水面下では静かな戦いが続くわけだ。


ここでしばらくシンシア(マスター)とマキシ(のプレイヤー)で話が続くのですが……駆け引きだけならいいのですが、いっけんすると口説いているようなセリフも飛び出しています。
男同士ではむなしいだけなので省かせて頂きます(笑)


ブライアン:狸と狐のばかしあいという訳ですな。

マキシ:失礼なこと言うな。高度な外交といわんか(笑)

シェプスト:中身は同じでしょう(笑)

GM:で、小1時間も話していると、「なかなかたいした男だねえ」とシンシアが感心するわけだ。
「どうだい、あたしと組まないかい? あんたとなら大きな仕事ができそうだ」

フェイト:おお、プロポーズ(笑)

GM:ちがうわ(笑)
「仲間がいるから速答できないだろうけど、いい返事を期待してるよ」といって席を立つ。

マキシ:あまり見こみすぎないでくれよ。でないとがっかりするぜ。

GM:シンシアはにやりと笑って出て行った。


強奪


アースサンダーが見渡せるもの影に潜み、じっと時を待つフェイト。
バザーの喧騒もおさまり、ほとんどの人がベッドで夢見についている午前二時。悪党は行動を開始します(笑)


フェイト:目的の物がどこにあるか見当はついている。さっそく行くぜ。

ブライアン:フェイト。抜け駆けはずるいであります。自分も新型に興味あるですから。

フェイト:いつの間に現れた、お前(笑)

ブライアン:細かいことを気にしてはいけません(笑) ではさっそく行きましょう。

GM:忍び込むのは2人だね(笑) では2人、警備に見つからないかどうか隠密行動でロールして。

フェイト:(ころころ)はぐあ。いちぃぃぃぃぃ(泣)

ブライアン:(ころころ)自分は回ったであります。合計11であります(笑)

マキシ:どうしたフェイト。石にでもけつまずいたか(笑)

フェイト:ここで見つかるわけにはいかない。ヒーローポイントで成功にする。

GM:なにやってんだか(笑) では2人は警備に見つかることなくアースサンダーのそばまでこれた。つぎは船内に侵入だね。忍び込みのロールを。

フェイト:今度こそ(ころころ) おおっと。今度はこっちが回ったぜ。11だ。

ブライアン:(ころころ)……出目は1であります。

一同、大爆笑。

マキシ:なんだそりゃ。まるでコントじゃないか(笑)

GM:ここまでザブングルやってくれるとは、侮りがたい(笑) お互いに足の引っ張り合いでもやったのか?

ブライアン:自分も失敗するわけにいかないであります。ヒーローポイント使います。

GM:誰にも見つからずに格納庫までやってこれた(笑) 格納庫に5台ほどWMが並んでるよ。目的の新型は一番奥にある。

フェイト:まっすぐ運転席まで駆け上る! ダァッシュ!

ブライアン:自分もであります!

GM:ここはザブングルらしく、疾走ロールでも振ってもらおうか。勝った方が先に運転席に潜りこむことができる。

フェイト・ブライアン:ここは気合を入れて(ころころ)

フェイト:ようし出発するぜ!

ブライアン:自分は助手席で悔し涙にくれているであります。

シェプスト:まるでファットマンみたいですね。

ロージ:こんなとこでエンジンかけていいの? 一発でばれるけど。

フェイト:エンジンかけなきゃ外に出られないじゃん。ギャリアの武装はなに積んでる?

GM:手持ちの武器はバズーカだね。装弾数は6発。あとは右側頭部と下半身の2連装機関砲だけだ。

フェイト:バズーカは6発か。ブライアン、下いって砲手してくれよ。

ブライアン:ううう。限りなく悔しいでありますが、いわれたとおり下いくです。

フェイト:準備完了だ。エンジンかけるぞ。

GM:キーないけど。

フェイト:キーがなくても機械工と電気工の技能使ってエンジンかける。

シェプスト:映画なんかでよくやるやつですね。

GM:OK エンジンかかった。WM「ウォーカーギャリア」のエンジンが格納庫内に轟くと、船内のあちこちが騒がしくなってきた。

マキシ:侵入者に気づいたな。まあ当然か。どうするんだフェイト。

フェイト:ふっふっふ。決まってるじゃないですか兄貴。バズーカ構えてファイヤー!(笑)
格納してあるWMの操縦席をかたはしから撃っていくぜ(笑)

GM:なにぃぃぃぃーーーー!?

マキシ:追っ手を減らすための当然の処置だな(笑) ついでだ。ランドシップも適当に破壊しておけ。動けなくなるくらい(笑)

GM:なんやとう!

フェイト:アイアイサー(笑) そーれ、どっかんどっかん(笑) ブライアンも撃て撃て(笑)

ブライアン:了解であります。二連装機銃のつるべうちであります(笑)

フェイト:こんだけやればかなりの被害だよな。よーし外へ出るぞ。ギャリアパーンチ(笑)

GM:遠慮なしにやりやがったなこいつら……被害甚大だよ。バズーカから放たれた凶弾は夜の静寂をやぶり、人を形どった機械のことごとくを打ち倒した。誘爆を引起こしたのか、船のあちこちから炎があがっている。やがて炎をかきわけ、巨人が姿をあらわした。
バッファローにいる人達はおきていいよ。街は大騒ぎだ。

ロージ:たーまやぁ(笑)

GM:のん気にいうな(笑)

マキシ:燃えあがるアースサンダーを見てつぶやく。「いやな予感がする。フェイトはいるのか?」(笑)

シェプスト:船長。どこを捜してもいません(笑)

GM:いるわけないな(笑)

シェプスト:ついでにブライアンの姿もありません。

ロージ:ケルトン一家に怨みがあるフレッドでなく、フェイトのことが真っ先に脳裏に浮かぶというのが笑えるね(笑)

フェイト:なにをいまさら(笑) 外に出れないよう鍵をかけたのはお前だろう。

GM:おまけに睡眠薬まで盛りやがって(笑)(フレッドに騒ぎを起こさせるつもりだったのに、こっちの計画がパーだ)

シェプスト:船長、どうします?

マキシ:どーしよーも、こーしよーも。ことここにいたって慌ててもしかたがない。しらないふりしよう(笑)
(フェイトのプレーヤーに向かって)ああそうだ。念の為、ランドシップのエンジンにも一発入れとけ。3日は動けないように(笑)

フェイト:おっけー(笑) アースサンダーのエンジンを破壊するよ。ギャリアパンチ! ギャリアキック! ギャリアバルカン(笑)

GM:……もう、好きにしてくれ。騒ぎはますます大きくなる。燃えさかるランドシップからは爆発音のほかに、あきらかに銃撃とわかる轟音も聞こえてくるよ。

マキシ:派手にやってるな、フェイトの奴(笑)


船内でバズーカを撃ち尽くし、ギャリアの残る武器は頭部と腹部の機銃のみ。そろそろトンズラしようとするフェイトとブライアン。
逃しはしないとGMは、警備のWM3台を差し向けました。


フェイト:機銃命中! ヒーローポイント使って効果的命中に。さらに一点使って今度はダメージをあげるよ。

ブライアン:自分も当たりました。ヒーローポイント使うであります。

フェイト:残りは一機だな。ギャリアパーンチ! 命中(笑)


かくして、1ラウンドかからず撃退されたのでした。反撃する暇もないんでやんの(笑)


後編へ続く

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