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ザブングルリプレイ2 レッドキャニオンの盗賊 後編
天国から地獄へ 主役から3枚目へ それすらもいつもの出来事(笑)
GM:次のラウンドだ(ころころ) おお、こっちの先行だ。いきなり乱入してきたヤツがいたな。そっちを狙ってやる(ころころ)
フェイト:ふふん。その目ではあたらん。俺の回避力は15おおぉぉぉぉ(笑)
シェプスト:さすがはハイスピード。(マキシに)我々も乱入しますか?
GM:バッファローはフェイトよりずっと後方だし、いきなり乱入はおかしかろ。ヒーローポイント使ってもネガティブするぞ。
マキシ:いきなりキャンセル食らった。フェイト、我々が到着するまで持たせるのだ。
フェイト:大丈夫、大丈夫。兄貴達がくるまでには終わってるって(笑) こっちの攻撃だぜ。ギャロップに攻撃(ころころ) 命中! おまけに成功度の差が5以上あるからダメージ倍(笑) まだサイコロ余ってるから、ギャロップとホバギーにサイコロ割り振って機銃斉射(ころころ) ははははは(笑)
ロージ:いきなり乱入してギャロップ1機撃墜。ホバギー中破か。大口叩くだけのことはあるな。
ブライアン:まあ、一生に1回くらいは主役も張れますでしょう(笑)
フェイト:このまま俺が主役だー! はははのはー(笑)
ロージ:いつまで続くことやら。それはともかく流れが変わったから殲滅しよう。ギャロップ狙う。(ころころ)むう。
ブライアン:ハズレですか。自分は命中です。しかし、撃破は無理でした。
フェイト:心配するな。次のラウンドで全滅だぜ!
シェプスト:えらくハイになってますね。大丈夫ですかね。
マキシ:(プレイヤーが)酒残ってるんだろ。
GM:(ここで倒されるわけにいかないんだよね)こっちの攻撃だ。ホバギーB、ギャロップBがギャリアに向かう。ギャロップCはダッカーとホバートラックの間に入る。で、ホバートラックはきびすを返して逃げていく。
ギャロップBの攻撃は(ころころ)命中。ホバギーB、ハズレ。ギャロップCは攻撃用のダイスをホバートラックに渡して回避力をあげておこう。
フェイト:食らいはしたがギャロップの機銃ごとき、ギャリアには豆鉄砲も当然よ(笑) 次はこっちの番だな。(ころころ)ふはははは。命中!
GM:勢いづいているところ申し訳ないんだけど、ネガティブね。
フェイト:なにゆえっ!?
GM:ついでにもう1点ネガティブ。ギャロップに攻撃しようとしたとき、足元の崖が崩れて崖下に転げ落ちようとしている(笑) 操縦ロールしてちょん。もちろんネガティブで転げ落ちるんだが(笑)
ロージ:珍しく活躍するとこうなるんだな(笑)
フェイト:ちがーーう! これはGMの罠なんだーー!!
GM:(もちろんそうだとも)慌ててバランスを戻そうとした努力もむなしく、崖下に転げ落ちるギャリア。包囲網の一角が崩れた隙をつき、サラマンダーの連中はすばやく後退する。ご丁寧に煙幕付きだ。煙幕で視界を封じられたから追いかけるのは困難だね。それとも強引に追いかけるか?
シェプスト:止めておいたほうがいいですよ。連中とちがって我々はレッドキャニオンになれていません。追いかけても無用の反撃を受けるだけです。
マキシ:そうだな。ロージとブライアンは、崖下に落ちたギャリアを引き上げといてくれ。合流するまでには作業も終わってるだろ。
ロージ:やれやれ。ボーヤのお守りも楽じゃないぜ(笑)
フェイト:しくしく……。
ロージ:ところでマキシ。フェイトを引き上げたあとはどうするんだ? 逃げたサラマンダーを追撃するのか?
マキシ:いや。いったん街に戻る。
ブライアン:追いかけないのでありますか?
マキシ:連中の手口が違うのが気になる。いったん街に戻って情報集めたほうが良いだろう。
シェプスト:了解です。では、いったん街に帰るということで。
合流した一行は、いったん近くの街に戻り手分けして情報を集めます。
街の人々から話をかき集めると奇妙なことが判りました。サラマンダーの連中は5年前からレッドキャニオンで活動していたのですが、手段が凶悪化した1年ほど前からこっちも、盗みはすれども非道はせず的襲撃が何件かありました。むろん荷物は奪われたのですが、有金すべて奪うということはなく、たいていは食料品を中心に半分だけ取っていくだけだというのです。
フェイト:サラマンダーの襲撃パターンはふたつか。手荒な急ぎ働きタイプとそうでないタイプ。
シェプスト:どういうことでしょうか? サラマンダーはふたつあるんですかね。
マキシ:恐らくそうだろうな。派手に暴れているのは別の連中だろう。意見を異にして別れたかどうかは判らないがな。
ロージ:穏健派とタカ派で内部分裂か? よくある話だな。
ブライアン:分裂してもやることはいっしょですな。
マキシ:結果はだいぶ違うぞ。
フェイト:これからどうします?
マキシ:どうするもこうするも、途中で仕事を投げ出すわけにもいかないだろ。もういちど囮作戦やるかな。
シェプスト:同じ手に引っかかりますかね?
フェイト:露天のおばちゃんが言っていたトンプソンの噂も気になるな。
ロージ:トンプソンは実はロ○コンで、サラマンダーを裏で操って16・7歳の娘を集めているっていう噂か。ほんとかね。
GM:アースサンダーにもそのくらいの年頃の娘が5・6人いたよ。ところでバッファローにいるマキシ・シェプスト・ブライアンの3人。目標値は6で知覚ロールして。
シェプスト:わたしだけ成功ですね。
GM:シェプストがふと外を見ると、建物の影からバッファローの様子を伺っているヤツがいる。バッファローというよりも、むしろギャリアのほうに注目しているかな。そいつはシェプストに気づくとホバギーをふかせて走り去ってしまった。
フェイト:ひょっとしてサラマンダーの偵察隊か? 俺達のことばれたかな。
シェプスト:結構ハデに聞き込みしましたからね。連中が旅人やトンプソンの客を的確に襲っているということは、獲物が通りかかることを誰かが知らせているということでしょう。この街はレッドキャニオンに近いですし、街にスパイが紛れ込んでいる可能性は高いですよね。
マキシ:問題はどっちのスパイかということだが……。
シェプスト:おそらく急ぎ働きのほうでは?
フェイト:その根拠は?
シェプスト:昔気質のサラマンダーのほうは襲撃回数も少ないです。襲った相手も旅人やブレーカーなどアガリの少ない相手がほとんどで、通りすがりを狙ったと見るのが正解でしょう。それに比べ、急ぎ働きは的確にトンプソンの客を襲ってますからね。通りすがりの旅人を襲うより、トンプソンの客を襲うほうが儲けは上です。そのためには情報網を張っておく必要があるでしょう。
フェイト:なるほど。
マキシ:と、なると……副長、船をレッドキャニオンに向けるのだ。
ロージ:おいおい、マキシ。サラマンダーのアジトも解からないのにどうするんだ? 闇雲に捜しても見つからないぞ。
ブライアン:だいたいの場所なら調べはついてますが、それでもかなり広い範囲であります。一週間やそこらうろついても見つかる可能性は少ないであります。
マキシ:心配するな。
シェプスト:どういうことです?
マキシ:連中はトンプソンが本気でサラマンダー狩りを始めたことを知ったはずだ。何人も客を襲ったんだからただでは済まないってな。トンプソンが来る前に逃げるという手もあるが、逃げ切れる保証もない。なら自分達のやったことをサラマンダー(本家)に全部押し付けて、トンプソンのブレーカーに始末してもらうのが一番だ。悪事は本家がすべて引き受けてくれ、自分達は安泰という算段だ。
フェイト:なるほど。トンプソンのブレーカー、つまり俺達がうろついていれば案内人がやってくるということですね。
ロージ:なるほど。ろくな戦力のない本家をプチっと倒して、サラマンダー退治の報酬を頂こうということだな(笑)
ブライアン:まるで悪党でありますな(笑)
マキシ:誰がそんなことするか! ちこっと考えはしたけどな(笑)
フェイト:兄貴っ(笑)
マキシ:とにかくうろついていれば分家のほうからちょっかいをかけてくる。そして本家のアジトに誘いだそうとするはずだ。
GM:(うーん。完全に読まれているなぁ)
マキシ:分家は本家近くまできたら行方をくらますだろう。そのとき跡をつけて隠れ家の場所を調べればいい。
ロージ:ところでマキシ。分家でなく本家が出てきたらどうするんだ?
マキシ:分家でも本家でもやることはいっしょさ。取り押さえてから情報を聞き出す。反目しあってるだろうから、おおよそのアジトの場所つかんでるだろ
今度こそ踊る大捜査線
プレイヤー達はあてどなくレッドキャニオンをうろつき、サラマンダー(分家)が出てくるのを待ちます。
マキシの読み通り、トンプソンがサラマンダー狩りを本格化させたことを知ったブレーカーゴロ(サラマンダー分家)は、自分達の罪をすべて本家に押し付けようと画策しています。多少の矛盾は生じるでしょうが、本家が潰れてしまえばとぼけることも可能でしょう。
準備を整えたブレーカーゴロ達は、バッファローに仕掛けます。
GM:今夜の見張りはフェイトとロージだったね。ふたりとも知力チェックしてくれる?
ロージ:成功だ。
GM:ではロージは闇夜を引き裂くいくつもの音に気づいた。
マキシ:やっと来たか。それにしても夜に来るとはね。見失うことがないよう、てっきり昼に来るものと思ってたが。
GM:(昼に襲撃なんかしたら、本家の場所に案内できても自分達が逃げられないじゃないか。ばっくれるところを見られたら元もこもないし)
フェイト:いいじゃないですか、兄貴。とにかく作戦開始ですぜ。
ブライアン:左様ですな。では自分は作戦通り、戦闘のどさまぎにまぎれて闘いの場所から離れたところに行ってるです。
ロージ:やれやれ。俺も出撃か。砲台してたほうが楽なんだが。
マキシ:文句言うなって。ブライアンが抜けたから人手が足りないんだ。それではみんな、作戦開始――の前に起こしてくれ(笑)
GM:砲撃音がすさまじいんだから、いくらなんでも起きれるって(笑)
サラマンダー(分家)の攻撃は、バッファローを本家のアジトにおびき寄せる必要があるため、どうしても集中打が少なくなります。
一方、プレイヤー達もそのことに気づいているため、サラマンダー(分家)を本気で攻撃するわけにはいきません。双方とも暗闇で視界が悪いフリを演じます。
ブライアン:自分は離れた場所から見物しているわけですが……くさい芝居ですな(笑)
フェイト:うるさいな。作戦なんだから本気で当てるわけにいかないだろう(いっころ)よし、はずれた。あまったサイコロでばら撒き攻撃だ(多数のダイスがテーブルを転げる)
マキシ:俺も同じく(笑)
ロージ:さすがハイスピード。フェイトもマキシもサイコロ余りまくってるな。
シェプスト:(主砲でなく機関砲を操っている。主砲弾より機関砲弾のほうが安いのだ(笑))船長が攻撃にダイス割り振ってないですから、いくら撃っても当たりません。ダダダダダダァー。みんな外れ(笑)
GM:(そろそろ頃合だな)襲撃者の一団はバッファローの攻撃に押され引き始めたよ。(できれば撤退前にキズを追わせたかったんだが……しかたがない。ネガティブ使うか)マキシ、ダッカーのキャノンが当たってる。
マキシ:サイコロ無視ってことは、ネガティブだな。問答無用かい(笑)それでも小破だけどな。ああ、俺の船が傷ついてしまった。殲滅しちゃろか(笑)
シェプスト:あとで直しときますから、今は作戦を続けましょう。逃げる敵に向かって機銃掃射です。当たりませんけどね(笑)
GM:エンジンに一発食らったから、操縦ロールに−2ね。かわりにもう1点ネガティブをあげよう(笑)
マキシ:おーのーれー。あとで百倍返しにしちゃるからな。とにかく追撃だ。フェイト、ロージ、前に出るのだ。追跡班(ブライアン)も遅れるな。
フェイト:あいあいさー。連中に追いつかないよう追いかけるぜ(笑)
ブライアン:本家のアジトまでは撒かれる心配はないでしょうが、夜中にライトなしで操縦するのはひと苦労であります。スターライトスコープはないでありますか?
フェイト:んなもん、イノセントでもないかぎり持ってるもんかい。
ロージ:心配するな。俺がそのうち造ってやるよ(笑)
GM:無理だな(笑)連中はどんどん奥へ撤退して行く。肉眼では見えないが、ライトつけたままだから見失うことはないな。
フェイト:言っちゃなんだが、一発で囮だってばれてるぞ(笑) ライトはいくつもあるのか?
GM:最初はそうだったんだけど、ひとつふたつ数が減っていき最後はひとつになる。暗闇のなか、一条の光が消えては見え見えては消えていくさまは、まるで夜空を飛ぶ一匹の蛍のようだ。
ブライアン:この作戦の要は自分でありますから、急いで追いかけるであります。追跡ロールは……失敗。ヒーローポイントで成功にするです。
GM:1時間ほどあっちこっちにうろついていたんだが、ライトは突然消え、星と君達のライト以外すべての光が消えた。
マキシ:総員緊急停止。エンジンをアイドリングにするんだ。ブライアン、連中の音を聞きのがすなよ。
ブライアン:了解であります。自分はエンジンを切って、サラマンダー(分家)がどっちの方向に行くか確かめるです。知覚ロールに気合を込めて(ころころ)回りましたが2度目のダイスは2でした。ここはヒーローポイント使って確実に成功を狙うです。
GM:(その目だと成功で、ヒーローポイントだから効果的成功か)ブライアンの耳は分家の操るマシンの音を聞き逃さなかった。複数のエンジン音が東南の方向に向かっている。
ブライアン:作戦成功でありますな。追跡開始するです。
シェプスト:いま気づいたのですが、ここでブライアンがエンジンかけると追跡者がいるってことバレませんか? 夜は遠くまで音がつたわりますし。
マキシ・ブライアン:うっ!
ロージ:心配するな。これでもマッドサイエンティストの端くれ、ここは俺が何とかしよう。ヒーローポイント使って消音性の高いマフラー造ったことにして、さらにもう1点使って既に装備していることにする。
フェイト:おお、ロージがまともなことをしている(笑)
マキシ:いいのか、GM?
GM:音のしないエンジンとじゃないし、それくらいならOKしよう。ただジェットノズルの音までは消せないからな。ジャンプすると音がするぞ。
ブライアン:ほっ。安心したです。では追跡に移ります。
GM:ブライアンが追跡を開始しようとしたとき、ライトが消えたあたりで砲撃音がするぞ。
マキシ:まさかこんなところで反撃か?
GM:君達を狙った攻撃でないことはたしかだ。何発ものミサイルが切り立った峰をこえて向こう側に消えていく。そして爆発音して炎が夜の闇に隠された山々を赤く照らしている。
シェプスト:爆発したところがサラマンダー(本家)のアジトですか。これなら迷うことはないですね。
フェイト:のん気なこというなよ。あれ俺達がやったことにされるぜ。人死にでも出てれば、本家の連中しゃにむに仕掛けてくるぜ。話し合いができなくなった。
マキシ:連中の狙いもそれだろうな。分家はブライアンに任せるとして、俺達は本家のほうに向かおう。フェイト、ギャリアで偵察に行くのだ。ロージは周囲警戒してくれ。
GM:あらかじめ言っておくけど、崖かなりきついからな。ジャンプならともかくWMでも登るのは無理だ。
フェイト:ひとっ飛びして見て来ましょうか。
マキシ:やめとけ。いま顔出したら話しがややこしくなるから。
シェプスト:そうですね。ミサイル攻撃を受けたとたんWMが姿をあらわしたら、フェイトがやったと誤解されます。それよりアジトに通じる入り口を捜しましょう。
パット・マホーニー
分家を追跡中のブライアンを除き、手分けして周囲を捜索するプレイヤー達。
しかし捜すまでもなく、向こうからやって来ました。
GM:さてイニシアチブだ。
ブライアン:問答無用でありますな。話し合いの余地なしですか。
ロージ:向こうにしてみれば、仕掛けて来たのは俺達だと思ってるはずだし。
マキシ:(ころころ)イニシアチブ負けた。
GM:サラマンダー側の戦力はギャロップ2機、ホバギー2機、ダッカー1機だ。こっちは仕掛けられたから問答無用で攻撃だ。
「あんた達だね。うちらの家に攻撃してきたのは! なんのつもりか知らないけど、ただじゃ返さないよ!」
フェイト:ありゃ? サラマンダーの頭は女か?
GM:それも声からしたら十代半ばってとこだ。絶対二十歳はこえてないな。
マキシ:サンドラットのラグみたいなもんか。
フェイト:砂ねずみじゃなく火とかげだけど。それにしても参ったな。兄貴、どうします? 本気で攻撃しますか?
マキシ:本家と分家の違いはあってもサラマンダーには違いない。当ててもいいが、なるべく操縦席はずしとけ。
ロージ:また難しい注文を。砲塔技能も低いし、俺にはそんな器用な真似できないぞ。キャラの器用度は一番高いんだけどな。
フェイト:具体的にはどうすりゃいいんだ?
GM:効果的成功を出せばいい。相手の回避力より達成値が5勝っていれば器用に操縦席をはずして命中したことにする。
マキシ:そりゃかなりきついよな。
フェイト:大丈夫ですよ兄貴。余分なダイスでよく「狙って」攻撃すればなんとかなるでしょ。効果的成功にならなかったとしても操縦席に命中するとは限らないし、かりに命中しても俺達が責任を負う必要ないっしょ。
ロージ:それもそーだな。もともとサラマンダー退治しに来たんだし、ケガしても運が悪かったということで遠慮なく攻撃しよう。
マキシ:おいおい。どっちかっつーと、俺達の狙いは分家のほうなんだからな。本番と当たる前に余計なケガするなよ。
フェイト:あいよ。というわけでちゃっちゃと片付けるぜ。
というわけで、ちゃっちゃと片付けられてしまいました(笑)
弱いぞ。本家サラマンダー。
プレイヤーの圧倒的な攻撃力でそうそうに撃破されたサラマンダー達は、ほうほうの体でアジトに逃げ込みます。
ブライアンの追跡も順調に進み、サラマンダー(分家)を的確に追っていきます。
フェイト:弱かったなー。
ロージ:弱かったなー。
ブライアン:弱いであります。
シェプスト:弱かったですね。
マキシ:ホンと弱かったな。俺の出番ほとんどなかったぞ。
GM:あれだけやれば大抵の相手は負けるわい。少しは手加減するかと思えば遠慮なくやりやがって(笑)
マキシ:ギャロップとホバギーでバッファローに向かってくるほうが間違ってると思うぞ。一番ましなダッカーにしてもギャリア相手じゃ役者不足だし(笑) せめてもう少し戦力がそろってればな。
GM:(くそう。覚えてろよ)サラマンダーの連中はアジトに引きこもってしまったぞ。WMが入れそうな入り口は目の前の洞窟一箇所しかないみたいだ。ほとんど壁と言っていい崖を、最大ジャンプで越えるなら話は別だが。
シェプスト:そんなにすごい崖なんですか?
GM:ほとんど垂直にそびえてるねえ(笑) よじ登るなら登山用具が必要だな。ちなみに言っとくけど、洞窟にバッファロー入れないからね。
フェイト:まあ当然だよな。とりあえず偵察して来ます。
マキシ:充分気をつけろよ。罠が仕掛けてある可能性大だ。
シェプスト:気をつけて下さい。小型のギャロップならともかく、ギャリアみたいな大型のWMじゃ洞窟の中で攻撃されたら逃げ場ないですよ。
フェイト:APは回避にとっておく。攻撃されたらすぐに逃げれるように。
GM:では逃げてくれたまえ(笑) 洞窟の奥からハンドバズーカが飛んでくる。洞窟内だから効果的成功で通常の回避成功ね。
フェイト:げげっ!
ロージ:ハイスピードヒーローで良かったな。俺じゃ直撃してるよ。
マキシ:とりあえず戻って来い。ここは力技で突破するには不利だ。なにか方法を考えよう。
シェプスト:洞窟が無理なら崖を越えることを考えますか?
GM:最大ジャンプしなきゃてっぺんまで行けないから、回避に回すAP残らないぞ。
フェイト:そりゃまずい。基本回避値だけならいかにギャリアとはいえ、ハンドバズーカでもやられる可能性がある。
マキシ:ふーむ。いっそのこと投降でも呼びかけてみるか。無駄な抵抗はやめて投降しろ。でなければ一斉攻撃するってな具合に。
シェプスト:連中出てきますかね。
マキシ:ここはひとつ強気でいこう。フェイト、ロージ、洞窟内に一斉射撃だ。副長、当たらなくていいから間接射撃でミサイルを撃つのだ。ああ、撃つのは一発だけでいいからな。ミサイルは高いんだ(笑)
フェイト:兄貴。そんなことして大丈夫すか? 火に油注ぐ羽目になりませんか。
マキシ:本気で殲滅するつもりはないさ。とりあえずこっちの力を見せつけて、話し合いはそれからだ。「話し合いに応じるきはある。しかし、あくまで抵抗するならそれなりの方法で対応する」的なことをスピーカーで伝えよう。出てきてもらわないことにはお話にならないが、かといってなめられても困る。あくまで主導権はこっちにあるってことを教えておかないと。
ロージ:なるほど。とりあえず洞窟内に機銃掃射しておいて、話し合いはそれからと。キャノンまで撃つと洞窟崩れるな。
フェイト:キャノンはやめろキャノンは(笑) 洞窟内に掃射してからスピーカーで呼びかける「俺達はトンプソンに雇われた者だ。弁解したいことがあるなら出てこい。話くらいは聞いてやる」
GM:洞窟に一斉射撃してからスピーカーで呼びかけるんだな。そうすると中から一人の少女が両手をあげて出てくる。「……あたしたちをどうする気? トンプソンに引き渡すのか」
マキシ:トンプソンの客にチョッカイかけたらどうなるか、そのリスクを承知でて手を出したんだろ。おまけに全員皆殺し。言い訳くらいは聞いてやるが命の保証はできないぜ。
GM:マキシのセリフを聞いて少女は怒鳴るよ。「あたし達はそんなことしないよ!」で、洞窟の奥から子供の声が聞こえてくる。
「そうだそうだ」「お姉ちゃんはそんなことしないもん」「お姉ちゃんを虐めるな」岩影からどう見ても5・6歳の子供が束になって叫んでいる。中にはライフル持っている子供もいるんだが、銃が重すぎて引きずっている。
シェプスト:そんな小さな子供までいるんですか?
GM:その通り。で、その子供達が外に飛び出さないよう、もうちょっと歳のいった子供が数人で押さえてる。だいたい12・3歳くらいかな。
ブライアン:大人はいないのでありますか?
GM:いないねえ。ところでみんな知覚ロールしてくれる? ブライアンはこの場にいないからだめね。成功したら入り口の上のほうに小さな洞窟が開いている。ハンドバズーカ構えている子供の姿も見えるよ。まだ撃つ様子はないけどね。
マキシ:少女を守ろうというわけだな。しかしそんなもの撃ったら少女もただではすまんぞ。ところであんたの名前は?
GM:「あたしはパット。パット・マホーニー。サラマンダーのボスだよ」だそうだ。(さてここいらで伏線をひとつ)外にいる人達は知覚ロールしておくれ。(みんながサイコロ振る前に)ネガティブ。
マキシ:いきなりだな。
シェプスト:なにに気づかなかったのでしょう(笑)
GM:さてね。
主役は誰だ(笑)
PCとサラマンダーのやり取りが始まります。
パット達本家の少年少女は、トンプソンの客を殺ったのは自分達でないことを説明しようとしますがPCは知らない振りをします。
PCの目的はサラマンダーの壊滅ですが、凶悪な犯行を続けて来たのは分家だとわかっています。そのため強気で交渉にでてより良い情報を得ようと画策しているようです。
マキシ:俺達が請け負ったのは「サラマンダー退治」でね。あんた達の事情なんぞ知ったことじゃないんだ。
GM(パット):「トンプソンの客を襲ったのはあたし達じゃないと言ってるだろ。やったのはシギルだよ……昔は仲間だったけど、掟を破ってばかりいたから追い出したんだ」
シェプスト:なるほど。追い出された腹いせにサラマンダーを騙って悪さしてたわけですか。
GM:追い出されたのはシギルを中心としたグループでね。盗みはしても非道はしないって決めてた掟を破って、襲った相手を殺したりしたんだ。それもケガした相手とか戦意をなくしている相手をなぶるよにね。何度も注意したり怒鳴りつけたりしたんだけど一向に聞かなくて、それでみんなと相談して追い出したというわけ。
もともとサラマンダーってのは、ブレーカー同士のいざこざなんかで親を亡くした子供達の集まってできたものでね。大人に頼らず自分達の力で生きていくために山賊もどきを始めたんだ。旅人を襲うのは必要な物資を手に入れるためで、ふだんは畑を耕したり岩トカゲを飼育したりして生活している。
フェイト:畑(笑) まるでマリアみたいな連中だ。
ロージ:ビデオに出てきた「変わり者」だな。
シビリアンは弱肉強食という考え方が一般的で、自分や仲間が生き延びることを最優先に考えます。そのような世界でボランティア精神や博愛精神にあふれる者は「変わり者」として疎外されます。
GM:で、そんな半農的な生活に嫌気がさした連中が、本格的にブレーカーしようって言い出したんだ。それがシギル達のグループさ。
マキシ:どこにでも楽したがるヤツっているよな。自分でなにかを創らずよそから奪ってこようだなんて、なんて安直な。
フェイト:兄貴。ブレーカーの俺達が言っても説得力ないすよ(笑)
マキシ:う、うるさいな。いまのはいわゆる言葉のアヤだ(笑) 人間、苦労してナンボだぞ。
ロージ:そういうことにしといてやろう(笑)
GM:(そろそろ分家も行動開始しなきゃな)少し時間を戻して……追跡中のブライアン、知覚ロールしておくれ。
ブライアン:やっと自分の出番でありますか。バッチリ成功であります。
GM:囮として出張っていた連中はとある廃墟に入っていった。そこは以前ロックマンが採掘でもしていたんだろうね、掘り出した土や岩石が山になってる場所がある。放棄されたWMの残骸、それもかなり前に捨てられたのか赤錆の浮いた部品なんかも捨てられている。
連中が帰ってからしばらくして分家のアジトが騒がしくなった。エンジンの駆動音がいくつも重なり、なにか叫んでる声も聞こえてくる。
ブライアン:自分のことがバレたのでしょうか?
GM:外を警戒している様子はないし、どうも違うようだよ。やがて洞窟を利用した格納庫から1台2台とWMが現れた。WMはエンジンをふかせて夜の森に消えていく。
フェイト:どこいくんだ?
マキシ:想像だが、こっち来るんじゃないか?
GM:ブライアン、もう一度知覚チェックしてくれ。
ブライアン:(ころころ)成功であります。
GM:進路はサラマンダー本家のアジト方面だ。出撃したのはWMだけでなくホバギーも何機か出たみたいだね。
ブライアン:本家の方向ですかね。
シェプスト:有無をいわさず攻撃するかと思えばこちらが交渉モードに入ったので、いっそのことまとめて叩いてしまえということでしょうか?
フェイト:交渉モードに入ったことよくわかったな。
ロージ:さては伏兵でもいたか。
マキシ:さっきの失敗した知覚ロールがそうじゃないのか?
ロージ:なるほど。じゃあ周囲を見渡すことはできないな(笑) マキシの交渉の様子を見物しておこう。
マキシ:ブライアン。通信入れてくれ。
GM:ネガティブ。どうも通信機の調子が悪いようだ。
ブライアン:CQCQ。 コチラブライアン。ハロー(笑) ざざー。どうにも通信機の調子が悪いですな。こういうときはこうやるのが一番。ドガシっ(笑)
フェイト:ああ、蹴ったな。
ブライアン:由緒正しい精密機械の直し方であります(笑)
GM:君にはネガティブをあげよう。見事なくらいに通信機が壊れたぞ(笑)さて、分家の一団はずんどこずんどこ進軍している。あと少しでマキシ達のところに到着するよ。
フェイト:そこまで近づいたのならエンジンの音くらい聞こえるだろう。知覚ロールする。
GM:はっはっは。ネガティブ(笑) さすがにアジトに近づいたら忍び足くらいするさ。というワケで気づかないぞ君達(笑)
マキシ:まずいな。こんな状況で不意打ち食らったら全滅するかもしれん。ブライアン、何とかするのだ。
ブライアン:おお、自分に活躍しろと電波が飛んでくるです。
ロージ:(フェイトを見ながら)今回の主役はブライアンか(笑)
フェイト:しくしく……あとで活躍するわい。
GM:分家の連中はバッファローやパット達を見下ろせる高台に陣取った。攻撃準備も完了してランチャーの砲口をバッファローの艦橋に向けた。
マキシ:げげっ!
シェプスト:私は主砲ですからひと安心ですね(笑)
マキシ:……
ロージ:なかなか言うじゃないか、シェプスト(笑)
GM:別のダッカーは主砲に照準しているんだが(笑) 小型とはいえランドシップだしな。無力化するには艦橋と主砲を潰すに限る。ちなみにエンジン狙わないのはひょっとしたら自分達のものになるかもしれないからだ(笑)
マキシ・シェプスト:がーん(笑)!
ブライアン:今回の主役は自分でありますから、そうはさせません(笑) ウルトラスーパーギャロップジャーンプ! ダッカーAの腕ランチャーに飛び乗って妨害し、機銃でBを攻撃するです。
フェイト:おお、ザブングルっぽい(笑)
GM:そうだな、Aの射撃を妨害するなら目標値は9で操縦ロールしてもらおうか。成功すれば飛び乗った衝撃でランチャーが下向いたことにしてあげよう。
ブライアン:(ころころ)主役だから成功しているであります。今回戦闘ラウンド扱いで良いですね。では1個は移動で使ったことになって、残りのサイコロでBねらうです。(ころころ)成功ですが、この目ではせいぜい小破止まりですな。
フェイト:上で爆発音がしたんだから、いくらなんでも気づいていいよな。「敵か!?」ということでギャリア出すぜ。
マキシ:パット達に奥に引っ込んでいろと怒鳴っといてバッファロー発進だ。副長、主砲発射準備だ。
シェプスト:りょーかい。
GM:腕に乗ってるギャロップが邪魔だな。振り落としちゃる。ブライアン、操縦ロールで対抗だ。負けると振り落とされるぞ。
ブライアン:(ころころ)負けてしまいました。
ロージ:ヒーローポイント使えば?
ブライアン:自分のヒーローポイントは残り少ないので……ここは温存しておくです。おとなしく振り落とされておきましょう。
GM:ではここから正式に戦闘ラウンドだ。マキシ、イニシアチブ振るのだ。(ころころ)こっちが先だ。分家のWNは崖をなだれ降りるぞ。目障りなバッファローはトラッド3機で押さえて、ギャリアにはダッカーAとホバギーで当たろう。
ダッカーBは攻撃された怨みがあるので転がっているギャロップ狙う。ブライアン、回避ロールの目は?
ブライアン:(ころころ)ああ、サイコロ走らなかったです。コケてるときに集中砲火を受けてはどうしようもありません。いっきに撃破されてしまいました。
フェイト:おいおい。いきなりかよ。
ロージ:ヒーローポイント使えば?
ブライアン:ヒーローポイント使っても全部避けるのは無理ですし(悩む)、ここは攻撃受けておきます。ギャロップ撃破されましたから飛び降りるです。
マキシ:おいおい。生身でどうしようってんだ?
ブライアン:今度はプレイヤー側の攻撃ですな。目の前のダッカーを駆け上って運転席を占領するです。疾走ロールは(ころころ)9。ヒーローポイント使って確実に駆け上り、残りのAPで運転席のドアぶち破って、最後の1個で必殺のグレートアックス唸るです(ころころ)成功(笑) ここは情けをかけて、刃でなく柄の部分で殴ったことにしておきましょうかね(笑)
GM:無茶苦茶やってやがるな(笑)(ころころ)こっちは白兵戦技能なんてないし、見事にぶっ飛ばされたぞ。ここは演出を優先して外に放り出されたことにしようか。
ブライアン:ギャロップ捨ててダッカー手にしたです。損して得取れというヤツですな。グレートアックスを天に差し出して勝利の雄叫びをあげましょう。ガオーーー(笑)!
フェイト:お前はファットマン(筋肉男)か(笑) このままではホントに主役の座を奪われてしまう。俺も活躍しなければ(笑) 有り余るAPを見るがいい。群がるホバギーは機銃で蹴散らし(ころころ)、ダッカーAをライフルで(ころころ)撃破だ。とどめのギャリアパンチだ(ころころ)成功! やっぱり俺が主役だー! はははのはー(笑)!
シェプスト:我々の出番なさそうですね。
マキシ:そうだな。
ロージ:バカがふたり張り合ってると、こっちは楽できていい。
GM:一番盛り上がるはずの最後の戦闘でこれかい。分家はともかく本家の連中は出番すらないぞ。
シェプスト:ある意味盛り上がってますよ(笑)
フェイト:はははのはー(笑)!
ブライアン:ガオーーー(笑)!
闘い終えて
一瞬のうちにサラマンダー(分家)を倒したPC達(おもにフェイトとブライアンだが(笑))。
生き残った分家をひとくくりに縛りあげ、嬉々として怪我人(サラマンダー分家の人達)の治療を開始するロージ。人外魔境の医務室からこの世のもと思えない悲鳴と嘲笑が船内に響きます。
あっけに取られているパット達に別れを告げ、バッファローはレッドキャニオンを後にします。
シェプスト:本家のほうはほっといていいんですか?
マキシ:かまないだろ。運び屋の客に手を出したらどんな目に会うか思い知っただろうし(笑) まあ、忠告くらいはしておくか。働く気があるならトンプソンに紹介してやってもいい。ブレーカーになるのは嫌がるかもしれんが、山賊続けるよりよっぽどましな死に方ができるさ。
ロージ:それにしてもブライアン。そのダッカーどうするんだ? 大型WM3機もはバッファローに載せられないぞ。
ブライアン:ギャロップ壊してしまったですし、かわりのWMがいるでしょう。邪魔になるならトンプソンに売って金に変えるという手もあります。
フェイト:俺が捕獲した無傷と小破だけのトラッド6もあるぜ。連中のダッカーと小破したトラッド売って無傷のトラッド6残しとこうか。
マキシ:今回報酬は期待できないと思ってたが、アガリは結構ありそうだな。よーし、トンプソンのバザーに戻ったら金もらってパーっとやるか(笑)
一同:おーーー(笑)!
次回に続く
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