■ 第二話
- すっかり並び疲れた我々だったが、励まし合い、次なる獲物へと向かうことにした…
- やっぱ次は“インディ・ジョーンズ”かなぁ … ってことで、トコトコと“ロストリバーデルタ”へと向かう。
- 遠く、木々の中にアステカのピラミッドが見えてきた。おおー! すげぇいいー!
近づくとピュピュピュッとか矢が飛んできそうでいいー!!
どうやらアレが“インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの魔宮”らしい。早速そちらへ向かう。
- 当然“インディ・ジョーンズ”も凄い列だ。ファストパスを取る列ですら凄い。
でも思い切ってファストパスの列に並ぶことにする。腹も減ってきた。
これ以上遅くなるとどのレストランも混みそうなので、ファストパスを取ったら早めに昼食にしてしまおうということになる。
急にひらめいて、私はファストパスの列にこのまま並び、奥さんにはレストランを物色してきてもらうことにする。
私は奥さんのパスポート(ファストパスの発行に必要)を預かり、奥さんは人混みへと消えていった。
- 奥さんが去った後、私は気長に列に並んでいる … つもりだったのだが、思いの外、列の進みが早い。ホントに早い。
アッという間にファストパスの発券所に着いてしまった。こりゃぁ凄い。5分も並んでないぞ。
もしそのアトラクションがファストパスを発行しているなら、是非取った方がいい。それがどんなに長い列だったとしてもだ。
- サックリとファストパスを二人分入手。
困ったのは、当初どうせ奥さんが帰ってくるまで並んでるだろうと思ってたので、奥さんとの待ち合わせなど全然考えてなかったことだ。
きっと奥さんとすれ違いになっちゃったろうなぁ。急いで電話してみる。なかなか繋がらない。まぁ電波が入ってるだけでも良かったが。
- やっと電話が繋がり、「ファストパスの発券所前で待ってる」とだけ伝えることが出来た。奥さんが来てくれて、無事合流。
奥さんが探してきてくれたレストランの説明を受け、比較的近くてすいているレストランを選択した。
奥さんは混んでいる道も調べ終わっていて、我々はそこを避けて店に向かった。さすが“くノ一”。
- 水辺のメキシカンレストラン“ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ”に到着。
早速店内に突入。なるほど、すいているようだ。
- ここは焼きたてのトルティーヤ(コーン粉で作る薄いパン)を特徴とするお店らしい。
ってことで、ここはひとつトルティーヤに関係するメニューを選択したいものだ。まぁ大部分が関係してるし、メニュー自体そんなに種類があるわけではないのだが。
“チキン・ファフィータ”と“チミチャンガ”という、どちらもトルティーヤに関連するメニューを注文する。
片方はトルティーヤに具が巻かれた状態で揚げたもの。もう片方は、トルティーヤと具が別々に出てきて、自分で巻いて食べるというものだ。
両方とも半分ずつにして、二人で食べてみる。なかなか美味しい。ちょっと妙な味という部分もあるけどね。
揚げたやつは、中身がちょっと甘いんだよね。挽肉が入ってるんだけど、フルーティーな味もする。ダメな人はダメかもしれない。
私は美味しいと思ったんだけど、奥さんはあまりお気に召さなかったようだ。自分で巻き巻きする方は、一般的な意味で美味しいと思う。
どっちの料理にも、豆(グリーンピース?)をすりつぶして作ったようなソースがお皿に乗っていた。南米系の料理によく付いてくるよね。
これが美味しくて好き。
- そう言えば、料理を買ってから驚いたんだけど、支払額が妙に安かった。
そうそう、忘れてたけど食事代は30%OFFだったのだ。おおぉ〜! もっと買えば良かった。これじゃ腹減りそうだし。
量的にはランドにある“グランマ・サラのキッチン”くらいかな。
- さて、ひとまず腹ごしらえも済んだ我々は、次なるアトラクションを検討し始めた。
その結果、アラビアンコーストを荒らし回ろうということで落ち着く。マップを見て、行き方を検討する。
どうせなら船やら電車やらで移動したい。ちょうど、近くからトランジットスチーマーラインが出ているので、
それで一旦メディテレーニアンハーバーに行き、そこからアラビアンコーストまで歩くことにする。
- 店を出てすぐの所にトランジットスチーマーラインの乗り場がある。
何やら係員が入り口で叫んでいる。まさか欠航?! と思ったが、実は行き先が二つあるので気をつけろと行っていた。
なるほど、この入り口からいきなり行き先別になっているのか。危ない危ない。
アメリカンウォーターフロント行きとメディテレーニアンハーバー行きがあるので、
メディテレーニアンハーバーの方を選択して入場。
- それほど並んでいなかったので、程なく乗船。船内はカントリーなデザインだ。
- 船内には放送が流れていて、途中途中で通る各テーマポートについてガイドしてくれる。
アラビアンコーストが左手に見えてきた。あれ? ってことはメディテレーニアンハーバーから結構遠くないか?
我々はちょっと勘違いしてしまったかも。まぁ観光観光。
- さてさて、次にマーメイドラグーンを通る。ここはどちらかというと子供向けらしいな。
ランドのトゥーンタウンみたいな感じだ。
- そしてミステリアスアイランドの火口湖を通過。ノーチラス号を間近に見る。なかなか盛り上がるなぁ。
- ミステリアスアイランド下のトンネルを抜けると、ドーンと視界が開けた。メディテレーニアンハーバーが見えた。
う〜ん、なかなか考え抜かれた演出。単なるお船かと思っていたのに、なかなかどうして侮れませんな。
- さてさて、何はともあれメディテレーニアンハーバーに到着。
ここまで来たんだから、ミステリアスアイランドの海底2万マイルに行ってもいいかもしれないな。
ひとまずそちらに向かって歩く。
- … なんだアレ? 彫刻? あ、姿勢を変えた。彫刻を演じているパントマイマーだ!! 思わず見物する。
子供もビックリしている。
「これ、生きてんのぉ〜?」
思わず彫刻の手をモミモミする子供。気持ち悪くて思わず笑いを顔に浮かべる彫刻の男性。子供を指さし、そのまま固まった。
「あ、今笑ったぁ!」
大喜びする子供達であった。
- しばらくトコトコ歩く。ミステリアスアイランド到着。さて、海底2万マイルは? おお、全然並んでないじゃん!
っと大喜びしたのも束の間、係員が入り口に立ってしきりに誤っている。なぁんだ、トラブルで止まってるんだわ。
まぁ今はプレビュー、練習期間だからなぁ。こっちはタダで入場してるんだし、何があっても文句は言えないわな。
やむを得ず通過。代わりにこのアトラクションのある火口湖を見物する。
何と行っても間欠泉が面白いなぁ。ボーっと見てても飽きないっす。
- 火口の中をクルクル歩いていると、どこぞの観光地みたいに景色の説明(あすこが●◆山で、あっちが◎■施設…)があったりする。
他にも、研究施設と見せかけて実はお土産屋さんがあったり、レストランのガーデン席で点心食べながらビール飲んでる人に目を惹かれたり。
思わずフラリとする二人。
- あてもなく歩く二人。いつの間にか、マーメイドラグーンに到着。
でも、どこも混んでるし、今回の目標からは外してあるアトラクションばかりなので、ちょっと様子を見つつ、そのまま通過。
さっきも言ったけど、基本的には小さな子供向けのアトラクションが多いね。楽しそうだ。
- アラビア風の建物が見えてきた。アラビアンコーストに到着だ。城塞の門っぽい所から入る。
おお、何かよさげな場所だなぁ。周りが城壁で囲われていて、ここだけ別世界という感じだ。
他のテーマポートの建物とかがパッと見えなくなるから、急に中東のお城の中庭とか、市場とかに来ちゃったような印象を与えますね。
せっかくなので、アラビアンコーストを見て回ろう。さぁて、まずはドコから行こうかな。
- パッと目に付いたのがメリーゴーラウンドみたいなやつ。そちらに行ってみる。
「キャラバンカルーセル」という、2階建てのメリーゴーラウンド型アトラクションだ。
砂漠の隊商(キャラバン)というイメージらしい。
- 列はそれほど長くない。まぁ、数もこなしたいし、並ぶことにする。しかしこの列がなかなか進まない。ナゼ?
- しばらくして、列が進まない理由が判明した。客の入れ替えに、異常な時間がかかっているのだ。
まだ従業員がシステムの確認作業などに慣れていないようで、客を入れる前のチェックにも時間がかかるし、
客を入れてから、彼らの安全を確かめるのにも時間がかかるし、しかも客が位置についてから何分も経たないとスタートしない。
何をしてるんだろう…。
- 列が進むと、チケットをチェックしているところに来た。
その先に階段が見える。列は階段の方と、階段を迂回する通路の方の2方向にのびている。
どうやら階段を迂回する列は1階のメリーゴーラウンドへ、階段の列は2階へとのびているらしい。
チケットチェックの人が振り分けている。恐らく自分では選べないのだろう。あそこが運命の分かれ道だ。
ドキドキしながら近づくと、我々は見事2階へ行く権利を得た。ラッキー!!
- ついに我々の番が来た。でもなかなか入場させてくれない。目の前まで来てるのにぃ! なにやってんだよ!
イライラする客をよそに、従業員達は何やら談笑したりしてる。ディズニーリゾートらしくねぇなぁ…。
ランドの従業員はそんな態度絶対に取らないがなぁ。
- やっとのことで入場門が開き、我々は思い思いの乗り物に乗り込んだ。奥さんはラクダに乗りたがっていた。
「やっぱ、ラクダっしょ! サラセン! マムルークだよマムルーク!!」
などと一部マニアに意味明瞭なことを言っていた。実は私は鳥のような顔をした化け物に乗りたかった。
しかし残念ながら二人とも普通の軍馬に乗ることになった。まぁ良しとしよう。
まぁジーニーじゃなくて良かったか。あいつ怖いんだもん。妙に横目で人を見てるし、おしりの方がサザエみたいにクルクルしてるし。
- 座ってからも、いっこうに動き出そうとしない。何なんだ? とっくに安全点検っぽいのは終わってるみたいだけどなぁ。
従業員がしきりに入場門あたりの電話で話をしているところをみると、1階と連絡を取ってるのだろうか。。。
軍馬にまたがってから5〜10分くらい経って、やっと 「それではキャラバン隊の出発で〜す」
みたいな軽い挨拶とともに動きだした。「大変お待たせ致しました」くらい言えないものかなぁ。
まぁプレビューだから文句は言えないが。。。
- 2階は確かに見晴らしが良いが、景色が見えるのも1周するうちの一瞬だけ。
そして見晴らしが良いと言えば良いが、見るものと言ってもさっきの中庭っぽい所と、そこを歩き回るゲスト達だけ。
中庭側を回る時に飛んでるみたいな気分が一瞬味わえるが、それほど気合い入れて2階に来なくても良いかもしれないなぁ。
- (アトラクションの内容については東京ディズニーシーに行こう!でもふれています。
どうぞご覧ください!)
次はドコに行く?