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イナズマロックフェス2009の臨場感を味わってもらおうレポート

9/19(土)〜20(日)
滋賀県草津市 烏丸半島多目的広場

2008年10月、滋賀ふるさと観光大使になった西川貴教と滋賀県知事・嘉田由紀子の対談で、「滋賀にはこれがある!」と滋賀県民が誇りに思えるようなイベントが必要だと提案する貴教に、知事が琵琶湖博物館近くの芝生広場を会場にしては、と答えたのがすべての始まり。

テーマは、「琵琶湖の水を守ろう」    (そうだったのか・・・) ←おい;

フェスに参加した人には、ああ、こんな感じだったなあ・・・。
参加できなかった人には、行った感じを味わってもらう。
そんなページです。

※ライブ会場からケータイで当サイトの「つれづれ日記」に書き込んだ現地レポートに加筆修正し、写真を加えてアップし直したものだということをお断りしておきます。
※私はライブ経験が浅いので、無知なところを色々さらすと思いますが、温かい目で見てやってください。
9月19日(土)
前日に福井から野洲の実家へ。実家より弟に車で駅まで送ってもらい、野洲駅11:35発 快速網干行きに乗り、草津駅11:44着
←草津駅の改札を出て、振り向いてパチリ☆(会場は改札を出て右。これ見ると逆みたいな印象受けるね(^^;))

 「イナズマロックフェス会場に行かれる方はこちらへ向かってください」と、スタッフが右へ向かうよう誘導してくれる。

 今、会場に向かうバスの中。すごい人! 娘(高2)は自分のブログに写真アップしてリアルタイムにレポートしてる。いいな。
私と同じ年代がいない; 若い子ばっか。
 駅からシャトルバス乗り場までは結構歩いた(公式ページには徒歩10分となっていたが、もっと歩いたかも)。 誘導してくれるスタッフがいっぱい立ってるのと、たくさんの人が向かっているので道がわからなくてもOK。

シャトルバスのチケット
(往復1000円ってちょっと高い;)
 野村運動公園近くの道路には、車道に出て無理な横断をしないよう、テープが張り巡らされている。スタッフの多さといい、滋賀県の(草津市か)このイベントを無事にやりとげようという意気込みが伝わってくる。

近江鉄道や帝産バスが次々と野村運動公園に集まってくる。烏丸半島までは20分くらいかかるとのことなので座れてよかった。立っている人も十数人いたが、次々とバスが来るので、ぎゅうぎゅうに押し込められるということもない。
12時半に着く。

エントランスゲート(12:35撮影)

 この先はフリーエリアなので、滋賀観光物産フェアだけ見に来た人もいたみたい。









 会場の案内図や出演アーティストの紹介が載ったタイムテーブルをもらう(下の写真)。
 ヒモがついていて首にかけられるようになっているので便利。このロゴ、紺色の部分は滋賀県の県章らしい。
ついでに「イナズマ」のネーミングの由来は車のナンバーの滋賀の「滋」の下の部分が稲妻のように見えると他府県の人から揶揄されていることから、それを逆手に取ってのことだという(右下の滋賀ナンバーの写真参照)。
ネーミングは公募したはずだが、誰の作品が選ばれたとかの発表はいっさいなかった。
   

←表(クリックで拡大)
 タイムスケジュール
 出演アーティストの紹介
 注意事項





←裏(クリックで拡大)
 エリアマップ
 FOOD&DRINK(滋賀観光物産フェアと飲食エリアの店一覧)
 SHOP&CULTURE(滋賀観光物産フェアの店や滋賀県、草津市などの課の名前など一覧)
帰りの電車時刻表
公式グッズ
貴教主演のミュージカル「The Music Man」のCM

一応、野洲駅のコンビニでサンドイッチとおにぎりとお茶を買って行ったけど、飲食の出店がたくさん出てるから持ち込まなくても大丈夫だったな。人気の店は行列ができてる。飲料の500ミリペットボトルが300円って高いな。
貴教おすすめのサラダパンは一番奥のロコモコ丼の列の奥。黄色いサラダパンTャツが目印。
噂のサラダパン
 1個200円(うち70円は「マザーレイク滋賀応援基金」へ寄付し、琵琶湖の環境保全のために役立てると袋の裏に書いてある)。1人2個まで限定。サラダパンTシャツも売ってる。「行列のできる法律相談所」ではコケにされてたけど意外とおいしい。

 TVで貴教が紹介して以来、ネット販売でも6週間待ちの人気だとか。
 

 地元ではTV放送前から評判のパンだったようで(50年前から販売されていたという。知らなかった・・・)、うちの弟が友達に誘われて買いに行ったと言っていた。
 場所は伊香郡(いかぐん)。滋賀県北部。カーナビがないとわからないようなところで、駐車場はないらしい。

北陸自動車道の賤ヶ岳(しづがたけ)SA(木之本IC〜敦賀IC間)でも売っている。




 中身は細切りたくあんのマヨネーズ和え。もともとは細切りキャベツのマヨネーズ和えが入ってたのが、日持ちしないし色が悪くなるキャベツの代わりに、たくあんを入れたのが誕生のきっかけとか。
つるやパン

「あっぱれ!!さんま新教授」で滋賀の名物としてサラダパンが紹介されたとき、貴教はこのパンのことを知らなかった。逆にさんまは知っていると答えていたのが意外だった。





 日差しが強く、帽子かタオルは必需品。じっとしてても汗が出る。
グッズ売り場(12:37撮影)は長蛇の列。開場時間が過ぎ、ブロック別に並んで入場を待たなくてはならないので買うのを諦めた。
 中高年がちらほらいる。外国人も。赤ちゃんや幼児を連れたお母さんも。白い杖をついた盲目の女の子や車椅子の女の子も。
 男女比は…やっぱ女性が多いかな。
 ダフ屋のおっさん3人が小声で「割安チケットありますよ」「チケット買います」と、歩いている人に向かって言っている。

飲食エリア(13:12撮影)
 写真には写ってないが、この向こうの木が茂ってるところでは、それぞれのブロック名を書いた看板のところに並んで、みんな入場を待っている。
並ぶ前にトイレをすませておく。仮設トイレが何十個もずらりと並んでいて、混んで困るということはなかった。手を洗うところがない! と焦っていたら、トイレの横に水道があった。新型インフルエンザ対策に消毒用アルコールのスプレーがある。そういや、マスクしてる人って2人しか見なかったな。みんな意外と開き直ってる?(笑)

 今、C2ブロックの看板を掲げてるスタッフのところに並んでいるが、ああ暑い。一番後ろのブロックなんで、入場口までが遠い。日陰がないからたまらん。
 時間は2時過ぎ。あと1時間で開演(このときはオープニングアクトが14:20からだと知らなかった)。いつになれば入れるのかな。

 有料エリアの入場口の前で待機させられ、スタッフがチケットの整理番号を「○番までの方、お入りください」と50ずつ呼んでいく。これって、果てしなく並んでいなくても、今来てもよかったんじゃ?

19日のリストバンド
 自分たちの番号が来たので急いで前へ。スタッフにチケットの整理番号を見せ、入場口で荷物の中にカメラがないことを見せ(って言っても形だけだけど)、チケットの半券をちぎってもらい、リストバンドを受け取る。会場を出て再入場するときはリストバンドと半券を見せないといけない。
 このリストバンド、私はゆるく留めてしまったので、カバンに引っ掛けて切れてしまい焦った。娘は留め具を逆につけていたので、すぐ外れてしまい、危うく風で飛ばされるところだった。正しく留めると、切らないと外れない仕組みになってる。

 既にオープニングアクトのUNISON SQUARE GARDENが始まっている。MCのとき、こんな大イベントの初日のトップバッターですごく光栄だとボーカルの人が言っていた。
【セットリスト】(ARENA 37℃ SPECIAL 2009年 12月号 より。以下、すべてのセットリストはここから)
01.フルカラープログラム
02.MR.アンディ
03.クローバー
04.マスターボリューム


 客席は1列目がA1〜A5ブロック(TURBO SURF'09のツアーで来た人たちか? 12:30に優先的に入場できる)、2列目がB1〜B5、最後列がC1、C2、間に白いテントがあって、C4、C5となっている。私と娘はC2の前から3列目に入れた。背の高い女性が前にいてちょっと見づらい(出たり入ったりする人がいて場所がじょじょに右へずれていき、途中で背の低い女性の後ろで見やすくなったと思ったら、最後には男性が前に来て、人の頭の間から見るハメになってしまった)。

 オープニングアクトが終わったとこ。今、スクリーンにアーティストのPVが流れてる。オープニングの準備してるのかな。イナズマロックフェスのタイトル看板が舞台まで下ろされて舞台が隠れてる。

 ステージはイナズマだけに雷がモチーフ。ステージ上には三つの雷さまの太鼓をイメージした飾り(ここにライトが灯る)、左右の大スクリーンの上下には稲光の飾りがついている。

 日差しがずっと正面から照り続けるので、ものすごくまぶしい&暑い。
 オープニングは貴教が出るかと期待してたんだけど、嘉田知事による開会宣言だった。かわいい人。フェスのTシャツ姿でラフな感じ。

 最初は175R。「呼ばれてもいないのにスケジュールあけてまってました」。舞台裏では関係者がバーベキューしたり、Wiiをしたりしてるんだって。観客がみんな、いいな〜と声を上げると、「だったら、アーティストになってこっちへ来ればいいんだよ」って返されて、苦笑の波が広がる(笑)
大ヒットした「空に唄えば」で盛り上がった。


【セットリスト】
01.ハッピーライフ
02.new world
03.リフレイン〜青春馬鹿野郎〜
04.GLORY DAYS
05.Party
06.空に唄えば


そのあと、なんと、ムーディー勝山が出てきた。滋賀県出身! ホテル紅葉のローカルCMソング(浮かぶ湖は私の心よ 誰かが小石をまた投げた 琵琶湖温泉ホテル紅葉)と持ちネタの右から左へ受け流す歌を歌った。

 それから風味堂。ピアノの音色がステキ。最後に椅子で鍵盤をガーン! ってやったときはびっくりした。
【セットリスト】
01.ナキムシのうた
02.愛してる
03.LAST SONG
04.カラダとカラダ
05.昼下がりのBallerine
06.ゆらゆら


 芸人のスマイル(ウ〜イェイ)が出て、HOMEMADE家族の登場。さすが盛り上げ方がうまいな。「サンキュー!!」や「サルビアのつぼみ」をみんなで歌った。
【セットリスト】
01.サンキュー!!
02.アイコトバ
03.Live On Direct
04.少年ハート
05.サルビアのつぼみ
06.ムカイカゼ
07.真夏のダンスコール


(HOMEMADE家族はライブのあと、ブログをまめに更新するので、帰宅して娘がチェックすると、琵琶湖畔に立つMICROの写真がアップされてた)

 次にまたスマイルが出て(またおまえらかよ〜って客席の雰囲気がちょっとかわいそうだった(笑) 早口言葉をやってた)、次はいよいよUVERworld。TAKUYA∞めっちゃかっこよくて歌がうまい。前にいた女性がキャーキャー言ってた。
「99/100の騙しの哲」のセリフ「絶対負けんなよ」のあと、「アッ・・・アッ、アッ・・・(熱い吐息)」 ←セクスィ〜
思わず「うわあぁ〜」と声がもれてしまったさ。しっかり娘に聞かれてて、あとで「お母さん、撃ち抜かれたやろ(笑)」と言われて、すんごく恥ずかしかったぞ(笑)

 「さっきからずっと気になってるんですけど」とTAKUYA∞。「マイクにCHINAって書いてあるんですよ」で場内が笑いに包まれる。
このマイク、中国で作られて滋賀に来たってことですと感慨深げに語るTAKUYA∞。
「オレたちもメイドイン滋賀なわけで、どこに行ってもメイドイン滋賀なんですよ。いつかメイドインジャパンになりたいと思ってるんで応援よろしくお願いします」
ラストの「激動」で「GO〜FIGHT!!」と盛り上がるところを聴いてたら血が熱くなった。

【セットリスト】
01.GO-ON
02.儚くも永久のカナシ
03.earthy world
04.99/100騙しの哲
sorrow[file named “moment”]※冒頭部分のみ。←このセットリストはこちらのblogより。「ARENA 37℃ SPECIAL 2009年 12月号」のセットリストには載っていませんでした。
05.the truth
06.優しさの雫
07.CHANCE!
08.UNKNOWN ORCHESTRA
09.Roots
10.激動


 このころようやく日が落ちて、やっとまぶしさと暑さから解放される。やっぱ帽子とタオルは必需品ですな。
UVERですごく盛り上がったあと、シンクタンクという芸人が出て、ちょっとクールダウン(笑)  出るタイミングが悪いよなあ。ちょっとかわいそうだった。

 そして、トリはabingdon boys school! 待ちかねたぜ貴教!! やっぱり、めっちゃかっこかわいい! 歌もうまいし声もサイコー(≧▽≦) 愛してるぜ貴教!
何年も前のことだけど、宇多田ヒカルがラジオで「日本で一番歌がうまいのは西川貴教」って言ってたからね。この耳ではっきり聞いたからね。
もう、ただでさえ貴教を生で見られて歌が聴けて最高なのに、なななんと! HOMEMADE家族のMICROとのコラボがあり、貴教の歌うのに合わせてラップをやってくれたり(「LOST REASON-feat.MICRO」)、さぁらに! UVERのTAKUYA∞も出てきてボイスパーカッション(うまいんだこれが)で貴教の歌に伴奏つけてくれたり、一緒に歌ったり。しかも、その曲はまだレコーディングもされてない新曲(「蒼焔-SOUEN-feat.TAKUYA∞」)。
 二人並んで少し前かがみになり、マイクに声をぶつけるようにして歌うところなんてとても息が合ってた。

昨日のリハが舞台で歌ったお初という…。昨夜は貴教の部屋でTAKUYA∞と二人で日付が変わるまで曲合わせをしてたらしい。今日は貴教の39歳の誕生日。男二人で誕生日を迎えてしまったと言うので場内爆笑。ライブならではの有り得ないくらい贅沢なステージを目の当たりにして、観客は大興奮! あちこちから黄色い叫び声が(私もキャーキャー叫んでしまった)。みんなかっこよすぎ!
貴教とMICRO、貴教とTAKUYA∞ががっしりとハグし合う。ほんといい友達って感じ。

 ああ、なんで明日のチケットも買っておかなかったの? 連チャンで見に行くファンはたくさんいるみたいだった。うらやましい。
 ラストの「キミノウタ」のとき、「大嫌いだった街で、大好きなおまえらと、今、この時がある」と言ったときは、大嫌いやったんやぁ・・・(T_T)と、元地元民としてはちょっとちくっときた。でも、貴教が十代の頃の滋賀が魅力のない街やったのは確かやろうなあ・・・。

【セットリスト】
01.STRENGTH.
02.Freedom
03.HOWLING
04.LOST REASON feat.MICRO(HOMEMADE家族)
05.INNOCENT SORROW
06.蒼焔-SOUEN- feat.TAKUYA∞(UVERworld) (新曲)
07.Fre@K $HoW
08.Valkyrie
09.JAP
10.キミノウタ
ENCORE
01.From Dusk Till Dawn
02.アテナ

 アンコールのあと、貴教が舞台から消えたとたん、花火が! びっくりして観客席から「おおーっ」と、どよめきが起こった。なんて粋な演出。みんな感激して見入ってた。
 予定どおり20時に終わったけど、それから食事する人やグッズを買う人も多く、スタッフは遅くまで対応に追われていた。滋賀県を挙げてこのイベントに力を注いでいるんだろう。たくさんのスタッフが親切に誠実に働いている姿を見て、嬉しくなってしまった。
 MICROも言ってたけど、イベント会社でもない、一人のアーティストがこんな大きなイベントをやったことはすごい。
 貴教の企画力、実行力、人脈の広さに感服するよ。ほんと、一生ついて行くよ(笑)

 貴教も開催にこぎつけて感慨もひとしおだったんだろう。ライブ中、何度も何度も「イナズマ!」「イナズマ!」と叫んでいた。
この一年足らずの準備期間に、何度も烏丸半島に足を運んで、ステージをどんなふうにするかとかプランを練ったらしい。
「明日はもっと派手な人が出ますが今日はabingdon boys schoolとして歌います」って貴教が言ってた。ああ、派手な人の方が私は好き!

 ライブが終わり、汗だくになって咽喉が渇いたので生ビール(600円)を一杯。娘はマンゴーかき氷。汗が引いたら肌寒くなってきたので上着を羽織る。TBのTシャツを買おうとしたら売り切れてた。がっくり;
私が神戸牛の店に並んで神戸牛うどん(1杯700円もするのに小さい〜;)を買っている間、娘はアーティストたちが帰るのを狙って、関係者の駐車場の近くで張っていた。
 細い川の向こう、琵琶湖岸に、機材とか積んできた車が停まっている駐車場がある。スタッフが誰も近づかないよう見張る中、窓を黒く塗ったワゴン車とタクシーが2台来たらしい。それに誰か乗ったのかまでは見届けてる時間はなかったが…。私は出待ちにはあんまり興味はなくて、8時間近く立ち詰めで跳んだり踊ったりしたから足がもうガクガクで早く帰りたかったんで、娘を引っ立てて帰った。

 シャトルバスが次から次へと来る。いったい何十台用意したんだろう。野村運動公園までは20分くらいかかるので、往きも帰りも座れてラッキー。
 野村運動公園の周りをぐるっと迂回する道の角に仮設の照明装置が設置してあり、至れり尽くせりだなあと感心する。公園から歩道に出るところにスタッフがいて、「気をつけてお帰りください」と声をかけてくれたけど、21時を回って遅かったせいか、往きと違って草津駅までの道は誰も立ってなかった。
 草津駅まで歩いてるとエストピアホテルがあり、ここに泊まってるのかもと言ってたら車寄せにフジテレビのワゴン車と窓を黒く塗った川崎ナンバーのワゴン車が並んで留まってて、「もしかして取材なんじゃ? 中に入って待ってたら、バスローブ着てグラサンかけたアーティストが出てくるかも」と娘が興奮して言うので、「バスローブにグラサンて、どんだけ怪しい人やねん。捕まるわ!」と突っ込む。

 京都かどこかのあたりで電車に異常音が発生するトラブルがあり、電車が遅れている。湖西線も強風のため運行が狂ってるみたい。ラッキーにも遅れたせいで野洲行きがいいタイミングで来たのでそれに乗って帰る。野洲駅まで弟に迎えに来てもらい、実家へ帰宅。

9月20日(日) 
 今日、福井に帰るつもりだったが、思い切って10時半に娘と弟を叩き起こし、弟に烏丸半島まで送ってもらって、当日券(8300円)を買ってしまった。バカだ;
当日券
 エントランスゲートを入ってすぐ右側で南極の氷を展示していたので触らせてもらう。氷の中には大昔の空気が入り込んでいて神秘的。エコに関するアンケートに答えた。エコがテーマの割にはちょっと印象が薄いな。

グッズ売り場付近(11:59撮影)
 今日こそはグッズを・・・と思ったら、昨日よりさらに人が多く、バス乗降場からエントランスゲートを入るあたりのところから既に行列が出来ており、それがうねうねと蛇行しながらぎっしり並んで売り場まで繋がっている。2時間や3時間ではたどりつけないぞ(^^;)
 みんなどんだけグッズほしいねん!

 T.M.Rのライブが目的で来てるから、仕方ない、あきらめる。
 いろんなファッションの人がいておもしろいなあ。もんのすごくド派手なキンキラキンの格好の女性とか、a.b.sの貴教のコスプレ男性(なぜに今日やるか?)とか、ゴスロリとか、浴衣姿とか。昨日はこの暑いのに着ぐるみの女性もいたし。

タボくんがいたみたい。知らなかった! →タボくんの写真を載せてくださってるblog

昼食に草津ラーメンを食べてから、お茶のペットボトルを買い、エントランスゲートわきの無料休憩所の日陰にある椅子に座って体力を温存する。足が筋肉痛で手のひらが拍手しすぎて痛い。
 ライブ会場では関西のラジオDJのショーをやっていたらしい。「西川貴教さん、どうぞ」って言ってるよと娘が言ってたんだけど、ファンクラブ会員のためのイベントとかやってんのかしらん(握手会があったらしい)。

 道路に近いので、観客を送ってきた自家用車とタクシーがひっきりなしに到着するのが見える。誘導するスタッフがシャトルバスの出口をふさぐ車がくるたび、もっと前に停めてと言うのと、19:30を過ぎたらここは封鎖されて車は入れなくなりますと繰り返し言うのが聞こえる。大変だなあ。
 仮設トイレの掃除はボランティアがやってくれていて、グッズを買い、トイレで着替えてゴミをそのまま捨てないでと貼り紙に書いてあった。ブロック内でレジャーシートで場所取りする人(2010年はレジャーシート禁止になった)や規制退場を守らない人など、スタッフや他の客に迷惑をかけた人がいたのが残念だった。

 ←20日のリストバンド
C5ブロックの行列が休憩所の近くを通ったので、最後尾につく。昨日と同じように整理番号を最初は10刻み、100越えたあたりから50刻みで呼ばれる。当日券だし、ステージが全然見えなくてもしょうがないと思っていたが、意外と人が少なくて、ブロックの最前列に陣取ることができ、昨日よりはるかによく見えた。

 T.M.RのPVがスクリーンに流れ、若い女性があちこちでぴょんぴょん跳びはねながら両腕を振り上げ、ノリノリ♪ 今から飛ばしてると最後まで持たへんで〜(笑)
 昨日もやってたけど、「あっぱれ!!さんま新教授」の番組から貴教の出演シーンを抜き出して流している。スタイリストが選んだ赤いリボンのついた黒いハットを貴教がかぶってみせると、共演者の若い女性が「売れないマジシャンみたい」と評する。ナイス!(笑) 「売れない」をわざわざつけてるのをさんまが突っ込むと、「うさんくささが漂ってる」とその理由を説明する女性。さらにナイス!(笑)
 いろんな柄のトランクスを紹介するコーナーもやっていて、ムキムキの男性の裸体の絵(写真?)に柄パンをはかせて、穴のあいた顔の部分から、それぞれさんまと貴教が並んで顔を出してるのが面白かった。貴教はけっこう似合ってたけど、ムキムキの体の上のさんまの顔がなにやら情けなさそうで・・・違和感ありまくり(笑)

 そんなこんなで14:20。今日のオープ二ングアクトは369(ミロク)
【セットリスト】
01.行かなくちゃ
02. FF
03.星屑ダンス
04.帰り道


 つづいてオープニングはまた嘉田知事かと思いきや、初老の男性。名乗ることもなく、いきなり話し始める。え、誰? この人? という会場の雰囲気にも気づかず、1万5千人を前にして上がってしまったのか、最後まで名乗らなかった(^^;) 話の内容からして、たぶん草津市長なんだろな。人のよさそうなおっちゃんだった。

 LINDBIRG登場。「今すぐKiss Me」。あ、なんか聞いたことがある。ボーカルのマキさん、関西弁だった。関西弁ってお笑いにはいいけど、おしゃれじゃないってイメージがあるから、こういう場面で当たり前のようにアーティストが関西弁をしゃべってくれることがうれしい。
 MCで「草津市長さんが上着を脱いだとき、1曲歌うのかと思いました」と言うので笑った。そう、挨拶の最後でがばっと脱いだ上着の下にフェスTシャツ着てたんだよね。
 つづいて、市長さんが挨拶の中で紹介した草津のゆるキャラ、「たび丸(左の写真)」が観客席の後方にいるのを見つけ、いろいろ話しかけるマキさん。それに勝手にアフレコして答えるベースの男性がウケた。あの見事な切り返しの反射神経はすごいな。たび丸の歳、勝手に「65歳」とか答えてるし(笑) それに合わせて身振り手振りするたび丸もすごいけど(笑) メンバーがアフレコしてることに全然気づかず、たび丸が答えてると思い込んで、話しかけつづけるマキさん。とうとう気づいて、ものすごくびっくりしてたのがかわいかった。
【セットリスト】
01.今すぐkiss me
02.恋をしようよYeah! Yeah!
03.POWER
04.GAMBAらなくちゃね
05.Over The Top
06.BELIEVE IN LOVE


 次は世界のナベアツ(滋賀出身)。ホテル紅葉のCMソングを歌って、昨日、ムーディーが歌ったと観客にダメ出しされたので、平和堂の歌を歌った(かけっことびっこいじめっこ みんなあつまれ平和堂 わんぱく坊やも泣き虫も ママのおともでついて行く はずむ心のお買い物 平和堂・・・これは古いバージョン。貴教がラジオで紹介したことから有名になり、「いじめっこ」や「泣き虫」といったマイナスイメージの歌詞の一部が差し替えられた。すごい影響力だよね。→平和堂イメージソング歌詞と曲のダウンロード)。
 今日の観客は1万5千人。遠くは北海道やフロリダから。県外からと、昨日も来てる人が多かった。昨日は滋賀の人が多いと貴教が言ってたけど。

 次のアーティスト、SEAMOはプロレスラーみたいな白地に赤の縁取りがあるガウンを着て登場。下に何着てるんだろ? 怪しげ〜。げげっ、股間の隙間から白い棒みたいなものを見せた。おいぃぃ;
前半はシーモネータースタイルでやると宣言し、ガウンを脱ぐと、上半身裸、下は空色の海パンの股間に白い天狗の面をつけてる。怪しすぎる(笑)
 「この人、ほんとに『マタアイマショウ』を歌ってる人かと思ったでしょ」だって(笑)
 2005年にSEAMOに改名する前はシーモネーターと名乗ってたんだよね。bennie Kのアルバム「Synchronicity」の「天狗vs弁慶 feat.シーモネーター」でラップを聴いたことがある。

 メンバー紹介の間に服を着てきて、後半はSEAMOで登場。みんなで一緒に歌うために、観客に「左の人は○○って言って」「真ん中の人は・・・」「右の人は・・・」と、それぞれ違う掛け声(「オ〜オ♪」とか)を指示して、「右の人は・・・」って言われたとき、私たちC5ブロックの人はみんな精一杯大きな声を張り上げたんだけど、最後に「後ろの人は・・・」って言われたとき、えっ、後ろの人? 私ら右の人じゃなかったの? 今やらないといけなかったの? って空気がブロック全体に広がって、隣のC4の人たちが声を出してるときに、どうしよう?(^^;)って感じでシーンとなってC4を見てた。声出さないでノリの悪い客だなってSEAMOに思われなかったかな(笑)
 「マタアイマショウ」や大好きな「ルパン・ザ・ファイヤー」を歌ってくれて大満足!

「僕は歌はうまくないけど、夢をあきらめないで頑張っていたらここにいることができた。だからみんなも夢をあきらめないで」というようなメッセージをくれた。いやいや、歌がうまくないなんてとんでもない。あなたは立派なエンターテイナーですよ。
【セットリスト】
01.Intro〜Here Comes The SEAMO〜
02.天狗祭りのテーマ
03.FRIDAY NIGHT FEVER
04.マタアイマショウ
05.Continue
06.不景気なんてぶっとばせ!!
07.ルパン・ザ・ファイヤー


 昨日のHOMEMADE家族も観客にタオルを掲げたり振らせたりしてたし、SEAMOもそうだった。やっぱ、アーティスト名入りのタオルは必需品だよね。T.M.Rのツアーのタオル、持ってくりゃよかった。

 次は芸人の有酸素運動マン。宴会芸みたいなノリだな(^^;)
2日ぶっ続けで、お母さん、ちょっと疲れてきました。T.M.Rまでまだ遠いな。

 さて、次はL'Arc〜en〜Cielのtetsu。ソロで活動してたとは知らなかったな。あれっ、右手に持ってるのはバナナ? なんで?(バナナの形をした水鉄砲で、観客席にあとで投げていた)
オールスタンディングの観客席を見て、「みんなずっと立ちっぱなし? 立ちっぱなし? ・・・はい」と、ちょっとすべった感が(^^;) え、今のって何だったのかな。下ネタ?(笑)
歌はなんとなく80年代の懐かしい雰囲気を醸し出す感じだった。
tetsuのステージにはなんとHOMEMADE家族のMICROが参加するひとこまがあり、昨日で帰ったと思ったからびっくりした(MICROのblogによると、tetsuから飛び入りしない? とお誘いがあったらしい)。
【セットリスト】
01.Fresh
02.REVERSE
03.wonderful world (with MICRO)
04.Roulette (with MICRO)
05.SCARECROW
06.lonely girl


 ライブの間、観客がけっこう出入りしてて(tetsuのときに限らず、他の人のときも)、ブロックの入り口にはスタッフが立ってて、チケットをしっかりチェック。出演者からは出て行く人がよく見えただろうなと思うと、ちょっと気の毒だった。
遅れて入ってくる人はグッズを買ってたのかなあ。食べ物を調達して来てる人もいた。私たちは自分の場所を死守するためにトイレも済ませといたし、空腹も我慢してるんだけど、いい場所で見たいとこだわらない人が意外と多いんだなとびっくりした。最後に近づくにつれて人が増えてきて、自分のブロックがいっぱいで入れなくて通路で見てる人もいたけど、もったいないな。

 次の芸人は再びナベアツ。あとでまた出ると言ってたので、昨日のスマイルみたいに驚かれずにはすんだけど、黙ってたほうがサプライズっぽくなってよかったのに。竹馬に乗って「LOVEなんだよ」の歌を歌い(口パクだったけど)、次は「水質汚染」と書かれたペットボトルを自転車の車輪を回して靴を飛ばして倒すいつものネタをやって、見事ボトルを倒し、拍手喝采。
実は私も娘もナベアツって好きじゃないんだけど、こういうライブ会場で見ると、こっちのテンションが高いせいか、どんなネタでも笑っちゃうってとこあるなあ(^^;)

 さて次のアーティストはBUCK-TICK。人気あるのね、このバンド。名前しか知らなかった。登場したとたん、客席をケータイで撮るメンバーがいたり、スティック投げたり、ちょっと他のアーティストとは違う雰囲気。
この頃になると琵琶湖からの風が強くて、長袖を着ても寒くて震えてしまった。昨日はずっと汗ばんでたのに。やっぱり、こっちのブロックのほうが琵琶湖に近いから風が強いのかな。草の匂いもするし、虫が飛んで来たり、鳥が群れなして飛んでったり、美しい夕焼けや星空が見えたりと、野外ならではですな。
 自分が楽しみたいのはもちろんだけど、貴教が企画したこのイベントを盛り上げたい。大成功させたい。出演したアーティストに来てよかったと思ってもらいたい。そういう気持ちでいたけど、寒いのと疲れがピークに来たのと音量が大きすぎるのとが手伝って、ちょっと乗れなかった。残念。
 あとで娘に「あのボーカルの人見て、スネイプ先生やと思った」と言うと、「うちも!」と言うので二人で大笑いした(ファンの人、すまん)。
【セットリスト】
01.真っ赤な夜 -Bloody-
02.Les Enfants Terribles
03.Memento mori
04.Jonathan Jet-Coaster
05.HEAVEN
06.GALAXY
07.極東より愛を込めて


 次は芸人のダイアン(滋賀出身)。音楽のフェスにちなんで作詞ネタ。ラブソングとかテンションが上がる歌とかのテーマで作詞。「僕の布団は羽毛布団。君の布団はなに布団? 僕のテレビはパナソニック。君のテレビは何ソニック?」とか「オカンが家族に責められてる」とか。

 そして、大トリは、さあお待ちかね、我らがT.M.Revolutionの登場だぜ! イェイ! 会場は沸きに沸き、みんな半狂乱(笑)
私も叫んで拍手して手を振りまくった。ちゃんと心得てくれてて、ステージの端から端まで来て歌ってくれる。こっちへ来たときはめっちゃ興奮して飛び上がって両手を振った。
曲はおなじみのヒット曲が多く、みんなが知ってる歌をというサービス精神かな。

 「WHITE BREATH」ではtetsuとのコラボがあり(tetsu、ちょっとキーが違った? 音はずしてたのはご愛嬌(^^;) 後でわかったけど、どうやらコーラスパートを歌ってるtetsuに貴教がいきなりメインパートをムチャぶりしてしまったらしい)、貴教のド派手な衣装(袖に紫のフリフリ、2500個の黒い鋲)に、tetsuが「暴走族かと思った」と突っ込んだり、20年来の友達らしく和気あいあいとした雰囲気。誕生日を迎えてtetsuと同い年になった貴教が、オレ40目前にしてこんな衣装ってどうよ? って感じで自虐的に言って笑いを誘ってた。いいのよ、似合ううちは(笑)
ちなみにtetsuの衣装は背中にイギリス国旗のユニオンジャックを模した長い上着で、赤い鋲もいくつかついてて、人のことあまり言えないくらい派手でした(笑)

tetsuも滋賀出身ということを貴教がぶっちゃけた。「ゆーてしもた」と貴教が言えば、tetsuも「ゆーてしもた」。今まで隠してたんかい。何を隠すことがある(笑) これからは貴教と一緒に滋賀をアピールしてやってくださいな。
そういや、またバナナの水鉄砲持参で出てきて、ぴゅーぴゅー水を飛ばしてたな。この人の必須アイテムなんですか? どんだけバナナ好きなんですか(笑)

貴教いわく、SEAMOは愛知の人で、同じく愛知のMICROに、「(滋賀出身の出演者ばかりだから愛知出身の自分は)めっちゃアウェイだった」と聞かされていて、あえて過激なシーモネーターの格好で挑んでみたら、観客が温かく迎えてくれて、「めっちゃホームな感じでした」とホクホクしてたらしい。

最終日だからか、いっぱい語ってくれたのも嬉しかった。草津市長がオープニングの挨拶で最後まで名乗らなかったのにもしっかり突っ込んでたし(笑)
「『この辺りは』っていきなり話しだすし、中途半端に、ゆるキャラの紹介するし」
甥っ子が舞台裏でナベアツにゲーム機にサインもらってたって話もしてた。ご両親や妹さんたちも来てたんだろうな。

「vestige -ヴェスティージ-」のあと、亡くなったおじいさんに見せたかったとしんみり話してた。「見てくれてるかな」
見てくれてるよ。あんたが故郷に見事に錦を飾ったことを。
新曲「Naked arms」(「戦国BASARA3」のOP)も歌ってくれて、うれしすぎ。

記憶があやふやなんだけど、どの曲だったか演出がすごかった。パアン! って大きな音でステージの中央奥で花火みたいなのが弾けたり、「魔弾」ではステージの奥で4〜5箇所から炎がゴーッと油田みたいに燃え上がってたり。迫力あったなあ。

ツアーのときもやってたけど、プラスチックカップを客席に何個も放り投げてた。でも、ツアーのときほど大量じゃなくて、すぐやめた。

アンコールのとき、最大のサプライズがあった。貴教が「これから、ある人からメッセージをもらいます。衛星でつながってるんですけど」と言うので、観客がどよめく。
次の瞬間、スクリーンに大映しになった明石家さんまに場内大興奮!
「あなたはまた『おまえら』とか偉そうに言ってらっしゃるんですか」と、さんまに言われて、「親近感を出すためです」とかなんとか言い訳する貴教。さんま新教授の番組のノリそのまま。
「なんで来てくれなかったんですか」となじる貴教に、さんまが「いろいろ忙しくて」と言い訳すると、観客から「えー」とブーイング。「わかった、これから行くわ」と言うさんまに、貴教が、「そこ、お台場やから無理です」と言う。そういや湾岸署前から中継ですとか最初に言ってたな。

さんまが「行くわ」と言って画面から外れかけたとき、あれっ、さんまの背景の銀色の幕のようなテントのようなものって、もしかして舞台裏なんじゃ…と、ハッとした途端、歓声が上がって、舞台を見ると本物のさんまが!!

すごいすごいすごいすごい!!

みんなものすごい拍手と大歓声で、このときばかりは、さんまの人気が貴教の人気を上回ってた。
「京都からすぐやとか言うて、ここのどこがすぐやねん」と、さんま。「1時間過ぎたときはドッキリかと思った」
さんまは貴教が誕生日に贈ったPEANUTS(あのスヌーピーのチャールズ・M・シュルツの)のTシャツにジーンズとスニーカー姿で、貴教は公式のロングTシャツにブーツで太ももむきだし。さんまにも衣装につっこみ入れられてた(さっきの派手な衣装については、貴教いわく、「蝶の鱗粉(りんぷん)みたいなもの」らしい)。

貴教がこれからさんまと二人で歌を歌うという。「琵琶湖周航の歌」とか「TSUNAMI」とか、さんまがボケをかまし、それにいちいち貴教がつっこむ。
「HIGH PRESSURE」を97年当時のアレンジで歌うと貴教が言うと、みんな大興奮!
さんまがTシャツを脱いで、白いノースリーブで襟のついた「HIGH PRESSURE」っぽい衣装に着替える。脱ぎ捨てたTシャツを甲斐甲斐しく拾ってやってる貴教(^^)

さんま「『体を楽にして♪』ってやつやね」
貴教「リラックスしてどうするんですか」
貴教と観客に振り付けを教えてもらいながら、また、さんまが肘枕(ひじまくら)をして「体を楽にして♪」とボケつづけ、ついに貴教に「時間なくなるから」とダメ出しをされる(笑)

実際にさんまはほとんど歌わなかったけど。一応、カンペ(モニター)は出てた。それに近づいてじぃっと読みながら歌ってるときもあった。この時、貴教が笑いながらさんまを引っ張るような感じで(一緒に振りつけをしようとしたのかな)「うっかり明石家の期待の楽園♪」と替えて歌ってた。舞台の端と端に貴教とさんまが行ったり、さんまが片足を前に出して体重をかけ、かっこつけてポーズをつけてみたり・・・。貴教の歌でこんなに笑えるとは(笑) 貴教自身もさんまとドタバタやりながら笑いすぎて歌えないところもあった。すごく盛り上がった。

拍手と歓声に見送られて惜しまれながらさんま退場。娘を振り向くと、目にいっぱい涙をためてた。後で聞いたら、貴教が「T.M.Revolution.はここにいるぞ!」と言ったときに既にグッときてたところへ、さんままで登場して感極まったそうな。娘はさんまが来るんじゃないかと昨日から言ってたのだが、いくらなんでもそれはないやろうと私は思ってたのだった。ちゃんと約束を守って、ほんのわずかな時間のために東京からはるばるこんな遠くまで来たさんまは偉いよ。

そして、オーラスの曲はアレンジされた「HEART OF SWORD〜夜明け前〜」。美しいフェイクが響き、前奏が始まると、娘と顔を見合わせて、「やった!!」
13年前、この曲を持って全国を回ったことを貴教が語る。もちろんこの滋賀にも来たという。私にとっても貴教を好きになったきっかけの曲で、一番好きな曲でもある。この曲が一番好きというファンは多いんじゃないかなあ。
あっという間の1時間半で、T.M.R.のときだけ時計が早回りしたんじゃないかと思えるほど短く感じた。もっともっと見て聴いていたかった。いつまでも終わってほしくなかった。

【セットリスト】
01.resonance
02.HIGH PRESSURE
03.HOT LIMIT
04.WILD RUSH
05.LEVEL4
06.vestige -ヴェスティージ-
07.WHITE BREATH (with tetsu)
08.Naked arms (新曲)
09.Zips
10.魔弾〜Der Freischutz〜
11.ignited-イグナイテッド-
ENCORE
01.HIGH PRESSURE (with 明石家さんま)
02.HEART OF SWORD〜夜明け前〜


昨日の「キミノウタ」でも貴教は涙を見せていたというし、今日の「HEART OF SWORD〜夜明け前〜」でも泣いていたというが、私は気づかなかった。「夜明け前」では確かに目を閉じて歯を食いしばっている貴教の顔がアップになってスクリーンに映っていて、カメラもさあ泣けと言わんばかりにズームで捉えていたが、しばらく経って目を開けた貴教の頬が光っていたのは、汗なんだろうと思ってた。

泣いてほしくないな・・・。そんな気持ちで見ていたから気づかなかったのかもしれない。いや、見えてても認めたくなかったのかもしれない。故郷を嫌い、東京に飛び出してスターになったアーティストが、故郷のために大イベントを成功させた。そんなドラマの締めくくりには涙が似合うんだろうし、みんなそれを期待してるんだろう。

けれど、ここで泣いてしまったら(泣いてしまう気持ちもわかるけど)、貴教が故郷や音楽ファンのために奔走して成功させたフェスが、貴教のためのフェスになってしまう。涙を見せる貴教と、それに感動し一緒に涙するファンの間で閉じた環が出来てしまい、他の人たちは入り込めなくなってしまう。だから泣かないでよ。こらえてよ。そんな気持ちで見ていた。
きっとそんなひねくれ者は私だけだったのかもしれないけど・・・。

最後のメッセージとして、貴教はこのイベントのために力を尽くしてくれた人々や観客に感謝の言葉を述べた。フェスの間、ほんとに何度も何度も貴教は感謝の気持ちを伝え続けていた。そして、最後に私事ですがと前置きして、「自分を生んでくれた両親に感謝したいです。どんなときも信じると言ってくれた両親に感謝したい」と言っていた。

観客からは「ありがとう」の言葉と貴教の名前を呼ぶ声が何度もした。私も大きな声で叫んだ。男性ファンも何人もいて、野太い声で「アニキー!」「西川ー!」「貴教ー!」と呼ぶ声がライブ中、何度もしていた。女性ファンだけじゃなくて、男性からも愛されてるってのがうれしいよね。
私も貴教をこの世に生んでくれたご両親に感謝したいし、こんな大きなイベントを企画してやり遂げてしまった貴教に感謝の言葉と拍手を送りたい。

そして、最後を締めくくる花火(20:04撮影)。
















 規制退場で後ろのブロックから順に退場(20:06)。

さよなら、イナズマロックフェス2009。
ありがとう!(20:56)









 帰りはシャトルバスを使わず、弟に車で迎えに来てもらった。道路が封鎖されてて車が中まで入れないので、烏丸半島の交差点近くのコンビニまで歩いて出たが、シャトルバスや迎えに来た自家用車やタクシーで渋滞が起こっているのを見て、そしてそれを誘導しながらさばいている多くのスタッフを見て、改めてものすごく大規模なイベントやったんやなあと痛感した。すごいことをやり遂げたんやなあ貴教・・・。

来年もまたやるなんて軽々しいことは言えないけど、でも、また必ずやると約束してくれた貴教。このイベントが定期的に行われるようになったらいいなあ。

【おまけ】
9月21日(月)
めざましテレビで!
 さっき、7時半過ぎに、めざましテレビを見てたら、期待通り、昨日のイナズマロックフェスの模様を放送していた。
必死で隣の部屋で寝ている娘に「テレビに出てる!出てる!」と叫ぶのだが、なかなか起きないので焦った。やっと起きてきた娘と母と一緒に画面に見入る。←娘がケータイであわてて撮った写真がこれ。ぼやけてるし(笑)
 LINDBIRGとBUCK-TICKが映り、貴教とさんまがHIGH PRESSUREの振り付けを一緒にやっているところが映った。さんまの番組で貴教がフェスをやると宣言したことがきっかけで、この共演が実現したとかなんとか、アヤパンが説明してたと思うんだけど、興奮してたからよく聞いてない(笑)
もしかして、6時台にもっと詳しくやってたのかも。予約録画してくればよかった(T_T)
(このあと、「とくダネ!」でもやっていた)

 フェスは11月15日にフジテレビNextと、11月下旬にBS2でやるらしいから録画しなきゃ!
グッズはパンフとかクッキーとかエコバッグ以外、ほとんど残ってなかったけど、T.M.Rのシュシュがあったので娘に買ってやった。

臨場感を味わってもらおうとか言っといて、アーティストの情報がほとんどないやないか!
すみません。記憶力悪いんで、どんな歌歌ったかとかもわからなくて・・・。
とりあえず、こんな感じでしたぁ。

★こちらで詳しいレポートと貴教の華麗な姿や貴教&さんまの写真が見られます。→BARKSニュース
★オリコンのニュースでも貴教やUVERやHOMEMADEの写真つき記事あり。→オリコンスタイル
★フェスのレポートや開催までの出来事(貴教が草津市長やたび丸と会った時の話とか)などを、ユニークな文章と写真で紹介してくれてます。写真がいっぱいあるのがうれしい!→草津市観光物産協会
★ボイストレーナー佐藤涼子さんのフェスレポ「ボイストレーナーりょんりょんのブログ」では、フェスでのアーティストたちとのオフショットがいろいろ。貴教に「りょんりょん」って呼ばれてるんだ。いいな〜。
★T.M.R.の衣裳デザイン・製作をされたaccoさんのblogには、貴教の衣裳にまつわる驚きのデータ打ち上げのときの話が(バースディケーキの写真!)。貴教のこと、「大将」って呼んでらっしゃるんですね(^^)

★こちらのblog「デンジャラスHな日記」では、歌われた曲やMCまでかなり詳しくレポートされています。記憶力すごっ。
★こちらのblog、「with a singing monster」では、フェスのレポや翌日のファンイベントの模様や出演アーティストのblogをまとめて紹介してくださってます。
★こちらのblog、「いい塩梅ですぅ」では、日帰りバスツアーの車中で見た貴教のメッセージの内容からフェスの終わりまでレポートしてくださってます。
★こちらのblog、「ふぁいんな日記」は、貴教の情報満載で読み応えあります。

★ファンイベントの中からイナズマレディオの公開録画のもよう(動画。ただし音声のみ)

ついでに、私の実家は貴教が育った実家から歩いて5分のところにあります。少年時代のゆかりの場所を知りたい方はこちらへどうぞ→西川貴教の少年時代をたどる旅

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