■コミックマーケット64

・平成15年8月17日(日)東京国際展示場
〜ながらの運休から新幹線へ振り替えた編〜

このレポートはあずさの窓口で掲載していたものを一部修正した上、再掲載しています。ムーンライトながら号が関東地区の豪雨でその日の昼過ぎに運休が決まった話から始まっています。

コミックマーケット64(コミケ)へ行った。8月16日は折りしも小田原地区の大雨でJR線の東京行き・快速「ムーンライトながら」が運休してしまったため、8月17日コミケ3日目当日の始発ひかり号で東京へ向かうこととなった。名鉄電車の急行新鵜沼ゆきがまず定刻で運転していることが前提となった計画でもあった。名古屋駅に着くと、東海道線、6時20分発の「ムーンライトながら」大垣ゆきは当たり前だが、運休していた。さて、自分は。

ここに至るまでの昨日からの経緯を説明すると、

8月16日、今日はコミケに出撃する日。朝はやや遅く起きて、昼飯を食い、インターネットでJR東海のホームページを覗く。すると、運行情報で、

本日発車の次の列車は関東地区の大雨の影響により運休となります。

●東海道線上り
急行 銀河(大阪〜東京)
快速 ムーンライトながら(大垣〜東京)

●東海道線下り
特急 富士(東京〜大分)
特急 さくら・はやぶさ(東京〜長崎・熊本)
特急 出雲 (東京〜出雲市)
etc…

なんですとぉ〜?今日乗るながらが運休?コミケに行かなくてはならんのになってこった!大変だ、こりゃ大変だ。うろたえ、うろたえ、部屋の中でパニックになった。色々頭を整理して、そうだ、まず、指定券の払い戻しだ。そうしてまずは名古屋駅へ出かけ、"ながら"の指定券を精算所で払い戻す。手数料無しで510円が戻ってきた。でも明日は朝からコミックマーケットに行かなくてはならない。ながらだけが頼りだったのに。時刻表をめくる。いくらめくっても結論は一つだった。今日東海道線の電車で行っても熱海から先は抑止にかかるのは確実なので、意味が無いだろう。明日の始発新幹線にしよう。そう決めたら今度は青春18きっぷが無駄になるので4回分を金券屋に売る。8,000円で売れる。そのままその金券屋で新幹線の回数券を買いたいところだが、この繁忙期は割引きっぷの利用制限に入っており、普通に乗車券と特急券を買うしか方法はない。名古屋駅へ戻り、みどりの窓口で翌日の6:20発のひかり290号のきっぷを頼んだが、さすがお盆の帰省Uターンラッシュ時期、「満席です。」と言われ、仕方なく自由席特急券を買った。名古屋始発だから早めに並べば座れますと言われたが、名古屋駅に着く時刻がそもそも発車の10分前だからそれが適わないんだが。3列席のB席でも仕方ない覚悟はする。

まぁこんな経緯で今、この日のこの時刻に新幹線のホームにいる。普段なら今頃は有明のビッグサイトで列に並んでいるのに・・・ とほほ。

Uターンラッシュと重なったため、自由席はかなり混んでいた。恐らく昨日の「ムーンライトながら」の運休で、この始発の新幹線に振り替えた乗客も少なからずいると思う。その中にコミケ組がいるからは定かではないが。名古屋発車時点では席が全て埋まる状況だったので、豊橋発車の時点で、立ち席が大勢出た。乳幼児連れの乗客はひざの上に子供を乗せて、一人でも多くの人が着席できるよう協力して欲しいとの車掌のアナウンスがあった。静岡発車後で乗車率はピークになる。

静岡付近で大雨に見舞われたが、定刻に各駅を通過し、東京には8時23分に定着。

下車すると曇天なのだが、爽やかで涼しい空気に包まれた。蒸し暑いという感じは一切無かった。名古屋は雨でも蒸し暑かったのだが、前線の北側に入っているためであろうか。

●東京駅15番線・発車案内表示(反転式から電光式に変わった)
東京駅15番線

東京駅へ下り立った後、銀の鈴待ち合わせ場所へ向かい、毎回のようにNさんと再会する。コミケではこの人がいないと始まらない。Nさんと話あった結果、今回は国際展示場へ向かう手段を、新木場経由から大崎経由に変更して向かうことにした。

山手線で大崎まで行き、埼京線/東海道線/横須賀線/高崎線/りんかい線のりばのホームへ向かう。このホームは湘南新宿ラインと通称される専用ホームで、東京臨海高速鉄道/臨海副都心線(りんかい線)の電車もここから発車する。

●大崎駅に停車中のりんかい線/国際展示場方面・新木場行き
りんかい線・大崎駅

ちなみにりんかい線は埼京線との直通運転を行っており、上記の東京臨海高速鉄道所有の70-000系とJR東日本所有の205系の2車種で運転される。

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