■尾道旅行記

・平成15年3月21日(祝)広島県・尾道市
〜あの坂の洋館は、登ったり、登ったり編〜

この旅行の目的は2つ。映画ロケ地を見て回ること、
"ぱられる"&"ぱすてる"に出てくる風景はどこに
あるのかを探すこと。ある程度はガイドブックで分かるが
見当もつかない場所は自分で探すしかない。果たして
1日で終わるのだろうか?

 

 

 

まずは"尾道旅行記の概要"をご覧くださいな。

1.出発編

計画は新幹線による往復である。本来は自由席による計画だったが、3連休初日&彼岸ということもあって、混雑が予想されたため、オール指定席での実行となった。

名鉄電車が新名古屋駅に着くのが6時9分なので、ダッシュで新幹線のりばへ向かった。途中、東海道線6番線には大垣ゆき「快速ムーンライトながら号」が停車中であった。
普段ならこれに乗って関西へ抜けるのだが、尾道へこの電車で行ったら、午後過ぎに到着してしまう。青春18きっぷはホント時間がないと使えない。
乗り換え改札口から16番線へ上がる。そこには100系の名古屋始発「こだま491号」が仕立てられていた。11号車なのでその車両へ向かうが、なんとガラガラ。無理もない。名古屋始発の新大阪ゆきの指定席が混んでいるわけがない。ぷらっとこだまも適用外だし。

6時21分、定刻に発車。

「♪♪今日も新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車はこだま号、新大阪ゆきです。終点、新大阪までの各駅に止まります。・・・・」

と自動放送がかかり、続いて車掌の放送。イラク情勢のため、危険物関連の持込に対して厳しい注意も同時に放送された。JR東海は警戒態勢をとっているらしい。駅員とか警戒腕章をつけていたし。それにしても今日は天気が非常によく、車窓からは伊吹山もきれいにみえる。ただし逆行だったのが残念。

7時15分頃京都駅に着く。ここで後着の「のぞみ33号」に追い越しをされる。この電車は名古屋を6時41分に発車した博多ゆきで、これに乗れば岡山・広島へは早く着ける。しかし、福山に降りる計画の私はこれに乗ってもどうせ乗り換えになるわけだから意味がない。私の後ろに座っていた親子連れの2人はここでのぞみに乗り換えるらしく、京都で降りた。広島か博多の行くのだろうか?

のぞみ33号
新大阪駅名標
のぞみ33号がまいります 山陽区間は初めて♪

京都を発車した「こだま491号」は阪急電車と並行し、JR東海「大阪新幹線車両所」の新幹線車両群を横目に見つつ、「♪♪まもなく、終点新大阪です。・大阪・尼崎・芦屋方面、吹田・高槻方面と地下鉄線はお乗り換えです。今日も新幹線をご利用くださいましてありがとうございました。・・・」

自動放送がかかり、仕度をする。

「乗り換えのご案内です。新神戸・姫路・岡山・福山・広島・小郡・小倉に止まります、ひかり359号博多ゆきは7時50分発、21番線からです。本日は東海道新幹線をご利用いただきありがとうございました。お忘れ物ございませんよう、お降り下さい。お出口は左側、24番線です。」

次に乗る列車は21番線か。今回は時刻表を持参してないので、車内放送は結構助かるもんだ。

21番線に上がると、先発の「ひかり357号(レールスター)」が発車したばかりの状態で、まだ私の乗る「ひかり359号」は入線しておらず、自由席に乗車する人々は列を作っている。「レールスター」は8両編成で自由席は1-3号車、指定席は4-8号車。グリーン車はない。自由席の数が少ないため、自由席待ち位置には長蛇の列ができているわけ。ほどなくすると、自動放送がかかり、名古屋寄りから「レールスター」が入ってきた。同じ700系でもJR西日本の「レールスター」は別の車両みたい。配色がかっこいい。私が乗るのは8号車で最後尾になる。

「レールスター」の8号車は個室があって、ちょっと変わっている。さらに座席は2&2シート、照明はレトロな感じでグリーン車のような造りになっている。「レールスター」にはグリーン車がないが、普通車指定席がグリーン車の代わりなのである。

レールスター新大阪にて
レールスター車内
レールスター(700系)  4列の普通車指定席

7時50分、定刻に発車。
自動放送がかかる。
「♪♪今日もJR西日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車はひかりレールスター、博多ゆきです。途中の停車駅は新神戸、姫路、岡山、福山、広島、小郡、小倉です。・・・」

車掌さん(博多所属)によると、今日の指定席は予約で一杯。よく混んでる。山陽新幹線もレールスターを好んで選ぶ人が多いのだろう。グリーン車みたいな座席で、スピードが「のぞみ」とさほど変わらないとあれば、勝負はあったな。しかし、本当に速い。東海道新幹線のスピードなんか遅いくらいだね。あっという間に福山に着くんだもん。景色見ている間なんかないくらい。と言ってもほとんどトンネルだったようが気がするけど。

「♪♪まもなく、福山です。お出口は左側です。山陽線、福塩線はお乗換えです。お降りの際は足元にご注意ください。福山を出ますと、次は広島に止まります。・・・」

「乗り換えのご案内です。山陽線・尾道方面、徳山ゆきは4番のりばから、笠岡方面、姫路ゆきは5番のりばから、福塩線、府中ゆきは7番のりばから発車します。」

福山に着く。広島県第2の都市で、人口は40万くらいかな?結構な都会で駅前はかなり発展している。「ひかり」が頻繁に停車するのも分かる。

レールスター福山にて
福山駅名標
福山駅 福山の次は、新尾道

新幹線ホームから在来線ホームへ移動する。ホームは新幹線(3階)の下に在来線(2階)がはまり込んだ感じで変わっている。徳山ゆきの電車を待っているとなんか変わったメロディが流れて、電車が接近。4両編成で結構混んでいる。約2分遅れであった。

備後赤坂、松永、東尾道と停車してゆき、東尾道を出ると、しばらくして、曲線に入り、車輪のきしむ音を聞く。左手上に尾道大橋を望み、日立造船向島工場が見え、いよいよ尾道市街に入ってきた。ここはクネクネ曲がったところを電車が走るので、あまりスピードが出ない。この状況は後で紹介する、千光寺公園から撮った写真でよく分かることであろう。ちなみに東尾道から尾道までは結構な距離があり、電車でも7分くらいかかる。

「まもなく、尾道です。お出口は左側です。お忘れ物のないようにご注意ください。」

下車準備をする。
この駅で降りる客は多く、席を立つ。

!!尾道到着!!9時33分(約2分遅れ)

尾道駅名標
尾道1番ホーム
着きました!尾道 尾道1番線三原方面
尾道城
尾道駅舎
尾道駅背後の尾道城 尾道駅駅舎

この駅は発車ベルが鳴るね。駅舎寄りの1番のりばだけな?ホームには発車警告ベルが備えてあるし。ベルが鳴って徳山ゆきは発車して行った。

尾道駅を出ると、右手にしまなみ交流館、福屋(ショッピングセンター)ホテルなどの近代的なビルが建っており、正面は尾道水道ですぐ海が広がる。造船所のクレーンなども見える。左手に進むと繁華街(土堂・久保)や市役所へと続く。背後が坂の町、石の町を思わせる風景が広がる。観光案内所で尾道マップをもらい、早速坂の町巡りをこれから丸一日、ぶっ通しで実行する。

しまなみ交流館
さぁ!尾道市内へ

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