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閉じた空間の中に、囚われてしまった。
裏返しになった魂が、穏やかに凍えた。
意識は停止し、思考は無の中へ落ちた。
流れ行くものだけが、流れ続けた。
いつのまにか夜が来た。
暗く、天にとどく、夜だった。

(98.4.26)







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