最終更新日:2001/10/16 火曜日 06:45:43
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2種平成10年度秋期試験午前の過去問集です。 一覧表形式のため、読み込み時間がちょっとかかります。 特殊な表記(論理ゲート・トレース図等)は入力が大変なので当面はパスします。 ご要望があれば考えます。 画面サイズ 1024×768:文字サイズ 中 でご覧になるとちょうどいいです。 |
平成10年問4 | 動作速度の単位 |
時間の単位として、ナノ(n)秒、ピコ秒(p)、マイクロ(μ)秒、ミリ(m)秒などが用いられる。 この n、p、μ、m は、10の整数乗倍を表す接頭語である。 これらを小さい順に並べたものはどれか。 ア.n、p、μ、m イ.n、μ、p、m ウ.p、n、μ、m エ.p、μ、n、m |
32ビットで表現できる数 | |
32ビットで表現できるビットパターンの個数は、24ビットで表現できる個数の何倍か。
ア.8 イ.16 ウ.128 エ.256 |
論理シフト演算 | |
16進数ABCDを2ビットだけ右に論理シフトしたものはどれか。
ア.2AF3 イ.6AF3 ウ.AF34 エ.EAF3 |
キューの特性 | |
キューに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア.最後に格納されたデータが最初に取り出される。 イ.最初に格納されたデータが最初に取り出される。 ウ.添え字を用いて特定のデータを参照する。 エ.二つ以上のポインタを用いてデータの階層関係を表現する。 |
クイックソートの処理内容 | |
クイックソートの処理の記述として、適切なものはどれか。
ア.ある間隔だけ位置が離れた二つのデータごとに比較と入れ替えを行う。 この間隔を除々に狭めていき、最終的には全体を整列する方法である。
イ.データ中の最小値を求め、次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。 この操作を繰り返していく方法である。
ウ.データを適当な基準値より小さなグループと大きなグループに2分割する。 次に、それぞれのグループで新しい基準値を選び、同様に2分割を行う。 この操作を繰り返していく方法である。
エ.隣り合ったデータの比較と入れ替えを繰り返すことによって、小さなデータを 次第に端の方に移していく方法である。 |
方程式を解く計算量 | |
コンピューターで連立一次方程式の解を求めるのに、式に含まれる未知数の個数の3乗に 比例する計算時間がかかるとする。あるコンピューターで 100元連立一次方程式の解を 求めるのに 2秒かかったとすると、その 4倍の演算速度を持つコンピュータで 1,000元連立一次方程式の解を求めるには何秒かかるか。
ア.5 イ.50 ウ.500 エ.5,000
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トランザクションの命令数 | |
あるオンラインシステムでは、100MIPSのCPUを使って、1時間当たり36,000 トランザクションを処理する事が求められている。CPU利用率の上限を80%とするとき、 1トランザクション当たりの平均命令数の上限は何万個か。
ア.0.2 イ.800 ウ.1,0000 エ.1,250
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主記憶のアクセス時間 | |
主記憶の読みとり時間を 60ナノ秒、キャッシュメモリの読みとり時間を 10ナノ秒、 ヒット率を0.7とするとき、平均読みとり時間は何ナノ秒か。
ア.18 イ.25 ウ.45 エ.49 |
仮想記憶方式の記憶装置 | |
仮想記憶方式を用いているコンピューターシステムにおいて、実記憶に格納しきれない プログラムやデータを格納するための装置として、適切なものはどれか。
ア.CD-ROM イ.VRAM ウ.キャッシュメモリ エ.ハードディスク |
DRAMの特性 | |
DRAMの説明として、適切なものはどれか。
ア.コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを表現する。主記憶として よく用いられる。
イ.製造時にデータが書き込まれる。マイクロプログラム格納用メモリとして用いられ る。
ウ.専用の装置でデータを書き込むことができ、紫外線照射で消去ができる。
エ.フリップフロップで構成され、高速であるが製造コストが高い。キャッシュメモリなど に用いられる。
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ミラーリング | |
磁気ディスク装置の信頼性を向上させる方法の一つであるミラーリングの説明として、 最も適切なものはどれか。
ア.ディスクの表面を鏡面仕上げにしてディスク回転時の抵抗を減らす。
イ.データブロックとパリティブロックを複数のディスクに分散して格納する。
ウ.データを記憶するディスク以外にパリティ記録用ディスクを用いる。
エ.同一データを同時に別々のディスクに書き込む。
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ディスクの平均アクセス時間 | |||||||
次の仕様の磁気ディスク装置に、1セクタ当たり500バイトのデータが記憶されている。 1セクタのデータを読みとるために必要な平均アクセス時間は何ミリ秒か。
ア.26.2 イ.26.4 ウ.32.2 エ.32.4
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FDへの音声の記録量 | |
1秒間に11,000回、等間隔に音声のサンプリングを行い、サンプリングした値は それぞれ8ビットのデータとして記録する。この時、1.4×106バイトの容量を持つ フロッピーディスクには、およそ何秒の音声を記録できるか。
ア.15 イ.127 ウ.159 エ.1,272
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画面表示の情報量 | |
1画面を800×600ドットで表示するカラーディスプレイがある。1ドットについて色情報が 24ビットで表されているとすると、1画面をそのまま記憶するには約何メガバイト必要か。
ア.0.5 イ.1.5 ウ.4 エ.12
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割込み | |
割込みに関する記述として、正しいものはどれか。
ア.入出力割込みによって、処理装置と入出力装置の平行動作が可能となる。
イ.割込みが発生すると、次の割込みまで処理装置は停止する。
ウ.割込みは、その原因によらず無条件に受け付けられる。
エ.割込みは、ハードウエアによって発生するものであり、ソフトウエアでは発生 させることができない。
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処理装置の有効活用 | |
あるプログラムの実行中に、入出力などのために処理装置が待ち状態になったとき、 処理装置を他のプログラムの実行に割り当てることによって処理装置を有効に利用 する方式を何というか。
ア.スラッシング イ.ダイナミックアロケーション ウ.マルチプログラミング エ.ラウンドロビン |
プログラムの単行制御方式 | |
あるプログラムの実行中にそれよりも優先度の高いプログラムを実行するために、 もとのプログラムを補助記憶装置に移して優先度の高いプログラムをロードする 処理はどれか。
ア.オーバレイ イ.スワッピング ウ.ページング エ.リロケーション
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平成10年問37 | LRUの考え方 |
仮想記憶におけるページ置換えアルゴリズムの一つであるLRUを説明した記述は どれか。
ア.あらかじめ設定されている優先度が最も低いページを追い出す。
イ.主記憶に存在している時間が最も長いページを追い出す。
ウ.主記憶に存在している時間が最も短いページを追い出す。
エ.最も長い間参照されていないページを追い出す。 |
平成10年問38 | OSのデータ管理の役割 |
オペレーティングシステムのデータ管理のもつ役割として、正しいものはどれか。
ア.各種の入出力装置を、正確かつ効率よく動作させるように制御する。
イ.各種の補助記憶装置へのアクセス手段を、装置に依存しないインターフェース で提供する。
ウ.タスクの状態管理を行い、処理装置を有効に利用する。
エ.補助記憶装置を利用して、大きな論理記憶空間を提供する。 |
動的アドレス変換 | |
動的アドレス変換の説明として、最も適切なものはどれか。
ア.仮想記憶システムにおいて、仮想アドレスから実アドレスへの変換を行うこと。
イ.実行中のプログラムを移動して新しい場所で実行できるように、プログラムの 基底アドレスを変更すること。
ウ.主記憶に対する読み書きを、キャッシュメモリで代行すること。
エ.プログラムの実行途中にモジュールを追加するため、モジュール間のアドレス 参照を解決すること。
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平成10年問40 | 連係編集プログラム |
連係編集プログラムの説明として、正しいものはどれか。
ア.作成したプログラムをライブラリに登録する。
イ.実行に先だってロードモジュールを主記憶にロードする。
ウ.プログラムの実行を監視し、各ステップ毎の実行結果を記憶する。
エ.目的モジュールやロードモジュールを組み合わせて、ロードモジュールを 作成する。 |
コンパイラの処理 | |
手続型言語のコンパイラにおける処理を順に並べたものとして、正しいものはどれか。
ア.意味解析→構文解析→字句解析→最適化→コード生成
イ.意味解析→字句解析→構文解析→最適化→コード生成
ウ.字句解析→意味解析→構文解析→最適化→コード生成
エ.字句解析→構文解析→意味解析→最適化→コード生成
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再帰的プログラムの特性 | |
再帰的プログラムの説明として、最も適切なものはどれか。
ア.一度実行した後、ロードし直さずに再び実行を繰り返しても、正しい結果が 得られる。
イ.実行中に自分自身を呼び出す事ができる。
ウ.主記憶上のどこのアドレスに配置しても実行することができる。
エ.同時に複数のタスクが共有して実行しても、正しい結果が得られる。
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ソフトウエアの分類 | |||||
異なるメーカの機種間での応用ソフトウエアの移植性の確保や、相互接続を容易にする ため導入されるソフトウエアであり、システムの構成を次のように4段階で表現した場合に [a]に位置付けられるものはどれか。
ア.グループウェア イ.シェアウエア ウ.フアームウエア エ.ミドルウエア
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ソフトウエアパッケージの利用 | |
利用者の環境や要求などに合わせて、ソフトウエアパッケージの機能の一部を変更する 事を表す用語はどれか。
ア.インストール イ.カスタマイズ ウ.プラグイン エ.リバースエンジニアリング
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インターネットのプロトコル | |
インターネットのプロトコルにおいて、OSI基本参照モデルのトランスポート層に 相当するものはどれか。
ア.FTP イ.IP ウ.SMTP エ.TCP
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平成10年問46 | 調歩同期式の受信データ |
あるデータ通信システムにおいて、受信側で”100101001111”というビット列を 左から順に受け取った。このビット列が表すデータを、受信した順番に1文字ずつ 2進数で表現したものはどれか。ここで、1文字はパリティビットなしの3単位符号とし 同期方式は調歩式とする。また、スタート信号は”0”、ストップ信号は”1”とする。
ア.001,001 イ.010,001 ウ.010,011 エ.010,100 |
パリティチェック方式 | |
通信回線の伝送誤りに対処するパリティチェック方式に関する記述として、正しい ものはどれか。
ア.1ビットの誤りは訂正できる。
イ.1ビットの誤りは訂正でき、2ビットの誤りは検出できる。
ウ.奇数パリティならば1ビットの誤りを検出できるが、偶数パリティは1ビットの 誤りも検出できない。
エ.奇数パリティならば奇数個のビット誤りを、偶数パリティならば偶数個の ビット誤りを検出できる。
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パケット交換 | |
パケット交換に関する記述として、正しいものはどれか。
ア.ISDNでは、パケット交換はサービスされない。
イ.回線交換と比較して、網内遅延時間が短い。
ウ.パケット交換による通信を行うためには送信側、受信側の双方が パケット形態端末(PT)である必要がある。
エ.複数の論理回線を設定することによって、1本の物理回線で同時に 複数の相手と通信を行うことができる。
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平成10年問49 | LANの伝送路規格 | ||||||||||
次の特徴をもつLANの伝送路規格はどれか。
ア.10BASE2 イ.10BASE5
ウ.10BASE-T エ.100BASE-T
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LAN間接続装置 | |
複数のLAN同士を、ネットワーク層で相互に接続するのに使用する装置はどれか。
ア.ハブ イ.ブリッジ ウ.リピータ エ.ルータ
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平成10年問51 | 関係データベースの操作 |
関係データベースにおいて、表の中から特定の列だけを取り出す操作はどれか。
ア.結合(join) イ.射影(projection) ウ.選択(selection) エ.和(union)
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DBMSの機能 | |
スキーマを決めるDBMSの機能はどれか。
ア.機密保護機能 イ.障害回復機能 ウ.定義機能 エ.保全機能
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DB更新中のシステム障害 | |
トランザクションによるデータベースの更新中にシステム障害が発生した場合、この更新の 直前の状態に戻す動作はどれか。
ア.コミット イ.チェックポイントダンプ ウ.ロールバック エ.ロールフォワード
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平成10年問55 | システム構成 |
コンピューターシステムに関する記述のうち、デュプレックスシステムについて述べている ものはどれか。
ア.複数の処理装置が主記憶を共用し、単一のオペレーティングシステムで 制御される。1台が故障しても、残りの処理装置で処理を続行できる。
イ.複数の処理装置が、処理の負荷を分散させて処理能力を向上させるために 直列に接続されている。
ウ.平常時は一方の処理装置が待機しており、稼働中の処理装置が故障したら 待機中の処理装置に切り替えて処理を続行する。
エ.並列に接続された複数の処理装置が同時に処理を行い、相互に結果を照合 する。故障が発生すると、故障した処理装置を切り離し、処理を続行する。
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システム処理量の指標 | |
一定の時間内にシステムによって処理される仕事量を表す用語はどれか。
ア.アクセスタイム イ.オーバーヘッド ウ.スループット エ.ターンアラウンドタイム
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RASIS | |
システムを安全かつ安定的に運用するための指標としてRASISがある。 稼働率はRASISのどれに含まれるか。
ア.Availability イ.Integrity ウ.Reliability エ.Security
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MTBFとMTTRの意味 | |
MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修復期間)に関する記述のうち、適切なものは どれか。
ア.MTBFが長い場合、MTTRも長くなる。
イ.MTBFが短くても、MTTRが長い場合は信頼性が高いといえる。
ウ.システムに冗長性を持たせることによってMTBFを改善できる。
エ.システムの稼働率はMTBFだけで評価され、MTTRには依存しない。
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プロトタイピング | |
プロトタイピングによるソフトウエア開発に関する記述として、適切なものはどれか。
ア.ウオータフォールモデルとは異なる手段であり、両者を融合して使用することは できない。
イ.開発工程の早い時期にユーザーの要求に合うかどうかを確認できるので 手戻りを少なくすることができる。
ウ.適用可能な範囲は、ユーザーインターフェースの確認に限定される。
エ.プロトタイピングによって作成されたプログラムは、そのまま実稼働システムで 使われることはない。
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DFDの要素 | |
プロセスモデルの表現にDFDが使用される。DFDの要素でないものはどれか。
ア.エンティティ イ.外部(データの発生源/行先) ウ.処理 エ.データストア
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平成10年問62 | テストの実施順序 |
システム開発におけるテストでは、小さな単位から大きな単位へ、テストを積み上げて 行く方法が取られることが多い。この時、テストの適切な実行順序はどれか。
ア.システムテスト→結合テスト→単体テスト
イ.システムテスト→単体テスト→結合テスト
ウ.単体テスト→結合テスト→システムテスト
エ.単体テスト→システムテスト→結合テスト
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平成10年問63 | ボトムアップテストの特徴 |
ボトムアップテストに関する記述として、適切なものはどれか。
ア.開発の初期の段階では、平行作業が困難である。
イ.スタブが必要である。
ウ.テスト済みの上位モジュールのもとで行うテストである。
エ.ドライバが必要である。
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ホワイトボックステスト | |
プログラムのテスト手法の一つであるホワイトボックステストの説明として、適切なものは どれか。
ア.最初にプログラム構成の最下位モジュールをテストする。次に、それを呼び出す 上位モジュールを結合してテストする。このように、次々と上位に広げていくテスト 手法である。
イ.最初にプログラム構成の最上位モジュールをテストする。次に、この上位 モジュールから呼ばれる下位モジュールを結合してテストする。このように、次々と 下位に広げていくテスト手法である。
ウ.プログラムの外部仕様に着目し、入力の可能性がある値の全ての組み合わせを テストする手法である。同値分割,限界値分析,原因結果グラフなどの技法が ある。
エ.プログラムの内部構造に着目し、ロジックを調べ、全ての経路が実行されるよう にテストする手法である。命令網羅,条件網羅などの技法がある。
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ソフトウェアの品質特性 | |
ソフトウエアの品質特性には,信頼性,使用性,保守性,移植性などがある。信頼性 について説明しているものはどれか。
ア.操作や習得の容易さを表す。
イ.ソフトウエアに要求された機能の実行が、所定の状況下で正常に維持されるか どうかを表す。
ウ.ソフトウエアを別のコンピュータ環境で使用するときに必要な変更の度合い を表す。
エ.ユザーからの変更要求や障害への対応のしやすさを表す。
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平成10年問67 | GUIの部品 |
GUIの部品の一つであるラジオボタンの用途として適切なものはどれか。
ア.いくつかの項目について、それぞれの項目を選択するかどうかを指定する。
イ.画面をスクロールする。
ウ.コマンドや機能を起動する。
エ.互いに排他的である幾つかのオプションから選ぶ。
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EUCの特徴 | |
EUC(エンドユーザーコンピューティング)の特徴に関する記述として、適切なものは どれか。
ア.業務に必要な情報に利用者自身が直接アクセスし、参照したり加工したり する事ができる。
イ.システム開発・運用・保守の効率が低下し、情報システム部門のバックログが 増大する。
ウ.情報システム部門の主導でアプリケーションを開発するので、利用者の負担は 少ない。
エ.情報システム部門の専任要員を増やす必要があるので、システム部門の 運用コストの増大につながる。
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QC七つ道具 | |
プログラムのステップ数が多くなるほどエラーの個数も多くなる傾向があるように見受け られたので、データを採って調べた。これを分析するのに最も適した図はどれか。
ア.系統図 イ.散布図 ウ.特性要因図 エ.パレート図
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パスワードの取り扱い | |
パスワード及びパスワードファイルのシステム管理部門における取り扱いとして、 不適切なものはどれか。
ア.パスワードが容易に推測できるかどうかのチェックを定期的に行い、問題の あるパスワードの変更を促す。
イ.パスワードの照会を減らすために、利用者がパスワードを手帳などに記録 しておくことを奨励する。
ウ.パスワードの有効期限を設定できる場合は、その機能を利用する。
エ.パスワードを暗号化して記録しているパスワードファイルであっても、一般の 利用者が参照出来ないようにする。
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公開鍵暗号方式 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公開鍵暗号方式を用いて、図のようにMさんからNさんに他人に秘密にしておきたい 文書を送るとき、暗号化と複合に用いる鍵として適切な組み合わせはどれか。
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著作権法 | |
WWWのコンテンツ(掲載情報)を作成し、インターネットで公開する場合、著作権 の侵害に該当するものはどれか。
ア.WWWの他人のページの内容を取り込まない形でリンクを張る。
イ.WWWの他人のページのフレームの大きさと背景の色をまねて作成する。
ウ.購入した本の文書をイメージスキャナで複写して利用する。
エ.試用期間中のシェアウエアで画像を作成し、試用期間経過後もその画像を 利用する。
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労働者派遣事業法 | |
ソフトウエア開発会社のS社に所属するP君は、派遣先であるN社でプログラムの 開発を行った。労働者派遣事業法に照らし、問題のある行為はどれか。
ア.N社の課長は就業中のP君に対して、直接指揮命令している。
イ.P君はN社に入社しようとしてS社に退職を申し出たが、S社では派遣先への 転職を禁止していた。
ウ.P君は就業上の苦情をN社の課長に申し出た。
エ.S社とN社の間の派遣契約では、P君の派遣の期間、就業の開始終了時刻 休憩時間までも定めている。
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マニュアルの構成 | ||||||||
ソフトウエアの利用者マニュアルを次の構成で執筆するとき、チュートリアル(導入 手引き編)の内容として、適切なものはどれか。
構成
ア.このソフトウエア独特の用語、専門的なコンピュータ用語について説明する。
イ.このソフトウエアの使い方について、知りたい内容が記載されている箇所を 見つけやすいように整理し、その内容を詳細に説明する。
ウ.このソフトウエアを使うために知っておくべき基本的な考え方と操作手順を 例題などを使って一通り説明する。
エ.マニュアルの使い方、ソフトウエアの概略と特徴、必要機器などについて説明 する。
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32ビットで表現できる数 |
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解答 エ
<解説> nビットで表現できるビットパターンは、2n個となる。 したがって、32ビットで表現できるビットパターンは、232個、24ビットでは、224個で あるから 232−224=28 28=256 となり「エ」となる。
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平成10年問7 | 論理シフト演算 |
解答 ア
<解説> シフト演算は、データのビット列を右または左にずらす演算である。 問題は符号なしデータの論理右シフトを求めるものであり、指定されたビット数だけ 右にシフトし空いたビットには0が入る。 2進数に変換すると、 ABCD= 1010 1011 1100 1101 それを右に2ビットシフトする 0010 1010 1111 0011 =2AF3
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平成10年問12 | キューの特性 |
解答 イ
<解説> キューは「待ち」を意味し、先に入れたデータを先に取り出す「待ち行列」の性質を持つ。 この処理をFIFO(First IN First Out)という。最初に挿入された一番古いデータを先頭 一番最後に挿入された新しいデータを末尾という。
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平成10年問15 | クイックソートの処理内容 |
解答 ウ
<解説> クイックソートの手順は、 @複数のデータの中の適当な要素を基準値(軸)とする。 Aこの基準値より小さい要素は基準値より前方に、大きい要素は、後方に振り分ける。 B基準値の前方データと後方データにおいて、新たに基準値を決めて次々と 分割していく。 Cそれぞれ要素が一になるまで繰り返す。
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平成10年問17 | 方程式を解く計算量 |
解答 ウ
<解説> 100元連立方程式の未知数は100個である。この100元連立一次方程式の解を 求めるのに2秒かかり、処理時間は未知数の3乗に比例する。 したがって、問題の1,000元連立一次方程式の解を求めるには、 2×1,0003/1003=2×103(秒)かかる事になる。 また、4倍の演算速度を持つコンピュータで処理すると処理時間は1/4になり、 2×103/4=500(秒)となる。
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平成10年問19 | トランザクションの命令数 |
解答 イ
<解説> まず処理能力を表すと、処理能力=100MIPS=100×106(命令/秒) 問題のCPUは使用率が80%だから、80×106(命令/秒)となる。 1秒間に処理すべきトランザクションは、36,000/60/60=10トランザクション。 従って、1トランザクションにつき、80×106/10=800×104(命令)が上限となる。
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平成10年問21 | 主記憶のアクセス時間 |
解答 イ
<解説> 平均読み取り時間Teは次式で求めることができる、キャッシュメモリの読み取り時間をTc、 ヒット率をα、主記憶の読み取り時間をTmとする。 Te=αTc+(1−α)Tm 問題を式に当てはめると、 (10×0.7)+((1−0.7)×60)=25ナノ秒
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平成10年問22 | 仮想記憶方式の記憶装置 |
解答 エ
<解説> 現在使用されているノイマン型コンピュータ方式では、プログラムを実行するには必ず 主記憶装置に格納しなければならない。そのため、主記憶装置に格納しきれない分を 補助記憶装置(仮想記憶:ハードディスク)に置く必要がある。
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平成10年問23 | DRAMの特性 |
解答 ア
<解説> 半導体メモリ(RAM)は、DRAMとSRAMに大別される。DRAMは、コンデンサに電荷を蓄える 状態により1ビットを表現する。しかし、時間が経過すると電荷が弱くなるため、2〜3ミリ秒毎に 記憶内容の書き換えを行う。(リフレッシュ) SRAMは、フリップフロップ回路を利用して情報を記憶するため、構造が複雑で集積度が低い ため製造コストが高い。しかし、高速でリフレッシュが必要ないため、キャッシュメモリなどに 用いられる。
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平成10年問24 | ミラーリング |
解答 エ
<解説> 磁気ディスク装置では、故障した場合に備えて予備機を持ち、障害が発生したときは予備機 に切り替えて信頼性を向上させる。これを、ミラーリングという。 従って、予備機はその都度、主系と同じデータの更新動作を行っている。
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平成10年問25 | ハードディスクの平均アクセス時間 |
解答 イ
<解説> 平均アクセス時間は、平均位置決め時間、平均回転待ち時間、データ転送時間の合計値。 ・平均回転待ち時間は、磁気ヘッドがトラックを1回転する時間の半分で、
平均回転待ち時間→(60×103/5000)/2=6ミリ秒
・データ転送時間は、読み取りに必要な時間である。 1トラック15,000バイトの記憶容量から1セクタ500バイトであるので、 1トラック15,000/500=30セクタとなる。
1セクタの転送速度→12/30=0.4ミリ秒
従って、
平均アクセス時間→20+6+0.4=26.4ミリ秒
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平成10年問30 | FDへの音声の記憶量 |
解答 イ
<解説> 音声のアナログ信号をディジタルに変換する事を符号化とよぶ。ディジタル化するには、 アナログ信号を 一定時間毎に標本化(ディジタル化)して、量子化(整数化)する。量子化された値を コード化(符号化)して、ディジタルに置き換える。
(1.4×106)/11000=127.27秒
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平成10年問31 | 画面表示の情報量 |
解答 イ
<解説> 1ドットに24ビットを使用すると、2241,677万色のフルカラー表現。1画面を 記憶するのに必要な容量は、
(800×600×24)/(8×106)=1.44メガバイト
よって、約1.5メガバイト必要である。
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平成10年問32 | 静止画の圧縮方式 |
解答 イ
<解説> JPEGは不可逆圧縮で、画質により最大で1/100程度に圧縮できる。 BMPは、WINDOWSの静止がデータであり、圧縮されない。 MPEGは、ISOにより動画圧縮形式の国際的な標準化が進められている。 PCMは、アナログ音声信号符号化技術。
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平成10年問34 | 割込み |
解答 ア
<解説> 割込みは、スパーバイザが解析を行い、割込みの種類に応じて、割込みプログラムが実行 される。割込は下記2つに大別される。
外部割込み:入出力割込み、電源異常による割込み等。
内部割込み:ソフトウエアによるゼロ除算やオーバーフロー割込み、記憶保護違反 による割込み等。
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平成10年問35 | 処理装置の有効活用 |
解答 ウ
<解説> マルチプログラミングは、実行中のプログラムが、入出力動作待ちやCPUのタイマ切れ などにより、処理装置を他のプログラムの実行に割り当て、見かけ上同時実行している 状態をつくり使用効率を向上させる。
スラッシング:仮想記憶方式で実記憶と仮想記憶の入れ替えが頻繁に発生する現象。
ダイナミックアロケーション:主記憶装置の記憶管理において、プログラムの動的再配置 を指す。 ラウンドロビン:タイムスライス方式における、CPU時間の配分方法のひとつ。タスクの 優先順位に関係なく、均等にCPU時間を配分する方法。
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平成10年問36 | プログラムの単行制御方式 |
解答 イ
<解説> 主記憶装置にロードされたプログラムは、実行後も記憶領域にとどまる。また、別の プログラムが主記憶装置へロードする際に空き領域がない場合、主記憶装置内に 留まっているプログラムの中から優先度の低いものが選ばれ、ハードディスクへ退避させ られる。以上をスワップイン/スワップアウトと呼び合わせて「スワッピング」と呼ばれる。
ア.プログラムをセグメントと呼ぶ単位に分割して、必要な箇所のプログラムだけロールイン ロールアウトさせながら実行する方式。 ウ.仮想記憶の記憶管理で、一定の大きさに分割したページ単位に、ページイン/ページ アウトさせる方式。 エ.実行するプログラムやデータを、再び主記憶上の任意アドレスへ記憶すること。
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平成10年問37 | LRUの考え方 |
解答 エ
<解説> アルゴリズムに関する問題
LRU方:最も長い間参照されなかったページを追い出す方式。
FIFO方:最も長く主記憶に留まっているページを追い出す方式。
LFU方:最も参照頻度が少ないページを追い出す方式。
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平成10年問38 | OSのデータ管理の役割 |
解答 イ
<解説> OSの制御プログラムには、ジョブ管理、タスク管理、データ管理などがある。
ジョブ管理:ジョブとジョブステップの実行を監視、制御する。ジョブ制御には ジョブ制御言語(JCL)で要求、指令する。
タスク管理:タスクにCPU時間を割り当て、デイスパッチャによりタスクの実行状態還移を 管理する。
データ管理:補助記憶装置とバッファ領域からの入出力アクセス手段を管理する。
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平成10年問39 | 動的アドレス変換 |
解答 ア
<解説> 仮想記憶方式では、実行に先立ちプログラムに仮想アドレスを付け、補助記憶装置などに いったん格納する。ページ単位またはセグメント単位に、プログラムを分割、格納し プログラム実行時に、必要なページを補助記憶(仮想記憶)装置から主記憶(実記憶) 装置にロードする。このとき、実記憶と仮想記憶との間で、ページテーブルを参照し、 仮想アドレスから実アドレスへアドレス変換を行う。ハードウエアに動的アドレス変換機構 (DAT)がハードウエアに必要。
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平成10年問40 | 連係編集プログラム |
解答 エ
<解説> 言語プロセッサによって、原始モジュールは目的モジュール(機械語)に変換される。 目的モジュールは、 このままでは実行できない。実行可能なロードモジュールを作成するためには、 目的モジュールとあらかじめ 翻訳してあるライブラリ化されたモジュールとを結合させ編集する必要がある。 この結合編集するプログラムを連係編集プログラム(リンケージエディタ)という。
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平成10年問41 | コンパイラの処理 |
解答 エ
<解説> 目的プログラムの生成は以下の通り。 @字句解析 :ソースプログラムを、構文上の基本単位となる文字列(トークン)に 切り分ける。 A構文解析 :切り分けた文字列が、構文規則に合致するかを解析。 B意味解析 :変数などの宣言と使われ方の整合性を解析する。 C最適化 :プログラム中の冗長なコードを解析する。 Eコード生成:目的プログラムを生成する。
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平成10年問42 | 再帰的プログラムの特性 |
解答 イ
<解説> 再帰的プログラムとは、プログラムの実行時に自分自身を呼び出すことができる性質を持つ プログラムである。 主にクイックソートなどで用いる。
ア:プログラムの再利用可能性。 ウ:プログラムの再配置可能性。 エ:プログラムの再入可能性。
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平成10年問43 | ソフトウエアの分類 |
解答 エ
<解説> ミドルウエアとは、基本ソフトウエアの上位に位置し業務に近い機能を応用ソフトウエアや 利用者に提供するソフトウエアである。
ア:グループウエア・・・共同作業を支援するソフトウエア。 イ:シェアウエア・・・ネット上などで自由に配布されているが、継続して使用する 場合には利用料金が必要。 ウ:ファームウエア・・・基本ソフトウエアより下位に位置し、よりハードウエアに 近い機能を機能を提供するプログラム。
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平成10年問44 | ソフトウエアのパッケージ利用 |
解答 イ
<解説> ソフトウエアパッケージは、会計ソフト・販売管理等の業務用に作られており、利用者の要求に 合わせて機能変更が可能。
ア:インストール・・・ソフトウエアをハードディスクに組み入れること。 ウ:プラグイン・・・ソフトウエアに付加的な機能を提供するモジュール。 エ:リバースエンジニアリング・・・ソースプログラムなどの下流工程の成果物から、 仕様などを生成すること。
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平成10年問45 | インターネットのプロトコル | |||||||||||||||||||||
解答 エ
<解説> 以下の通り
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平成10年問46 | 調歩同期式の受信データ |
解答 ウ
<解説> 調歩同期式では、データを送信しない間は常にストップ信号「1」を送信している。 受信側は、スタート信号「0」に引き続く文字長(3ビット)を受信データと認識する。
100101001111
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平成10年問47 | パリティチェック方式 |
解答 ア
<解説> パリティチェックは、データ中の「1」の数が常に奇数または偶数になるようパリティ ビットを付加することでデータ誤りを検出する方法である。
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平成10年問48 | パケット交換 |
解答 エ
<解説> パケット交換は、データをパケットとよばれる単位に分割し、それぞれにあて先 情報を付加して送信する。
ア:ISDNでは回線交換(INS−C)とパケット交換(INS−B)が利用できる。 イ:パケット交換は、交換機で宛先などのチェックを行うため、網内遅延時間は 長くなる。 ウ:非パケット形態端末(NPT)も、PADを介することにより、接続が可能。
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平成10年問49 | LANの伝送路規格 |
解答 イ
<解説> 以下に表示規則を示す。
10 BASE 5 伝送速度 ベースバンド セグメント最大長 方式 ×100m
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平成10年問50 | LAN間接続装置 | |||||||||||||||||||||
解答 エ
<解説> OSI参照モデルでの階層を示す。
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平成10年問51 | 関係データベースの操作 |
解答 イ
<解説> 表に対する操作を以下に記す。
選択:特定の条件にあった行だけ抜き出す。 射影:特定の列だけを取り出す。 結合:複数の表の共通の列をもとに、1つの表にまとめる。 和演算:2つの表が持つ全ての行を集める。 積演算:2つの表が持つ行のうち、共通の値を集める。 差演算:2つの表(A・B表)について、A表からB表と共通する項目の値を 持つ行を除く。
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平成10年問52 | DBMSの機能 |
解答 ウ
<解説> スキーマを定義するためには、DBMSの定義機能を用いる。
ア:データベースシステムの安全性を確保するためのアクセス制御、暗号化などの 機能を提供する。 イ:データベースシステムの耐障害性を高めるため、ロールバック・ロールフォワード等を 提供する。 エ:データの正しさを保証するため、さまざまな整合性制約を提供する。
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平成10年問53 | DB更新中のシステム障害 |
解答 ウ
<解説> データベースに対する障害回復を、ロールバックと言う。
ア:データベースに対する更新を確定させること。 イ:ジョブを再開する際に途中からはじめられるように、適切な間隔でプログラムの 状態等を補助記憶装置に書き出しておく。 エ:ログファイルの更新後情報を参照し、トランザクションによる更新をデータベースに 反映する。
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平成10年問55 | システム構成 |
解答 ウ
<解説> デュプレックスシステムとは、システム処理系と待機系で二重化し、処理系に障害が 発生した際に、待機系に切り替えて処理を続行するシステム構成。
ア:密結合型マルチプロセッサシステムに関する記述。
イ:タンデムシステムに関する記述。
エ:デュアルシステムに関する記述。
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平成10年問56 | システム処理量の指標 |
解答 ウ
<解説> 設問のような仕事量を、スループットと呼ぶ。システムの評価に用いられる。
ア:記憶装置に要求を出してから、データ転送が完了するまでの時間。
イ:システムが必要とする時間や記憶容量のうち、実際の処理とは無関係なもの。 OSの起動時間や記憶領域などがこれにあたる。
エ:システムに入力を開始してから、完全な処理結果が出力されるまでの時間。
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平成10年問57 | RASIS |
解答 ア
<解説> RASISとは、
信頼性(Reliability):システムの故障のしにくさ。 可用性(Availability):システムが使用できる可能性。(稼働率) 保守性(Serviceability):システムの保守しやすさを示す。(平均修理時間) 完全性(Integrity):システムを複数の利用者が使用するときの、不都合の 起こりにくさを示す。 安全性(Security):システムに対する犯罪や災害に対する強さを示す。
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平成10年問58 | MTBFとMTTRの意味 |
解答 ウ
<解説> MTBF(平均故障間隔)を長くするには、システムを2重化するというような冗長構成が有効 である。
ア:MTBFとMTTRには直接関係がない。
イ:信頼性の指標はMTBFであるため、MTBFが短ければ信頼性は低くなる。
エ:稼働率はMTBF/(MTBF+MTTR)で表すため依存する。
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平成10年問60 | プロトタイピング |
解答 イ
<解説> プロトタイピングとは、システム開発の早い段階でシステムの試作品(プロトタイプ)を 作成し、これを評価する事でシステムに対するユーザー要求を明確にする方法である。
ア:プロトタイピングは開発モデルに依存しない。
ウ:ユーザーインタフェースも含めた他の機能も広く確認できる。
エ:使い捨てになる場合もあるが、そのまま運用まで行く場合がある。
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平成10年問61 | DFDの要素 |
解答 ア
<解説> DFD(データフローダイアグラム)は、業務の流れを図式表現する技法で、 システムの要求定義や要求分析に使用される。 DFDの記号は、下記4種類のみである。
データフロー データストア 外部 処理(プロセス)
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平成10年問62 | テストの実施順序 |
解答 ウ
<解説> ウオータフォールモデルによる開発では、基本計画からプログラミングまでは 「トップダウン」で進み、それ以降は「ボトムアップ」で進む。
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平成10年問63 | ボトムアップテストの特徴 |
解答 エ
<解説> ア〜ウまでは、トップダウンテストの説明である。 トップダウンテストでは、下位モジュールをシミュレートするのに「スタブ」が必要。
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平成10年問64 | ホワイトボックステスト |
解答 エ
<解説> ホワイトボックステストは、モジュールの内部構造に着目してテストケースを設計する 手法である。命令網羅は、全ての命令を実行し、条件網羅は、判定条件の真と偽の 全ての組み合わせについて、少なくとも1回は実行する。(逆は、ビックバンテスト)
ア:ボトムアップテスト イ:トップダウンテスト ウ:ブラックボックステスト
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平成10年問65 | ソフトウエアの品質特性 |
解答 イ
<解説> ISO/IEC9126ソフトウエアの品質特性に関する記述である。
ア:使用性(Usabilithy):操作性の良さ、覚えやすさ等。
ウ:移植性(Portability):移植環境適応性や他のコンピュータへのソフトウエア 移植作業のしやすさ等。
エ:保守性(Maintainability):バグ発見時の解析の容易さ、システムの拡張・変更 作業のしやすさ等。
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平成10年問67 | GUIの部品 |
解答 エ
<解説> GUIは、画面上のメニューやアイコンを、マウスなどのポインティングデバイスで選択 するだけで、容易に処理を実行できる操作環境である。
ア:チェックボックス − 複数選択が可能。 イ:スクロールバー − ウインドウ内の表示を上下、または、左右に移動する。 ウ:アイコン − クリックする事により、コマンドや機能を実行する。 エ:ラジオボタン − 排他的に選択する場合に用いる。 |
平成10年問68 | EUCの特徴 |
解答 ア
<解説> EUCでは、エンドユーザー自らが積極的に情報化を推進する。今後の企業の情報化に とって大切な事である。表計算ソフト・データベース管理ソフト等を利用して、自分の業務 処理や意志決定を進めていく。 情報システム部門にとっても、システム保守負担を軽減できる。
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平成10年問69 | 推計統計 |
解答 イ
<解説> 観察した標本(サンプル)のデータ(標本統計量)に基づいて、その母集団の特性値を 推測することを推測統計と呼ぶ。
推定:母集団の特徴を表す未知の特性値の値を、標本の観察に基づいて推測すること。
仮説検定:母集団の性質について想定した仮説が、標本の観察結果と矛盾しないか どうかを調べること。
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平成10年問72 | QC七つ道具 |
解答 イ
<解説> プログラムのステップ数とエラーの個数の関係を把握したいのであるから、2つのデータ の相関関係を見るのに適しているのは散布図となる。
ア:目的や目標を達成するための手法である。
ウ:特性と要因の関係を体系的に整理し、原因を探り出すための道具である。
エ:ABC分析などに使われるもので、棒グラフと線グラフの複合グラフから 全体の中での比率により、解決の糸口を見つけるために用いる。
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平成10年問76 | パスワードの取り扱い |
解答 イ
<解説> セキュリテー管理とアクセス権の割り当てのため、利用者の識別にはユーザーIDを使用 し、利用者本人かどうかの確認にはパスワードが使われる。 パスワードを他人に知られてしまうと、システムの不正使用や不法侵入に利用されるため 適切な運用が必要である。
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平成10年問77 | 公開鍵暗号方式 |
解答 イ
<解説> 公開鍵暗号方式は不特定多数の相手との暗号通信が可能なもので、それぞれが一対の 公開鍵と秘密鍵をもつ。 公開鍵で暗号化したデータは、秘密鍵で複合化でき、その逆もまた可能である。 公開鍵だけを公開しても、対となる秘密鍵がなければ暗号分の複合は出来ないため 安全である。 問題では、MさんからNさんに秘密の通信文を送るのだから、Nさんの公開鍵で通信文を 暗号化し送り、Nさんは自分の秘密鍵で複合化し、もとの通信文を得ることができる。
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平成10年問78 | 著作権法 |
解答 ウ
<解説> 音楽CDや著作書を許可無くコピーして、自分のホームページで公開する事は 著作権の侵害に当たる。
ア:WWWの性格上、他のページにリンクを張ることは一般に許されている。 但し、前もって了解を得る必要があるものがある。
イ:WWWの性格上、他のページを参考(構成等)に制作することは一般に 許されている。
エ:グラフィックソフトで作成した画像の著作権は、作成者本人にある。
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平成10年問79 | 労働者派遣事業法 |
解答 イ
<解説> 派遣先への転職を禁止する契約を結ぶことはできない。(第三十三条)
ア:N社の課長が、P君に直接指揮命令することは当然である。
ウ:派遣先または派遣元のどちらに苦情を申し出てもかまわない。
エ:派遣契約の内容として定めておく必要がある。(第二十六条)
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平成10年問80 | マニュアルの構成 |
解答 ウ
<解説> 利用者マニュアルは、ソフトウエアの導入時だけでなく、使用開始後も頻繁に利用される ものである。そのため、わかりやすく、機能や操作を調べやすい構成にしておく必要がある。
ア:用語解説
イ:リファレンス(参照ガイド編)
エ:始めるにあたって
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