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〈ヘッドハンター〉のその後

〈スペシャルXシリーズ〉/マイケル・スレイド

 エルヴァイラ(エルヴィラ)・フランクレンは、アル・フラッドが何をしていたかを知る唯一の生き残りでした。その彼女が『髑髏島の惨劇』でディクラークと出会ったのは、シリーズの展開を左右する重要な出来事だと思われます。

 実際には、ディクラークの立ち去る間際に、〈ヘッドハンター〉事件への関わりをささやかに口にした程度しか描かれていませんが(『髑髏島の惨劇』87〜88頁)、その事件で妻を失ったディクラークが、妻を事件に巻き込んだとみられている男(アル・フラッド)の話題に興味を示さないはずはなく(また、フランクレン女史が詳しく喋らずにすませるはずもないでしょう)、一部始終を聞き出したと考えるべきでしょう。

 つまりこの出会いが、一度は決着した〈ヘッドハンター〉事件が再び動き出すきっかけとなるのではないでしょうか。


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