状況
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フロントの足回りを弄っているとスタビのブッシュがつぶれた饅頭のように硬化してひび割れ状態を確認しました。
完全にブッシュが硬化劣化して駄目になっているのが分ります。
知人より他車にてアームのブッシュを交換したら足回りがシャキッとしたと言う話も聞いていましたが、ブッシュ単価は安いものの交換作業が大掛かりになる為、作業自体は今一お手軽ではありませんでした。
ビートのフロントの足回りはマクファーソンストラットなのでロアアーム(ロワアーム?)のブッシュを交換してみようか考え、いつものごとく中古品ロアアームを購入してOHする事に。
ロアアームに使用しているブッシュは3箇所ですのでこちらの新品部品を購入。
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ロアアームOH
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まずはアームの汚れを落としました。
ロアアームブッシュを引き抜く為にをプーリー購入(2000〜3000円ぐらい)。ブッシュのふちをカッターで削ってからプーリーのツメを引っ掛けて徐々にネジを締めていきます。
徐々にブッシュが出てきて取り出せました。
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ボールジョイントのブーツはクリップを外せば取り出せますが中にグリスが入っていますので綺麗にふき取ります。
残りのコンプライアンスブッシュははまっているだけなので外すだけです。
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ブッシュとブーツを取り外したらその接続部分やジョイント部をマスキングをしてシャーシブラックで塗装して錆び防止を実施。
十分に塗装が乾燥したら今度はブッシュをはめる訳ですがロアアームブッシュは万力がないと取り付けが無理です。
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万力で入れ込みますが、よく見るとブッシュに向きがあります。
右写真のようにゴム縁の大きさが左右で違います。
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ビート整備書には、ブッシュをはめ込んだ後に更に押し込んで、今度は逆側から押してブッシュの位置を調整するように指示されています。
ゴム部品の位置調整が必要です。
私はプーリーで左右から押し込んで調整をしました。
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コンプライアンスブッシュはただ交換するだけですので楽です。
右写真のボールジョイントのブーツについてはブーツの内側にグリス(リチウムグリスを使用しました)をタップリ補充してからはめます。
固定にクリップを使うのでラジオペンチでクリップをブーツに被せながらはめ込んでブーツ溝にはめ込んで固定。
はみ出たグリスをふき取ってOH完成〜。
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又、どうせ交換するならと言う事でフロントスタビのブッシュ、ワッシャー、ネジを新品購入。
外したワッシャーは変形している、ブッシュはひび割れ硬化している、ネジは錆びでボロボロでした。
すべて交換した方がいい状態でした。恐らくビートについているブッシュも同じでしょう。
ワッシャーは一箇所だけ違うものを使用しています。これはアームに固定している箇所です。
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外した順番に新品に組みなおします。
これでOHが完了。
ブッシュは強化品も出ていますが純正を購入してしまった為にお預けです。
スタビライザーボルトには長さがあってアームに取り付けられる方が長さが少し長くなっています。
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これでアームとスタビのOH品+新品への交換は完了です。
結構やりがいがありました。
OH品はこのまま数ヶ月眠っていました
交換した部品は下記になります。
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フロントロアアーム部品
51393-SD5-033 ロアアームブッシュA×2
51396-SS1-003 ロアアームブッシュB×2
53546-611-310 ボールジョイントシール×2
51467-SH3-003
アッパーボールジョイントサークリップ×2
(初めに頼んだものは52338-SL0-003でした)
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スタビ用部品
51315-SS1-000 フロントスタビライザーブッシュ×2
51313-SD5-000 スタビライザーワッシャーA×8
51314-SJ8-000 スタビライザーラバーA×8
52312-692-000 ワッシャーB×2
990112-SJ8-000 フロントスタビライザーボルト×2
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取り付け
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OH品の取り付けはジャッキアップして馬かけてまずは今まで付いていたアームを外します。
スタビブッシュからばらすのでまずはレンチでボルトをレンチで固定してから頭のネジを緩めます。
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外してからアームを固定している三箇所、4本のねじを外します。
ただ、ボールジョイントだけはネジを外しても外れません。完全に固着していました・・・・上からハンマーでアームを叩いて衝撃を与えて取り外しました。
結構外すのに苦労します。
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右中央写真のロアアームブッシュのネジ×1本
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右のコンプライアンスブッシュを固定しているネジかける2本
すべて556を吹きかけてから緩めています。
この4本を外せはアームは取れます。
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またロアアームブッシュ固定ネジの
90118-SR3-003 ボルト×2
だけは新品に交換しましたが元のネジは右写真のように錆が酷い状態でした。
また新品は形状が違います。リブが追加されているタイプでした。
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外したアームとOHしたアーム・・・・シャーシブラックの所為で新品に見えますので別物です。
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あとはOHしたアームとブッシュを逆にはめこんでいきますが、ボールジョイント部は下から叩いて押し込みました。
その際、スタビブッシュのボルトには長さが違う為取り付け時の向きがありますので注意
(長い方が下になります)
そして、ネジを仮止め状態でジャッキでアームを上げます。
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これはフロントスタビに過重(1G)をかけ通常の走行と同じ状態を擬似的に作り出す為です。
その状態でスタビのネジを閉めるとブッシュがたわんで行きますが気にしないで閉めます。(スタビブッシュを外す前のネジ位置を参考にしました)
※この際に左右のスタビをばらした状態で片側を閉めつけてしまうと片側がしめられなくなります。
本当はロアアーム以外のスタビライザーブッシュも交換したかったのですが今回は交換に手間取り次回になりました。
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まとめ
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増し締めして取り付け完了後、テスト走行。
ハンドリング的にフロントが軽くハンドル自体も軽くなりました。ブッシュ交換影響は十分に分ります。
足が「しなやか」になったと言うよりもゴムたわみを少し感じ、今までゴム硬化していたのがやわらかくなった所為だと思われます。
時速80kmぐらいでコーナーを曲がるとハンドリングが素直に反応するのが分り楽しいです。
私の素人的意見だとハンドリングがオーバーステオからアンダーステアーにちょっぴり移行したような感じに思われます。(リアをOHしていないので何とも言えませんが・・・)
交換直後は思っていたより効果が分らなかったのですが徐々に違いが分かると嬉しいです。
本格的には走らせない方でもワインデングを楽しむ程度だとしても違いが分ると思います。
単純に新車状態に近づいただけですが、リアのブッシュを直せばまた違ってくるのでしょうね。
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