STEEL

BEAT

メンテナンス


◆外装について◆

トランク塗装

 

日曜大工のレベル

 

最終更新日06/12/30

状況 塗装 まとめ    

状況

 

 

   
ボディカラーで赤が日焼けしやすいのは知っていましたが二代目ビートも赤で一度も全塗装はしていないことから色が滅茶苦茶になっていました。

朱色と曇った赤でバンパー、フェンダーが色ばらばら・・・・バンパーと鉄板で色が完全に分かれている状態です。
しかも夜間にヘットライトでボンネット照らすと白になる・・・色が完全に死んでる状態。

一代目も修正塗装のクリア塗装剥げの為に自分で塗装すると思って塗装などを揃えたのですが作業の大変さで板金屋さんに全塗装依頼。その時の購入した部材はそのままでした。

今回の塗装はクリアー剥げなどもなく単純に変色のみが特に酷いのがボンネットとトランク。

駄目元でトランクだけ塗装して見てみようと思い。99工房の缶スプレーを購入。(私の地域ではホームセンターは99工房でオートバックスはホルツ)
しかしカーニバルレットは売っておらずあくまでテスト塗装なのでわざわざ塗装を作ってもらうこともしないで代替としてミラノレットを購入。
ボディカラー色が違うとかこの際は気にしてません(笑)。

しかしメーカーの説明書だけでは心もとない。
HPで情報を集めるにも情報が全然ない。調べた限りでは塗装が足れてしまったとか下地処理をしっかりしていなかったので塗装が剥れたとか塗装までの経緯が殆どで塗装自体のポイントなどの具体的な事は見つからない・・・・具体的な方法とか対策とか分からず試行錯誤で開始。

塗装

   
まず、トランクの荷台を外して洗車。荷台の固定穴4箇所をテープで塞ぎます。

Hマークをへらで取り外し,鍵穴はマスキングで塞ぎ表面の油分を脱着するのが良いです。塗装をしない部分に紙テープを張り保護。

塗装表面をスポンジにやすりがついているものでよく磨いて塗装の乗りをよくする下地作りを行いました。磨いている最中、塗装が落ちてきます。これをしっかりしないと塗った塗装がはがれます。

磨き後、水洗いをして綺麗にふき取り今度は塗装が付着しないように新聞紙で回りを覆いました。これは大きめにした方がいいです。
予想以上にスプレーダストが飛ぶためです。

スプレー缶は塗る面に対して直角にして平行にスプレーします。手首のスナップは使いません。距離は一定です、距離に関しては20〜30cmぐらいですが案外付着しないでダストのまま飛んでいくように見えます。

この点はプラモと基本は同じなので別に気にしないで作業しました。

ただスプレー続けると缶が冷えるので止めて暖め直しはしました。

どうやら缶は思っていた以上に塗れる面積が小さく、ダストの粒子も粗い様です。

0.5缶ほど塗っておわり。塗装皮膜が薄く感じます。
取りあえず真っ赤になりました。
磨きをする為、一週間ほどそのまま自然乾燥。

いざ磨くのですが、コンパウンドと耐水紙やすりで磨く前にスプレーに沿って光の反射光を見ると「鳥肌のようなザラザラ面」と「綺麗に光っているつるつる面」に分かれていて普通に手で磨いている分にはこの鳥肌のスプレーダストが綺麗に磨き落とせない・・・・。

どうもこの塗装、粒子状での硬化速度が早く、なじみがあんまり良くないような感じ。細かい粒子の状態のまま硬化したものが光で鳥肌に見えている様。

手動で磨くにも大変なのでプロにバフがけしてもらったら塗装薄くて元の赤(朱色)が見えた・・・・。これでは全然駄目なのでもう一度、厚く塗りなおし今度は1.5缶分を使用しました。

磨きを考えると指定量よりも厚めに塗らないと駄目。

どうもメーカーの塗装作業方法を見てみると数回重ね塗り、距離を開けてするとなると塗装厚みが薄くなってしまい、それほど塗装が付着してくれないように見えます。とは言っても何度も重ね塗りすれば垂れの危険も出てくるので塗り方も難しくなると思いますけど。

余談:シルバー系は薄く塗り、光沢はクリアーでカバーするようです。

ソリットはクリアーを塗らないと言われていますがもちろんクリアで光沢を出す方が塗装皮膜保護としてはいいようです。

しつこいぐらい重塗って乾燥後に二度目の磨きを塗装屋に頼んだ所、塗装の厚さが分からないからとある程度で磨いて止めてもらいました。

表面の鳥肌は大分は消え光の反射の角度で部分的にそれらが見えますが普通に上から見ると鮮やかな赤です。

鳥肌の部分は手で触るとつるつる・・・十分磨かれている。これを完全に除去するには塗装を更に磨くことで解決できそうですが・・・塗装の厚さも良く分からないのでこのままです。

この赤を塗った事で他のすべての箇所が朱色に見えるようになってしまいました(笑)。

塗装においてはプロでも磨きは仕上げとしては大切と言っていました。

色については近くで見ても均等に揃っていて、光加減で鳥肌のように反射光が部分的に見えるのが今後の課題です。

結局、自作として鳥肌が除去し切れなかった課題はあったものの塗装むらもなく綺麗に塗れました。

まとめ

   

文章で書くと缶スプレーで塗装可能思われますが・・・・・これははっきり言って素人に簡単とは経験上とても思えません。

エアガンを使う場合とカンスプレーを使用する差は思っていた以上に大きく、車のように均一に大きい面積を塗るのに缶は適さないようですエアガンの面積よりも狭い範囲になる。(前に経験していたので良く分かっていましたが・・・・)
特にスプレー塗装は硬化が早い為、鳥肌を作り易くしているようです。塗装同士が馴染まない。

私はプラモである程度経験していたのでその延長だと思ってしましたが下手に手を出すよりもプロに依頼したほうがいいかもしれません。

実際に補修に手を出したけど上手くいかずギブアップして板金屋に持ち込むと言う事は良くあるそうです・・・・・結構カーショップなどで流れている説明ビデオを見ていると簡単に見えてしまうためでしょう。

また、塗装時のスプレーダストは広範囲に飛びますので広い場所でやらないと周りに迷惑が掛かることも配慮しないと駄目です。

まだ同色の塗装ではなく違う塗装を行うとなればまだ塗装の下地を作ったりと面倒になります。

今回の結果で一応、道が開けたので次はボンネットをしてみます。
見てもらった人にも「これ缶スプレー!!」「上手」と言う意見ですのがもうちょっと綺麗に出来ないかと思考しています。

それでも全塗装を缶スプレーで出来たら自分でも凄いと思います(笑)

本当は自分でエアガン購入して塗装すれば出来上がりがもっと良くなるのでしょうが日曜大工のレベルですからね。
エアガンまで購入するとなるとまた趣味性が高くなる・・・・まぁ〜ちまちま直していきます。

今回の経験も単純に「お金をかけない」をモットーに始めましたが板金代は作業内容から言って技術代なので高くないと思います。私もこんなことが無ければここまでしません(笑)

単純に安く数万円の材料での全塗装コースでどこまで出来るか、その結果そこそこ見れるレベルで・・・・と言う考え方です。

結論で言うとこれに注ぎ込む時間と浪費を考えるとプロにしてもらうのが一番楽です(爆)。

こんな作業は好きじゃないと出来ないでしょうね。

費用は5000円ぐらいでした。
材料:
カンスプレーミラノレッド2本
コンパウンド(細め、極細)
スポンジやすり
油落としスプレー缶
いらないタオル

余談:ホルツの補修マニュアルは99工房よりも結構親切に作業がかかれています。

今年した車作業で一番の疲労でした(笑)ガンプラ作っているほうが気楽です。
理由はガンプラは広範囲の単一面積を塗ると言う事はなく車のように数十センチの単一面を均等に塗りつづけるのは神経を使いましたから・・・。(人に見られる事を前提に作業するため)

メンテナンストップへ