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最終更新日15/08/26

コラム

コラム361

アニメで感動

  

 コラム355で話していた「聖戦士ダンバイン」を半年かけてTV全話を見終わりま した。

一年間を通じてTV放送された話でしたが、当時は放送を見逃したら見れないという環境の為、半分近くの話を見逃した結果となりました。
今回、初めて最初から最後まで見たのですが、今見ると話の展開を子供の頃は まったく分からず、メカだけを見入っていたのだなぁ〜と改めて思いました。

昔から記憶にあるのはTV放送当時、この話の最終回で子供の私は感動して涙を流 した記憶があります・・・・。

今思えば「伝説巨人イデオン」の最後に「聖戦士ダンバイン」は似てますが、当時の私はイデオンの最後(映画版)を知りませんでしたので、ダンバインの敵味方が全部死んでしまう終わり方に結構ショックを受けた記憶があります。

子供の頃に感動したと言う話は、話そのものを新鮮に素直に受け止めることでそう感じるのが大きいので、子供のころに「始めて観た」と言う事が大きい気がします。
似たような話を何度も観ていると段々新鮮さが失われて感動しなくなる・・・・・。

そういう意味で小学生から中学生の頃にみたTVアニメは今でも鮮明に覚えていたりします、しかも話だけでなく使われていた主題歌じゃない挿入歌や曲まで覚えていたりするので結構、夢中になって放送を観ていたと言う事なのでしょうね。

私の中でロボットアニメで感動した経験よりも一番感動したのは「さらば宇宙戦艦ヤマト」を映画館に親に連れてもらって最後の方で感動し過ぎて涙で映像がぼやけた事を今でも覚えています(苦笑)。

子供の私にとって影響力がすごかった作品です。

映画館で買ってもらったパンフレットはボロボロになるまで何度も見ましたし、本当に好きでしたね。

所がその後に「宇宙戦艦ヤマト2」がTV放送された時は嬉しくて毎週欠かさず見 ていたのですが、映画の「さらば宇宙戦艦ヤマト」と話が微妙に違う展開になりだし、最後は主要メンバーの殆どが死んでしまう「さらば宇宙戦艦ヤマト」とは違う終わり方でした。

子供心に話が二つに分かれたのでどっちが正しのか判らなくなった記憶があります。

今になって思えば子供なりに「何でみんな生き返ったんだぁ〜」と不思議でしょうがなかったのですが、ある意味、人気話を続ける為の手段だったのだろうと思うようになったのは、違う意味でショックでしたね。

人気が有ると死んだ人を生き返らせたりするのはアニメでも漫画でも良くある事だと思っていますけど、子供の自分にとってTVと映画であれほど話が変わってしまったのはちょっと納得がいかなかったのだろうと思います。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」がなくて「宇宙戦艦ヤマト2」だけしか知らなければこんな風に感じなかったと思います が・・・・・・・。

大人になって昔のアニメを見ると話によっては大人で見ると結構矛盾やあれ?と思うこともありますが、子供の自分が好きで観ていた話を今となっては同じように見れなくなったと言うことはそれだけ自分が歳を取って素直に話を楽しめな くなったという事なのでしょうね・・・。

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