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最終更新日17/10/27

コラム

コラム387

虫嫌い

   この頃、大人の男性でも昆虫苦手という話を聞きます。  

ちょっと苦手というのではなく、極端に言うと悲鳴を上げるレベル・・・・「そんな馬鹿な」と思ったら実際の話で、そういう人が結構多いようです。

例えば別コラムの「不快害虫」で書いていますが、自宅に蜘蛛とかが入ってきたとき、私は素手で捕まえて外に逃がすのですが、そんな話をそれらの虫嫌いの人に話すと「触ることなんて出来ない」と言う話になります。

毒をもっていたり、噛むなどの被害が出る外敵の虫(蜘蛛も昆虫では有りませんが・・・)ならば私も触ったりしませんが、カブトムシとか攻撃性があまり無い虫でも触れないような話を聞きます。

子供の頃、昆虫に限らず、カエルやザリガニ、後はミミズなどを捕まえたり触ったりしていましたので、全然これらの生き物に恐怖を持つことは無かったですし、周りに川、田んぼ、土手などに普通に生き物を見かけていたので、身近な存在だったと記憶しています。  

これらの話は子供の頃、平気で虫を掴めた人が大人になってからは無理と言う話ではなく、元々昆虫が苦手だったり、ある事が原因で今まで平気だったのに嫌いになったと言うような人もいるので人によって様々です。

子供の頃、虫の事とかをあまり理解していない頃、自然に触れ合う形で虫にも触れ合う事になるのですが、子供の頃に虫に触れないので、大人に成って虫の形が異常に見えたり、子供の頃、平気だった虫が大人になって子供の気持ちで昆虫に触れなくなるので尚更、気持ち悪いと思うようです。

私の周りで昆虫ではなくヘビが苦手な人がいますが、その人はヘビを見ると悲鳴を上げるレベルらしいので昆虫に限らず、形状の変わったものに対して心理的に恐れて いる人は結構多いようです。

男性だから女性だからというのではなく変わった形をしているものに対して恐怖を感じる・・・・図鑑とかで生態を調べれば慣れると言うのではなく生理的に嫌っているので、嫌っている生き物を見せて驚かそうとすると人によっては悲鳴どころか、失神すると言う話・・・・の場合もあるらしく本人にとってはその存在が恐怖そのもののようです。

もはや昆虫嫌いな人に理由はないのでしょう・・・・・・・。子供は知識や先入観もなく無邪気なので、平気でムシに触れると言うのが理由なのかもしれません。

 

そう言えば学生時代の友達が夜間の自転車運転中に口の中に蛾が入ってからは「蛾が大嫌いになった」と言う人が居ましたがそれは何となく分かる気がします・・・・・。

私も嫌いな昆虫が居ますが毒とか攻撃性による嫌いではなく、見た目が生理的に嫌うと言う物が殆どです。

子供の頃から足がたくさんあるものに対して毛嫌いを持っていた記憶があります。

蜘蛛やカニ程度は良いのですがムカデとか裏返しにしたカブトガニの足とか苦手。、でもカブトガニを上から甲羅を見た姿は嫌じゃないですが・・・・・など見た目で嫌うものは子供の頃から変わっていない気がします。

これらの異形の物を嫌うのは存在するとか存在しないとかではなく形に対して生理的に嫌っているので慣れるという事は無いような気がします。

しかし、子供の頃は昆虫嫌いだとするとその人を不思議に感じたのですが、自分が大人になると「昆虫嫌いでもしょうがない」と思うようになり受け止め方が変わってきたので不思議です。    

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