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◆足回り◆

リアシュー

 

リアシュー交換

 

最終更新日08/03/22

状況 ブレーキ まとめ    

< 内容 >

状況

 

 

   
フロントパット強化に伴いブレーキ時にフロント加重が大きく掛かるようになりました。

しかもショックのへたりと共にフロント加重が増大してしまい、少しのブレーキでも前につんのめるようになりました。
その対策としてリアショックのみ交換を行うことで大分緩和されたのですが一番の対策はリアブレーキも同様に強化するのが一番と言うことで社外品を捜して見る事に。

リアがディスクであればパットなのでいくらでも社外品が販売されていますがドラムブレーキのシューはまったくと言って良いほど販売されていません。

探して見たらGD3用のシューはメーカーとしてプロミュー、日清紡ブレーキで売られておりましたので日清紡ブレーキGD3用強化品/D4300を購入する事に。

購入した物は T5534-11 RF T5534-21 RRのリアset品です。
ブレーキ部分の材質が通常品と違うもののようです。

ブレーキ

   
しかし、取り付けに当たってはパットはともかくシューは交換した事が無いので友達に教えてもらう事に。
ただ聞いた話では誰もが面倒と言うことでした。

サイドブレーキ解除してから作業開始。

まずタイヤを外してドラムのケースを外しますがはまっているだけですが取れませんでした。ローターと同じ様に10mmネジをネジ穴にはめ込んでその力でケースを外しました。

外して見るとシューが前、後ろに挟まっておりそれらをバネで固定しているような構造。
実際にシューがトラムケースに押し当ててブレーキしており構造的に初期制動がいいのも分かります。

シューの磨耗は殆どしておらず全然交換しなくて良い状態で8割山でした。

まずはシューを固定しているピン(シューの中央部)をベンチで板バネを押し込んでロックピンを横から縦に回すとピンが取れます。
左右のピンを外してシューをフリーにしたらシューを左右で固定している下部のバネを外します。

右上写真中央の部分が油圧でシューを動かしてブレーキを作動させている部分です。

 

次に上部バネを外しますが-ドライバーでバネのフックを外しばらします。
そこまでばらすと縦に付いているバネと金具もばらせます。

片側のシューはサイドブレーキのワイヤーと繋がっているので外してOリングを外してシュー単体にして脱着は完了です。

右写真が本来ドラムに組み込まれている部品のレイアウトです。

ケース内のブレーキダストが有りますので拭取り清掃しましょう。

結構汚れています。

シューは前と後ろでピンが付いているタイプと付いていないタイプの組み合わせで1セットになります。(右写真では左側がピン付いているタイプ)

ピンがあるのは金具と縦バネにはめ込める為です。ブレーキ調整に使用されている部品にあたります。
ピンが無いほうがサイドブレーキのワイヤーに取り付けます。

右写真は今までの純正と社外品を並べたもの。

シュー組み立て時には反対側のドラムをばらさないで見本にしました(結構助かりました)

まずはシューをはめ込んで固定ピンをしてシューを固定後、ブレーキ調整用の金具を間にはめてから上部横バネをはめ、下部横バネをはめたら最後に縦にはまる金具とバネをはめ込んで終了。
その際金具は調整用の金具のギアに重なるように固定します。

分りづらいですが右上写真にシューを固定している下部バネが見えます。

同じ様に反対側もばらして組み立て。

反対側はばらしと組み立てを自分で出来ました。

何となく作業コツが分ったような分らない様な・・・・。

組み立て後、ケースにシューが接触している部分にグリスをつけシューを動かして馴染ませてからドラムケースをはめてタイヤ固定のナットでケースを固定

サイドブレーキの調整が必要になるので内側に付いているゴム蓋を外してその穴からマイナスボルトで中の調整用の金具のギアを押してまわすことで調整部品の長さが伸びる事でブレーキ調整が出来ます。(右写真でドライバーを差し込んで調整中)

尚、ギアをどのようにまわしたらいいのかはばらした時に確認しておくと良いでしょう。

ケースは初め簡単に回ったのですがある程度調整していたらケースの回りが渋くなったのでその時点でサイドブレーキを何度も上げて微調整をして完了。

ハッキリ言って一人では交換無理でした。作業指導のK君ありがとう。

次に自分で・・・作業というより面倒でしたくないです(笑)。

まとめ

   
当たり前ですがフロントブレーキを強化したらリアも強化しなくてはなりません(特にFFは)。

ただしドラムディスクの場合はディスクパットと違って全然簡単ではありません、交換だけでしたが不慣れも手伝って約3時間かかりました。

ドラムディスクもメーカーによって多少違う様でホンダは交換作業が面倒な構造のようです。

交換後に実際に走った感じではリア側のブレーキが効いているのが分りフロント加重が少し減りました。

全体的にブレーキが強くなったと言うよりは後ろのブレーキ動作が強くなったというのが正解でしょう。

作業感想としては交換作業に自信が無い人やシロウトは絶対に手を出してはいけない箇所ですね。組み立てられなくなったりサイドブレーキが効かなくなってしまったりする危険性もありますので作業は自己責任としても注意が必要です。

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