STEEL

NSX

メンテナンス


◆エンジン関係◆

点火プラグ

 

プラグの選択ミスをしている危険性

最終更新日03/07/15

状況 原因 まとめ    

状況

 

 

   
MATRIXのメンテで点火プラグを調べてもらったら6本中、1本が死んでいました・・・。
今迄付けていたのはディラーで売られていたちゃんとしたプラグだったのですが・・・・「何で?」と言うのが正直な話した・・・。

原因

 

 

   
NSXのエンジンは点火プラグの発火効率を高める為にデストリビュータ レス式のダイレクト・イグニッション・システムを使用しています。
当時、こんな事をしている車は他には無く、とんでもなく凄い事をしているエンジンでした。

ダイレクト・イグニッションは、今では軽自動車でも使用しているぐらい普及してしまいましたが、パワーや燃焼を上げるのに効果的なシステムです。
ですが、NSXの場合、プラグの頭が固定式の物で無くキャップ式だとダイレクト・イグニッションをプラグに被せた時に接点がぐらつく場合があり、接点部の電気的接触不良を起こしてプラグが駄目になっている事があります。
この事を知らない整備士も多いそうです・・・・・。

今回、私のNSXも1本死んでいました・・・と言う事は、レイバックさんよりエンジンのスロットルニードルだと思われたアイドリング不調の原因がこのプラグの可能性も在ると言っていました。

右写真、真中のプラグが接触不良を起こして死んでいたプラグです。
右下写真の左のプラグが固定式で残りはキャップ式です。
固定式は先端に穴が無いのが特徴です。

まとめ

 

 

   
市販されているメーカーのプラグサイズがOKでもプラグが固定式かキャップ式で『○』『×』が在るとは・・・。

しかも社外品では固定式のブラグは数が少なく、購入前に確認が特に必要です。
結構、NSXプラグの違いを知らない人(整備士)も多く、間違ったプラグを付けている場合もあるそうです。
今回の私がまさにそうですが・・・・。

純正品は基本が6番で、部品表の中に7番があるので、場合によっては純正の7番を使用しているのが安全と言う事でした。
今回の私のエンジンには7番(98079-5714H)×6本使用しました。

 

 

   

 

 

   

メンテナンストップへ