第一回 “どーするんだ、『美奈のへや』”の段

S:内野手、コスチュームプレイヤー
T:主に捕手と内野、仕事以外のことに情熱を傾注

九段下、居酒屋「A」にて


「いやー合宿はあんなにちゃんとやるとは思わなかったよ。しんどかったね」
「ノックのキャッチャーで息が切れてましたからね。まったく脆弱な体で」
「ランニングしてるとき、何でこんなことしなくちゃいけないのか、と思いながら意識が遠のいていくのを感じたよ」


グランド1周もしましたからね。そもそも食べ過ぎです。行きの車でおにぎり4つ食べて、足柄SAで思いっきりロッテリアのセットメニュー食べて、その後すぐ練習だっつーのに食堂でビール飲んでカツ丼食べてましたからねぇ。午前中に3食とって、すぐ野球やったらヤバイですよ」
「横っ腹が痛くなるかと思ったよ」
「食べてすぐ走って横っ腹痛くする・・・そんな36歳、聞いたことありません」
「だいたい俺はうまくなろうなんて思ってないの。ユニフォームを着てグランドに居たいだけなんだから」

「コスプレですか。ユーティリティプレイヤーはいるけど、コスチュームプレイヤーっつーのは球史始まって以来初かもしれませんね」
「そうだろう。へっへっへ」
「何で誇らしげなんですか!女性ならまだしも、オヤジのコスプレなんてご免だ!」
「そう言えば美奈さんのユニフォーム姿をしばらく見てないね」
「美奈さんはコスプレじゃないでしょ。ユニフォームを着ることだけに満足感を得ているわけじゃないんだし・・・」
「いやいや、わからんよ。俺だってイクときとイカないときがあるんだから」

「気持ち悪いなあ。イカ臭いままグランドに来ないでくださいよ。だいたいコスプレじゃないって言ってんじゃないすか。話の軸がずれてます」
「そーいや、未だ工事中の“美奈のへや”もそーいった方向のコンテンツではないの?」

「そーいった方向への期待も高いようですが・・・実際、たいした構想もなくコンテンツだけ立ち上げてしまったので、どーしようかと考えているんです」


「ヒット数を稼ぎたければやはりアダルトコンテンツが必要だろう。実際、画像は美奈さんである必要はないんだから、日本に100人ぐらいいると言われる、モロ出しさんの一人にコンタクトを取れれば、充実した内容を展開できるんじゃないかな」
「マジ口調でどこまで話を飛躍させてんですか!モロ出しさんが日本に100人って、どーゆー情報なんだ・・・」


「いろんなページで、いろんな画像を見てるけど“あっ、この人見たことある”って娘が何人もいるんだな。最近では見たことない娘にお目にかかるのが珍しいぐらいだから、やはり100人ぐらいだと類推するのが妥当と言えるだろう」

「何が“類推するのが妥当”ですか!“100人ぐらいいると言われる”って、誰も言ってない独自の調査じゃないですか!まったく、そんな調査結果を出せるほどそんなもん見てるとは・・・負けましたよ」
「勝つと思うな、思えば負けよ」


「はいはい。“美奈のへや”についてはも少し現実的なアイディアをほしいけど、Sさんにふると閉鎖されそうなことしか思いつかなさそうだな。言っときますけど、このHPのプロバイダはBIGLOBEですからね。思いっきり国内ですから」

「チータの名曲を軽くいなしやがって。んなもん、簡単につけたりとったりできるモザイクソフトがあるんだから、国内だろうと問題ない。何ならそのソフトのダウンロードボタンを画像の横につけときゃいいんだよ


「豪快なご意見で。参考にさせていただきます。やはり更新を美奈さんにしてもらわないと臨場感に欠けますからね。名前だけ借りて更新してるのがWeb Masterっていうんじゃ興ざめしちゃうからなあ。そこが難しいところですね」
「強引に話を戻したな。でも、そこまで考えたらものすごく制約されてしまうと思うよ」
「これを読んだ皆さんからも、いいアイディアがあったら掲示板でも、メールでもいただけたら幸いです」
「ついに公募という手段にでたな。そのぐらいの必死さが仕事にもほしいね」
「うっ、しまった」