サトシの日記 2000年11月

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11月29日
 サッカークラブチーム世界一決定戦・トヨタカップ観戦。
 毎年この時期に行われるトヨタカップですが、正直それ程面白い試合をみせてもらった記憶がありません。今年の対戦はスペインのレアル・マドリ−とアルゼンチンのボカ・ジュニア−ス。かたや常に最強を求められるスペインの巨人、かたやマラドーナ・バティストゥータ等を輩出したアルゼンチンの名門。こういう書き方をすると嫌が上にも期待が高まりますが、結論から言っちゃうと今年もそれ程面白い試合とは言えませんでした。
 前半の15分にボカが2得点を先制、さらにレアルがロベルト・カルロスのゴールで追撃という荒れた展開でした。
 ロべカルのゴールはまさに魔法の左足としか言い様がないスーパーゴールでした。今日の前半のロべカルは驚異的な能力を見せつけましたね。
 他に目に付いた選手はボカのFW(名前忘れたけど、2得点とった奴じゃない方)。この選手に限らずボカの選手は狭い地域にドリブルで切り込んでいくのが上手いっすね。いかにもアルゼンチンの選手という感じでした。
 対するスター軍団R・マドリ−ですが、ん〜・・・・。まずフィーゴですがこれは明らかに調整不足でしたね。フリーで蹴らせてもらったボールの精度はさすがですが、ちょっと寄せてこられるとあたふたしちゃいました。ユーロ2000で見せてくれたフィーゴとはまるっきり別人でした。残念ながら。それにしても中継のアナウンサーが65億円(フィーゴの移籍金です)を連呼してうんざりしました。このTV局のアナウンサーといえば五輪の「ゴールゴールゴール・・・・・」で叩かれた奴とか、ろくなもんじゃないっすね。
 前半はレアルの反撃をボカがしのいでしのいで、という感じで見応えもありましたが、後半は見どころなしでした。レアルは後半ばてて攻撃力が落ちたし、ボカは守りにはいってしまいました。勝負とはいえここまで徹底して時間稼ぎにこられると見ていて引きます。試合はそのまま2−1でボカ・ジュニアースの勝利。
 さてどうなんでしょうかね。たぶんヨーロッパのチームからするとエキシビジョンマッチ程度の認識なんじゃないのかなあ。欧州チャンピオンズリーグをのタフな試合を勝ち抜いた時点で、自分達が世界一という自負があるのだと思います。僕もその通りだと思います。南米のチームは「ヨーロッパに一泡ふかせたる」くらいの思いはあるかもしれませんが、どうしたって真剣勝負って感じは薄いです。ま、お祭りだと思えばいいんだろうなあ。



11月27日
 Jリーグ2ndステージは鹿島の優勝で幕をおろしましたが、我が名古屋グランパスは最終節は川崎Fをなんとかくだし7位という結果でした。
 注目のストイコビッチの動向ですが、最終的な結論がでたようです。やはり来年の夏まではグランパスの選手として現役を続行、その後はユーゴ代表監督に内定しているというウワサですが、これについては確定という話ではないみたいです。
 ついでにいうとジョアン・カルロス監督は続投だそうですが、これはまあ当たり前ですね。主力3選手を放出してまでフロントがまかせた監督ですから、1年位でバイバイされちゃかないません。このオフも戦力の補強をかなり強硬に要求するようですね。来年それなりの成績を残したいなら、まず守備の要になる選手の補強は100%絶対に必要になります。J2落ちが決定した京都パープルサンガから移籍を希望している遠藤あたり狙ってみたらどうかな・・・?

 辻由美「カルト教団 太陽寺院事件」読了。94年〜97年にかけてフランス、スイス、カナダを舞台に70人を超える集団死事件をおこしたカルト教団・太陽寺院の謎に迫るノンフィクション。期待していたよりは面白かったです。しかし良いところまでいきながら、結局何が何やら最終的な答えにいきつかないまま終わってしまっているみたいで、ちょっと消化不良気味っす。ま、それはこの著者のせいというよりは、事件自体が終結していないからみたいなんだけれども。



11月26日
 Jリーグ最終節、鹿島アントラーズ対柏レイソル観戦。
 勝ち点差はわずかに1鹿島がリード。勝った方が優勝の大一番です。サトシとしては鹿島を応援したいところです。なぜならレイソルのFW・北島の顔が大嫌いだからです。
 熱のはいった好ゲームでした。柳沢の縦の突破にギリギリまで我慢して飛び込む明神。ファンソンホン(漢字がわからんのね)と北島の強力2トップを跳ね返す鉄人・秋田。互いにスーパーサブ・砂川と本山を送るタイミングをはかるスリリングな展開でした。
 前半はレイソルペース。中盤からの速い寄せからのサイドアタックで安定感抜群の鹿島DF陣から何度か決定機をつくりだしました。対する鹿島は柳沢のポストプレイが目立ちました。この選手好きです。しかし互いにフィニッシュを逃し0−0で折り返し。
 後半は一転して王者・鹿島のペースとなりましたが、やはり決め手を欠きました。柏DFでは明神、薩川の活躍も目立ちました。残り15分で登場したドリブラ−・本山はイマイチでしたね。
 延長にはいるとレイソルはこれまで守備に専念させてきたアジアの壁・ホンミョンボをなんとトップに近い位置にいれてきました。なんでも出来る選手であるとはいえ、本来リべロの選手を大胆に動かすものです。こういう状況の試合ならではの采配でしょう。
 引き分けでも優勝の鹿島ですが、ここまでは一貫して攻撃の姿勢を見せていました。しかし延長も後半にはいるとチーム全体が別のモノに変わりました。ベテラン選手、外人選手はもちろん若手の選手までもが徹底したボールキープの時間稼ぎです。この隅々まで徹底した姿勢はすごいものです。鹿島の強さの一端を見せられた気がします。
 結局試合は0−0の引き分け。勝ち点差1はかわらず鹿島アントラーズの優勝です。
 それにしてもこれだけの試合を見せてくれるのですから、両チームのファンが本当にうらやましいです。


11月25日
 今日は土曜日ですが、久方ぶりにお休みです。ずっと日月休みの日が続いていたので、土曜日にお休みだとなんか違和感がありますね。
 昼飯を食べに外に出たら、こうるさい学生服どもがハバをきかせていました。後ろからげんこつでどついてやりたくなるけれど、もちろんそんな事はしません。やったら多分フクロにされるしね(汗) ま、いいか。いつみてもださい学生服にまじって、可愛いセーラー服(もちろん個人差はあるんだけれど)も見れるから♪

 東野圭吾「卒業 雪月花殺人ゲーム」読了。ま、普通のミステリーです。特別に面白くもつまらなくもありません。この本は茶道の事が絡んでくるんだけど、この作家さんはなんというか抽き出しの多い作家さんですね。
 ところで今数えてみたら、先日読んだ「冷たい密室と博士たち」でちょうど今年100冊目でした。最近あまり本を読んでいない様な気がしていたんだけど、けっこう順調なペースですすんでたんですね。
 最近はビールを飲みながらでも、かなり正気を保ったまま読書が出来るようになってきたので、これがかなり効いてます。



11月23日
 今日は祝日なんですね。いつものとおりに知りませんでした。会社に入って以来元日以外の祝日を休ませてもらったのは数える程しかおぼえがありませんね。
 年内は極端に忙しい日が続きそうです。(一応、建て前の上では)週休二日ですが、ほとんど毎週休日出勤がありそうです。ちょっと泣きそうっす。


11月20日
 浦和レッズがJ1昇格を決めました。ようやくという感じですが、やっぱりレッズみたいな人気のあるチームはJ1でやるべきですね。それにしても浦和レッズと阪神タイガースはかなり似通ったイメージがあります(笑)
 名古屋グランパスはリーグ再開後3連敗っす(泣) リーグ優勝の行方はガンバ大阪、鹿島アントラーズ、柏レイソルの3チームにしぼられました。Jリーグ創立以来常に下位チームの常連でありつづけたガンバ大阪が優勝するかもしれません。リーグ優勝を先にもっていかれるのは正直いってかなり悔しいっす。鹿島がんばれ・・・虚しい応援だよな・・・。

 阿部和重「インディヴィジュアル・プロジェクション」読了。なかなか奇妙な味のある小説です。なんか荒削りみたいな感じもするけど、嫌いじゃないです。
 森博嗣「冷たい密室と博士たち」読了。さて懸案の(?)森センセーの作品っす。ん〜、やっぱりどうも好かないですかねえ・・。面白くないことはないし、文章は上手いしすいすいと読みすすめるんだけどね。なんかね。好かん理由の一つとしてサトシは基本的に密室嫌いだというのは、間違いなくありますね。
 あ、でもこの本の中ですごく気に入った部分がありました。
 主人公の1人西之園萌絵が携帯電話を持たない理由に答えるセリフです。
「いつも電話に出なくちゃならないほど、私、プアーじゃありませんから」
 素晴らしいですね。サトシもこれからこう答える事にしよ〜・・・・って、こんな事実際に言ったら嫌われますね(笑)



11月18日
 浜田省吾のベストアルバムを買いました。渋いです。サトシは自分で言うのもアレですが、ちょっとロリがはいっているんだけれど(汗)こういう渋いのも久方ぶりだと良いですね。
 サトシはこの人に声が似ている(らしい)ので、カラオケでよく歌わされるんだけど、本当は天使の歌声的な高音を出したいんだよね。ロリだし(汗)

 大住良之、後藤健生「ああいえば、こう蹴る」読了。マニアックなサッカーの対論集です。マニアの方だけどうぞ(笑)



11月17日
 いきつけの本屋さんに新入社員(あるいはバイト君)がはいってました。どう好意的にみても賢そうとは言い難いイガグリ頭の小僧です。
 おそらく今日が初めての実地研修だったのでしょう。店長(らしきおっさん)が横についてレジを打ってました。たぶん、こういう仕事ははじめてだったんでしょう。あるいは社会に出て働くという事自体がはじめてだったのかもしれませんが、もう可愛いですね♪ このおどおどした態度(笑) サトシは開店直後に行ったので、たぶん彼にとって最初のお客さんという事になるのでしょう。逐一店長に教えられながら作業してましたが、教える店長も緊張してたんでしょうか? レジを通さずに袋に入れだす始末です(笑) なんとか作業を終え商品を受け取ると「あり、ありがとうございました」 かんだ!!(笑) ホントに可愛すぎます。イガグリ頭じゃなくて、可憐な少女だったらもっと良かったんだけでね。
 それはそれとして、誰かにとって初めてのお客になるというのは悪くないですよね。


11月15日
 3日ほど留守にしてました。それほど忙しかった訳じゃないですけど、実家でゴロゴロ転がってきました。

 兄貴のところの二人目の赤ちゃんが産まれたので、お祝にいってきました。一人目の子を初めて抱いた時には、ガチンガチンに肩に力がはいってしまって、我ながらおかしいくらいだったけれど、ちょっとは赤ちゃんのあつかに慣れたんでしょうか。今回は比較的自然な状態でヨシヨシしてきました。産まれたばかりの赤ん坊なんてまるっきりお猿さんと変わらないけれど、なんでこんなに可愛いのかな? 叔父バカ万歳(笑)

 K.羽音「君の孤独のそばで」読了。いわゆる青春文学というやつですが、もうこういうの大好きです♪ 俗な言い方ですけど胸がキュッとなります。サトシは高校生の時にはこういう本は全然読まなかったんだけど、やはり8年位前に読んでおくべきだったのでしょうね。



11月11日
 わかりやすいですね。今日はポッキー&プリッツの日です。年間365日、色々な日があるものです。ポッキーもプリッツも5年は食べてない。特に食べたくもないし。
 
 今まで頑張って毛布一枚で寝ていたんだけれど、さすがにそろそろ厳しくなってきました。もともと重い布団をかぶっているとなんだか寝苦しいので、少々寒くても軽いものを好んでいたんだけど、寒くて目をさます様になってきたらさすがにかなわないですね。
 日本の初冬でこんな事を考えているようでは、フィンランドとかでは暮らせませんね(暮らさないけど) フィンランド人ってどんな格好して寝てるんだ?(笑)


11月9日
 なんか書く事がないんだけれど、さぼり癖が染み付かない様にする為になんか書きます。
 グランパスが負けました。絶っっっっっっ対に落としてはいけない試合でしたが、落としました。ベンゲル時代からずっとこの勝負弱さは変わっていません。ベンゲル前は勝負強さ以前の問題でしたが。
 この敗戦でリーグ優勝は(ほぼ、確実に)なくなりました。ピクシーのラストイヤーに華を持たせる事は出来ない様です。本当に、すごく残念です。
 
 イチローが14億円(どういう意味の金額だかよく知らないんだけど)だとか、アメリカの大統領選挙は盛り上がって面白そうだとか、風邪がなかなか良くならないので(そして悪くもならないので)うんざりだとか、それ位ですかね、書くべき事は。はしょっちゃいましたが(笑)


11月7日
 大魔神・佐々木投手がメジャーリーグの新人王を獲得しましたね。おめでとうございます。やっぱり日本人投手なら充分に通用しますね。
 で、イチローはどこのチームに引っぱられるんでしょう。マリナーズが有力らしいけれど、マリナーズって任天堂のチーム(正確には違うのかな?)じゃなかったですかね。なんか別のチームにいってほしいなあ・・。

 天童荒太「あふれた愛」読了。昨年(だったかな?)「永遠の仔」でブレイクした著者の短編集。ちょっと泣けて暗い話ばかりですが、暗くて泣けるという点において「永遠の仔」に勝てる小説というのは、僕が知る限りでは存在しません。しかも「永遠の仔」には救いというものがほとんどありませんでした。こういうのも悪くない様な気はするけれど、やはりかすかにでも希望が感じられる話の方が好きですね。



11月4日
 チャラのベスト盤「Caramel milk」を買いました。ベストなので買おうか少々迷ったんだけれど、結局買っちゃっいました。どうしたって好きなものは好きなんだよね。この世界にはどうしようもない事というのがあります。
 う〜ん、かなりのベリーベストですね♪ 名曲揃いです。久方ぶりに聴いたけれど「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は(個人的には)日本音楽史に燦然と輝く名曲中の名曲だと思います。

 金子達人「激白」読了。過去のインタビュー記事や、その他の評論記事なんかをセレクトしたものです。ラウール・ゴンザレスとドゥンガへのインタビューが面白かったです。その他はまあ、好きな人が読めばすれなりに面白いだろうという程度です。
 今日はナビスコ杯の決勝を見ましたが、鹿島アントラーズが優勝しました。心情的にはJ2落ちが濃厚な川崎フロンターレに勝たせてあげたかったところですが、いかんせん実力が違いすぎました。
 にしても鹿島ってたいしたチームですね。Jリーグ開幕当初からずっとトップレベルの実力を維持してるんだもんね。ベテラン選手の実力もたしかだし(ビスマルクなんて何年やってんだ?)、若い選手も次々に頭角をあらわしてきています。今日も鈴木タカユキ(だったかな?)という若い選手が目立ってました。
 我が名古屋グランパスは大黒柱のピクシーが抜けたら、かなりの確率で低迷期を迎える事でしょう。そうなる前に悲願のリーグ優勝を!! なんとしても!!!



11月3日
 知らなかったんだけど、3連休なんですね。最近どうにも曜日感覚がなくなっちゃって困りますね。なんか世捨て人みたくなってきた(笑)

 松岡圭祐「後催眠」読了。「催眠」「千里眼」シリーズの番外編みたいな感じです。「催眠」以前の物語ですが、主人公はほとんどなんの働きもしません。ちょっと泣かしにきてるんだけど、それほど泣けません。それにしても後催眠(京極の「塗仏の宴」にも出てきましたが)というのは、いささか汚すぎるような気がしますね・・。



11月2日
 暑いですね。11月だというのにこの蒸し暑さはなんでしょうか。これだけ寒暖の差が激しいと体調を崩しそうですが、サトシの風邪は予想通りアッという間に治ってしまいました。まったくこの健康な体を与えてくれた両親には感謝しなくちゃいけませんね。

 今日は木曜ですが、木曜といえば「クイズ・ミリオネア」です(違いますね・・汗) 4択クイズに15問連続正解したら賞金1000万円(途中でやめても正解数に応じて賞金)、という実に品の良い番組です。それにしてもかなりのヘナチョコ度がありますね、この番組。
 やはり同じ木曜で、おそるべきヘナチョコ度をほこる「週間ストーリーランド」とあわせての7時からの2時間が(ヘナチョコ・ゴールデンタイムとでもいうべきか)密かな楽しみになりつつあるサトシです(笑)